
「Post Tenebras Lux. (ポスト・テネブラース・ルークス)」
Antikame?
雑遊(東京都)
2022/10/18 (火) ~ 2022/10/25 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#日野あかり #高橋壮志
(敬称略)
被って見える位置に立つ男女。それは、かつて二人の気持ちは交錯していたことを表すのか。だとすれば、二人が別の方向を向いているのも、既にその時からスレ違っていたのかもしれない。
言葉と心は、いつだって裏腹で、男と女の宇宙の漆黒はどこまでも深く果てしなく広い。噛み合わない会話と自意識。二人でいるのに人気のない空間。そこに燃えるような恋はあるのか……かつてはあったのか……それももう定かではない。二人を苦しめているものは何か。一致しないそれぞれの苦しみの原因と場所と質。果たしてそれは共有すべきコトなのか、そもそも共有できるモノなのか。
屋根は雨を凌いでくれる。天井は疑念や苛立ちの高まりを抑えてくれるモノなのか。
目尻をかすめて頬へ落ちた女の髪のほつれが、二人の関係の破綻にも見える。
思い出も関係も精算してしまおうという気持ちを、行ってしまったゴミ収集車が戒めているとしたら、離れてしまった心の距離を、腹を割ると言うより胸の内を切り裂いて真っ赤な血を見せるように吐き出した言葉が縮め、真っ暗な二人の未来という宇宙に微かな光を灯してくれるに違いない。いや、そうあって欲しい。
痛みの滴となって紡がれる言葉。力があるモノローグ。力なく届かないダイアローグ。見つめる視線と逸らす視線。見つめ合うことのない二人。それでも二人が、真っ暗闇で道に迷いながらも、今はまだ見つめ合うことができなくても、並んで同じ方を向いているならば、かつて見つめていた時とは違ったとしても、それに似た、或いはそれに代わる何かを見出せるのかもしれない。
夫婦に見えた二人に最大限の敬意と拍手を贈りたい。
そして、演出・演技に見事に寄り添う音と光に、このチームの結束力の強さと確かさを感じると共に、派手なモノばかりが総合芸術の証明ではないことを実感している。

野外劇『嵐が丘』
東京芸術祭
池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアター(東京都)
2022/10/17 (月) ~ 2022/10/26 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
2回目。
超面白い。音響が格段に上がっていて、台詞がほぼ全部聴き取れた。もう一回観たい位に良かった。
片桐はいりさんは『七人の侍』に勝手に歌詞を付けて歌っていた。そして『もののけ姫』。
ヒースクリフの見る夢が印象的。教会で罪業を並べ立てられなじられる。しかし、「最大の罪、それはお前だ!」と“死”に向かって掴み掛かる。
ヒースクリフとキャサリンの愛憎物語。地獄の門は天国に続いている。因果律に抗えない人間の無力さ。
マイケル・ジャクソンのゼロ・グラヴィティ(斜めに傾いていくマイム)が効果的。
菅波琴音さんが浅田真央っぽかった。

テノヒラサイズの人生大車輪2022
BALBOLABO
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
登場人物たちが密室に監禁されて…という状況からスタートする作品は複数見たことがあるが、これまで見た作品がどちらかといえば、ミステリー・サスペンス色の強い作品だったのに対し、本作は謎解き的要素はあるもののパワフルなコメディ路線に振った印象。
エネルギッシュ、かつ、スピード感のある芝居で飽きさせない。

2022年度卒業公演『大江戸ロケット』
劇団月光斜
立命館大学 衣笠キャンパス 学生会館小ホール(京都府)
2022/10/22 (土) ~ 2022/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★
立命館演劇初体験!
内容は良かった(既制戯曲だけど)!かなり引き込まれて、時間感覚が…
ランタイム二時間半と聞いていたが三時間越えで、次に間に合わず次をキャンセル…
ま、学生だからしょうがないけど、制作も…。指定席と宣伝されてないのに一番後の席に案内されて最悪のポジション。
そらさんの演技が特に良かった(卒業らしいけど)だけに、上記二点は…。

