たらいの観てきた!クチコミ一覧

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暗室の窃視者

暗室の窃視者

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

点数なんてつけられないですけどね
劇場に入っていったとき、期待が高まった。舞台のあるらしきところには暗幕。天井高いっ。この暗幕の向こうには何があんのかしら? 期待が高まるーっ。そういう感じですかね。

芝居自体はね。ごめんなさい。よくわかりませんでした。

言葉を売り買いする商人?役のひとの表情とか振るまいとか喋り方とか、そういうのは面白いなあとは思ったけど。物語としてはね。まったくわかりませんでした。たはは。
でも、それはそれでね。悪くはないと思うんですよ。芝居なんだし。

ネタバレBOX

客電が落ちて、暗転。果たして暗幕の向こうには何があんのかな?
ちょっと明るくなったと思ったら、暗幕の隙間から顔が覗いていたよ。顔が懐中電灯みたいなので照らされていて。わーっ、不気味。

そのうち暗幕が落ちて、舞台の全貌が露わに。
おお~。こういうのも初めて観た。鉄パイプが天井から何本も吊るされてたよ。そして鉄パイプの先っぽには小さい電灯が。
なんだかわからんけど、すごい。仕込むの大変だったろうなあ。

言葉を売り買いする商人?みたいなのが居て。卸し問屋とか?というか質屋か。
言葉、というか概念を売り買いする。笑顔を売った女の子は、笑うことができなくなる。第一人称を売った人は、自己を語れなくなる。
そういうアイディアは面白いけど。
理論的なことを説明したり、その意義みたいなのを語っていたのかもしれないけど、ぼくの耳がまったく受けつけなくて、そういうのは自動的にスルーされていました。
「なんか面白そうで、あなたのこと好きだったけど、理屈っぽいんだもん。私、帰る!」
女の子みたいな気持ちに。

言葉を売り買いすると聞いて、ぼくが連想したのは『やし酒飲み』ですかね。
あのなかでは、主人公が自分の『死』を売って、自分が死なないのはわかっていたけど、『恐怖』は売らなかったので、死の恐怖を味わって怖くてたまりませんでしたというエピソードが出てくる。正確じゃないかも。捏造してるかもしれませんが。
これだと小説のなかのエピソードとして、理屈抜きで面白いと感じることもできると思うんだ。

でもこの芝居では、理屈が多すぎて。その後のすったもんだの展開がもっと欲しかったです。個人的には。
ばたふらい

ばたふらい

ソラリネ。

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/05/07 (火) ~ 2013/05/12 (日)公演終了


タイトルは、どういう意味でつけたんだろう。謎だ。

恥ずかしかった。いろんな意味で。
最初のシーンで、もう気持ちが舞台から離れてしまった。それ以後、気持ちが芝居に戻ってくることはありませんでした。他のこと考えてました。自分の仕事のこととか。ごめんなさい。
あの女の子の演技は、はっきりいって、直視できませんでした。

会社員なども、会社員には見えませんでした。みんな若すぎるってことなんですかね。

ネタバレBOX

芝居全体が、最後の電話のオチに持っていくための大いなる前振りでした。
コントでしたが、笑えないコントでした。

なんかめちゃくちゃ言ってますね。こめんなさい。
宝島

宝島

第0楽章

SPACE EDGE(東京都)

2013/05/06 (月) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

謎だ。
謎でした。なんでここで涙が出てくるのなって思って。不思議でした。最後の場面です。
でも後から考えると、謎というわけでもないのかもとも。

サスペンス風の物語なのかと思ったら、実はそうではなくて、いろんなイメージを積み重ねていった先に出来上がったものが、この芝居ということなんでしょうかね?

お弁当や、ケーキ。ちゃんと食べてるのが、リアルでよかったな。あとゴミだらけの室内とかも。その辺がリアルだから、リアルからちょっぴりずれた会話(や幻想)がより生きて来るというか。

それからまたちょっとずれた三人組登山者の演技と歌がいい味を出していて。シリアスだけど笑いを誘うっていう。

失踪した男の寂しくて、でも楽しくてユーモラスに見えなくもない、別な視点から見ればうらやましくもある、そんな人生が浮き彫りになったお芝居でした。


曽我蕭白

曽我蕭白

LiveUpCapsules

atelier SENTIO(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/05 (日)公演終了

満足度★★★

でも、ほんとはどういう人?
曽我蕭白って、江戸時代の絵描き? 不勉強で知りませんでした。でも絵はどこかで観たことがあるような。
無頼派な感じの曽我蕭白のエピソードをユーモラスに描いていました。

