最新の観てきた!クチコミ一覧

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甘い手

甘い手

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2022/04/23 (土) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

10年以上ガラパを観続けて来ましたが、この作品がマイベストです。バカバカしくもそれぞれが真剣な、いくつかの伏線を最後に収束させて昇華させる展開は、脚本家の川口さんの最高傑作かと個人的には思っています。私のガラパ史上最も遠方の劇場でしたが、往復4時間かけて行った甲斐がありました。久々の生コメンタリー堪能して、大満足な時間でした。

甘い手

甘い手

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2022/04/23 (土) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「学校」という社会の二面性

 福岡市(と思われる)の高校を舞台に学生と教員の悲喜こもごもを描いた群像劇である。全編博多弁の台詞は活力がみなぎっていた。

ネタバレBOX

 高校2年の演劇部員・野村世界(荒木宏志)は1週間後に控えた文化祭で、隣のクラスが急遽上演することにした人形劇の台本を書いている。世界は隣のクラスの木内早苗(脇野紗衣)に思いを寄せているが、学内一の情報通である熊野宗助(友田宗大)から、早苗は先生と付き合っているという噂を耳にして心中穏やかではない。他方体育会系でツッパった部員の多いサッカー部の部長・古賀純白(古賀駿作)は、最近付き合いの悪い副部長の北山ヒロ(西山明宏)と大きな喧嘩を起こしてしまう。ヒロは皆に言えない悩みを抱えていたのだ。生徒指導室で二人をきつく注意した英語教師の館山絵リ咲(横山祐香里)は学生たちから煙たがられているが、彼女のくだけた一面は駄菓子屋の店主日ノ出まゆ(杉山英美)をはじめ限られた人しか知らない。館山は同僚の川崎一穂(山﨑瑞穂)と一緒に文化祭で踊るダンスの振付を3年の森古田緑子(悠乃)から教わっていた。緑子はクールビューティーぶりで井端芽吹(柴田伊吹)をはじめ女子学生から慕われているが、実は緑子にも皆の前では伏せている秘密があった。

 本作の主題は人間の二面性である。自分のキャラ設定に思い悩む多感な高校時代の葛藤が、コメディタッチで描かれていた点に好感を持った。また現実世界では葛藤があるもののネット空間では自由であるという描き方が現代的であると感じた。さらに学生だけでなく教員の二面性も描いたことで「学校」という社会の二面性が浮き彫りになったように思う。

 ネタの入れ方もうまい。自宅で飼っているウサギの体調が思わしくないため、不登校の妹・小枝(石井実可子)と一緒に献身的に看病しているヒロは、「マイメロディ」のアニメを観てウサギを飼い始めたことが恥ずかしいと言っていたり、その「マイメロディ」をきっかけにサッカー部員と館山が邂逅するという流れも周到に計算されていると感じた。また急遽人形劇を上演することを決めた教員の尾崎豊(椎木樹人)のあだ名が、ハムスターが回り車をひとりで回転している様子から「ハム」と名付けたなどうまいものである。

 私が疑問に感じたのは高校生を演じた俳優の自意識の所在である。登場人物の二面性を際立たせやがて底を割る作劇であるため、実年齢よりも若い配役が劇のリアリティとは異なるリアリティを生み出したため混乱を覚えた。たとえば世界が早苗と会う前にスキンケアをしたいから早く帰りたいと嘆く台詞は面白かったが、演じた荒木宏志にその台詞を言わせると劇の内容とは異なる意味が生じるように感じた。俳優と役柄の距離感は難しいところだが、この困難さを自嘲したり喝破するような自己批評の台詞や設定があってもよかったのではないか。他方で教員を演じていた俳優にその違和感はない。椎木樹人の人はいいが空気が読めない熱血教師ぶり、横山祐香里のエキセントリックな芝居が特に印象的であった。

 また文化祭の大どんでん返しは本作のハイライトであるが、おおよそネタが割れているために予想範囲内で終わってしまった点が残念である。カラオケでサッカー部員たちと館山が遭遇するところや、オタクぶり全開の緑子など部分では面白い要素が、文化祭へと至る大きなうねりに繋がっていればなおよかったのではないだろうか。