「 P.S. I’m so...後悔するのかもしれないけど、構わないんだ。」
junksharp
シアターGOO(東京都)
2022/10/22 (土) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/23 (日)
価格3,800円
23日13時半開演回を拝見。
自身の表現者としての才能の枯渇ぶりに諦観し切った口ぶりだが、実は諦め切れずに悪あがきをし続ける後輩と
そんな後輩を茶化したり・怒鳴ったりしつつも忍耐強く対話を試みる先輩との
80分の二人芝居。
長いやり取りを経て、漸く後輩を表現者として依るべきキャンバスまで引っ張り上げた後、ふと我に返って、後輩に向けた台詞が全て自身に降りかかって来るラストシーンにはグッと来た。

バイ・バイ・バーディー
シーエイティプロデュース
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2022/10/18 (火) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

あの部屋が燃えろ
劇団三日月座
横浜国立大学 第一食堂下 共用室3(神奈川県)
2022/10/16 (日) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

報われない人間は永遠に報われない
エレベーター企画/EVKK
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/10/22 (土) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

百日紅、午後四時
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2022/10/20 (木) ~ 2022/10/27 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#市毛良枝 #陰山泰
#福本伸一 #朝倉伸二
#岩橋道子 #弘中麻紀
#瓜生和成 #平体まひろ
(敬称略)
物語には一石を投じる事件が必要。今作には同じ色のある二石が投じられる。少し風変わりな石と、破壊力抜群の石。
風変わりな石は場にそぐわず混乱させるけれど、少しずつ馴染んでいく。悪気のない個性というのは受け入れられていくという、なんだか社会に対する安心感みたいなものを感じた。
破壊力抜群の石は台風のようで、木をなぎ倒し、トタン屋根を引き剥がし、ポリバケツを吹き飛ばす威力。そして、台風一過には例に漏れず透き通るような晴天と清々しい空気が充ちる。
古き良きあの時代と言いたくなる昭和が、あの居間と縁側と庭に匂い立つ。
風速54m/s以上の台風を担った平体まひろさんが素晴らしかった。仏壇に気づいた時の表情でいきなりKO。二度目の上陸で全てを打ち明ける姿にみんな痺れるはず。スポットの中、瞳を潤ませ無言で佇む姿で見事に苦悩を滲ませた。
大好きな瓜生和成さんは、ラッパ屋客演に続いて若さを纏う。上司や父を演じることが多くなった中で、この立ち位置がなんだかくすぐったい。ツルツルの腕や脛で周囲との年齢の違いも可視化していた。乾杯で風変わりな石が缶ビールを飲み干す時、彼だけは口をつけず、新しい生活が始まった報告にも彼だけは表情を曇らせた。それらは彼の言葉や行動と裏腹で、苛立つ本心と思いやりが心の内でせめぎ合う葛藤を感じさせ、切なくなる。
終演の挨拶に瓜生さんと平体さんが並ぶ姿が感慨深く、拍手に自然と力がこもった。
追記
ラッパ屋を観るきっかけになったのは、G2作品で見つけた美女、岩橋道子さんを観るためだった。あれから何本拝見しただろう。相変わらずの美しさにウットリ。
もちろん今作は可児市プロデュースで、ラッパ屋ではありません。

なくなるカタチとなくならないキモチ
一般社団法人グランツ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2022/10/21 (金) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
段々と風化していく、東日本大震災の健常者ではない人達の話。いじめにあって精神バランスを壊した者、社会人となって社会に馴染めず精神的に追い詰められた者等々、健常者以上に大変だったと思う。そこに自分も被災し大変だっただろうナンノ役が、自分のことをなげうって…東電や政治家が見て欲しい内容。
票を集めるだけに、宗教に頼る世も末な日本の政治家達はこれを見てどう思うだろう…

報われない人間は永遠に報われない
エレベーター企画/EVKK
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2022/10/22 (土) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

