miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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かと万

かと万

アンファンテリブル・ユニオン

中野スタジオあくとれ(東京都)

2014/04/19 (土) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1075(14-114)
19:30の回(小雨)。18:50会場着、受付は始まっていて、階段で待ち、18:59開場。入って左に客席、何もない(きっと)普段の姿、舞台面に(平台)組立の床、正面壁に椅子が隙間なく1列、下手柱の左は図面では「楽屋」。机、冷蔵庫、台所(弁当、お茶、湯のみ)、脚立も見えます。此処は2012/11(劇団わらく)以来。

佐々木さんが出ていらっしゃるので観にきました(3作目)。当パンに目を通すと、役者さん紹介があって…んーと「大高さん」…tsumazuki no ishi…意外な方のお名前(同じく3作「ハバカリ〜」「ストレンジャー彼女」「HEAVEN ELEVEN〜」)がありました。19:30前説(携帯を使うシーンがあるので…)、19:34開演〜ひとりずつ出てきて正面の椅子に座るが、窮屈で座りきれない(爆)〜20:51終演。

「カトウ製菓」の事務所で繰り広げられる悲(喜)劇。15人の日常が、ちょっとそこまで、誰と誰とが、お前は俺は、実は貴女を、社長は何処?、別れる別れない、壺を買うのか、アジフライ弁当と元フライ級チャンピオン、立て立つんだ、で社長は何処???、やっぱり合わない…ぐるぐる回る、舞台は回る、壺を回せ、でも首が回らない…

佐々木さんは、黒髪から変身、金ぴかで、てっぺんに「銀」の飾りが鎮座、睨みをきかせていました。

きっとどこにでもいる噂好き、優しき人たちの、親切に思い込みと勘違いを混ぜ、縦横に織り込めた楽しいお話でした。

みなさん、キャラクターそのもので、実際には登場しない人物のことさえくっきりとイメージできるほどでした。

後で確認すると。藍原さん「カラスの楽園(2012/11@楽園)」、ひらさん「伯爵のおるすばん(2013/10@サンモールスタジオ)」。有川さん「世界を終えるための、会議(2013/1@駅前劇場)」、瀧川さん「Goodnight(2012/6@王子小劇場)」。

終演後、大高さんとお話できました…じつはとっても優しい方なのですね。

Y

Y

Project ONE&ONLY

小劇場B1(東京都)

2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1074(14-113)
18:30の回(ときどき小雨)。17:33受付(整理券あり)、18:00開場。ここは初めて、入って左(6列くらい、席数からするとメインの客席)と右(3列)のL字配置、役者さんに近い右にしました。入り口に近い6席が遅れてきたお客さん用、一番奥に「関係者席」。中央にソファ、椅子、その間に丸く、藁でしょうかラグのように敷かれています。壁沿いに、椅子、照明、ハンガーコート、書棚(文庫、写真集?)、デスク、絵(ポットとカップの静物画)。

「R10-07B(2011/4@楽園)」からで5作目になりました。「楽園」の「右」で3作観ているので本作も気がつかないうちに「右」にしていたのかなと(終演後)思いました。

18:34開演~20:43終演。

推理物...ずいぶん前、推理小説ばかり読んでいたことがありました(主に新本格派)。文字の場合、自分のペースで物語を進めたり、前に戻ったりできるのでよかったのですが、お芝居ではそうもできずどちらかというと苦手な(嫌いだということではありません)ジャンルです。誰が何して、ホントはこうして、ところが真実は...というあたりですね、途中で引っかかってしまうことが多いので。

本作、静かに終ってしまいましたが、(個人的に)期待していたのは、驚天動地...言葉にならない「真実」のようなものでしたのでちょっとずれを感じてしまいました。

想像(解釈)による各ピースの再構築というフレームはとても面白かったです。

ネタバレBOX

終わったとされる事件の調査を、これという人物に依頼する…「ミレニアム(スティーグ・ラーソン著)」がこういった構成(映画は3作とも、原作は1作目のみ)、推理、展開、意外な人物、迫る危険…ここいらの要素があって2時間超えだったら納得。

そうではなく「安楽椅子探偵物」ならば、もっと緻密な構成と、やはり最後は「動機」。
こんこんと、

こんこんと、

green flowers

シアター711(東京都)

