
『サルメ版 黒い十人の女』
サルメカンパニー
シアター風姿花伝(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/13 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/08 (金) 19:00
変わった舞台構成て面白い演出だった。
キャラクターも豊かで良かった。
幕間のパフォーマンスも魅力的で楽しめた。

魚雷モグラ’25
ウラダイコク
池袋みらい館大明 ブックカフェ特設ステージ(東京都)
2025/08/08 (金) ~ 2025/09/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
かすてら回を観劇しました。
第二次世界大戦中の長崎を描いた作品でしたが、興味深かったです。
ちょっと不思議なストーリーで、声や身体を使った演出が印象的でした。
学校の図書室を劇場にしていて、劇場内の雰囲気が良く、案内も丁寧で良かったです。
心に残る舞台でした。

セピア色の乙女たち
藍星良Produce
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
椿組の回観ました。劇中劇を使って戦時の記憶を3世代にわたって語り継ぐ設定、なかなかに巧みですね。かなり笑いも多くて、戦争の悲惨さをリアルに描くといった感じではないのですが、今風のスタイルとして感銘を受けました。

SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE
LIVE FORWARD
IMM THEATER(東京都)
2025/08/01 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
コロナ禍を挟んで、ようやく東京公演実現となった本作。マキノ ノゾミの脚本、白井晃の演出、ともにいい出来。生バンドをバックにした笠置シヅ子のナンバーは勿論、他の服部メロディも劇中で効果的に使われていて、それもよかった。

FINDING BLUE
uniqueunion musicalkids
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2025/08/08 (金) ~ 2025/08/10 (日)公演終了

セピア色の乙女たち
藍星良Produce
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。この時期、特に今年は戦後80年ということもあり、反戦劇が多く上演されている。本作も 青春期を太平洋戦争と共に過ごした乙女たちを描いている。
少しネタバレするが、それを劇中劇というスタイル、しかも昭和34年生まれの女性 千里が、その母 里子(昭和元年生まれ)から聞いた話を上演台本とする。さらにそれが 本作「セピア色の乙女たち」を思わせるような劇作。
これからは、残念なことだが、戦時中のリアル体験を語る者が少なくなり、記憶も暈けてくる。(太平洋)戦争体験のない者による伝聞が多くなっていくだろう。当日パンフに脚本/演出の藍星良さんが「いずれ私たちがいなくなり、これからの世代になった時、いったい何を伝えられるでしょうか」と記しており、演劇という「表現の自由」の中で、戦争の愚かさをどう語り継ぐのか そんな模索したような好公演。
学び 恋をする、そんな当たり前の青春期を 等身大の役者(総じて若い)が生き活きと演じている。それを時代ごと---戦時中、高度成長期(千里が子供の頃)、そして現在(令和)の世相を垣間見せながら、セピア色の時代へ思いを馳せている。公演は メタ構造にすることで、過度な没入感ではなく、今ある世界の尊さを考えさせる上手さ。
(上演時間1時間50分 休憩なし)【桜組】

32軍壕へ メンソーレ
沖縄俳優部
劇場MOMO(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
沖縄戦の悲惨な歴史を土台に、わかりやすく、かつ、飽きないエンターテイメント性を持たせ、心に残る作品でした。
作中にウチナーグチ(琉球語)が多く出て来ますが大丈夫。自然な形で日本語に変換される脚本になっています。

宇宙で一番孤独な場所
夜光群
萬劇場(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

『意味なしサチコ、三度目の朝』再演
かるがも団地
吉祥寺シアター(東京都)
2025/08/08 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

帰還の虹
タカハ劇団
座・高円寺1(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/13 (水)公演終了

