ハナミズキの観てきた!クチコミ一覧

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シングルマザーズ

シングルマザーズ

ニ兎社

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2011/02/20 (日) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

大変良い作品でした。
実は観る前はあまり期待をしていませんでしたが、大変良い作品でした。 個性豊かな演者5人をエピソードを織り交ぜながら一人一人丁寧(存在感、台詞回し等)に表現し、更に登場しない人物の存在感も十二分に伝わり(計10人規模の芝居感)、観終わった後に、個々のその後の人生がとても気になりました。
重たい社会問題・政治問題を良質の笑いを織り交ぜながら、明るく協力しあって困難に立ち向かう姿を観させていただき、活力を与えられ、又、考えさせられる作品でもありました。
初めて拝見しましたが、洞察力・観察力・取材力・舞台・照明、全てに於いて二兎社、永井さん恐るべしでした。
役者さん5人の演技は「言うに及ばず」で、枝元さん、玄覺さん次の出演作
もとても気になります。

少女と結婚詐欺師

少女と結婚詐欺師

かーんず企画

ブディストホール(東京都)

2011/05/19 (木) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

安心して観られ裏切らない劇団さん?
初「かーんず企画」、初「ブディストホール」・・行ってきました。
若手とアイドルとベテランさんのバランスが良く、「安心して観られ裏切らない劇団さん」の印象。

ネタバレBOX

舞台上は洋館、上手前方寄りに応接セット、下手奥段差上に“自分を不治の病と信じ込み不登校となった一人娘民本さん(鞠子役)の2階の洋間、中央にベッド、左手に勉強机と庭を見下ろす窓、1Fと2Fの導線も違和感無く(1m少しの壁幅で階段の昇降を再現)確りと作りこんだセットの中、両親・親族より一流の結婚詐欺師の堺さんに鞠子の「不治の病と思い込んでいる心の病」を治して欲しいと懇願し、シリアスな物語が続くものと思いきや、途中から、学友、2F窓からの登場は、庭師とナルシスト男子生徒、昔詐欺に落とし入れた担任女教師、その女教師に思いを寄せる短めのズボンにサスペンダーで見るからに暑くしく&青髭の副担任、大物芸能プロデューサー等々、登場人物が入り乱れ周りの人全てを捲き込み鞠子の病を直そうと試みるのであったが・・、最後は、どんでん返し×2倍で、少ししんみりと・・。
副担任役の志賀さん、庭師役の弓谷さん、お手伝いさん役の恩田(あい)さん[とても兄妹とは思えない濃いキャラの兄も競演]が印象に残りました。主役(結婚詐欺師)の堺さん、シリアスでコミカルで謎めいた展開の中、詐欺師っぽく、少し二枚目っぽさも加え、役作りが大変であった事と思われますが、柳葉流「舌先で左右のホッペを膨らます」攻撃には・・。もう一人の主役民本さん出番まで暫く間があり、ベッドの中での睡魔との闘いがあったのでは・・。楽日大雨の中の撤収作業、御苦労様でした・・。
ワールドエンド、スーパースター。

ワールドエンド、スーパースター。

劇団エリザベス

タイニイアリス(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

つづきを観たい・・
面白かった。つづきを観たいです。
3人の役者さん(省エネ)で、現時点の話と、少し過去の話を織り交ぜ、透明(ゾンビ?)人間から逃れながら、他の生存者を探す冒険活劇の序曲・・。
唯一ネットが繋がった“小笠原課長(?)”気になる人の登場を待たずして、終幕。。
脚本・演出さんが替わる次回作、既にチケット押えてますので、伺います。

労働です

労働です

範宙遊泳

STスポット(神奈川県)

