miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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ガラ版「女城主直虎」

ガラ版「女城主直虎」

ガラ劇

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2017/11/01 (水) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/03 (金) 19:00

価格3,800円

19:00の回(晴)。

18:15受付(整理券あり)、18:30開場。
左右に舞台(右はバンド)

森原彩夏さん、ガラ劇は「キューブ」「人魚秘め」、3作目
小名木美里さん「怪獣使いの娘たち(2014/6@駅前)」
小松原里美さん「心の中、翼ひろげて(2014/2@BASE)」

Aチーム

19:01開演~20:26終演。

一言一言に込められ凝縮されたものが高圧力で発露するさま、それは心地良い刺激でした。

エモーショナル

エモーショナル

バストリオ

北千住BUoY(東京都)

2017/11/09 (木) ~ 2017/11/15 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/10 (金) 20:00

価格2,800円

20:00の回(くもり)

19:25受付、19:30開場(地下)。

入って右と奥のL字の客席。右側正面に柱の位置に座りました。ここは入るたびに綺麗になってゆくようです。空間をフルに使い、スクリーン、葉、半透明のビニール、ビニール傘、ペットボトル(水滴が落ちる)、E.ギター、逆さになった丸時計、自転車がはしる。

三角屋根の小さな家、役者はここから出かける。

20:20始めますの声で開演~21:51終演(途中に5分休憩あり)。

ひとりひとりが道先案内人となって観客を散歩へ導く。

サイトに写真、YouTubeにCF映像あり。

秋谷悠太さん「グーグス・ダーダ~(2017/5@王子)」。

広いはずなのに閉鎖空間の内の圧力は徐々に高まり、轟音となっていった。

青い鳥

青い鳥

KALECO

共立女子大学 共立講堂(東京都)

2017/11/25 (土) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/26 (日) 15:00

価格0円

15:00の回(晴、風強し)。

神保町界隈はなかなか出歩く機会がないので御茶ノ水駅から歩きで。
大学、楽器店に挟まれ古本屋街へ。

日曜なので古本屋さんのほとんどはお休み。「森崎書店の日々(2010/菊池亜希子さん主演)」の建物はそのまま残っていました。

会場の共立講堂は白山通り沿い、近くの日本教育会館地下にはぜひ行ってみたい「未来食堂」があります。

14:58蝉の声、開演~16:18終演。

このおはなしはなんとなく知っている程度で、劇団四季のミュージカル『青い鳥』(ドリーミング@青山劇場)を観たことがあります。

シンプルな舞台装置と若々しい役者陣が観ていて体の中が浄化されてゆくように感じました。

青森県のせむし男

青森県のせむし男

B機関

ザムザ阿佐谷(東京都)

2017/11/22 (水) ~ 2017/11/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/24 (金) 13:30

価格3,900円

13:30の回(晴)。

12:50受付(整理券あり)、13:00開場。

13:35開演~15:26終演。

この作品はd-倉庫「寺山修司 青森県のせむし男 フェスティバル(2014/4)」、風蝕異人街(2013/8@ザムザ:YouTubeに映像あり)を観ました。今回、開座の渡部みかさんが出ていらっしゃるので久しぶりに。

ザムザの舞台が持っている独特の雰囲気と役者さんたちの妖しいキャラクター(Facebookに「怪物図鑑」写真あり)が生々しい。

過去(観た)作品を検索してみると
大田怜治さん「ハバカリ・ザマin寝覚子SA2010夏(2010/9@スズナリ)」
山羽真実子さん「眠る男(2014/6@絵空箱)」「半神(2013/11@同)」
高橋芙実さんは「トイレはこちら(2014/9@キッド・アイラック)」多摩美、音響の方?