不可能の限りにおいて
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2025/08/08 (金) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
日本の8月はお盆の季節。おおきな犠牲を払った戦争の敗戦の日と、酷暑の日差しの下で先人を追悼する日が続く。世界のさまざまの所で「戦争」の影が濃くなった。いよいよ何らかの形で国民が戦争に直面することになるだろうとは米軍空襲の下で親に手を引かれて(それだけでも、家族が徴兵された家から見れば大いに幸運だったわけだが)逃げ惑った体験のある私なドは今は平和の最後の時かと震えてしまう。戦争の実感のない人はその恐ろしさを体験してみるといいのだが、こればかりは試しにやってみるわけにも行かない。平和の國にも疑似体験できる機会はある。それが戦後整備された国際機関で、このドラマリーディングは、その国際機関から紛争中の國へ派遣された各国の人々の手記から構成されている。若い俳優たちが17名巧みに構成された手記を相互に読んでいく。主の中東やアフリカなどの紛争地域に派遣された男女の平和維持部隊の記録が主だが、どこから見ても絶望的な環境の中で、正論を立てに紛争地国民の命を救うことを課せられる。15ほどのエピーソードな紹介されるが、平和呆けの我が国民も慄然とするような事実が次々と紹介される。そのエピソードの構成も、出ているやたらにシロ-とっぽい出演者を、何もない舞台をただ出演者を横に、縦に並べ替えるのを主軸にした演出もうまいもので、このメンバーでとにかくトラムをほぼ満席にしたのは、手記がホンモノのリアルさを持っていたことが第一だが、昨今の世間のキナ臭さも大いに影響しているだろう。どうか、先の戦争のように「バスに乗り送るな」などという軍官の下心のあるおだてに乗って身を誤ることがないように祈るばかりだ。生田みゆきの旨さを自分のことしか考えない輩に利用されないように。フランスで妻をめとってきた獅子文六(文学座の祖、岩田豊雄)だって、戦争が始ってしまえば戦争賛美のベストセラーを書かざるを得ない。何も実相を知らない82才以下の方々はだまされてからしまったと思っても遅い。自分が生きることがなによりもたいせつ。前のダメな首相はつい、国民は自助・共助、公助の順だとついホンネを漏らした。次ぎも、絶対に女性だと思って油断したりしてはいけませんぞ。

セピア色の乙女たち
藍星良Produce
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了

ウルトラマリンたち
排気口
OFF OFFシアター(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
(笑えた度)5(今感)3(完成度)5
4幕4年間の暑くてやるせない夏の記憶。
好転することなく坂を下る一方のざらついた日常をクールに描く。
高度にピュアなナンセンスでオブラートされたかなりビター少しスイートでミニマムなファンタジー。

セピア色の乙女たち
藍星良Produce
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。よくできた舞台です。おばあちゃんの時代、その娘の時代、さらに孫の時代、これら3つの時代をクロスオーバーしながら見事に描ききっているなと。ところどころコミカルというか漫画調というかアニメ調の演出というか演技がありますが、これがまたフィットしていてよかったです。役者の演技がうまいからなせる技だなと。あと、主役の女優さん、めっちゃ演技うまいですね。NHKの朝ドラで抜擢されてもいいレベルですね。ほんとすばらしい時間をありがとうございました。

しっくハックじゃーにー
NICO×frogs produce #関西の役者が踊ってみた
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2025/07/31 (木) ~ 2025/08/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
めちゃくちゃ楽しいエンタメです!
主宰の植松ゆきさんのパワーが全開の舞台!
毎回ダンス✖️ダンス✖️芝居の作品で、キャストの魅力が溢れ出てます!
本編だけでなく、アフイベもしっかり準備しているし、ニコフロメンバーやサポートスタッフがいる物販スペースも良くて、お客さんを楽しませようという気持ちが伝わってきました!
子供達に観て欲しいですね!