2011/03/02 (水) ~ 2011/03/09 (水)公演終了

満足度★★★★

目新しくも大胆に、でも労働です!
「舞台?の設営」+「複数の天吊TVモニター&公演の撮影・放映」+「開演中の横浜駅前街頭ライブインタビュー&劇場とのコラボ」が、目新しく、実験演劇として面白かった。繊細にして大胆に!何でもありの舞台。
<舞台設営>
役者さんが往来する仮設路を挟んでお客さんが自由に座り、左右に演者のパフォーマンススペースを有する形、場面により、上手・下手が代わる。
<役者さん>
田中さんの絶妙な間の取り方は、ブラボーに値し感服です。
高木さんも良かったですが、今回も管理職役でしたので少し残念でした。
次回客演される場合は、少し違った役どころが観たいです。
<痛いっす!>
①一部大雑把な台本(ごめんなさい)が目立たなくてすんだ様に思います。
・TVの突撃インタビューアーもどきの進行役(福原さん)がいなかったら・・・。
・職場での合コンもどきの対抗ゲームコーナー(殆どアドリブ?)
②熊川さん、埜本さん、個性の強い客演さんに遠慮されたのかな?
③舞台が下手側になった時の役者さんの小休止姿。(加藤さんだけは、手抜
く事無く、演技を継続されてました。あっぱれ!ご苦労様でした。)

さらばユビキタス

さらばユビキタス

エビビモpro.

王子小劇場(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

元気を貰いました。
舞台が始まって上手奥の出入り口扉の上部、奥まったスペースに人影がチラチラ・・舞台監督?演出家?気になる・・演者?暫し進行して判明!はたして、その正体はシンセサイザー演奏者の“矢ヶ部さん(全てを兼ね最後に役者として神様役もこなす)”、そして“守富さん”のパーカッションを加えた質の良いライブ演奏、そこには、間違いなく小劇場版ミュージカルが現存していました。w(° o°)w
ナンセンスなストリーは兎も角、役者さん全員に観せ場があり、初観で、各位の顔と個性が強烈に印象に残るという事は、“矢ヶ部さん”の劇団員さんへの愛情の現れかと思われます。“伊藤さん”“山増さん”の篤すぎるツートップ、“長田さん”“真山さん”のヂュオも聞き応えがあり、“永田さんのパク・チョンミン“、”引っ込み思案でゆるキャラの、でく田さん“、”海ノさん“の側転はご本人のイメージ通り華麗で・・等々。
<オールディーズ>
ミュージカル&役者全員に見せ場のキーワードで、昨年、慢心の上、製作・企画の暴走により(?)倒産した「ふるさときゃらばん」の二昔前の良き時代(全盛期)を少し思い出させて戴きました。最近「新生ふるきゃら」として再出発したらしい。。
<オリジナル ナンバー>
挿入歌「FAITH/OFF~仮面の告白」は自虐的ナンバーで至って真剣に歌われてましたが“歌詞”結構笑えました。
『こんなミュージカルに意味なんかないって分かってる・・歌って踊って何になる?大体ミュージカルなんて嘘だらけだろ 人はいきなり歌いださない そんなにいい声で喋らない・・それは現実逃避でしかない・・。』、帰りに思わずCOを買ってしまった。(´-ω-`)
<次回作>
初観でしたが本劇団の屋台骨を背負っていたマルチ才能の持ち主“矢ヶ部さん”本作を以って退団されるとの事、残念です。きっと本作で劇団員さんを『ノアの箱舟』に乗っけて行きたかったのでしょう。。今後も存在感のある劇団として頑張って下さい。次回作、期待しています。

ロマン

ロマン

東京タンバリン

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

男のロマン、と女のフマン
「男のロマンと女のフマン」(=大昔どこかで観た芝居タイトルのパクリではありません。)
世相を反映してか、権力若しくは家庭を手中に収めた女子が・・進化の果て肉食系へと・・。
男子の夢とロマンは、何処へ!最後に負け犬状態となったが男子が・・その少し残された雄の本能を呼び覚まし、吼え叫ぶ先には・・・。
下名を含め世の男族の夢とロマンが“如何に小っちゃくなっちゃった~”を痛感。ダメじゃん!
立体的な雛壇舞台でのタンバリンらしいリズム感のある舞台、見事でした。役者の皆様、大変御苦労様でした。瓜生さんの<ひょうひょう>とした自然体の演技に少し嵌りかけてます。。