 本作は失恋し人形劇も失敗に終わった世界の新たな門出と、じつはちいさな頃から世界に思いを寄せていた隣のクラスの羽美みさこ(野間銀智)との展開を示唆する場面で幕を閉じる。このラストは腑に落ちるものの、欲を言えば群像劇で描いた「学校」という社会から見えてくること、全体を貫くメッセージを感じ取りたいと思った。
グレーな十人の娘

グレーな十人の娘

劇団競泳水着

新宿シアタートップス(東京都)

2022/04/21 (木) ~ 2022/04/29 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

応援している俳優さんが多数ご出演の、自分にとってはなんだか特別な公演でしたね。
肩透かしをちょいちょい喰ったけど、とても敷居が低くて楽しいミステリーでした。

グレーな十人の娘

グレーな十人の娘

劇団競泳水着

新宿シアタートップス(東京都)

2022/04/21 (木) ~ 2022/04/29 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ストーリーとしては面白かったです
ただ、どうゆう見せ方が正解だったのかな!?と、考えてしまいました

春夏秋冬

春夏秋冬

世田谷シルク

座・高円寺1(東京都)

2022/04/20 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/21 (木) 14:00

3年前の横浜版より広く天井も高い会場になったことで投影用スクリーンが巨大になり迫力増(笑)。それだけでなく横浜ではただの(?)白いパネルだったものが厚みがあり障子戸の付いた装置になったりとグレードアップしていわばデッサンとそれを元にした油絵、的な?
個人的には抽象表現で「想像の糊しろ」が大きい横浜版の方が好みだが今回のコレもアリ、みたいな。
また、終盤の「アレ」に女性の生涯を描いた他の芝居を想起。

ネタバレBOX

また、終盤での登山な面に想起した女性の生涯を描いた他の芝居とは「あゆみ」のこと。
板の上の二人と三人そして一人

板の上の二人と三人そして一人

映像劇団テンアンツ

小劇場B1(東京都)

2022/04/22 (金) ~ 2022/05/05 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

お笑い芸人の舞台にかける情熱をテーマに、上西雄大さんらしい昭和の香り色濃い、人情味と笑いに満ちた舞台劇だった。

はなれながら、そだってく。

はなれながら、そだってく。

ひとごと。

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/04/28 (木) ~ 2022/05/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

初見のユニット。私の苦手なパフォーマンス系。つまらなくはないが、面白いとも言えない。
 子どものテキストをベースに構成されたらしいセリフに合わせたパフォーマンスだが、残念ながらそのテキストに面白さを感じられなかった。小野彩加のパフォーマンスにクウォリティを感じた。子どもに見せることを想定しているようだが、子どもの観客はいなかった。

メリー・ポピンズ【3月26日~30日公演中止】

メリー・ポピンズ【3月26日~30日公演中止】

ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場

東急シアターオーブ(東京都)

2022/03/20 (日) ~ 2022/05/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

作品そのものが長い宿題になっていて、以前本を買ったが未読、映画は先には見まいと取ってある(この状態が10年以上)。すぐ手が届く所にある未知なるファンタジーが、舞台でロングランの報。いつか見られるな、と悠長に構えていたら東京公演終了が迫り、「わしがメリー・ポピンズか..」と若干の逡巡を払って観劇した。
(貴重な観劇枠であったので他の「ケダモノ」「フェアウェル、ミスター・チャーリー」のいずれかを決めかね、まず「ケダモノ」脱落、残る二つをギリギリまで迷った挙句こちらを取った。その判断の当否について言えば・・、「メリー・ポピンズ」はミュージカルとしての予想を超えては来なかった印象。全くの未知数であったもう一つを観たかった・・というのが正直な気持ち。)
とは言え、マジカルな演出は優れもの、緻密なテンポ感と緩急、歌唱力と、観客が「心地よく」なる道具立ては十二分に配され、「商品」として評価するなら「値段に相応しい中身でありました」と答える事になるだろう。