シブヤデマチマショウ
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2025/08/01 (金) ~ 2025/08/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/02 (土) 18:00
渋谷と歌舞伎町タワーを、面白可笑しく揶揄していて、くだらなかった。
演技だけでなくパフォーマンスも良かった。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』
株式会社 CHIMNEY TOWN
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2025/08/09 (土) ~ 2025/08/30 (土)公演終了

ウルトラマリンたち
排気口
OFF OFFシアター(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
開演前のエンドレスで掛かる客入れSE曲が良かった。美しく静かに滅んでいく感じ。どうせ滅ぶんなら穏やかにいこう。
目茶苦茶に暑い夏、求めるものはクーラーの冷風だけ。
主演の椀(わん)ちゃん役・中村ボリさんは発声が藤子キャラ。ボリボリ先生名義でイラストも。このやたら見かけるイラストはこの方発だったか。
都営団地に暮らす母子。パートと年金でやり繰りする母親(わかまどかさん)と27になっても働けない娘(中村ボリさん)。娘には長年の大切なぬいぐるみの友達(佐藤暉〈あきら〉氏&安藤るいさん)がいて、ROCKを語る謎のおっさん(坂本ヤマト氏)とも最近知り合った。
うっすら焚かれたスモークのようにぼんやりとした四年間が綴られる。ふと訪れる中村ボリさんと水元琴美さん二人による必見の名シーン。誰の心にも届く狙いすました美しい痛み。ここだけで観に行く価値は十分ある。
The ピーズ 「このままでいよう」
夢でも見ているような 煙突の中にいるような
まるで気持ちがいいから このままでいよう
嫌われてくのは辛い 忘れられてくのは辛い
でも僕は何もできない このままでいよう
作演出の菊地穂波氏のことを実はずっと女性だと思っていた。
忘れてたいろんな記憶が痛み出す。大人になる、社会人になるということはアリバイ(肩書)を手にすることなんだ。アリバイ(言い訳)さえあれば普通の人間の振りが出来る。中身は全く何も変わっちゃいなくても。ただそれだけのことなんだ。
今回一回くらい観とくか的な軽い気持ちで観たが次作も普通に気になっている。どんな心象風景の中に誘い込まれてゆくのか?
是非観に行って頂きたい。

「さよならノーチラス号」/「ナナメウシロのカムパネルラ」
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2025/07/20 (日) ~ 2025/07/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/07/20 (日) 13:00
価格8,000円
7月20日〈日〉13時公演を鑑賞。
とてもクオリティーの高い劇でした。
超一流の脚本、役者さん、スタッフさんたちでした。
借金取りから逃れるために、隠れて住む家族。
その家族たちと離れて暮らす男の子が主人公です。
学校が夏休みになったので、離れて暮らす家族の元へ、主人公の男の子が訪ねていきます。
そこでさまざまな出来事がおこります。
この夏休み中のさまざまな出来事。
さまざまな想いや体験・交流を、ノーチラス号の模型に詰め込んでいるのだと感じました。
犬が言葉をしゃべる…という設定ですが、役者さんが上手なために、まったく違和感ありませんでした。
舞台挨拶で、脚本家の成井豊さんを初めて拝見しました。
尊敬する方だったので、感激しました。
昨年再演されたのに見逃した『ミスター・ムーンライト』を、ぜひまた再演していただきたいと思います。

蟹工船
劇団俳優難民組合
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/08/07 (木) 14:00
価格4,000円
初演、観劇いたしました。
劇空間へ降りる地下への階段から、これから始まる芝居への期待感が感じられました。
まるで「蟹工船」へ乗り込む工員の様な胸騒ぎにも似た感覚を覚えました。
天上から吊り下がっているカゴの中には、赤ではなく白いカニ足の様な発泡スチロールの紐状の物体が…。
芝居が進むに連れてその白い発泡スチロールの物体は「カニ」へと姿を変え、匂いすら感じられるかの様なリアルな存在へと見事に変貌していきます。
この劇空間を上手く使った“演出と美術”がとても素晴らしかったです。
台詞がそもそも東北弁訛りなのとコンクリート打ちはなしの壁からの反響もあってか、一部台詞が聴き取りずらかったのが残念でした。
ですが、演劇としての“完成度”がとても高い作品でした。
改めて最終日に最前列で観劇する予定です。