これはこの世のことならず:物語には独特の曖昧さがあり、怖いもの見たさによるのかぐいぐい引き込まれてゆきます。美しいものと醜い(とされる)ものとの触れ合いが昇華してゆくようでもありました。

とにかく絵の具を大量にかけるでしょう。そしたらあなたは目撃する。それが何であったかを。あなたと私が昔から、必ず線を引いてきたって事も。

とにかく絵の具を大量にかけるでしょう。そしたらあなたは目撃する。それが何であったかを。あなたと私が昔から、必ず線を引いてきたって事も。

ゲッコーパレード

旧加藤家住宅(埼玉県)

2017/12/08 (金) ~ 2017/12/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/08 (金) 20:00

価格2,500円

20:00の回(雨)。

19:30受付、開場。

11公演目で2017年では6公演(再演含む)。ここ旧加藤家住宅は2017/3「ハムレット」以来。

岸田國士「チロルの秋」は未読(青空文庫あり)。

お会いできませんでしたが制作に飯塚なな子さんのお名前があり蕨でつながるとは不思議なことです。

玄関入って正面の部屋がメイン、右の部屋が客席。部屋の装飾は、いたるところが装飾。椅子、ネギ、バケツ、ボウル、脚立、布また布。

19:56開演?~21:03終演。

演劇と絵。ダンスと絵(的な)では、世田谷美術館でのダンス(福留麻里さん)、東京都美術館のZEN展がありました。

画家が登場する演劇はありましたが、舞台に絵(そのものではないにしても)というのは初めて。

演劇では視覚から取り込む情報も大切だと思っていますが、本作では舞台美術をどうみたらよいのかつかみきれませんでした。統一感あるデザインではなく、具象的な表現でもなさそう。もしかしたらセリフ(聴覚)と絵(視覚)との対比なのかなと思いつつ、もう一方では、物語にもどかしさを感じながら。

終盤、バラケていたピースが集まりだし立体感が出て終演。

メンタルヘルスケア

メンタルヘルスケア

サムゴーギャットモンテイプ

新宿眼科画廊(東京都)

2017/12/08 (金) ~ 2017/12/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/09 (土) 14:00

価格2,300円

14:00の回(晴)。

13:20受付(整理券あり)、13:30開場。L字の客席、入って右やや奥に。入口入って奥の壁になぜか緑の枝葉(あとでわかりました)。

不思議な劇団名でいままでずと敬遠していましたが、今回、岩井美菜子(劇団人間嫌い)さんが出るというので観に来たものの、始まってみるまで落ち着かない気持ち。

14:55前説、13:59男登場で開演~15:21終演。決して広くはない会場での熱血大アドベンチャー。

遠藤ちえさん「アダムの肋骨(2015/4@王子)」「ツヤマジケン(2014/7@王子)」
吉成豊さん「碧き神海のオリオン(2017/5@萬)」「嗚呼、じょっぱり純情(2014/9@駒沢オリンピック公園)」
田島冴香さん「ロマン(2011/5@星のホール)」

「メンタルヘルスケア」というタイトルからイメージするものとはかけ離れた展開で始まって、実は、きちんと織り込まれていたお話の構成がよかったのと、役者さんたちの「アクション」が実にそれっぽいので終始楽しく観劇することができました。

Earth Bound

Earth Bound

南阿豆

SCOOL(東京都)

2017/12/01 (金) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/01 (金) 19:30

価格2,000円

19:30の回(晴)。

19:03会場着。ここは初めてで逆ハの字の客席。

クロのオドリ ~感情が露出する~。
説明に「飛べない鳥がもがいて」とありました。

「Earthbound」というとKing CrimsonによるLive Albumが思い浮かんでしまい、混沌とした真っ黒な世界(ジャケットのイメージから)を想像していました。

19:32音楽がやみ、(前説なし)、19:36客席後方からゆっくり歩み出てきました、開演~20:18終演。

ぼうっとした影、呼吸、もがく様子が背中の筋肉の動きから重く伝わってくるように感じます。

女は、旅である

女は、旅である

マドモアゼル・シネマ

神楽坂セッションハウス(東京都)

2017/12/16 (土) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/16 (土) 19:00

価格3,000円

19:00の回(晴)。

18:32開場、舞台には椅子がひとつ、かつて渡った海の、波の音が聴こえる。
19:07前説、19:09開演~20:11終演。

11/11「国際都市新宿・踊りの祭典2017」@新宿文化センターでのショートバージョンからのアップグレード版。ブルーの背景の写真はそのときのもの。

語りと物語の誘導に大方緋紗子さん、ピアノに吉田由布子さん。

1993年設立、メンバーが代わりながらも連綿と受け継がれ25年になるそうです。

ダンサーたちが語る100年前の花嫁の人生は激しくあり、美しくあり。

マニュアル

マニュアル

TABATHA

SPACE EDGE(東京都)

