たらいの観てきた!クチコミ一覧

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宇宙論☆講座 the BEST & the WORST

宇宙論☆講座 the BEST & the WORST

宇宙論☆講座

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2024/03/14 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

前回の観劇からずいぶんと時間が経ってたみたいで(うなぎ以来)、行く途中コンビニ寄って柿の種買うの忘れてしまった。カメラは持ってったんだけど。
アルコールを控えてるので、シャンパンが飲めなくて残念。
初めて観たのが草なぎで、それ以来結構観てる。だからわかるシーンは多かったかも。

ネタバレBOX

ぼくがベストだと思うシーンもあったような気もしないこともないけど、オリジナルのほうがやっぱりおもしろかったかな。ベストのシーンだけつなげるなんて、現実にはやっぱり無理だよね。演劇というよりファン感謝デーのイベントみたいな? あるいはこんなこともあったよね的な同窓会みたいな。
あと、年齢のせいか、グロいシーンは引くようになりました。キスシーンとか、びちょびちょの札とかはちょっともう、、、
兵卒タナカ

兵卒タナカ

オフィスコットーネ

吉祥寺シアター(東京都)

2024/02/03 (土) ~ 2024/02/14 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

世の中、知らないほうがいいこともあるということで。不運にも知ってしまったばっかりに、追い詰められて、つまらないことをしでかしてしまった男の物語。休憩時間が二回あって、そのたびにまた新鮮な気持ちで舞台に向き合えました。

ネタバレBOX

職業に貴賤の別はないぜ、とは思うけど、妓楼で働くというのはやっぱり辛いことなんでしょうね。
タナカはどうしちゃったんでしょう、あんな事件を起こしてしまうなんて。おまけに天皇陛下から恩赦を貰えるかもしれないのに、強気に出て、、、他人の命も自分の命もあっけなく捨てすぎ! 生きていればこそ、またなにか楽しいこともあるだろうに。
妹だって、あんな状況でも生きていたかったと思うな。身勝手すぎるよ、タナカ。プライド高すぎ。
最近「セクシー田中さん」の漫画家さんが自殺されてしまいましたが、そんなのもだめよ、だめだめ。

そういえば「そういう事情なら妹の殺害は不問に付す」みたいなくだりもあって、いやいやそれはおかしいだろと思ったような気がするけど(記憶違い?)、そういう時代だったんですねー。

冒頭の舞踏は力士の土俵入りを連想させましたが、あれはドイツ人からみた日本の象徴、みたいなことなんですかね?
海辺のメロ刑事

海辺のメロ刑事

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2023/11/08 (水) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/11/11 (土) 14:00

村上春樹のタイトルなんだったかな、分厚い本の小説を連想しました。小説では見えない「組織」が出てきて、なんとなーく怖い雰囲気になったり、クロなんとかっていう動物だったのかな、登場しない何かに追いかけられるという、、、遠い昔の記憶なので、曖昧でゴメンナサイ。そういう見えない敵が、町を変えていく、、、ほんとは笑ってられないですね。そういう暗い、現実に差し迫ったテーマが原因かもしれない。今回はちと笑いが少なかったような気がする。そんなの関係ないけどね。

観劇した回は、台詞を噛む回数が多かったような。観ている側としては、役者が噛むとそれが気になって、一度集中が切れてしまう感じになるのが残念、、、

ネタバレBOX

現実の日本にもC国のスパイがたくさんいるらしいし、怖いですよね。これはお芝居で作り話だろうけど、ほんとにこんなことはあるんでしょうね。確か前の外務大臣もC国の犬みたいな感じだったような気がするし。好きだったコメンテーターの橋〇徹もロシアのウクライナ侵攻について、C国よりの発言をしていて、それから嫌いになりました。
芝居では、刑事をたぶらかす(?)女性の名前も、C国語読みもできる感じになっていて、それとなくあの国が仮想の「組織」みたいな感じになっている、、、
と考えていくと、心配になりました。ライオンパーマ、オブラートにはくるんでるけど、こんな政治色の強い芝居を打って大丈夫か?