勇気出してよ

勇気出してよ

小松台東

OFF OFFシアター(東京都)

2014/10/06 (月) ~ 2014/10/08 (水)公演終了

満足度★★★★

初観・・伺いました。
”瓜生さん、もたいさん”他、絶妙なキャスティング・・まったりとしたひと時でした。

愛情爆心地はボクのココ

愛情爆心地はボクのココ

ぬいぐるみハンター

王子小劇場(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

拝観切欠 爆心地は”桐村さん”
開演直後、舞台のあちこちで役者さん達がバラバラに演技をし始め、どこをどう観て良いのやら。キョロ目になり、大変な空間に来てしまった!・・オープニングの騒ぎが収まって、本編に入って少し落ち着き、ホットしたのも束の間・・。ありえ無い舞台設営といい、テンポもストーリー、キャラ設定も奇抜で、良い意味で“大人っぽさ(常識?)”の入り込む余地を許さない程のパワーを感じました。
“片桐さん”短パンが大きいのか?華奢~!最初は、ハイテンションに合わせてましたが、後半は「箱庭さん」っぽく、お姉さんらしい落着きのある台詞回しで・・“ぬいぐるみ班”になりきらなきゃ~ダメじゃん。“笑笑さん”もホームではgoodで、“トープレ”でお見かけした“八幡さん”の蹴りは半端無く、エグかった・・しかし乍、後ろ向き正座でお弁当を食べるシーンに、もう一工夫が欲しかったかな(もったいない)、蹴られた“神戸さん”のリアクション・アドリブは流石!・・、結果、<爆心地>はイラストの“桐村さん”(always do good job!)って事で。。
ところで、終演後、“二重まぶたの三太さん”と“異国人さん”とのトーク?があり、三太さんって、<女子?>エッ~!ぶったまげた!!
その後、知人から“三太さん”は男だよ(まさか異国人さん?)、って聞いて未だに混乱してます?見事に、してやられたのかも?・・はて?一緒に住んでいる“○○さん”は<ルームシェアー>なのか<同棲>なのか?・・“爆心地!”どっちゃでもエエか・・。
<ハナミズキさんのコメント>
変わった芝居で、まあまあの面白さでした。☆2

ずんばらりん

ずんばらりん

ふくふくや

駅前劇場(東京都)

2011/03/30 (水) ~ 2011/04/06 (水)公演終了

満足度★★★★

<シリーズもの>継続は力なり?
お初でしたが、活動弁士さんの前説ですんなりと入れ、役者さんも旨く(特に福島さんがいい味を醸し出してました)、安心して見る事が出来る劇団の一つと感じました。又、下北小劇場の観客平均年齢を持上げるのに貢献される劇団でもあると感じました。「水戸黄門」、「釣りバカ日誌」と同じく三本木麗子人情劇一座も旅を続けるのでしょうねぇ~。

ゾビンとミルルのグルグルしたハナシ【稽古動画vol.2配信中!】

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劇団†勇壮淑女

ザ・ポケット(東京都)

2011/03/30 (水) ~ 2011/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ハイ、皆さ~んよく出来ました!
ハッピーエンドで終わり、根っからの悪人が登場しない【R-15指定 教育TV(今日行く?デレッ~be!)推奨 ファンタジー(不安多示威)】てかぁ!
田中さんはThertre劇団子(元所属)の「愛知のオンナ」ぶり、現所属の涌井さんはホチキスの客演「いらない里」ぶり、山口さんは、どこかで・・・。
高梨さんの瞳キラキラに翻弄され、「オリ」の台詞を聞き逃しました、とさっ。。
作・演出者 金沢さんコメント「究極の学芸会」⇒ 賛同致します。
そもそも、「なにげにゾンビ」「無理からゾンビ」「必然的にゾンビ」なのか、思い出せない・・・。