絵を映写機で直接見せちゃうってのは、わかりやすくていいですよね。
わかりやすかったです。

ネタバレBOX

東上線、北池袋駅。atelier SENTIO。
線路沿いにあるのね。しかも木造の家を改造したみたいな感じのスタジオ。

電車の音がうるさいんじゃないのかなあと思ってたら、やっぱり煩かった。
それから、上演の途中、ときどき水が流れる音が聞こえたんだけど、あれはなんだろう。雨戸? なわけないよね。トイレ? やっぱりトイレ?うーん。
演劇の空想的な空間に入り込んだ、みたいな感覚が、そういうのにときどき邪魔されたのが残念。

曽我蕭白って、ほんとはどういう人だったんでしょう。上演では、破天荒なエピソードがいくつか紹介されていたけど、そこから曽我蕭白の人間に迫る、みたいな視点が欠けていたような。
いつも超人的な、あるいは仙人的な感じで。
絵が描けなくて悩んだり、なんかいじけたり、そんなふうな人間の弱さが見えなくて。

曽我蕭白の理解者であり、芝居の進行役でもあるお兄さんも、単なるやさしいいい人みたいな感じのままなのが不満でした。他の登場人物すべてにも、それは当てはまるかな。

あと、これは、ぼくの理解力が乏しいだけだからなのかもしれないけど、クライマックスのシーンは、「ここがクライマックスだよー」みたいにわかりやすくもっと露骨にやって欲しいなあとおもったり。
最後に蕎麦の話題に戻ったとき、蕎麦が落ちにならなくて、まだ続きがひょっとしてあるのかなあと思われたけど、「ありがとうございました」って頭を下げられて、「ああ、終わりかあ」と、なんだか中途半端な気持ち。
オーラルメソッド3

オーラルメソッド3

シンクロ少女

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

「愛についてのシンクロ・レポート」
初観劇のぼくにはどうも。馴染みがないぶん、ちょっと、、、。何をやってんのか、よくわかんなかったっす。ま、これに懲りずに。いや、大丈夫です。

ネタバレBOX

最初、席についたとき、照明がとっても簡単な感じで。それがびっくり。
そっけない感じなのね。

それから、折り畳み式の椅子が四つと、「のど越し生」の缶がよっつ置いてある。
わざわざラベル面をこっちに向けてるってことは、読ませたかったんですよね。「のど越し生」って。

「のど越し生」派ですか。そうですか。こないだ東京に遊びに来た姉も「のど越し生」派でした。
ぼくは「金麦」派なんですよね。最近は北海道プレミアムを飲むことも。でも今夜は奮発して、サントリーのザ・プレミアム・モルツをいただきました。全然関係ないんだけどね。

役者名がそのまま役名のようでした。それもあとで気づきました。

最後、音楽が鳴ってるなか、椅子に座って紙ペラのなにかを読むんだけど、観客には聞こえない。それがなんだか面白いなあと。
大きなトランクの中の箱

大きなトランクの中の箱

庭劇団ペニノ

森下スタジオBスタジオ(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

圧倒されました。
舞台装置や小道具にもにも。

ネタバレBOX

主人公、43歳(だっけ?)受験生の葛藤みたいなものはよく出ていたと思うけど、その他の登場人物は動くオブジェみたいなもので、その内面はわからない。
そういうのもわかればいいのになあと思ったけど。
でも、わからないほうがいいのかも。主人公だけの世界なのだから。とも言えるかも。
ランチさんとディナー

ランチさんとディナー

KAMAYAN

シアターシャイン(東京都)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

タイトルがナンセンス
それに惹かれて観に行きました。

男装していた主演の女の子。あの子の冒険活劇、みたいな芝居を観てみたいなあ。舞台をところ狭しと走り回るの。殺陣とかもあったりして。

次はそんなのをお願いします。

ネタバレBOX

黒い玉なんてさ。すぐに返してやればいいじゃん。
返してっていったら、素直に返せばいいのに、意地悪して返そうとしないのはすきじゃないな。自分たちが欲しいわけでもないのにさ。無意味などたばた。工夫がもっとあれば。
で・あること