2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1073(14-112)
14:00の回(やや曇り)。13:15受付(整理券あり)、13:30開場(事前振込、当日精算の順)。「そう、みじかよ(2011/6@アールコリン)」…「冠婚葬祭シリーズ1」…からですので、もう6作目になりました。

中央にテーブルと椅子(4脚)、上手に小さなベンチ…どれも白、下手奥、山積みのダンボール、床・壁には何色もの紐が描かれ結ばれています。ここは四つの場所であり、家族、友人たちの絆が(水引のように)結ばれる所でもありました。

13:59前説(松本さん、100分)、14:03開演〜15:40終演。

親子だから、契りを交わしたからこそ続く関係があれば、逆に、そうだったために二度と元に戻らない関係もあります。本作はその「間」で揺れ動く「情」を言葉に乗せ、役者さんたちが届けてくれて、私は、グリフラの暖かさ、心がこもった味噌汁のような暖かさと味わいを感じるのでした。

上手い(いや、この場合悪い)タイミングで話しが込み入ってくる所、頑なな心がほんのひとときほぐれる所、とても面白かったです。

ゆいさんのドレス姿は初めてで、こちらもよくお似合いでした。

ゆめの泉と泥濘

ゆめの泉と泥濘

生活図鑑

pit北/区域(東京都)

2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1072(14-111)
19:00の回(小雨)。18:30受付、開場。

こちらは2作目「凹(2013/9@サブテレニアン)」で、脚演出の手塚さんは「小宇宙(2013/12@SENTIO」に出ていらしたのを観に行っているので3作目、宣伝美術の篠原さんも一緒に出ていて、そのあとの「月を泳ぐ魚(2014/3@LIFT)」に行って...。

そもそもが「凹」を観たのがきっかけで「日本大学芸術学部」の方々の公演を観るようになりました。ですので本作でなんとか1周というかんじですが、手にしたチラシをみますとまだまだ先は長そうです(日程未定ですが「Cui?」は観に行きます。新田さんが出演とあったものの、当パンには配役が書いてないので、終演後、手塚さんに「新田さん」の役を教えてもらいました)。

受付をすませ地下へ下りると手塚さんが場内の案内、いつもは左ですが、右に座ってみました(どちらかというと左のほうが正面っぽい)。

白く薄いカーテンが円錐形に吊られ男と女が新聞等を読んでいます。2辺の壁際には小さな椅子があり(4つ、3つだったか)、木箱の椅子が中央に。18:55前説(70分)、18:59女性が二人登場、椅子に腰かけ開演~20:10終演。

世代の違いによるのでしょうか、(芝居が面白いかとは別)共感できる登場人物がいません(作者の意図がそこにあったのか..とも思う)。

生活力はないくせにヘンに自分に都合の良い知恵だけは働く男←なぜか魅かれる女←仲の悪い兄←偽善者っぽくみえる結婚相手。

「機械」のサポートが当たり前の社会←それを変えようとする政治家。胡散臭い団体と終末教義、金←男。

ぐるぐる回ります。

ネタバレBOX

書けない作家、泥濘。「泥濘(梶井基次郎)」かと思い、事前に青空文庫で予習、開演前に流していたラジオ放送みたいなものにもそれらしい男の話し…に未来世界のアンドロイドが出てきました。SF物の定番。ちょっと前、「(新)ロボコップ」を観ましたが、こちらはサイボーグですね。

どんな社会になっているのか、アンドロイドの自我、感情に対する「人間側」の感情や終末思想はどのようにして生まれたのか、もう少し「毒」を効かせてもいいのではないかと思いました。
あのっ、先輩…ちょっとお話が… …ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?

あのっ、先輩…ちょっとお話が… …ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?