ネタバレBOX

自分はミュージカルの追っかけではないが、ミュージカルである『RENT』『リトルダンサー』に「感動」を覚えたのは、やはりドラマ性とそれを支える(補完する)楽曲という事になるのだろう。
過去僅かながら観て今一つだったミュージカルが「超えてこなかった」理由の大部分は楽曲に感情移入し切れなかった事によると思われるが、ドラマ世界を理解しきれなかった感触が残る場合は己の鑑賞眼の未熟さもあるか、とも思う。ただ今作は、ドラマとしては比較的シンプルである。
一点、子どもの空想的世界と大人の世界との接点が大きな楽曲の場面として描かれる部分がある。ストーリー的には「寄り道」であるが、得てしてミュージカルではこの部分に根底のメッセージを投射する要素があったりする。
前半、主人公たる「世話の焼ける子ども(姉・弟)」がメリー・ポピンズに連れられて公園に出かけ、人格化した銅像や羊たちと戯れる場面では、メリーのこの世ならぬ魔法あるいは子どもの想像力が、「現実世界のドラマ」に食い込む重要なファクターとして提示される。だが後半、メリーと友達になる若い煙突掃除夫と、その仲間たちによる転調に転調を重ねる壮大なダンスが、前半の「寄り道」をグレードアップしたものとして展開する。人々が知らない夜の屋根の上で、自由な世界を歌い上げる大曲では、つまらないしきたりに縛られない誇り高い精神(アメリカらしい)が二人の子供も巻き込んで歌い踊られて行く。(実はこの場面こそドラマ的には最大の見せ場に違いないのだが、楽曲では気持ちがもう一つ上に行けないもどかしさがあった。ティンパニーのドンドンの響きは作曲家的には「盛り上げ」効果を狙ったものなのだろうが、「行進」のようになってしまい(自由と権利を求めての行進が1950、60年代にあったと聞くがそうした時代を映したものだろうか)、屋根の上ならもっと浮遊とか飛躍をイメージしたい所、地上に引き戻される感じがあった。まあ私の感覚ではという話だが・・『RENT』を観た者としてはもう一つ突き抜けたい欲求を否めない訳なのであった。)
演出的には、三階席の後ろまで飛んで行くメリーの壮観なラストや、煙突掃除夫が舞台前面のプロセミアムの枠を一周歩く「見せ場」では、ロープが殆ど見えなかったり、「え、今のどうやった?」と目を凝らしてしまうプチマジカルな瞬間もあったり、場面転換の妙、装置の美しさと舞台技術を「ふんだんに」投入した感ありである。なのであるが、最終的に人はドラマを見、ミュージカルにおいて音楽とそれは不可分という事である。
そう考え来ると、子どもたちを正しく導く使命を担わされるメリーの人物造形についても、考える所があった。「この世ならぬ力(見えない所で使うが子どもには見せる部分もある)」「相手に有無を言わせぬ迫力」が強調されていたが、「子どもたちを導くようプログラミングされたマシーン(AI?)」に見えなくもない。人間として見るならそこに人格、性格気質が伴うがこの舞台でのメリーはそれらが払拭されている。このメリー・ポピンズ像はスタンダードなのか?? 今度は晴れて映画を観てみる事にしよう。
僕は歌う、青空とコーラと君のために

僕は歌う、青空とコーラと君のために

ヒトハダ

浅草九劇(東京都)

2022/04/21 (木) ~ 2022/05/01 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

