たらいの観てきた!クチコミ一覧

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名作古典検証会

名作古典検証会

劇団東京蝉ヌード

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/04 (日)公演終了

満足度★★★★

力の抜け具合がいいですよね
楽しく拝見できました。

Heavens ~夜と夜と音楽~

Heavens ~夜と夜と音楽~

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★★

人形劇を観に来たわけじゃないんだけどね
リトルハムレットの登場シーン、よかった。ぼくなんか、ほろっときちゃったもんな。だけど、そこに行くまでに、退屈を感じないこともなかった。

物語を進めるための台詞だけど、それだけじゃあつまらない。ひとつの台詞にいろんな意味を詰め込んで欲しい。それがないから退屈なんじゃないかなあ。

大人が子供の役を演じると、どうしても子供っぽさみたいなもののプロトタイプを演じてしまうよね。どうにかならないものなのかな。子供っぽさをなくしたら、子供には見えないだろうしね。難しいのかな。

いや、ごめんなさい。いろいろ書いてしまったけど、基本的には、ぼくはこの劇団だいすきです。

ネタバレBOX

ぼくは後ろ側(?)、オペ室と反対側の席で観たんだけど、登場人物が後ろから色のついた照明を当てられていて、そのシルエットが面白かったです。

小道具なんかが舞台の下に仕込んであって。この旅行かばんはいつ使うんだろうって思ってたら、最後の最後にやっと使われて。なぜかほっとしたり。

役者のみなさん、実は結構不器用だと思うんですよ。不器用なのは悪いことじゃないけど、不器用なのに器用じゃないと出来ない芝居をやろうとしてるような気が。だからちょっとチグハグを感じてしまうのでは。あんまり無理しなくてもいいのにと。
いや、ごめんなさい。余計なお世話ですね。

人形劇的な要素は、あんまりすきじゃなかったかも。



銀色の蛸は五番目の手で握手する

銀色の蛸は五番目の手で握手する

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了

満足度★★★★

元気をありがとう
観ると元気になります。ばかばかしくて、くだらなくて、でも楽しいです。
ああいう被り物を作らせたら、いちばんですよね。
弱点は、手際がよすぎて、全部すんなり観られちゃうことですかね。わー、ぜーたく言ってら。

セツナイカラダ'91

セツナイカラダ'91

Tricobo×ハイブリットハイジ座

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2013/10/15 (火) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

期待したのと違ってて、期待通りだったよ
映画で例えればね、Tricobo は『鍵泥棒のメソッド』で、ハイブリットハイジ座は『愛と誠』だったよ。

『鍵泥棒のメソッド』は、素直に面白いって言えるけど、一回観ればお腹いっぱい。
『愛と誠』は、大きな声で面白いって言いづらいんだけど、もう一度観てもいいかなって。

ネタバレBOX

60分ずつ、途中10分の休憩ということで、舞台美術は素っ気ないか、あるいはまったくないんだろうなあと思ってたら、そうでもなくて。頑張ってました。


Tricobe のは、お化け屋敷みたいでした。突然音が鳴ったり、呼び鈴がなったり、カップかなんかが落ちたり。びっくりさせてくれました。期待してたのとまったく違ってて。いい意味で裏切られたというか。リアルな演技を目指してました。


ハイブリットハイジ座は、今回も期待通りだったよ。

今回もわけわからないようでもあったけど、物語の大筋は理解できたような気がするよ。
九州から東京に出てきたカップル。女のほうは蜂に刺されて死んでしまう。で、男は別の女に恋してしまう。でも、昔の女を思い出して、、、。みたいな。
いや、違ったかな。野球の硬球を額にぶつけて死んでしまうんだったかな。いやいや、あれで死んではいなかったはず。あれ?どうだったかな。よく覚えてないや、はは。

一回刺すと針が取れちゃうのは、ミツバチなんじゃないの?ミツバチごときで、人は死なないと思うけどね。
デッサン

デッサン

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議
舞台の雰囲気すきでした。女性の心象風景なんですかね?
舞台が横に長い感じだったので、左端から拝見しました。
すると主人公の女性が近くにいて、遠くのテーブルに関係者たちがいる、みたいな構図になって。
その遠近感が面白いなあと。
これは左端で観た人にしかわからないかも。

お父さんとか、味があって好きです、先生とかも、あの上司の人も。それから息子もね。あ、みんなよかったんだ。大人が子供の役をやるとしらけることが多いけど、そういうこともなく。