凄い金魚

凄い金魚

ラッパ屋

座・高円寺1(東京都)

2011/03/10 (木) ~ 2011/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

安心して観られる大人の為のコメディ
ラッパ屋さんは、大人の為のコメディとして安心して観られる数少ない劇団で、今回も、あるあるネタと、わくわくネタ満載で、大いに笑わせて戴きました。
大学教授と息子の元嫁との老いらくの恋、自由奔放すぎる姉、親族・兄弟の軋轢、内に押さえ込んでいた本音をぶちまけ、乱暴な言動、悪態、痴態をさらけ出してしまった幸太郎(福本さん)、等々、出来そうで実際には普段自分自身が出来そうにない、ちょっとした冒険をラッパ屋ワールドで擬似体験するって、とこでしょうかね?まだまだ引出しの多い、鈴木さんの手法はズルイと思います。
それにしても俵木さんは、どんな役でもインパクトがありますね~。
而して、高野家の金魚の もの凄さって、一体全体なんだったのでしょうか・・?(coming soon?)

IN HER TWENTIES

IN HER TWENTIES

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

新船“上野トープレ号”出港!確認セリ
<“上野さん”の人となり?>
「出来れば最高に甘い敗北を喫したいと思っています。」謙虚なコメントで挑まれた本作。これだけの役者さんを一堂に会するだけでも、既に持ってますね~人徳(「人たらし術」と同意語?)を・・。おそらく、女兄妹に囲まれ、お育ちあそばされたか?或いは、幼少の頃よりガールズトークの輪の中に自然と入っておられ、男子として全く意識されない特異な天性の持ち主なのではないか、と推察されます、が・・。急がず、騒がず、マイペースな、船出を拝観させて戴きました。間違いなく、今回も“上野さん”が勝利を得ました。
<流行?10人もの・・?>
「十把一絡げ」→「十人十色」→「一人十色」の世を経て、次世代の担い手“上野さん”の新たな一手は、「十人で一人」を・・ん~その手があったか!最近10人ものが流行ってるのかな?『バンダラコンチャ』“近藤芳正さん”の【ちんけさんと大きな女たち(黒谷さんと穴田さんが良かった)】まさか、明日(6/5)伺う、『ナイロン』さんの【黒い十人の女】に対抗して?では、ないですよネ?
<20代 多感で重要な10年間を凝縮>
始まる前に椅子の数が気になり何度も数えましたが、なぁ~る程、懐かしのフルーツバスケットかぁ~。更に冒頭の2人で登場し全員が集合する前に、お腹が空いて外食に行くの行かないののくだり・・も、正に育ち盛りの20代前期の2人組であったか、これもなる程。。ローカルな「世界の山ちゃん」が上野ワールドの台詞に迄、侵略(東京に既に18店舗)して来ているんだ・・おそぎゃ~!3千円で料理(勿論、手羽先盛合せ込み)飲み放題付コースは、仲間内の飲み会だと“ありあり”で、神田西口店は、唯一日本人の店長を弄って、つまみにするも“ありあり”って、考えながら・・観劇続行。
10年もの間の個人の成長を感じさながら、10人での口論も織り交ぜたりで・・“榊さん”が初々しく、“冬月さん”が悠然と要所を押え・・多分、空港に間に合い・・きっと過去を取り戻せた事でしょう!めでたし、めでたし。。
小鶴さん(天夕さん)家の『ラフメーカー』新メンバー(正式加入)も加わりHPも一新し、次回公演予定も2011年9月とUP!されたのは良いのですが、「Coming Soon!」だって・・少しは改善されたので、まぁい~っか。。
<ハンモズクさんのコメント>
ある独りの女性が20才~29才迄の間、葛藤しながら理想通りにいかなかった現実を振り返えりながら、少し成長した自分を確認する物語?さぁ~て、この女性は、これからどの様に自分と向かい合い、また、どんな風に変わって行くのか?続きの作品があれば観たいと思いました。
脚本・演出、若手男の方の様ですが年齢を重ねながら成長する女性の心の表現がとても上手に描かれていて、関心しました。

湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!

湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!

ホチキス

テアトルBONBON(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/04/19 (火)公演終了

満足度★★★★

演芸場感覚・役者個性の競演!
凛として華のある村上さん、巡査部長も(前回のシェフ役も)適役で独特の味をかもし出す加藤さん、客演よりホームで生き生きとしてた小玉さん、新境地開眼の齊藤さん!に加え、存在が狂気な“演者を喰う柿”の村上さん、客演の方がねちっこさも増し、ハイテンションでしたね~、郷ひろみを越えたハッピの早脱ぎ早着、無意味な肩チラ見せ、途中で回数を数えるのもバカらしくなってきました。でもホチキス演者は喰われません、齊藤さんがシュートコースを消し、更にオーバーラップし、あわや・・。
渡邊さん、下名・・ボックスさんは卒業(上川隆也さん出演作は別)し、お蔵入りしましたので、他の客演作品、伺います。
本、台詞カミカミは兎も角(本当はダメじゃん)、あ~ぁ、ホチキスらしくて、プチ楽しかった!

ペノザネオッタ

ペノザネオッタ

ONEOR8

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/06/18 (土) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★★

懐かしか~エガッタ~・・。
なんとなく、便座とか?呪文とか?のイメージを持って観に行きました。
弄られ(虐められ)易すかった人を周りの人が心温かく、愛情を持って接したりしていた時代があった事を・・、“男熟”という、なんとなく硬派な野合で戯れ、一線を隠す女子とのコミュニケーションがぎこちない青臭ささといい、“ドラクエの電子音”といい、レトロ感たっぷりで、“徹夜で語り明かし”たり“ゲームにのめり込んだ”りした良き時代・・思い出させて戴きました。
役者さんでは、【この親にしてこの子あり】、【良くも悪くも子供は親の影響を受ける】を感じさせ、自らも大人になりきれていない“如何わしいさ漂う ゆるい大人&つっけんどんでありながら、本当は良い父親になりたかったが術が判らない父親”を自然体で好演されていた“白州さん”で、過去何かの作品で拝観させて戴いた?聞いた(声優)?が思い出せなかった事もあり、非常に気になりました。観終わって暫くした後「サスペンデッズ」での出演を思い出した次第、次回出演作『g』は、日程が合わないのと、(下名個人的に)相性の良くない劇場故、見送りますが、暫し注目です。
“矢部さん”は昨年2月の「飛龍伝(新橋円舞/黒木さん主演)」以来で、演技は殆ど変っていない様に見受けられましたが、本作は“田村さん”が最初から“矢部さん”のキャスティングをイメージして書かれとの事で・・適役であったのでしょう。。ムックさんは、自らの劇団の活動停止発表(6/19 解散ではないとの事)で吹っ切れたのか、さすがの存在感を醸し出し、“広澤さん”も難なく演じ、今後の活躍プチ期待です。
<【禁断の?】客席ウオッチャー/藤田記子さん似の・・>
開演前トイレから戻ったら、いつの間にか、お隣にOL風の“藤田記子さん”似の・・緊張の中、終演を迎え・・やはり“藤田記子さん”で、おじゃりました、「ドロシー」も良かったですが・・「水際パン屋」の“スキンヘッドのカラス天狗(プロマイド持ってます。)”方が“らしく”生き生きしてて良かったです。“とってもチャ~ミングな方ですね”っと心の中で囁きながら・・帰路に付きました。・・7月初、下北に観に行こっと。。他にエビビモの“山増さん”の御尊顔も拝する事が出来、とても良い一日となりました。