現実と大きく違う点は、悲しいことにこんな事件を記事にすることは、いまの日本のマスコミにはまったく無理なこと。
ジャニーズの問題も、海外のメディアが大きな記事にしたから、日本のメディアも恐る恐るそれに追随しただけで、、、
正義感の強い有能な記者が記事を書いても、それはきっとつぶされる運命だし、記者自身も消されることに。
だからこそ芝居ではそういう記者の登場が待望される。

最後の場面、新聞記者は刑事たちの車に守られながら、自分の車を運転して海辺の町から出ていく。希望はあるかもしれないけど、それは実は破滅への道だ。思い返せば、前回のモデキモテオもそうでした。希望に燃える感じで最後車を走らせるけども、それは単なる死よりも怖い地獄への道でした。ガンダーラなんてない。ひょっとしてこれが作者がずっと抱える隠れたテーマなのかな。
劇団を主宰してこうして公演を続けていくこと自体が、同じように地獄への、、、
フィクション・モテギモテオ 2023

フィクション・モテギモテオ 2023

ライオン・パーマ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2023/05/31 (水) ~ 2023/06/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

疑似と現実が最初は明確だったけど、徐々に境界線が曖昧になり、これは最後どうなっちゃうのかなーと考えながら観てましたところ、鮮やかな収束、みたいな感じで、なるほどーと。鮮やかすぎて、その後は呆然としたまま終演に至る。やられた!

ネタバレBOX

第二部のタイトルは、「モテギモテオよ永遠に」でしたっけ?永遠にと聞いて、ということはモテギモテオは死んでしまうの? と考えながら観てましたところ、結局死にはしなかったけど、死んだも同然な感じ。ガンダーラは実は恐ろしい場所だったんですね。近づくことなかれ。
新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

新訳「あわれ彼女は娼婦」ワークインプログレス

NICE STALKER

スタジオ空洞(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

幕間にわかりやすく解説してくれる親切な舞台。楽しめました。戯曲の背景にある時代性みたいなものも軽く勉強できました。

ネタバレBOX

乳母とソランゾの下僕のシーンは短いけどすんなり感情移入できて、どきどきしながら観ました。サスペンスがわかりやすいシーンだからというのもあるのかな。
笑顔の砦

笑顔の砦

庭劇団ペニノ

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/10 (土) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

やっぱりすごい。濃密な時間が流れていくというか。その場にいる感覚。臨場感っていうですかね。それがすごい。雨が降り出すと寒くなってきましたよ。冷房が効いてたというのもあると思うんですが。寒くするのも演出だったのかな。
終了後のバックステージツアーも楽しく、舞台上からの景色を堪能させていただきました。

ネタバレBOX

テレビを正面から見るとあんなことになってるとはなあ、、、
自亡自記

自亡自記

セツコの豪遊

新宿眼科画廊(東京都)

2022/07/29 (金) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/30 (土) 13:30

恋する人を演じるのに必要なのは、恋する心ではなく、図々しさではないかと思うのだけど、違うのかしら。

ネタバレBOX

「演劇」を理由に「恋愛」を終わらせた(「恋愛」から逃げた)けど、「演劇」のためには「恋愛」も必要、みたいなジレンマに陥って、どっちを取るかもがき苦しむ演劇中毒者の真夏の夜の夢、みたいな感じのお芝居でした。

主人公はいろんな意味で思い込みが強くて、そのせいで後悔をしたり思い悩んだり、いつまでもぐだぐたしている。強迫観念に縛られた人間の滑稽さが出ていたと思います。でもみんな、そんな感じで生きてるんですよね。

主人公に対するぼくのアドバイスは、「そんなに頑張らなくてもいいと思うけど」って感じですかね。いや、ぼくのアドバイスなんてまったく聞く必要ないです。ごめんなさい。
瀬沼さんのことを何も知らない

瀬沼さんのことを何も知らない

ライオン・パーマ

シアターKASSAI(東京都)