映像配信を拝見。小劇場での鄭義信作演出舞台というのは結構久々な気が。それだけに劇場で受けるインパクトを取りこぼしてる可能性を思いつつ、配点。
とにかく鄭義信らしさが炸裂であるのは毎度の事である。冒頭から笑いを飛ばし客も巻き込み(時にはいじりも)高めに高めてシリアスがさらっと入り込む。今舞台は米軍相手のキャバレーの設定、生ピアノと歌がある。店のオーナー(梅沢昌代)以外皆男性でフォーハーツ(当初スリーハーツであったが序盤で韓国人脱走兵が加わる)を結成しており朝鮮戦争特需の時代を背景に糊口をしのぐ手段としてショーで食っている格好。皆歌える役者で手練れの演技派揃い「だからやれる」芝居でもある。
役者集団ヒトハダの旗揚げ公演という。昨年流れた公演を目にする事ができ満足だが、この所帯でのコンスタントな活動は(傍目に見れば)中々難しいと想像する。継続のレールに乗るためのアイデンティティ、ここにしか無いもの、かつ無くしたくないと思えるものを、願わくは見出されん事を。

時々展覧会

時々展覧会

時々自動

元映画館(東京都)

2022/04/28 (木) ~ 2022/05/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

由緒正しき日本の前衛。倒すべき敵は妖怪キャピタル(資本〈主義〉)。芥正彦の舞台を観に行った時と似た感慨に。
『人工地獄(Artificial Hells)』とまで言われているインタラクティブアート(双方向芸術)の世界。今回はコロナ対策の為、当初の予定の「作品(俳優)展示会」を断念。通常の舞台の形を取ることに。若者が目立つ客層は現代美術(コンテンポラリー・アート)の愛好家のよう。37年の歴史を持つこの劇団の訴求力の高さ。主催の朝比奈尚行氏の挨拶から始まり、後ろのスクリーンには映像や写真や絵が流れる。所々、朝比奈氏の解説入り。全てのマイクスタンドに血が滲んだ包帯が巻かれ、無機生物のよう。

まずスクリーンに旅一座の面々の冒険の旅が映し出される。これがPV調のかなり良い出来。体調不良で降板となったチカナガチサトさんも映像のみで出演。「東京少年」の笹野みちるを思わせる中性的な魅力。そしてその面々が会場に入ってくる。
サーカス団のような思い思いの出で立ち。全員歌唱力は折り紙付き。なかでもホアキン・ジョーカー風味なクラウン・メイクの伊地知一子さんと柴田暦(れき)さんの歌声が印象に残った。会場に防音設備がないことを逆手に取り管楽器なし(ウクレレのみ)のアカペラ縛りでいきなり始まる合唱。しかも無茶苦茶レベルが高い。足踏みで異なるリズムが刻まれ見事なアンサンブル。この展開が苦にならないのは曲の素晴らしさ。今作の楽曲の殆どを作曲した故・今井次郎氏の才能。

ニュートンが発見した「光にも重さがあること」、降り注ぐ光の重さで潰れていく動物達の姿が絵本のようなイラストで展開される疑似科学テイストな“みんなのうた”の『また森へ』。
時々失神したり眠りに就いたり突然誰かがスキャットを口ずさんだり・・・。
「『風吹き』やろうか。」と誰かが言い出し、何度も歌詞を変えて歌われる代表曲的『風が吹いてきたよ』。
『革の鎧』の歌詞が意味深。
「もしもわたしに勝ち目があるなら
 何も信じぬ虚ろな心
 これを頼りに撃ち進むだけ」

会場の元映画館を拠点に今後活動していくそうだ。ハマる人はかなり深みにハマりそうな『It's sometimes automatic.』。

ネタバレBOX

上京してすぐ何かの切っ掛けで足を運んだ人が観たならば、「東京は怖い所だ」と思うだろう。

遅れて合流してくる三井耶乃(かの)さん(別の人かも?)、いきなり服を脱いで下着だけに。(「何でもするので入れて下さい」の意味か?)。訳が分からないが歌声は続いていく。

紛争地域へ観光旅行に出掛けたカップル、戦争を娯楽として目茶苦茶楽しむ。実は移動中のトラブルで自分達の祖国に戻っていることに気付かない『素敵な夜』。曲の前に作り始めたポップコーン、パンパンと弾け鳴り響く破裂音が爆撃音へと重なっていく。POPなイラスト風絵画で綴られる。