ネタバレBOX

物語はよくわかりませんでした。
結婚披露宴にどういう意味があったのか。
最後に泣いていた意味は?どっかに泣くところがあったのかなあ。
あんぽんたんでよくわかりませんでした。とほほ。

でも役者さんたちの演技とか、雰囲気とか、そういうのはすごくよかったから、飽きずに観ることができたのかと。

ごめんなさい、正直いうと、途中ちょっぴり飽きちゃったかも。物語の進み行きとか、どう決着するのか、わからなかったからかも。

シャッター

シャッター

バッカスカッパ

劇場HOPE(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

トマトもつ煮580円
何?トマトもつ煮って。食べたことない。なんとなくイメージはできなくはないけど、味は想像できないです。
ケーキの箱、運ぶとき軽そうだった。なかになんにも入ってない感じ。
空き箱?みたいな。

ネタバレBOX

劇的ってなんだろうって考えた。

だって普通芝居を観にいくときに期待する劇的なことは何も起こらなかったから。でもつまらないわけじゃないんだよな。

劇的なことも、じつは起こってないように見えて、舞台上ではじつは起こっていたのだけれども、アンポンタンのぼくには起こってないようにしか見えなかったということなのかもしれない。でも起こってないように見えたとはいっても、何かが起こっていることはアンポンタンのぼくにもわかる。でもそれが劇的かというと、そういうふうには思われなくて、でも劇的といえなくもないような気もしないではない、、、。

ひょっとしたらチェーホフの「かもめ」の初演を観た観客は、こんなふうに何も起こらないことにがっかりしたのかもしれない。だとしたらここでつまらないと言ってしまったら、その観客とおんなじになってしまう。
いやいや、つまらなかったわけではない。というか面白かった。途中一回だけ欠伸しちゃったけど、それききっと身体の生理現象で、芝居とは無関係だと思われる。
ただ期待していた面白さとは違っていただけで。

表向き平和に暮らしている商店街の人々。でもその内面には大いなる影を抱えていて、それが徐々に浮き彫りに、、、みたいな、よくある展開にならなかったというだけで。ひと味ちがった『劇的』でした。

【公演終了しました!】うちの妹の学校には野球部がない!【有難うございました!】

【公演終了しました!】うちの妹の学校には野球部がない!【有難うございました!】

そびえたつ俺たち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/14 (日)公演終了

満足度★★★★

バラエティーショー。
いろいろと楽しめました。
客席が窮屈なのがちょっとあれでしたけど。

ネタバレBOX

冒頭に高校生たちが部室でマージャンを始めるんだけど、これから始まる芝居の面白さを予感させる感じで。
一目惚れで恋に堕ちるシーンが、ヨカタ。
最後に、打球を無口な兄ちゃんが飛んでキャッチして、それからダイレクト返球するシーンも。
パンティー泥棒あんちゃんの独演も。

妹がね、高校に野球部を作って、兄さんの夢を叶えようって話でした。
ネタ明かしのところで、なんだっけあのアニメ、ああ、涼宮ハルヒみたいになってました。確かに妹にはハルヒ的な強さがありましたね。いや、ちがう。ハルヒじゃなくて、長瀬か。うーん、やっぱりハルヒだな。ま、いいや。
ということは魔法少女まどか☆マギカにも似てるということか。確かに似てました。テイストは全然違うけど。
だから、面白かったけど、ネタ的には、どっかで観たなあ的ながっかり感はなきにしもあらずで。
雲。家。

雲。家。

重力/Note

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/24 (土)公演終了

満足度★★★★

素晴らしい演劇空間
脚本の 『雲。家。』は、観劇の前に読みました。
でも、「なんだろーな、これ」という感じで、さっぱりわかりませんでした。
そもそもこれって上演台本なの? っていう体裁で、、、
そんなものをどう上演するってんだろう。

上演は、雑な感じはまったくなくて、よく作られていました。
ああ、こういうのもありだなあ。
なんというか、空間が出来上がっているというか、完成されているというか。
六人はよく訓練されている感じで、呼吸もぴったりで。
素晴らしいと思いました。

ネタバレBOX

上演が始まってすぐに思いました。
なるほど、こういう感じか。
そうかあ。そうなるよね。
一言で言えば、朗読。
男性三人女性三人が、交互に、あるいは重ねて、いろんな読み方をしてました。
いろんな声の出し方、いろんな動き方で。
あとは照明なんかも、飽きないように、細かく変えて。

いや、ほんとにすごいなあと思いました。
この集中力。

ただ2時間はきつかったです。
見る側(ぼく)の集中が途中で切れ模様になりました。
できれば1時間か、せいぜい1時間半にまとめて欲しいなあと。
我がままでゴメンナサイ。

30才になった少年A

30才になった少年A

アフリカン寺越企画

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/09/24 (火) ~ 2013/09/26 (木)公演終了

満足度★★★★

タフになってほしい
前半は文句なく面白かったんだけど、後半ちょびっと退屈したのはなんでかなあと。考えてみたけど、自分の脳みそではわかりませんでした。だから大したコメントできなくてごめんなさい。後半、ちょっと迷走気味だったのかな?