毒と微笑み

毒と微笑み

ブルドッキングヘッドロック

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/10 (水)公演終了

満足度★★★★

「国民の映画」他のパロディ作?⇒「B・Hの演劇」
プロローグで行き成り『私たちは上手、ランディさんは下手!』と、余程比較された事がしゃくに触ったのか(同意しますが)・・。隣国との臨戦態勢下、軍部の上下関係が駐屯する家族間にも反映され、夫人・子供のコミュニティにも例外なくイジメ等の問題が蔓延る軍部群像劇、途中何気に高校演劇部&芝居小屋での芸人コントが乱れ入り、加えてワルツにミュージカルナンバーにゴルフにマジックに、考えられる全てのエンタメを放り込んだ約3時間の物語、上演時間が長いと感じなかさせなかった事は、ある意味見事でありますが・・。エンディングは第二次世界大戦時下の人たちに希望を与えた、“ベラ・リンさん”のミュージカルナンバー「We’ll Meet Again」で終幕。最後の合唱は口パクでは無く、是非とも歌って貰きたかったなぁ~。。
【大変申し訳ありませんが】3人の芸人さんのくだり<笑を取る>のレベルが「ウンチ(最多登用ワード)」、「オシッコ」、「オナラ」、「衣装(背中・お尻)側切込入り丸出」、「スカートの中に数分間潜む」では・・今日日の小学生でも・・、更に追い討ちをかけ「・・というギャグ」「全部ギャグなのに、笑えもっと。」「まさかの投げっぱなしの、相撲ネタ?」ますます凍りつく、リアル客席・・醒めた表情の“喜安さん”が逆に客席の反応を確り確認されておられた様に観え・・。(+ローソンの制服を着ているのにファミマでバイト・時給¥50とか)今回は実験的演劇の位置付けか?上部メジャー本隊さんの次に控えし「B・Hの演劇」、“有能な役者さん達”の運命を担う“喜安さん”の「微笑み」が観られるのは・・次なる、一手は・・。☆3.5

コンタクト

コンタクト

水素74%

アトリエ春風舎(東京都)

2014/09/12 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

伺いました。
壮大さには程遠い・・(大人の?)街角SFファンタジ~!!”全開 田川ワールド”を堪能・・
いやぁ、安心した~未来人がエリートばかりじゃ~なくて・・

黒い十人の女

黒い十人の女

ナイロン100℃

青山円形劇場(東京都)

2011/05/20 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

観ごたえありの3時間
体を絞られた“みのすけさん”の熱演(役柄上、好演かな?)、贅沢な十人の女優さん達との関わりサブストーリーを織り交ぜながら、笑いあり、サスペンスありの、飽きさせない“あっと”いう間の3時間、劇団さんの総合力(底力)の高さを観せつけられました。
『男って奴は、誰にでも優しいんだよね~これが・・、「やさしさ」と「やらしさ」も紙一重で、相手次第で変わっちゃったりもするんだよね~これが・・、えっ私だけ(に)!?』・・1960年代は、そんな時代で、、今は、『男・女』 逆ちゃう?!
マネキンの様にポージングし固まった儘の役者さん(3体:失礼)を2人1組で舞台中央に担ぎ入れ、(切欠で)芝居をスタートさせる・・、大昔のNHK「ブー・フー・ウー」人形の子豚3匹をおもちゃ箱から取り出し紙芝居セットにセッティングして、着ぐるみ実写版に切替え物語をスタートさせる番組を思い出しました。“あな懐かしや~偶然にも1960年代”他、場面展開の中で照明・映像等を旨く使われたりで、とても面白かったです。強いて・・円形劇場ならではの何か?&“中越さん”「W」好演が印象に残っているだけに、(勿体ないキャスティング?)で若干物足りなさを感じました・・くらいかなぁ。
<帰路ろ>
帰りに、昨年観させて戴いた芝居の総合ランク1位作品「2番目、或いは3番目」のDVDをゲット。ついでにTUTAYAに行き“黒十”原作映画のモノクロレトロなDVDを手に取りましたが、悩んだ末、丁重に棚に返しました。(ん~ 限がない・・で、心を静めた次第・・)
<ハナモズクさんのコメント>
役者さん、脚本・演出も良かったです。繊細な男性、腹黒い女性、男女それぞれのプラス部分マイナス部分が旨く表現され、結果本質的に強いものを持っている女性が・・。寛大な心を持った女性が増え、繊細な心を持つ男性の全てを受け入れられる様になって行けば、本物のリーダーの器を持った男児が育つて来るのでは・・と思いました。