ラストの量子力学漫才は、理系の学生が見たら大爆笑だろう。『インターステラー』を観ているような知性の地平に圧倒された。
甘い手

甘い手

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2022/04/23 (土) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ちょっとおバカな青春群像劇!!めちゃめちゃ笑わせてもらいました。
再公演という事で、初演の時にも見に行ったのですが、
前回と比べると演技も舞台もすごく良くなっていました!!
沢山のキャラクターが舞台上でわちゃわちゃする感じがすごく楽しかったです。
また、役者のみなさんの配役がすごく合っていると思いました。

THE 39 STEPS【5月2日~17日公演中止】

THE 39 STEPS【5月2日~17日公演中止】

東宝

シアタークリエ(東京都)

2022/05/01 (日) ~ 2022/05/17 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ソニンいいね。ソンソニンいい。
妖艶な感じも幼気な感じも良かった。
バラエティでドミノ倒しをしていたソニンではない。
ヒチコック映画のタイトルがセリフの随所に出てきた。

いきなり!エンプティ!

いきなり!エンプティ!

にちようび企画

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2022/04/29 (金) ~ 2022/05/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

チラシの印象で観ないにしていましたが、観劇された方の「観てきた!」を読ませていただき、最終公演に行ってきました。最初のシーン、なんかややこしいこと言ってるなあと思ったのだけど、どんどん話が展開して、人間関係がいろいろからみあいながら、痛いセリフがところどころあって、最後は見事に着地しました。兄が良かったなあ。とにかく兄でした。

本気の本読み!ビブリオライブ 2

本気の本読み!ビブリオライブ 2

本気の本読み!ビブリオライブ

NOS Bar&Dining 恵比寿(東京都)

2022/05/01 (日) ~ 2022/05/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本日拝見してきました。思っていたよりパワフルで、そして気持ちも入りとても面白かったです。 確かに朗読劇とも違いますね。また、おもしろいジャンルだと思います。
 また、朝からがいいですね。この後の時間も使えていいと思います。既に自戒も決まっているとのことでしたので、期待です。時間が合えば伺いたいですね。そんな時間でした。

板の上の二人と三人そして一人

板の上の二人と三人そして一人

映像劇団テンアンツ

小劇場B1(東京都)

2022/04/22 (金) ~ 2022/05/05 (木)公演終了

実演鑑賞

昭和の笑いと人情盛りだくさんで面白かったです。

茶の間が水浸し【4月14日~17日公演中止】

茶の間が水浸し【4月14日~17日公演中止】

吉祥寺GORILLA

サンモールスタジオ(東京都)

2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

口コミ初投稿、初めての劇団さんの鑑賞です。

脚本は噛めば噛むほど考察が進みましたが、1回の実演鑑賞で理解するには登場人物も多く、大風呂敷を広げて畳めきれない内容なのが惜しいところです。
初日実演鑑賞組の評価が低くなるのは致し方ないかなと思います。

不幸にも配信という映像作品になって、不謹慎ながらも良かった作品であるとも言えます。

主人公、父母、転校前の同じ柔道部の女子、転校先の同じ教室の同級生、転校先にいた幼馴染のギャルとその彼氏のヤンキー、転校先の先生、そして肝である主人公が突如部長を務めることになった演劇部の個性豊かすぎるメンバー。

それぞれの登場人物が自身の理想と現実のギャップを自責とするか、他責とするか、その中間で佇んで気付かないふりをするか。

GWも後半戦に入ります。
是非とも登場人物と共に「苦しんで」ほしい作品です。

ネタバレBOX

ネタバレの裏なのでここからは「です・ます調」を止める。


転入前の高校では柔道部でちょっといい関係の女友達もいる利発な主人公であったが、ある日突然学校に行けなくなってしまう。
その前からよくお腹が痛くなる症状はあって、女友達には「いつもお腹痛いマン」なんて揶揄されていたが、その半年後とうとう「前の日までは行く気なのに、朝になると起きれない」。