見つめ合う長い間、みたいなのが絶妙な感じで、面白かったです。これ以上、間があると辛いかも、の一歩手前で、会話が始まる感じが。ちょっと緊張しますよね。

ネタバレBOX

「最後、シュートが決まらないとすっとしないよね」のようなことをきたさんが言うんだ。
漫画のほうはシュートが決まる(らしい)。でも芝居のほうでは決めてくれず、すかっとせずに終わる。
好みの問題かもしれないけど、ぼくはやっぱりシュートを決めてもらって、すっきり終わって欲しかったな。

あんなふうにやっぱり暗いままで閉じこもって、でも頑張ってます、みたいな感じではなくて。過去はぜんぶ吹っ切って、(気持ちは)明るく暮らすとかね。そのほうが精神的にはタフだと思うけどな。ま、そういうことが出来なくて悩んでるってことなんだろうけど。
パソドブレ

パソドブレ

発条ロールシアター

タイニイアリス(東京都)

2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

うどんもよかった
無駄な人生なんて無いよな。価値は自分で創るもの。人生は自分で切り開くもの。そう再認識した芝居でした。ふう。

九谷のオーバーアクション的な演技に笑いました。半分は苦笑ですが。きゅきゅきゅ。

ネタバレBOX

缶ビール。缶を開けて。飲んでた?
おいおい酔っ払っちゃうじゃんって思ったけど。
何かからくりが?
みんなそんなに飲んでないと思うけど、純子が片付けるとき、カラだったような。

四畳半ってあったような気がするけど、十畳くらいない?
どうでもいいんですが。

昔の人がカップ麺食べたらまずいと思うのかな。
ぼくは逆にすっげえ美味いっていうと思うな。
だってあれは麻薬みたいなものだし。
慣れてない人はいちころだと思うな。
WATERS

WATERS

実験劇場企画公演

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/09/28 (土)公演終了

満足度★★★★

嫌いな要素いっぱいなんだけど、
でも、面白かったな。

開演ぎりぎりに入ったんだけど、舞台上には歩きまわる人々が。
「まず君たちは歩行の訓練からだな」僕のなかの皮肉屋が言った。
そして、僕のなかの心配屋がこうも言った。
「失敗したかな、また眠たいの我慢するのやだなあ」

でも意外にも(ゴメン)、眠くなることもなく。最後まで興味深く拝見しました。
物語的には、あんまり理解してないと思うけど。

音がすごくいい。音楽も良かったし、歌もよかった。
ミュージカルって面白いと思ったことほとんどないけど、今日のはよかったな。下手に感情的になることもなく、上手く見せようとしている感じでもなく。芝居のなかの歌ってのは、演技と同様パフォーマンスじゃないからね。今日のは、なんか、よかったです。歌の内容はね、歌が終わるのと同時に忘れたけど。歌詞はもうちょっとわかりやすく、かつ印象的にすべきかもね。



ネタバレBOX

ファンタジーも実は嫌いでね。

約束があって、裏切りがあって、そんでもって出会いがあって、仲間が増えて、助けてもらって、それからそれからクライマックスがあって、約束を果たして、最後にめでたしめでたしみたいなさ。

そんなのどうでもいいよ、みたいに思いながら観てたんだけど、それでも最後まで面白く観られたってことは、そういうファンタジー的要素以外のはみ出す部分が結構たくさんあったっていうことなんだと思うな。

意外にも(ゴメン)、男性陣の演技が楽しめたような気が。最後の全ケツもね。なんじゃそりゃ~って。
女性陣は、みなさん、美しすぎてね。

シロウオ夫婦の往復ビンタとかさ、「おまえら、中途半端じゃねえの」って僕のなかの怖い人が言ってたけど、そういうのも味で、僕自身は楽しめました。

波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

天幕旅団

ザ・ポケット(東京都)