2022/06/08 (水) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

瀬沼さん舞台上で存在感ありますよね。何をしでかすかわからない雰囲気が怖いです。

ネタバレBOX

でもそんな瀬沼さんが誰よりもお母さん思いでってところに持って行く展開はうまいなあと。アツシとジュンだったので、てっきり淳かと思ってたら、敦なんですね。
瀬沼さん、アツシの演技は最高だったけど、ジュンになると、なんというか、いまいち板についてないというか。(ゴメンナサイ)不器用なんですね。(お前が言うな)でも不器用だからこそ存在感があるのかなと。芸達者な人たちが多いライオンパーマですが、そういう中でだからこそ、瀬沼さんの存在が光っている。
(認識間違ってたら訂正お願いします)

マスクをしながらの観劇は息苦しい。マスクが気になって集中できなかったりも。はやくマスクなしで観劇できる世の中になればいいのにな。いま思えばマスク無しで観劇してたなんて夢のような世界だわ。そういう世界はもう来ないのかな、、、
ミュージカルうなぎ

ミュージカルうなぎ

宇宙論☆講座

雑遊(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

細かいところで面白かったけど、全体に大雑把な印象でした。いつものことか、、、
今回は都合で一回しか観に行けなかった。他の回も観たかったな。

ネタバレBOX

開演前舞台上で音響のテスト?なんかをしている五十部さん。久しぶりに拝見するけど、こんな人だっけかなアと思ってたら、違う人でした。最初から面白い趣向。
うなぎをさばくのに、包丁とかのうなぎさばきセット?を忘れましたあとか言って、取りに戻る「段取り悪い」みたいな感じの演出も、細かいところですが面白かったり。
あの弁当毎回食べたのかなあ。
私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しく笑えてちょっぴり怖いお芝居をありがとうございました。何かとうまく回らなくて困ったことが続くこの時期、勇気づけられる思いがしました。

スーパーロボットミュージカル

スーパーロボットミュージカル

宇宙論☆講座

江古田 ギャラリー古籐(西武池袋線「江古田」駅南口徒歩6分/西武有楽町線「新桜台」駅2番出口徒歩7分/大江戸線「新江古田」駅A2出口徒歩10分)(東京都)

2020/07/24 (金) ~ 2020/08/10 (月)公演終了

鑑賞日2020/08/01 (土) 19:00

土曜日の夜、観てきました。
前回観たときのはすっかり忘れていたので、観ながら、ああそういえばと思い出していきました。
最初から変な感じで、ずっとその感じが続くのがちょっと。飽きてくる。
説明が多いので飽きてくるというか。
最初はもっと穏やかな感じで入るとか、途中でペースを変えるとか、丁寧に演じてくれればなあと思ったり。
といっても毎回前説が変わるのだから、こんなコメントはあんまり意味ないですね。
狙って予約した人が交代になったのが残念でした。

MASKED HEROES

MASKED HEROES

藤原たまえプロデュース

小劇場B1(東京都)

2020/06/30 (火) ~ 2020/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

この時期こんなふうに劇場で観劇出来てそれだけで感激でした。
マスクがテーマ(?)の四作品。バラエティーショー的。上演の順番に妙があった。
最後の男三人の野郎芝居に笑ったし和んだし、その前のミステリーもよかったし、その前の二人芝居もよかった。最初の家族芝居のナンセンスな感じもよかったです。

肩に隠るる小さき君は

肩に隠るる小さき君は

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2020/02/26 (水) ~ 2020/03/03 (火)公演終了

昨日の夜は冷え込んでいた。会場もちょっと寒かったけど、観ていて心があったかになったのでちょうどよかったかも。全体としてみればハートウォーミングなドラマというわけではないけど、役者さんたち一人一人を観ているとその演技はあったかな感じがしたというか。

Pickaroon!<再演>

Pickaroon!<再演>

壱劇屋

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2020/02/25 (火) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

こんなに走り回る芝居を一日二回もやるとは。それだけでも凄いなあと思ってしまう。
音がド迫力で、光と影の演出も美しく、殺陣も鮮やかでした。

十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-

十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2020/01/10 (金) ~ 2020/01/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