物語は、転入先の恐らくかなりランクを落とした通学型の通信制学校に3年生として転入する前の晩から始まる。
外的要因であり恐らく元凶である引き戸から漏れる夫婦の会話、内的要因であるお人よしの主人公の性格からストレスが溜まって行く様を水音がひたひたと、こぽこぽと徐々に変わっていく。


先生も同級生も後輩も「頭がいいので大丈夫」を乱発し、やっと外に出られた主人公を再び追い詰めてくのがとても苛立った。
もう首筋まで水が迫ってきた、今にも溺死しそうなそんな心境の時に、さらに「勉強しないのか」と父親が追い込んでくる。
高校・大学受験前の父親の追い込みほどキツイものはない。
私の父親の嫌いなところと主人公の父親がダブって見えてしまい、恐らく他の誰かの父親像にも当てはまるのではないかしら。
企業で働いていたので、サラリーマンの父親の気持ちも分かるから、余計に辛かった。

内的心境と同時に、物理的な決壊が起こり、まさに「茶の間が水浸し」状態になって、主人公以外の登場人物が活発に物語をかき乱し始める。


ブルーライトの主人公の心境と劇中劇の台詞が胸を打ったが、精神的苦しんでいる主人公や「すぐに刃物を探す少女」がいるにも関わらず、その劇中劇のあんな台詞がある脚本を選んだのが演劇部顧問かと思うと嫌気がさした。
また、主人公に部長を押し付けながら、「すぐに刃物を探す少女」の申し送りもできていない。
教師として上手く立ち回れない役回りとして描きたかったのか、そこがよく分からなくてモヤモヤした。


表には「大風呂敷を広げて畳めきれない内容」と書いたが、あえて畳まず、登場人物それぞれがどのように「受け止め」られたかを観劇者に委ねているようにも思える。
それが1回の実演観劇では分からない内容になってしまっている。ああ、勿体ない。

配信を何度も再生すると、考察やら解釈やらが止まらなくなる映像作品なので、是非配信で見てほしい。

結局3回再生して私は、主人公は自責に走り、転入前後何度も腕を差し伸べてくれていた女友達も見ないふりしており、終盤も先生や友人に勧められたから東京に逃げるように旅立ち、問題解決には至ってない、一歩前進しただけと捉えている。
外的要因である夫婦関係は母親が変化し始めて、他の登場人物はさて、どうなったかな?

最後に、役者さんの皆さん、あの足元の小道具の中でよく転ばずに演技できたなって思った。お疲れ様でした。
エゴ・サーチ

エゴ・サーチ

プラグマックス&エンタテインメント / サンライズプロモーション東京

紀伊國屋ホール(東京都)

2022/04/10 (日) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/23 (土) 17:00

バズりや炎上の話かと思ってたら、ミステリーっぽい雰囲気に。フォークデュオがいいスパイスになっていました。

FLOWER DRUM SONG

FLOWER DRUM SONG

エイベックス・エンタテインメント

日本青年館ホール(東京都)

2022/04/23 (土) ~ 2022/04/27 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/24 (日) 12:00

ロジャーズ/ハマースタインIIが中華系移民の物語のミュージカルを作っているとは知りませんでした。歌が映えていたステージ。

リスナーたちの星空

リスナーたちの星空

ニッポン放送

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2022/04/27 (水) ~ 2022/05/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/04/30 (土) 18:00

複数の常連リスナーが主人公で、ラジオのパーソナリティーの影は薄い。コミュニケーションの場はネットに移って久しいですが、人の声も恋しいですね。

板の上の二人と三人そして一人

板の上の二人と三人そして一人

映像劇団テンアンツ

小劇場B1(東京都)

2022/04/22 (金) ~ 2022/05/05 (木)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2022/05/01 (日)

価格5,900円

1日12時半開演の松チーム回を拝見。

でっ、事前のストーリー案内から予想していた以上に、(私見だが)ベタな展開に手が合わず
更に、ああいったやり方での笑いの取り方も好みではなかったため
前半90分を終えたところで退席させてもらった。
ということで、あくまで個人的嗜好に合わなかったためだけの低評価ゆえ、今回は、☆評価は遠慮させて頂く。

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