シベリア少女鉄道

座・高円寺1(東京都)

2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1071(14-110)
19:30の回(曇)。19:00会場着、受付(全席指定)、開場済。19:33前説〜21:22終演(挨拶なし)。終盤、やや(展開に)ペースダウンを感じましたが、みなさん、なんて巧いのでしょう、やられました…まずは、何も聞かずに観てみましょう。

会場…やんややんやで大爆笑。

いつものように川田さん、加えて久しぶりの竹岡さん。

敢えて注文をつけるとすると…場内アナウンス(劇場スタッフ)で「公演名」を言うときもっと感情を込めたら面白いのに、と思ってしまいました。

終演後、クリアファイルいただきました。紙が一枚挟んであって取り出すと極小文字で綴られた台本でした(サイトに案内あり)が小さすぎて…読めん。

2階建て舞台を上手に使った立体感溢れた舞台。

感想は上演終了後に。

『ことば』vol.4 ~海~

『ことば』vol.4 ~海~

BoroBon企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/04/14 (月) ~ 2014/04/16 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1070(14-109)
19:00の回(晴)。18:28会場着、受付(チケットレス)。入って右が舞台、下手にギター奏者用の椅子、マイク、譜面台。高さ10センチほどの四角い舞台、正面奥にイスが8脚、ペットボトル。上手にテーブルが2つ。椅子席4列の配置。

19:07表のシャッターが下りて開演~19:50、休憩、20:00~20:40終演。

偶然、蜂谷さん(おなじ此処で「半神」2013/11)のお名前を見つけ、藤谷さん(先日、「想稿・銀河鉄道の夜」を)もでていらっしゃるので観に来ました。

こちらは初めてで「プロローグ、シーン1~6、エピローグ」という構成。

詩、詞、童話を実に多彩な表現でみせてくれました。

基本、リーディング形式ですがクリーンなギターの音色が心地よい。

笑ってしまうシーンが多く織り込まれたお話はもっと聞きたい、観たいと思ってしまいます。

百年一夜物語

百年一夜物語

EgHOST

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2014/03/24 (月) ~ 2014/04/14 (月)公演終了

満足度★★★★

無題1069(14-108)
19:00の回(曇)。18:40会場着、受付(1ドリンク付)。入って奥、右側に客席(椅子席/ザブトン、2列)。ようやく小虎さんの公演です。

小虎さんを初めて観たのは「ttu」の中延商店街(2012/10 サイトに動画あり)、その後も、やないさきさん(白米少女)、蛸谷歩美さん(蛻皮表演)などの客演作を観に行ったときにお会いしていました。3月に観ようと思っていましたが都合がつかず今夜になってしまいました。

藍沢さんは「ゲッコウテラス(2013/8)」に出ていらしたのですね、私が観たのは「★(月チーム)」でしたので、初めて観たのは「salty rock」の「eeney meeney baby moe(2013/10)」、水川さんは「獣の仕業」の「せかいでいちばんきれいなものに(2012/3)」が初めて、で、もっと調べてみますと市村さん、遊悠見聞録#1「クロノス(2011/9)」を観ていました。

また、劇中、宮崎さんのダンスがあるのですが、気になったので終演後お聞きしたところ「桜美林」だそうで、たぶん本作が初めて。ということは、ttu--木村愛子さん--桜美林ダンス--宮崎さん、<小虎さん>、水川さん--獣の仕業--小林さん--SAI--きえるさん...と結構つながっていました。

SAI次回作にお名前がある仲村さんは「虚飾集団廻天百眼」の「存ぜぬ快楽(2011/3)」

役者さんが多い公演ですと、なかなかお名前を覚えられないのと、役が違うと思いだせないのと...。

18:57前説(60分)、19:02ブザーが鳴り開演~19:51終演。100年前(1914年)ある男についてのお話。

感想はまたあとで

抱擁ワルツ

抱擁ワルツ

激弾ショット

高井戸・青果鹿スタジオ (東京都杉並区宮前1-19-14 ワトミ8号館地下1階)(東京都)

2014/04/10 (木) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1068(14-107)
14:00の回(晴、暖かい)。13:29受付、開場。

此処は青果鹿のスタジオ、出演者に青戸さんのお名前。此処で1年前「カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話」を観ていまして、そこで演じていた刑事役がみごとにハマッていました、ので観にやってきました。青果鹿の次回公演は下北沢「小劇場B1(2014/9)」なのでなおさらです。

隅の方にある紙屑は千切ってきた本のページでしょうか。ほかにも本そのもの、時計、アナログプレーヤー。背もたれなし椅子、パイプ椅子(3列)の客席でクッションあり。13:56前説(アナウンス、70分)。14:01曲(ジムノぺテイ)が変わり暗転~15:17終演。

原作と太田省吾については、帰路、ネットで確認。いろいろ解釈があるようですが、「本のページ(切れ端)」が、なぜか「マッチ売りの少女」が火をつけた1本のマッチのように思えました(ラストで照らされる丸い灯りなども)。