『十二人の怒れる男』はいままで映画でも芝居でも観たことはなく、今回が初めて。充実の二時間。ぴりぴり感がたまりませんでした。
客席が囲いだと、退屈したとき観客ウォッチングしたりするけど、そういう余裕はなく。最初から最後まで(まさに始まった瞬間から終わりの暗転の瞬間まで)劇中に釘付けでした。
これはお薦め。観るべし。

ネタバレBOX

少年が逮捕されたとき階段を突き落とされたとあった。それが最後のどんでん返しで出てくるのかな、出てくるとすればどういう形で関わってくるんだろうかと考えながら観ていた。でもストーリーとは特に関係なかったよう。あの情報はどうして必要だったんだろうか?
逮捕される際、少年が警官たちに邪険に扱われたとかいうことなのかな?
わからない。考え中。
────────
わかった。警官が少年を階段から突き落とすイメージと、陪審員たちが少年を有罪に突き落とすイメージをだぶらせているということですね? 階段から突き落とした警官もひどいけど、おれたちも同じようなこと(もっとひどいこと)をしようとしている、そんなのひどいじゃないか、みたいな。八番の陪審員が発する情報ですものね。
そういう意味では、「突き落とされた」っていうときの台詞は、「ひどいよ!」っていうニュアンスをもっと含めるべきだったのかなとも。ぼくが鈍感で見逃していただけかもしれないけど。
ものすごい覚せい剤

ものすごい覚せい剤

宇宙論☆講座

JOY JOY THEATRE(東京都)

2019/12/28 (土) ~ 2020/01/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

体調不良で急遽(?)代役になってしまったのが残念でした。
SMAPといえば、ぼくがはじめて宇宙論☆講座をみたのが『世界で一人だけの草なぎ』だったなあ、あのとき一緒に観にいった人とは別れてもう会ってないんだなあとしみじみ。音がいいなあと思ったけど、気のせい?

大晦日の昼間の回にもう一度。飲んだり食ったりしながら観劇。
二度目のせいかお話もよくわかった(ような気がしないでもなく)。一回目よりずいぶん楽しめた。いや、一度目も楽しかったんだけどね。宇宙論☆講座は二度観るのがおすすめかも。
次回は炭火焼肉ミュージカルですか。炭火焼肉なんて可能なんだろうか。

ネタバレBOX

進行が止まって、「おい、お前とお前、らりった演技やってみろよ。できんのかよ」的な感じになって冷たい空気が張りつめたときが、じつはいちばん面白かったかも。その前のシーンが退屈で眠たくなりかけていたので、冷たい空気になって目が覚めた。もうちょっと長くらりった演技を順番にやって、会場を凍りつかせてほしかった。
それ以外のシーンは正直いって何をやってたのかわかりませんでした。龍角散で咽喉がなおったとか、そういうのはわかったんだけど。結局六つ子はどうなった?
バラッド または、地平線の上で呼吸する旅人の話

バラッド または、地平線の上で呼吸する旅人の話

劇団テアトルジュンヌ

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

 芝居のタイトルは、『バラッドまたは、地平線の上で呼吸する旅人の話』という、一度では覚えられず、覚えてもすぐに忘れてしまうような長いもの。

 タイトルのイメージから、地平線の見える雄大な風景を連想し、スナフキンみたいな旅人が登場するのかなと思っていたらそうでもなく。タイトルと芝居の内容が、合致しなかった。芝居のほうは中盤のいざこざが始まったあたりからがぜん興味をそそられる展開になった。でも結末の演出はわかりづらかった。

ネタバレBOX

 仲よしの学生のグループなのかな。ひとりは食堂を経営していて、ひとりはライター志望。もうひとりは小説家。もうひとりは演出家? もうひとりは宗教にはまってしまう、みたいな。それぞれ成功や失敗や挫折を経験したり盗作や犯罪なんかに走ってしまい、傲慢になったり喧嘩したり争ったり陰口叩いたりを経過して、そのうち姿を消す人は姿を消して、残る人は残っている、みたいな物語。