2017/12/02 (土) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/02 (土) 16:00

価格3,500円

16:00の回(晴)。

渋谷駅から会場へ陽当たりの中歩いていると、前にご婦人がおふたり。おひとりはダンサーのお母様、会場前でご挨拶。

15:11受付、15:30開場。客席にはダンサーの方々。

16:01前説(60分)、16:07開演~17:06終演。

2015年にセッションハウスで観た作品の強力ロングバージョン版。メタリック(全身シルバー)な4人がデジタル(マニュアル)な世界から届ける作品。映像、爆音、照明効果が超低温(超電導)の作品(章立て)イメージを構成している。

2018は「可能性の獣たち2018(あうるすぽっと)」で始まる。

果ての踊り子

果ての踊り子

劇団晴天

王子小劇場(東京都)

2017/12/23 (土) ~ 2017/12/30 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/28 (木) 19:00

価格2,800円

19:00の回(晴)。

18:15外は寒いからというのでスタッフの方の誘導で階段半ばまで入れていただく。ちなみにその制作の田中亜実さん(劇団女体盛り)は桜美林出身の方で、在校時に@PRUNUS HALL、@徳望館の公演でお会いしたことがあります。

そういえば寒くなってから時間前であっても中に入って待つように促された公演が今までどのくらいあったか..もちろん、会場の構造上無理なところが多いので...。いつ頃だったか、同じこの会場で雨風が強かった日、そこそこ並んでいるお客さんに指摘されてようやくスタッフの方に中に入れてもらったこともありました。

こちらは2公演目「羽とままごと(2016/11@SOOO)」以来。

鈴木彩乃さんは今回も出演、他には「マウント(2017/4@王子)」「男装音楽劇 くるみ割り人形(2016/3@シアターウエスト)」。

また、森原彩夏さんは本年4公演目。永野百合子さんはダンス公演(@スパイラルガーデン/@あうるすぽっと)を含め4公演目。

鳥井響さんは「檄熱(2017/5@ユーキース)」。

18:50前説(100分)..この時、かなり大きな音で音楽が流れていたのが気になりました。諸注意はちゃんとお客さんの耳に届けないと...。19:00開演のお知らせ~19:03開演~20:39終演。

神話か、古事記のような、アラビアン・ナイトのような、どこか遠くの世界のお話のようでした。

生贄あるいは人身御供。自然に対する恐れと生存に対する危惧から生まれたもののお話。古今東西、同じような儀式があったようで、メル・ギブソン監督「Apocalypto(2007)」、「ラ・ドンチェラ」、「フワニータ(悠久の大インカ展 1999/4@三越美)」など。

舞台美術によって2つの時間軸が見えてきますが、そのつながりを理解するのに少し手間取りました。早い段階である程度の世界像が掴めないと、登場人物への共感が生まれにくくちょっと勿体ないところも。

高低差のある舞台造作も危なげなく、ダンスも綺麗でした。

当パンには役名も載せていただけるとありがたいです。

コインランドリーの天使

コインランドリーの天使

劇団浅葱色

サブテレニアン(東京都)

2017/12/27 (水) ~ 2017/12/29 (金)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/12/29 (金) 18:00

価格1,000円

2017年最後の観劇。

18:00の回(晴)

こりっちの返信メールには「開場は開演の30分前」とありましたが、それよりも前から受付&整理券配付をしていたようです。

チラシ、ホームページにも記載がなく帰宅して調べてみるとツイッターに「1時間前より受付、30分前より開場致します。」とあるのでこりっちの情報もアップデートしていただけるとありがたいです。