二人にしかみえないもの...そういうお話なのかなと。

青戸さんの低い声が好きで、本作でも決してジメジメしない、いつも希望を持っている、そんな声質は健在。

早く次回作が観たいですよ、Satokoさん。

シアター21フェスStep Up vol.51 "春編"

シアター21フェスStep Up vol.51 "春編"

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/04/12 (土) ~ 2014/04/12 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1067(14-106)
19:00の回(晴)。18:30受付、開場。19:03前説、開演〜19:51、休憩、20:01~20:30終演。

1.あめがふりはじめる裋「おかあちゃん」。
息子の誕生からいい大人になるまで(幼さ=白、反抗期=黒)、母親と息子の関係を描いたコミカルな作品。「vol.93"秋編"2013/10」で「なっちゃん」という佳作を観ていますが、本作もほっと温かさを感じる仕上がりで、振り返ってみると「あぁ、自分もそうだった..」と思わずにはいられませんでした。母、息子、黒子(全身黒の怪人)の三人。

2.しおめも「ワタシノ」。
元気な女の子とうつむいた女の子が、最後、あたかも「鏡像」のようになっていました。

3.石橋さん、のろさん「Coat de Coat なかよしの詩より」。
おなじく「vol.93"秋編"2013/10」に出ていらしたのですが私が観た日ではなかったので今夜が初めて。コートでの「二人羽織」、突然流れる「ウルトラQ」のテーマ、(ご本人たちも)笑わずにはいられない楽しい作品。

4.外園彩織「Pink tea」。
いつもスタッフでお会いしていて、「マドモアゼル・シネマ」の作品を観ています。最前列にいる小さな子供さんは生徒さんのようでした。シャープな動きとよくあった色の衣装。

5.NoaSara「いろみず~虹の花が咲くまで~」。
「仮現運動」のように印象的なシーンが続く不思議な感覚の作品でした。

いろんな作風に触れることができました。

蜜月稀葵 舞踊公演 『Breath』

蜜月稀葵 舞踊公演 『Breath』

Camale hoju

le bain(東京都)

2014/04/08 (火) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1066(14-105)
19:00の回(晴)。18:30受付、開場。少し前に着きましたが様子をうかがうと吹き抜けの部分に座席が用意されていました。時間になるとなんとなく受付。奥の水を張ったエリアが正面、手前にシートが敷いてあります。ここは2回目(「Goutte」2013/4)。

屋外なので少々寒いなと思っていたら使い捨てカイロが配られました。車が走り、ヘリコプターが飛んでいます。

19:01前説(三好さん、前半はここで、後半は同じ座席位置で右側の室内)、19:05開演、下手後方からゆっくりと...19:30中へ、19:35~20:01終演。

小柄な方でしたがその舞は時間を超えた自然を感じるもので、展示されている写真にもありましたように、水、火、土、空気..すべてに宿る「精」が目の前にいるようでした。柔らかい動き、万物流転のごとく回り続け、白い衣装は神話の女神のようでもありました。

マニラ瑞穂記

マニラ瑞穂記

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/04/03 (木) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1065(14-104)
13:00の回(晴天)。12:40会場着、窓口で当日券「Z席券」を購入、2階バルコニー席(BB-1、クッションあり)でした。

此処は2回目(富士山アネット:2013/10)。高島さん(ajiの作品で)、斉藤さん(趣向、てがみ座で)が出ていらっしゃるので観に来ました。また、パンフレットみると、藤井さん「RUR」「Disk」「ブラックコーヒー」を観ていました。

なかなか予定がたてられず当日券、しのぶさんのレヴューに「Z席(1,620円)でも遜色ないかもしれません」とありましたので(初めて)買ってみました。死角になるところがなく舞台全体がよくみえました。ほぼ満席。

「BB」は、入口からみると奥になります。それほど高さはない正方形の舞台(3段)。テーブル、椅子が点在、日の丸。「BB側」からみて上手(手前、大きな木枠あり)が裏口、下手(奥)が正面玄関のようにみえました。役者さんは5ケ所から出入り(四隅+「BB側」客席通路)。休憩時間中に舞台転換。天井の四角い木枠にも模様が施されています。