で・あること

明治大学実験劇場

明治大学和泉キャンパス・第一校舎005教室(東京都)

2013/04/24 (水) ~ 2013/04/27 (土)公演終了

満足度★★★

ちぐはぐだったかなあと
ごめんなさい、僕にはよくわかんなかったんです。

ネタバレBOX

あんなふうに知らない男が家に押し入ってきて手首を締めあげられて、それでどっきりカメラ?みたいなのとか。
押し入った二人組(三人組?)の先輩のほうが、急に激しく驚く演技とか、無理矢理感がいたるところに。

主人公の女性が殺されないことはわかっているから、最後、どんなふうに逆襲するのかなあと思っていたら。ゴジラが登場。それは面白かったかなあ。

ぼくにはわからないギャグが満載だったので、そういうのがわからない自分自身に対してしょぼんとした気持ちになりました。
トモダチ

トモダチ

演劇ユニットハイブリッド

阿佐ヶ谷TABASA(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

あー面白かった
観に行ってホントよかったです。登場人物が少ないのがいいですよね。濃密な人間関係が出来上がっていく。
もうね、大人数がわさわさしている芝居はもう観たくないです。(嘘。やっぱり観にいくけどさ)
馬鹿らしいことを一所懸命やって、それが意味を持ってくるっていうのが、素晴らしいなと。

cut out list

cut out list

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/30 (火)公演終了

満足度★★★

いや、とりあえず、観て来たんで。
コントの割りには、美術が凝っているような。結構なお金と時間を費やしているだろうに、こんな軽い感じのものでいいの?
もっと盛り上がりを作って、演劇的にすることも可能だったろうに。そうしないのは、やっぱり軽いおしゃれな感じを求めているから?
出演していたお二方とも魅力的な役者でした。

Looking for a victim

Looking for a victim

NYエロヒマドル

BAR COREDO(東京都)

2013/04/20 (土) ~ 2013/04/24 (水)公演終了

満足度★★★

好みの問題かもしれないけど、
あんまり感情を作りすぎるのは好きじゃないです。
女優の方は感情を作り過ぎで、見ていて辛かったなあと。
特に泣く感じの演技は嫌いです。
もっと自然に演じたほうがいいと思います。なまいってすいません。

『駆け込み訴え』の朗読も、感情を作り過ぎてて、、、。

ゲストの方の『刺青』が淡々としてて、いちばん聞きやすかったです。

「日替わりゲストの個性とNYエロヒマドルキャストがぶつかり合う化学反応」
どこがどう反応していたのか。オッペケペーのぼくにはわかりませんでした。

でも一杯飲みながら観るのはイイ感じですね。

流れる雲よ2013 ~海~

流れる雲よ2013 ~海~

演劇集団アトリエッジ

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/04/19 (金) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★

戦争って、、、
いけませんね。でも武力は必要なんですよね?
なんて。そんなことを考えさせる芝居でした。
もっと間をなくして、短くするところは短くできたのではないのかなあ、などとも感じなくもなかったです。

ネタバレBOX

特攻隊の隊員が、68年後の未来のラジオ放送を聞いてしまう。その放送で、日本が負けたことを知る。原爆が広島、長崎に投下され、その一週間後には終戦。その事実を知りながら、特攻の命令が下されると、片道だけの燃料で戦闘機に乗り込み、離陸していく特攻隊員たち。

なぜか電話でも未来と話ができる。
「いまの日本はいい国ですか?」と隊員が聞く。
パーソナリティの返事。
「いろいろ問題はあるけれども、日本はいい国なんじゃないのかなあ」
それを聞いて特攻隊員は、安心する。そして、特攻へ。昔の若者は大変でしたな。

もし「どうなんだろう、そんなにいい国じゃないかも」とかいう答えだったら、特攻には行かなかったのかな。生き残って、日本をよくするために頑張る、みたいなことになったのかな。

いや、出撃することは決まってるんだから、もうどんな答えでも行くんだろうな。「いい国になった」と聞いて安心したかったということなんでしょうね。

特攻隊が出撃するのは二回あって、最初の出撃のあと、出撃した隊員のお母さんが差し入れにおはぎを作ってやってくる。(そんなことは現実にはあり得ないだろうけど)
「いつも息子がお世話になってます」
まだ息子の死を知らないのだ。