しおりをいただく(手作り)。

幕張総合高校演劇部の卒業生を中心に結団(2017)とあり、その演劇部は秋季大会に出場していました。今年は神奈川と埼玉の大会を観に行って、東京や千葉は未見。学校のサイトに行ってみると立派なホールやグラウンド。埼玉も神奈川も「総合高校」は演劇も盛ん。

ということで観に来ました。「団員紹介」にある学校では日芸は演劇もダンスも多く、法政大学ではⅠ部演劇研究会「あやと見たユメ(2016/7@市ヶ谷)」。

ここ(会場)では珍しい、奥が舞台で、手前が客席(ベンチシート)。左右に洗濯機、間にパイプいすが2つ。奥に見えるのは電柱の頭か。

客入時の音楽は控えめのピアノ曲、会話をする方はほとんどいない。

17:53前説(暖房がない...前からそうだったのだろうか初めて知りました、フタ付飲料可)、17:59開演~19:18終演。キャストお客さんで大賑わい。

台本を買ってみました。小説のような流れでよくできた短編のようです。

オープニングとエンディングの羽根、電柱にとまっている姿が印象的。

ネタバレBOX

個人的な印象です。

全体に心情表現がぼんやりとしているのでキャラクターの個性と物語の展開との間に少し物足りなさを感じました。

・タバコでなくてもいいのではないか?
単なる身体的な理由ではなく、心理的な背景のほうが「救い」には相応しく思えました。

・ドーナツは面白いけど...(台本にはなかった)?
天命...のシーンに適しているのかというと...ネットで調べてみると:大天使ミカエルには亡くなった人の魂を冥界に導くという役目がある、というのであればなおさら。

・美大教授との関係...物語がややこしくなるのでは?
ここに退廃的な要素を持ち込まなくても..そうではなく浅沼というキャラクターに不可欠のものであるというにしては途中で自然消滅してしまったような印象。
スピークイージー

スピークイージー

やみ・あがりシアター

荻窪小劇場(東京都)

2017/12/23 (土) ~ 2017/12/28 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/26 (火) 19:30

価格2,500円

19:30の回(晴)

19:02受付、開場。

入ると...地味な居酒屋。

テーブルに薄い座布団、畳、その下、土台は無数の酒瓶が支えている。まさにアルコールの世界。

先月読んだ「酒のやめ方講座(中本新一著) 」、ここには「アルコール依存症は治らない」としか書いてないようなもので世界はお先真っ暗。

一方、テーブルを囲み熱くまた冷やかに語る男女の背景に何があるのか。

19:32開演~21:17終演、後説は笠浦さん。

(Wikipedia)
アメリカ合衆国憲法修正第18条:
本条の承認から1年を経た後は、合衆国及びその管轄権に従属するすべての領土において、
飲用の目的で酒精飲料を醸造、販売若しくは運搬し、又はその輸入若しくは輸出を行うことを禁止する。

都条例で禁酒ができるかはさておいて、地域限定という設定が小粋。もっとも人が集まるところだけにもっとも嫌われる法律を投げ入れたら、このなんとも中途半端な構成がお話の揺れに繋がっているように思う。「町」の印刷屋、「個人」経営の居酒屋という、伸ばした手が届く世界がすべて。

忘年...誰もが思う、忘れてしまったこと、忘れかけていること、忘れたいこと or 忘れたくないこと、いろいろと思いながら観ていました。

加藤睦望さん、今年は、やみ・あがりシアターで3公演、客演で4公演。初めて観たときから2年余。時がたつのは速い。八海山のラッパ飲みはなかなか出来ないことだと思う。

東象太朗さんは「ユリコレクション(2012/9@BOX)」?