13:02前説、開演〜14:03、休憩、14:19〜15:45終演。物語の「明治31〜32年」というものに対して実感はないものの、2014の「今」でも、何処かでおきていること、という思いが強くわき上がってきます。

抗しがたい大波(時代と理想とひとりひとりの想い)に翻弄される人々、小さな願いは砲弾の音(音響もよかったです、2階席からもよくわかりました)にいとも簡単に打ち消されてしまいます。静かで張り詰めた空間が襲いかかるものの残酷さを現しているようでした。

ケンゲキ! 宮沢賢治と演劇

ケンゲキ! 宮沢賢治と演劇

シアターオルト Theatre Ort

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/04/03 (木) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1064(14-103) 「想稿・銀河鉄道の夜」
19:30の回(やや曇り)。会場に着くとシャッターが半分おりていて、18:50受付(整理券あり)、19:10開場。

コの字型の客席、やや斜めに長い白木のテーブルと椅子(6脚)、テーブルの向こうにも1脚。テーブルを挟んだ両サイドは床面と1段上がった作り、入口側は1段高くなったところから2列。テーブルには食事の用意。リンゴ、パン、ミニトマト、水差し、グラス、皿、フォークにナイフ、サボテン…違和感を放っているのは、手前にポータブルプレイヤー、LPが乗っています。奥にタイプライター。テーブル面をぐるっと、回っているのは1本の「レール」。天井から棚(照明が組み込まれています)が吊らされています。

19:28、下手、男が一人登場、続いて数名。19:30前説(90分、ここでめちゃくちゃ笑ってしまう)〜20:58終演。

ようやく、この作品を観ることができました。85年、「劇団21世紀FOX」による北村作品「月夜とオルガン(@旧タイニイアリス)」が初めてで、ここから小劇場に通い始め、「日曜日ナビはオルガンを弾いた」まで全て北村さん。この劇団が本作を上演したのは1994年のようで、その頃は芝居を観なくなっていました。

そこからも時が経ちました。

今もって原作は読んでいませんが、他の劇団で何作か観ていたこともあり、楽しく観劇できました。

ネタバレBOX

雑記

前説…もちろん芝居が始まったと思いましたし、その後のおちゃらけぶりが最高でした。

白いカーテンは天の川(Milky Way)、本は洋書(一つは聖書?)、蒸気機関車が走る(客車3両)、ポテトサラダ、スープ、ミートローフ?、ビスケット。

客席とのやりとりも楽しい。

テーブルの上、下、天の川、照明はどれも綺麗でした。
佐東利穂子ソロ公演 『パフューム°R』

佐東利穂子ソロ公演 『パフューム°R』

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/04/07 (月) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1063(14-102)
20:00の回(晴)。19:30受付、B1スタジオで待機、19:56B2の会場へ。

此処は初めて、クッション(2枚)のひな壇、高床の舞台、2列目に。20:03前説(アナウンス)、開演~20:56終演、勅使川原さん、佐東さんのトーク、21:05終演。

「パフューム°R」、チラシの「赤い」瓶をイメージしているのか正面に「赤い」模様が闇に浮かび佐東さんは漂うように動きます、琥珀色のウィスキーが揺れるように、雲が漂うように、朝霧がたなびくように、抑えた照明で表情はあまり見えませんが、上方から射す照明に肩や腕が映え、シルエットとカラダが暗と明、境を分け幻想的でした。

勅使川原さんはよくお名前をみるのですが、今夜が(トークですが)初めて、佐東さんも初めて。21日の週に「鏡と音楽」の公演があるので、日程がよければ観に来たいと思います。

二人芝居「リタの教育」

二人芝居「リタの教育」

クラス・リタ

Archiship Library&cafe(神奈川県)

2014/04/05 (土) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1062(14-101)
17:00の回(晴)。

準備に半年。西亀さん、明日は入学式、天気がすぐれない横浜、伊勢佐木町。横浜は2月の@赤レンガ倉庫ダンスコレクション以来。かなり強い雨が降りましたが、開場時間には上がりました。

「観たい!」にコメントしたとき(3/9)にはまだまだ先と思っていて、気がついたら完売になっていました。ダメもとでメールをしたところなんとか観劇が叶いました。

16:30受付、開場。2Fで催されている「小野耕石展」を勧められたので階上へ。一見細かい点描画かと思いましたが、インクで「柱」をつくっているようで、驚異の立体画になっていました。これは図版や写真ではわからないと思います。