そのあとよやうくお母さんは、特攻で息子が死んだことを知らされる。するとお母さんは特攻隊員の同僚たちに「ありがとうございました」と頭を下げる。
そのシーンがね。もうね、うるうるしました。

お母さん役で出てくる人は、そのシーンだけにしか出てこないけど、おいしい役だなあとも思いまちた。
近未来パーク

近未来パーク

とくお組

吉祥寺シアター(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

背広姿もかっこよかった
日曜日のマチネ。吉祥寺シアターはいいね。広くて。
広い空間をしっかり使った素晴らしい舞台美術でした。
井の頭公演。
あんまり素晴らしいんで、開演前に舞台近くまで降りて行って、岩とか草とかちょっぴり触らせてもらったよ。岩は発泡スチロール。草は造花。そりゃそうだ。でも、ほんとにすんばらしい美術。びっくりしました。

芝居も面白かった。くすくす笑わせてもらった。しかし、後半ちょっぴり退屈したような。
前半は間の取り方なんかで笑いを取っていたと思うんだけど、後半になるとコント風なギャグで笑いを取りにいっていたように感じられたかな。で、ちょっと退屈したって感じ。

パンフレットを読むと、初演のときには60分だったものを、90分に伸ばしたとのこと。だからなのかなあ。中盤から後半に掛けては、欠伸を噛み殺すことも。

でも、全体で観ればいい印象だし、次も観たいなあと思ったなり。

【終演!ありがとうございました!】女教師と団地妻

【終演!ありがとうございました!】女教師と団地妻

ボクキエダモノ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

話の展開が面白い
渋谷のギャラリーLE DECO。ここは専用の劇場じゃないから、外の音が漏れて聞こえてきたりするんだよね。でも、形が劇場じゃないからそれが面白くもあり。

『女教師と団地妻』は、団地に住んでる主婦や教師の話だったよ。
話の展開はよく出来てるなあと。
でも内容がね、生々しすぎて。チキンハートの僕にはちょっぴり辛かったりもしました。

煮え切らない主婦役の赤星雨さん(やさしい味わい)が目立って面白かったなあ。煮え切らなすぎてイライラもしたけど。へへ。
以前、やさしい味わいの芝居を拝見したときには、こんな演技をするようには見えなかった。てへへ。ゴメンナサイ。

独り芝居・芸人列伝

独り芝居・芸人列伝

だらく舘

シアターPOO(東京都)

2013/04/16 (火) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

松井須磨子って?
松井須磨子。知らなかったですが、楽しく拝見しました。
独特の雰囲気。
小島薫さんが観客の心を掴んで、素晴らしい演技をされていたかと。

ネタバレBOX

演劇ってコミュニケーションなんだなあと改めて思いました。独り芝居だと、観客とのコミュニケーションが大事になる。というか、もうそれしか無いかも。

小島薫さん最初のてんぱったふうの前説と舞台での化粧、化粧なしがら芝居の筋を話してしまうことで、観客の心をばっちり掴んでいたかと。

クライマックスのシーンでのシャボン玉。あれがもっと舞台中央まで届けばよかったのにあ。

あと、後半、須磨子のふてぶてしさや迫力がもっと出ればよかったかもと。偉そうですが。小島薫さんの人のよさだけが、目立ったような。

ああ、なんか、他のも全部観たいんですけど、なかなか出来ないのが残念、、、
お暇をこじらせて

お暇をこじらせて

aji 2021年活動終了

新宿眼科画廊(東京都)

2013/04/13 (土) ~ 2013/04/16 (火)公演終了

満足度★★★★

居心地のいい感じ。
おしゃれで、居心地がよくて、面白くて。
とってもいい感じでした。こういう芝居ができて、羨ましいなあと思ったり。

ネタバレBOX

青い液体は何なんですか。飲んでも大丈夫なんですね。

演劇的なクライマックスは、家族の食卓での会話をふたりで声を合わせて語っているところになるんでしょうか。あの部分をもっと長い時間観たかった。物足りなかった。あの部分こそ、もっと何度も(語りかたを変えながらでも)繰り返してもいいんじゃないかなあ。

ぼくはそのうち一人芝居を自分でもやりたいと思ってるんですが、そのヒントがたくさんあったように思います。
TheStoneAgeヘンドリックス「おおきないし」たくさんのご来場ありがとうございました!

TheStoneAgeヘンドリックス「おおきないし」たくさんのご来場ありがとうございました!