ツヅキノキセキ

ツヅキノキセキ

たすいち

「劇」小劇場(東京都)

2017/12/22 (金) ~ 2017/12/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/24 (日) 14:00

価格3,500円

14:00の回(晴)

会場に着くとすでに並んでいる方々が。

13:15受付(整理券あり)、こざっぱりとしたロビー、13:30開場。

新しい座席、最前列はパイプ椅子(舞台との間隔は極狭)。

なんだかパネルがいっぱいの2階建て舞台(両脇に階段)。

「たすいち」は、12ヶ月連続公演「EMPTYMAN(2011/01@ミラクル)」「サイキックバレンタイン(2011/2@同)」、「人魚の薬(2013/4@風姿花伝)」「ノンタイトル(2015/10@B1)」「あなたのひとみにうつらない(2016/10@ミラクル)」。

前月、裃-這々「満ちて溢る」で二宮咲さん(怪獣)チームを観たので久しぶりに観に来ました。
遡って確認してみますと、二宮さん「櫻の園2」に出ていたのですね。

柴田淳さん「わたしの、領分(2017/3@楽園)」
土田香織さん「グッバイ、マザー(2012/12@ゴールデン街)」「猪突タッチアップ(2013/4@新生館)」。

13:56前説、14:00開演~15:36終演、役者さんとのアフタートーク15:40~16:02。

説明にある内容の通り。

いかにもな装束、人智を超えた得意技の応酬、能力が拮抗しているのか普通の技なのか、お約束のごとくすぐに逆転される。

巻き込まれる一般人たちは右往左往しながらも決して諦めない。

速い展開で笑いの種を撒き散らしながら舞台上を転げまわる役者さんたちでした。

大工

大工

多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科1期生

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2017/12/23 (土) ~ 2017/12/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/24 (日) 11:00

価格2,500円

11:00の回(晴)

10:15受付、10:30開場。

会場に着くとベルトパーティションがありきちんと列ができていました。

本を読みながら待っていると声をかけられました。なんと2011/5に脚演出作を観て、その後何作か個性的な作品を観にいっていた方。とても久しぶり!!いろいろ近況をうかがう。

ということで今日はAチームで後方席。たしかに首を振らなくても全体が見渡せます。

ベートーベンのタクトと役者の動き、第九とのシンクロ、動く舞台美術など、改めていいなと感じます。

第九→「時計じかけのオレンジ」というイメージが変わる。

一方では親子を否定し、一方では家族を求める。これをどう考えたらいいのでしょう。上演台本の対談/座談会になにかある?

また観たい。

年明け1月、卒業制作ダンスゼミがあります。なんといっても勅使川原さんだし。

大工

大工

多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科1期生

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2017/12/23 (土) ~ 2017/12/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/23 (土) 19:00

価格2,500円

19:00の回(晴)

18:15受付、18:25ロビー開場、18:31開場。

気になったこと
・受付は会場の外、左右にある(左に当日精算/右に招待+当日)のに、
・並ぶ列の誘導がないため適当に分散して並んでしまう。
・スタッフは声が出ていないので整然とした誘導ができていない。
・たいていは、受付→ロビー開場→開場なのに外扉前で待たされる。
・また、入ると左右でもぎり、なのに3列に並ばせられる。
・入って、みなさん左右の扉に並ぶのですが、当然真っ直ぐには並べないのに誘導が遅い。
・扉前のスタッフが欠伸をする…

こんなユルイ感じでした(※翌日には改善されていました)。

さて、1月、上野毛キャンパスで観た作品の再演。

19:02前説(アナウンス)

Bチーム:19:08開演~20:28終演。

終演後、物販があり台本を購入。

今日は、前方。明日は後方。と座る位置を変えて観ることにしました。

・前方:役者さんの個々の動きが生々しく迫ってくる。
・後方:舞台全体の動き(役者+美術+音楽)がひとつになって迫ってくる。
※どちらが観劇として相応しいかということではありません。

あらためて私好みの作品(役者さん、演出)だなあと思いました。

秋季高校演劇の大会でも感じたのは同世代の力強さ。
最近の、桜美林「魄の淵(2017/10@PRUNUS)」、日芸「平成29年度卒業制作(洋舞(2017/12@江古田)」、
そしてたぶん日女「第16回卒業公演Pile(2018/1@府中)」もおなじ。

多摩美はまだ在学中の妖精大図鑑(2014/5@セッションハウス)から。

柴幸男さんの作品は、
「あゆみ」2016/6明大(@キャンパス)、2016/4学習院(@キャンパス)、2011/12(あゆみTOUR@森下)
「わが星」2013/3聖学院大(@バビロン)