2013/07/17 (水) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

波や雲や風が見えた
対面式の客席って苦手で、上演中向こう側の観客を無意識に観察しちゃうことが多い。どうしても眼が行ってしまう。
でも今回の上演ではそれがなかった。眼がずっと舞台に釘付けで。

ネタバレBOX

ダークってほどでもなかったかも。ピーターパンが殺されたあとの展開が説明的だったかも。情念に訴えてこなかったというか。
幸せを運ぶ男たち【たくさんのご来場ありがとうございました!】

幸せを運ぶ男たち【たくさんのご来場ありがとうございました!】

アナログスイッチ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/01/31 (金) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

五人の男たち、よかったです
アフターイベントで、劇中の曲を手がけた方が登場して、トークしたり、歌ったり。でも、劇中の歌ってなんかあったかなあと思って。印象に全然残ってなかったのです、曲は。
芝居のほうが濃かったですからね。

コメディって、ぼくの希望としては、途中笑かして、最後にほろっと泣かせて欲しいなあと。途中の笑かしはオーケーなので、今後の課題は、最後にほろっとさせることでしょうか。欲張りでゴメンナサイ。

雲の影

雲の影

スポンジ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★★

開演前のやつ、ヨカタ。
『三人姉妹』の台詞がしみじみと。

よくあのテレビなんかでみる、交通事故で子供をなくしたお母さんが、仏壇に毎日花をあげて泣いてる、とかね、そういう姿をなんとなく連想しまして。
そういうのはもう忘れちまったほうが幸せになれるのになあと、ぼくなんかは思ったりするわけで。
いつまでも人を憎むのも、疲れるし、お互い不幸になるだけで。

つまらないプライドとか、いつまでも人を許さない心とか、そういうのは人生にはほんとに不必要ですね。

ネタバレBOX

不思議なセットでした。
外側が内側で、内側が外側みたいな。
室内なのに雑草が生えてるって。
違和感がないわけでもないけど。
泥花

泥花

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/12 (木)公演終了

満足度★★★★

客入れもいいですよね
開演の30分前に到着して、すぐに入場。開演を待っていたんです。
桟敷童子の客入れっていいですよね。お祭り感があって。これからなんか特別なことが始まるんだなあっていう気にさせてくれる。客入れからもう公演が始まっているというか。
だから30分座っていて何もしないでいても退屈しないんですよね。そんでもって芝居のほうも体感30分ぐらいで終了。公演が終わって外に出て時計をみて、タイムスリップしたような気持ちに。
もちろん芝居のなかでもタイムスリップしてたんですけどね。男女間のキビみたいなのもよかったです。
あんまり深く考えてるわけじゃないんですが、構造的に『オバケの太陽』とおんなじで、そのバリエーションというか。ちょっとずつ違う繰り返しなんだなあと。そういう感じもいいですよね、心地よいというか。
バックステージツアーも楽しかったです。

テテントチチト

テテントチチト

テテントチチト

中野スタジオあくとれ(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

照明いい感じでした
最初、客席について天井見上げて、ちょと驚いた。だって照明のぶら下げ方が、なんか、おお!っていう感じで。舞台中央に集中攻撃の態勢だったので。
暗めだったけど、良い感じでした。

ふたり芝居っていいですよね。緊張感があって。だってふたりしかいないんだからさ。やっぱり二人の芝居って好きです。

開演まで、二人はずっとダウト?で遊んでました。本編のほうとどうつながるのかなあと。でも、あんまり強い繋がりは感じなかったのが、なんとなく、、、。

ネタバレBOX

途中で、ブラックジャックとドクターキリコのお話を連想しちゃいました。
ブラックジャックが手術した患者が、交通事故で死んでしまって。
ドクターキリコはそれを聞いて、高笑いするんだよね。
でもブラックジャックは、「それでも医者は治すんだあ!」みたいなことをすごい形相で叫ぶあの名場面を。

不満だったのは、物語が展開しなかったことですかね。
最初に一人がもう一人を絞め殺したところで、もう物語が終わってる感じで。その後、幽霊になって出てくるけど、そのあとの展開がなくて。物語的に。
もうひと転がりするのかなあと思ってけど、そのまま終わった。

白い布を掛けられてた遺体。もしこの遺体が動き出したらすごいなあと思ってたけど、そういうことはなかった。なくていいんですけどね。

幽霊になった途端、着物になって出てくるってのはどういうことなんだろう。
時間の前後をはっきりさせたかったから?
昭和の薫りを出したかったから?
着物に着替えなくてもよかったんじゃないのかなあ。