The Stone Age

サンモールスタジオ(東京都)

2013/04/09 (火) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★

なごやかな雰囲気
楽しく拝見しました。

ネタバレBOX

おんなじセットを使って違う芝居をするのかと思ってたら、セットも違ってた。舞台の真ん中に大きな石が置いてあるのは同じだったけど。
石といっても、ほんとうの石ではなくて、合板を貼りあわせて作ってある。「石だ」と言われなければ、石には見えない。でも、あれでも作るのは大変だったろうな。複雑な形だから。

石の上に天狗がいて、仲間が戻ってくるのを待っている。
取材にやってきたライターの女性が、地元の女性を励ます。
『おおきないし』の「いし」がひらがななのは、石と意志を引っ掛けてるのかな。
「大きな意志」を持って、がんばれみたいなメッセージ。
あんまりストレート過ぎると照れくさいよね。てへへ。

「初めての東京公演で楽しそうですね」
アドリブっぽい感じで、台詞を入れていた。
その言葉どおり、天狗を追いかけてる漁師が、自由に楽しそうに演ってる感じで面白かった。

出版社の担当?の女性の体当たりの演技も面白かったです。

ただ不愉快なことも。
内輪受けで、大笑いしている観客(スタッフ?、関係者?)がいて。笑いのレベルが低すぎる。ひとりで馬鹿笑いしてた。ひとりで無遠慮に笑いすぎると、他の観客の集中が切れるんだよ。
携帯のアラームなんかが禁止のように、身内の馬鹿笑いも禁止を徹底してほしい。せっかくの舞台もたったひとりのスタッフの馬鹿笑いで台無し。
それが単なる観客なら、「残念、不運でした」とも思えないこともないけど、スタッフだったら、もっと気を遣ったほうがいいのでは。
偽典・地獄変

偽典・地獄変

鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず

pit北/区域(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

難しくて、僕には評価できません
芥川龍之介の『地獄変』では、絵師の娘が牛車のなかで焼け死ぬのを眼の前にしながら、絵を描き続け、最後には死んでいったわけですが。

『偽典・地獄変』では、別の地獄が表現されていたようです。

ネタバレBOX

実はよくわからなかったんだ。
なに喋ってるか聞こえないし。

でも斬られても斬られても何度も生き返ってくる怖い兵隊さんがいたり、きぐるみの妖怪がいたり、呪文で人を生き返らせる白衣の科学者みたいな人がいたり。色っぽいけど馬鹿っぽくもある看護婦がいたり。その他、よくわからない人たち。

上演前に。
「赤いものが飛び散ったりしますから、気をつけて。半数以上は死んでしまいますから」

なんか飛んでくるの? いやだなあ、勘弁してほしい。
でもそんなことはなかった。じゃあ、殺陣のときの日本刀の先っぽが観客にあたったりするの?
とおもいきや、そんなこともなかった。
きわめて安全でした。
ただ音響のボリュームが大きすぎて。鼓膜破れるかと思いました。
左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

INUTOKUSHI

シアター風姿花伝(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★

満間昂平さん、すきだな
自然体な感じがして。その他の出演者は全員、チカラが入りすぎていて。息苦しさを感じないでもないような。

ネタバレBOX

前説で、「涙を拭くためのハンケチのご用意を」
でもそんなの必要なかった。単なるギャグだったか。ほんとに泣けたら良かったんだけど。

恒例の最後に出てくるラスボス(?)と男どもが戦うのはいいけど、そのあとのプレゼント交換は何?
やってる人たちは、あれで納得してるのかな。

「なるほ度」とかどうでもよかった。そのナンセンスに乗れなかった(ぼくが)のが残念でした。

ゴメンナサイ。大好きな劇団で、期待度が高かったぶん、辛口になってしまいました。
知恵と希望と極悪キノコ

知恵と希望と極悪キノコ

LIVES(ライヴズ)

シアタートラム(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★

楽しく拝見しました
飽きさせない工夫が随所に。

シアタートラム、初めてでした。おしゃれな劇場。でも椅子の座り心地は、、、

ネタバレBOX

巻き戻し、早送りが面白かったです。監督の表情も可笑しい。印象的。

最初に「静かにしてくれ、集中できない」みたいなことを言ってた戦闘員役の方、戦闘服に着替えた途端、存在感がまったくなくなったのが残念、みたいな。

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