OJISAN'S4
はらぺこペンギン!
赤坂RED/THEATER(東京都)
2022/10/19 (水) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
先ずは、
20周年おめでとうございます!
20年って、長いね…
オンギャーって産まれてきた赤ん坊が、ハタチの成人式ですよ。当たり前だけど。
その間、受験だの反抗期だの…と色々あるわけでさー。
この4人にも、山あり谷ありあったでしょう。
ただ、演劇を20年続けられるって、ほんとに幸せなことだと思う。
それも劇団としてさ。
20年もあると、多くは還俗しちゃうわけで…。
そう考えると、夢破れた元演劇人たちのヒーローとも言えるね。
名実ともに、かれらは「OJISAN’S 4」ってわけだ。
さて。
自覚の無いままに歳をとり、
いつの間にか社会から淘汰されてる存在。
それが、オジサン。
そんな4人のオジサン達が、持ち前の責任感と社会生活で培った処世術を武器に、とある都市を救う物語。
舞台が温ったまるまでに時間がかかっていた印象。
「死に間」が多く、テンポが悪い。
カミさんの浮気現場を目撃して「ウォォー」っと絶叫するシーンから、ようやっと芝居が動き出した。
動き出してからは、文句なしに面白い!
賑やかに大団円、勢いそのままにカーテンコール。
とっても明るい終わり方でした◎

「Post Tenebras Lux. (ポスト・テネブラース・ルークス)」
Antikame?
雑遊(東京都)
2022/10/18 (火) ~ 2022/10/25 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
感想遅くなりました。あいまいなしっそう を観劇。日常でそんなことないだろうと思いながら見ているうちに、あるかもと思えてくるから不思議。ラストも個人的には良かったし、役者の皆さんの演技も良かったです。面白かったです

クランク・イン!
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

夜の女たち【9月3日~8日公演中止】
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2022/09/03 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

テノヒラサイズの人生大車輪2022
BALBOLABO
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
当日パンフに作・演出のオカモト國ヒコ 氏が「情報解禁が2週間前という訳のわからない公演、『そして誰が来るんだよ、2週間前の告知で』」とあるが、それでも最終日の残席は僅かという状況だ。やはり面白い演劇は待ち望まれていることの証だろう。
「世界一優しい監禁サスペンス!椅子だけですべてを表現する、奇跡のパフォーマンスコメディ!」という謳い文句、誇張なく上演時間がアッという間に過ぎる。さてコメディとあったが、劇中の台詞ではないが、右か左か行く判断を誤ると喜劇が悲劇になるような怖さを孕んでいる内容だ。公演という車輪が順調に回るか脱線するか、それはキャスト・スタッフの熱量次第ではなかろうか。僅か2週間前の情報解禁で この評判の良さ、見事であろう。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)

黄金のコメディフェスティバル2022
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
・コヒツジズ『先生、黄色い線の内側ってどこですか?』
・放課後ビアタイム『常夏ブライダル』
の二つを観劇。
更に
・劇想からまわりえっちゃん『黄金時代』
・東京ハイビーム『ゴーストよ、こんにちわ』
を観劇。
「コメフェスは沢山の新しい劇団、沢山の俳優を知る絶好の出会いの場」
という言葉に違わず新鮮な体験ができた。感想は全6劇団を観てから書く予定。
音楽とダンスを皆さん取り入れていて巧拙いろいろだが楽しい。
芝居全体としてはパワーで押し切るか丁寧にストーリーを展開するか。
・劇団ラパン雑貨ゝ(てん)『コマドリのコマドリ』
・演人の夜『もしも生殺与奪の権を私が握ったら』
も観劇。
こちらは二つとも音楽も踊りもなかった。そういう点では期待は大きかったのだが。
受賞者一覧は以下にあります。
https://www.come-fes.net/award2022.html

テノヒラサイズの人生大車輪2022
BALBOLABO
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今日、22日18時公演の回 観劇してきました
それぞれの登場人物の過去に人間模様があり
涙と笑い
両方楽しめる舞台でした
小道具のパイプ椅子の七変化は必見です!

テノヒラサイズの人生大車輪2022
BALBOLABO
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/10/20 (木) ~ 2022/10/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
明日、23日が楽日だが12時、16時開演の回に若干空きがあるとのこと。今回役者陣は、関東の役者さんだが練られた脚本に優れた演出がグー。観るベシ! 若干レビューを書いておく。これから食事を取るので追記はその後。追記が遅くなって申し訳ない。追記完了10.23 11時13分。

七転十倒
藤一色
シアター711(東京都)
2022/10/19 (水) ~ 2022/10/23 (日)公演終了