 途中から、あれはなんでしょう? 超越した人がひとり現れて、語り手(主人公?)に話しかける。他のことに気を取られていて台詞を聞き逃したらしく、あの人が誰なのかわからなかったんです。ばかですね。そして最初の仲のよかったときの場面が再現される。あの場面はなんだろう? ノスタルジー的なものを狙ったのかな。


 バンクシーの絵についての件が最初と最後のほうに出てくるけど、あれはどういう意味だったんだろう。バンクシーの模造を50万で購入。でも落として額のガラスを割ってしまうの?  最後にもう一度話題になり、買った、買わないの話になり、「どうしてあるんだろう」みたいなことを言ってた? ごめんなさい、よく覚えてないんだけど、どういう意味なのか、お話とどう関係するのか理解できませんでした。あ、わかった。いや、わかんないけど、タイトルの旅とバンクシーの「屋外、路上」みたいなものを掛けてるのかな。ごめん、やっぱりわかりません。

 歩行のシーンが出てくるんですが、みなさん歩行がぎこちなくてびっくり。そのぎこちなさが逆に面白くてそっちのほうに目が行って、台詞が耳に入ってこないという、、、面白かったけど、歩行はやっぱりもうちょっと訓練してスムースに歩けるようにしたほうがいいと思う。
 あと、ぼくが気になったのは、みなさん姿勢が悪いんじゃないかということ。台詞をいうときみなさん前のめりになって、背中がまるまり、あんまりかっこよくない。

 絵の入った紙袋やジョッキやドーナツの箱。そういった小道具は必要なくなったら片付けてしまうものだけど、それをずっと残しているのが斬新だなあと。思い出が積み重なっていくっていう感じを表現したかったんですかね?

 声を大きく出したり身振りを大袈裟にしたい人は、早稲田で(芝居)やればいいのに、みたいなギャグがあったけど、そうなんですかね? へへ。

 ごあいさつのペーパーを見ると、いろんな参考、引用作品が列挙されていたが、全然わかりませんでした。わが町がどうのこうのって言ってるのは聞いたような気がするので、『わが町』はわかったといえばわかったのかもしれない。でもその他はまったく。それが哀しい。
埋める日

埋める日

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OFF OFFシアター(東京都)

2019/12/19 (木) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

皆さん面白かったですが、特にちょい役の叔父さん(?)が出てくると、舞台上が急に活気づくようでした。その変化が面白く。

ネタバレBOX

姉妹はもっとやりあってほしかった。やりあってやりあって、そのすったもんだの先に漸くまた同じ鞘に収まる、みたいな。あれだと真ん中がすっぽり抜け落ちすぎてて。空白が大きすぎるというか。そういうのを狙ってるんですかね?
家具に巻きついた枝? 壁のカーネーション。いろんな意味に捉えることが可能なんだろうけど、なんというか、いまいちわかりづらいというか。
マクベス

マクベス

DULL-COLORED POP

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

途中まではすんごく面白かったけど。

ネタバレBOX

最後のあれはちょっと。正直がっかりしました。それまで積み上げてきた芝居を自らちゃらにしてしまった。
あれが「どうしても必要と思われた翻案」なんですか?薄っぺらいわー。
あれがやりたくて、マクベスも現代のスーツで携帯使ってたということですか。
そういうの持ち込まないでほしかった。

「動く森」を見せるのになにか趣向があるのかしらと思ってみていたが、特に無く、頭にちっちゃな葉っぱをつけてるだけで、それも走ってるあいだに落ちてしまった。その印象のせいもあるのかもしれないけど、政治の話になった途端、芝居のスケールが一気に小さくなってしまった。急にせせこましい話になってしまったというか。スペクタクルのはずが、急に新聞の風刺漫画になってしまったというか。

いきなり現実に引き戻された感が強すぎて、見終わった後の余韻はなく。なにも残らず。なにしに来たんだろうと思いながら関内まで歩くことに。


死に際を見極めろ!Final

死に際を見極めろ!Final

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

シュールでした。妹がよかった。あれ? 誰の妹だっけ。

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