引越し回数:北斎はてがみ座「燦々(2016/11@高円寺)」でベートーベンは本作で知りました。

30名余も出ていると顔とお名前がわかるのは3名(他の公演で観ているから)。

アンチゴーヌ

アンチゴーヌ

日本大学藝術学部演劇学科

日本大学藝術学部 江古田キャンパス(東京都)

2017/12/21 (木) ~ 2017/12/23 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/22 (金) 18:00

価格0円

18:00の回(晴)

17:15受付、17:30開場。舞台上席はそのまま舞台(左右のベンチシート席)へ。

少し盛り上がった土状の舞台、小さな人形、椅子。

この会場で演劇を観るのは2度目(ほとんどがダンス公演)、
その「crisisters!!!!(2017/8)」に出ていた神代樹里菜さん、坪倉楓果さん。
「パピヨン(2016/4@眼科画廊)」道廣オリヴィエ一真さん。
「踊る阿呆を見る阿呆(2017/8@荻窪小)」河口敢太さん。
「【SAF11】TangPeng30 B(2017/8)」新田周子さん。
演出の桐山知也さんは「THE GAME OF POLYAMORY LIFE(2016/1@KAAT)」。

18:07開演~19:48終演、アフタートーク19:57~20:30。

「アンティゴネー」はゲッコーパレード(2016/4)で観たくらい(あらすじ程度)。
ギリシャ悲劇は苦手なので敬遠中。とはいえ、日芸の公演なので観にきました。

開演してしばらくは普段着と全編状況説明のセリフの連打で・・あ~っ、やっぱりダメかもと思っていました。後方の席にしておいてよかったとも思いながら...。

ところが、なぜか突然、物語が立体的に迫ってきたのでビックリ。

そのあとはずっと高い緊張感を意識しながらアフタートーク終了まで充実した時間が続きました。

信じているという意識の根幹をなすものが時代の制約下にある意識なのか、そうではなく、あらゆるものから自由なものからくるものか。どちらもありえる、という考えと、どちらでも構わない、という考えとに大きな違いはない...のか?

卒業~泣いているのか、笑っているのか、わからない顔~。

卒業~泣いているのか、笑っているのか、わからない顔~。

劇団演者

ザムザ阿佐谷(東京都)

2017/12/21 (木) ~ 2017/12/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/21 (木) 19:10

価格3,000円

19:10の回(晴)

18:40受付、開場。

目の前には古びた教室、机とザムザの壁とがひとつの色に溶け込んでいて懐かしさを感じる舞台。
客席、最前列中央、目の前に緑の枠、それは黒板の枠、教室の先生がたつ位置という設定。

こちらは初めて。出演されている豊田梓さんからお知らせをいただきました。豊田さんを初めて(出演者として)観たのはG.com「肉弾(2016/3」、その後「楽屋(2016/6)」、本作で3公演目。

場内の誘導がユニークで和む。上演時間120分、客入れに限らずRock(かなり昔のものなのに)が聴こえる。

19:20開演~21:35終演。

下手に自身について語る者、上手に聴く記者を配し、その間には生徒の机と椅子。他には何もない、いや必要はない。

全編、石川五衛門と記者との会話という構成(もちろん、各エピソードは役者さんたちによって(熱く)演じられる)。

2年間のできごとが2つのクラスメートたちとの交流を通じて語られるのですが、そのどれもが人の哀しさと温かさの両面を現している。それはいろいろな形で客席のお客さんにもあったことではないかと思います。

二人の会話部分にはほとんど動きはなく、教室で「あったこと」を聴く姿、語る姿には過ぎたこと、今起こっていることに対する純粋に求める気持ちと、頑なな心の壁が少しずつ消えてゆく様子が重なります。

それがこの作品タイトルそのもの。

ワンマン・ショー

ワンマン・ショー

東京農業大学 農友会演劇研究部

農大劇研アトリエ(東京都)