ニコニコニーコ(仮)

ニコニコニーコ(仮)

ドワンゴ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/03/17 (木) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★

元気をもらいました!
自ら進んで観にいったのではありませんが(言い訳)、「おおいに有り・有り」の行って良かった作品でした。台詞も、歌も、テンポも、会場の笑いも、拍手も、稽古の賜かと思います。脚本・演出・音楽を手がけた湯澤(幸一郎)さんという才能(+役者・声優・カウンターテナー歌手)と、ドワンゴの片岡プロヂューサーの熱意も充分に伝わりました。ニーコさんは間違いなく宇宙人でした。又、女子受けする舞台のセットも良かった様です。
☆見逃した方:4月にシアターテレビジョン/スカパーにてOA予定あり☆
<http://www.theatertv.co.jp/index2.php>

マルグリット

マルグリット

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2011/03/11 (金) ~ 2011/03/28 (月)公演終了

満足度★★★★

更なる高みを・・。
震災の復興支援募金を私が責任を持って日本赤十字社に届けますと舞台上で宣言され、出演後も汗も満足に拭わず即座にロービーに西城さん山崎さんと共に立たれ自ら最後まで募金活動をされた、藤原さんに敬意を表します。
本作品でミュージカルデビュー?された田代さんは多才で有望ですね、さすがホリプロさん。西城さんの元気な姿を観て安心しました。構音障害克服頑張って下さい。横内さん、飯野さん他カンパニーの皆さんも、舞台装置も照明も演奏も非常に良かったです。器を持っておられる藤原さんには、もっと精進し経験を積まれて、更に高みを(大看板を)目指して戴き度く思います。期待してます。

よ~いドン!!死神くん

よ~いドン!!死神くん

ポップンマッシュルームチキン野郎

吉祥寺シアター(東京都)

2011/04/29 (金) ~ 2011/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★

芝居に背骨があったので一安心。
何人死人が出るのか判らない殺伐としたブラックコメディと予想していましたが・・。(ネタバレへ)芝居中の仕切りから終幕後も含め、吹原さんの言動等を拝観し、非常に真面目で意欲的に芝居に取り組んでいる好青年との印象を持ちました。面白い芝居でした。次回作、期待しています。又、スタッフさんを含め良いメンバーに恵まれている様に、お見受けしましたので、もっと経験を積まれて良い芝居を続けて下さい。荒削りで繊細な若い才能の将来に期待し伸び代も含め、今回は、☆3.5です。
お見送りの際、ともすると役者さんは招待者・知人への対応を優先せざるを得ないケースが多い中、スタッフの方々が一元さん等への御対応を十分されていた事に関しても好感が持てました。
<ハナモズクさんのコメント>
ストリー性があり筋の通った芝居で、少し笑いもあり、最後はホロリとする場面もありました。コメディタッチではないと感じました。[☆3]

ネタバレBOX

その実は、「ハートフルコメディ」じゃ~ないですか?先ずセットの和室を観て一安心、んでもって旅館の設定?[物書き・旅館・殺人事件絡み]と、来れば昨今旬のコテコテ流行セットですよ。最所さん(刑事)と部下の絡み、今井さん(温泉旅館主人)と女将・孫、等々との絡み、最高ですね!嫌いではありません。しいて個人的な希望を言えば、初原さんの出番を多くして、ウエイトレスさんがツンデレ系の設定であれば文句なしです。映像もアニメも良かったです。但し「よ~いドン!!死神くん」の歌のプロモが弱々しいBGMで今一。折角作ったのだからもっと積極的でも良かったのでは?

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