「父帰る」「雷鳴」「チロルの秋」「タバコの害について」他

「父帰る」「雷鳴」「チロルの秋」「タバコの害について」他

劇団東京蝉ヌード

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

「タバコの害について」が、いいね!
長身に、裾の短いモーニングとズボン。いい味出してました。演壇の机が安っぽいのも、いいね!
他の役者さんも面白かったけど、いま一歩。熊崎久実さんも前回印象的でしたけど、今回は地味でしたね。

「ワーニャおじさん」「かもめ」「三人姉妹」「櫻の園」

「ワーニャおじさん」「かもめ」「三人姉妹」「櫻の園」

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/12/24 (月) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

チェーホフの謎
いや、謎なんか本当はないのかもしれない。
「謎」なんていったら、笑われるかもしれない。
でも、ぼくにはやっぱりわからない。

戯曲『櫻の園』を読んで、その面白みがどこにあるのか。

だるま座の『櫻の園』を観れば、その面白さを教えてくれるのかもしれない。
そう期待して観に行きました。

そして細部について、いろいろと理解したところがありました。
でも、大きな部分で残った疑問もありました。


現代の日本で、チェーホフの戯曲を(ほぼ)そのまま上演する意味ってなんだろう。
遠い時代のロシアの没落貴族の話は、なんだかやっぱりピンと来なかった、というのが正直なところ。

いや、でも、戯曲と上演は別物です。
上演自体は、独特の雰囲気があり、役者さんの演技も大変面白かったし、勉強にもなりました。
ありがとうございました。

ネタバレBOX

たとえば、エピホードフが花束を持って出てきて、落としてしまう場面。
すぐに拾って、ドュニャーシャに事務的な台詞を言って渡す。

なんだろこれって思ってたけれども、上演で再現されて理解できた。

エピホードフは花束をドュニャーシャにささげたかった。
しかし、ロパーヒンがいたので、渡すことができず、ショックで落とし、誤魔化すために事務的な台詞を口にする。
だるま座の上演では、さらにわかりやすく、エピホードフが間違ってロパーヒンに花束をささげようとしてしまうことになっている。眼を開けて、間違いに気づいたエピホードフが花束を落とす。
そういうことだったんですね。

このように、上演されることでわかったことがたくさんあったように思います。



残念だなあと思ったのは、シャルロッタの手品の場面。
原作では、アーニャ、ワーリャが布の後ろから登場する手品が見られます。
どうなるのかなと期待したんですが、だるま座上演では、その手品はありませんでした。
いや、ごめんなさい。細かいことですが。



それからなかなか大きな謎。
ロパーヒンは、ワーリャにどうしてプロボーズができないのか。
だるま座上演では、プロボーズしたいんだけど、女性相手には臆病で、なかなか言い出せない、という感じでした。
商売やビジネスには長けているけれども、恋愛に関しては、まったくだめ、という理解でいいのかしら。



最大の謎は、競売で櫻の園を競り落としたロパーヒンとラネーフスカヤの関係。
ぼくがぼんやりしていたせいか、その答えは、曖昧なままでした。


いや、そんな細かいことは考えなくても。
だるま座の上演はほんとに心温まる楽しいものだったんですけどね。





元超能力少年

元超能力少年

元東京バンビ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

満足度★★★★

くだらねー。でも、くだらないのが、いーんだよね。

ネタバレBOX

念力でブラホックはずし、万力でちんこつぶす。単なる宣伝文句かと思ったら。
紅一点の女優の演技がちょと硬い感じだったのが残念。でも関口少年をはじめ、男性陣がよかったです。
ラクエンノミチ

ラクエンノミチ

日本のラジオ

新宿眼科画廊(東京都)

2013/06/21 (金) ~ 2013/06/26 (水)公演終了

満足度★★★

暴力的なシーンは苦手
チキン野郎なもんで。びびりながら観てました。

ネタバレBOX

途中、それぞれに短いモノローグがあるんですが、他の人の動きに気を取られたりなんかして、内容をよく聞き取れなかったんです。残念。大事なことを言ってたように思うんですが。

店長の不幸話も、よく聞き取れなくて。耳が悪いのかなあ。

最後、バット持ってたひとは、ひとりでどこに行ったんだろうな。まさか組織に殴りこみに行ったんじゃないよね?いやいや。それ以外にバット持ってどこに行くんだろう。

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