2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/16 (土) 13:00

価格0円

13:00の回(晴)。予約不要。

12:46会場外の廊下で前説(120分)。

開場して中へ入ると凹の座席、今まで下手だった方向に舞台。突然カラーの世界に入ったような感じ。色と模様。

会場内での前説兼解説が親切、カラーの当パンが充実。

不条理公演とあったので大丈夫かと思いましたが、浮遊感、ユラユラ波に揺れるような不安定感が意外と心地よいものでした。

お話は少し複雑、境界があいまいで、観ていてときどき左右を取り違えそのまま次のシーンへ行ってしまい「?」となることも。

舞台セット、その使い方が工夫されていて感心する。ただ、曲者揃いの(色別)キャラクターがどういう動機で行動しているのかがちょっと分かり難かった。

この会場で観るのは4作品目(2016/12「クロノス」、2017/4「夜空が僕らをみつめてる」、2017/9「室温~夜の音楽~」)ですが、音響がたいへんクリアな音質と位置でとても効果的でした。

説明に書かれている「あらすじ」とは相当ちがうなぁ~、と思うのですがどうでしょう。

終演後、近くの馬事公苑に行ってみましたが東京オリンピックの工事で閉園中。(食と農)の博物館を見学

motif.

motif.

内山茜

立教大学新座キャンパス(埼玉県)

2017/12/15 (金) ~ 2017/12/15 (金)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/12/15 (金) 18:30

価格0円

18:30の回(晴)

18:23開場、中は暖かい。

ピアノとヴォーカル、ソフトな曲が流れている。

天井近くでは白い薄布が交差している。

18:32開演~19:17終演。

近未来的な羽織袴風(?)衣装。

天球の運行のように正確な歩みは遥かな起源と無限のこれからの間の一点を思わせる。

三方向に歩む姿は阿修羅像の如く。

阿修羅像はあしゅらおう(百億の昼と千億の夜)に重なり、光瀬龍さん、萩尾望都さんにつながる。

寄せてはかえし 寄せてはかえし かえしては寄せる波の音は
何億年ものほとんど永劫にちかいむかしからこの世界をどよもしていた。

冒頭の一節が体の奥に甦る。内山さんの佇まいはあしゅらおうに似ている。
一歩が数億年の世界のように感じる。

内山さんは、立教大学映像身体学科松田正隆クラス2014卒業制作「傍らに佇む(2014/8)」@サブテレニアンを観ている。もちろん、その時は妖精大図鑑に出たり、新座キャンパスに観に行ったりするとは思ってもいなかった。

他にはないユニークな存在。

黒蜥蜴

黒蜥蜴

上智大学演劇団体2017年度生

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2017/12/14 (木) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

満足度★★★★

価格0円

12:00の回(晴、強風)

11:30受付、開場。

今日は通常のセッティング(入って奥に舞台)、客席はパイプ椅子+クッション。
2017年度新入生公演ということで役者の皆さん1年生ということでした。

1月 演劇研究会「月面歩行」
3月 リトルスクエア「優しくて無神経なあなたは今日もわたしの目を見て笑った」
8月 リトルスクエア「愛は失敗をしない」
6月 橄欖舎「Will o` wisp」 演劇三団体合同「不始末な彼女」
9月 橄欖舎「ハイツアマノ//201」
10月 リトルスクエア「人魚姫は嫌いです」
11月 リトルスクエア「太陽の下」
12月 橄欖舎「裏庭」、本作

大学単位でみると一番多い(大学)劇団。

乱歩で知っているのは「人間椅子」だけ。それも「かたりと」の公演で「サティde乱歩」を聴いたから。
推理小説は気づかなそうな伏線と思いもよらなかった真実が醍醐味かなと思うのですが、45分間で表現しきるのは難しかったかも。

11:45/55前説、12:00回開演~12:46終演。

やや古風なトーンで会話していますが、普段使っていないためでしょう、少し違和感を感じました。
普段着の演出(テンポ)でもよかったのではないかと思います。

折角の椅子(2つ)を使って、立ったままの演技に変化をつけたり、もっと照明に濃淡をもたせたり、
いろいろと試してみるのでもよかったかなと。

最後のシーンの照明は「黒蜥蜴」というタイトルらしさがでてナルホドーと思いました。勅使川原三郎さんの公演(@KARAS APPARATUS)を参考にされるといいと思います。

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