座席についてホットコーヒーをいただきます。壁一面に「本」...建築関係、チラシそのまま。真中にデスクと椅子、(オリベッティ)タイプライター、灰皿、メガネ、ハサミ、マグカップ。コの字型の客席。右壁の裏にも書棚があり、よーくみると「AKIRA(1-6巻)」や文庫本、「宮澤賢治童話大全」...。

17:00前説(100分、休憩10分、60分)、17:06開演~18:44、18:57~19:57終演。


開演前、西亀さんに声をかけられました。「売り言葉」「野田秀樹」...思考が回復するのに30秒ほどかかりましたが、私、2年前にひとり芝居「売り言葉(@楽間)」で西亀さんを観ていました。「智恵子」「和服」と「明るいギャラリー」「多くの洋書」とまったく違う空間と役柄。「売り言葉」の後、次はいつだろうと思っていました。その「売り言葉」で「音響・照明」としてお名前があったソンブレロさんは「パンとサーカス そして再び(2013/6@さくら・原宿)」で観て、「ささやかな/午後(2013/12@兎亭)」では脚本でした。

すみません、声をかけていただくまで全然気がつかず、かなりビックリしました。残りの人生のツキを使い切ってしまったような感じです。もとはといえば本で埋まったチラシに惹かれてやってきたのですが、こんなことがあるなんて。

「授業」といえばイヨネスコを2回観たことがありますが、本作ではアルコールを手放せない孤独な大学教授と粗野な美容師の組み合わせ。

連星のように二人の関係は小さな章立て(15-16らい?)の積み重ねとして描かれ、少しずつ色合いを変えてゆくさまが見えてきます。

教える者、教わる者がいつの間にか位置を変え、発する言葉も変わってきます。先生と生徒、男と女、受け身だけの生き方、自分を変えようという生き方。

70年代後半のイングランド北部、1975年=昭和50年、ベトナム戦争終結、沖縄海洋博、ジョーズ。

YES「Close To The Edge」1972
Pink Floyd「The Dark Side of the Moon」1973
EL&P「Brain Salad Surgery」1973
今でもよく聴くアルバムもこの頃。
特にEL&Pの一曲目は「Jerusalem」、他でもないブレイクの詩です。

リタに才気が漲ってくることと、人としての魅力が溢れてくることとは違うように見えてきました。

ダンス専科2014

ダンス専科2014

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/04/05 (土) ~ 2014/04/05 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1061(14-100)
19:00の回(晴)。18:30受付、開場。19:59前説(100分)、19:04開演~19:52、休憩、20:06~20:49終演。「クリエーションWS(3~4ケ月間)」で創りあげた作品を発表。音楽、照明のサポートもよく、新鮮さを感じた時間でした。

真田十勇伝

真田十勇伝

劇団SHOW特急

萬劇場(東京都)

2014/04/03 (木) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1060(14-099)
14:30の回(晴)。13:30受付(チケットレス)、14:00開場。奥に幅広の階段があり、手前が広くとってある舞台。1~2列はフラット、3列目以降がひな壇。BGMには三味線。

こちらは初めて。戦国物、時代物は弱い私ですが、森山さん(3作目)が出ていらっしゃるので観に来ました。14:26前説、14:35開演~16:56終演。当パンに人物相関図、戦国豆知識。「初の戦国活劇」と記載がありますが、とてもそうは思えない出来栄え。

策謀渦巻く時代、豊臣、徳川、真田の三家、刃の抗争。十勇士たちが舞台に揃うシーン、これがなかなか格好よいのでした。

森山さんはいままで普通の人を演じていましたが、本作では「忍者」...よく動き、よく闘います(びっくり)。小柄ながらも粋のよさがでていたと思います。次作も時代劇(5月)ですが、予定があえばうかがいましょう。

伊達さん、脚演出に加え、主役でも大奮闘。

老犬カエデ

老犬カエデ

開座

森下アトリエ(東京都)

2014/03/28 (金) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1059(14-098)
16:00の回(雨&風)。15:30会場着、受付。奥が舞台、三味線と(特別参加)アコースティックギターの方が音合せ中。和服とスーツの組み合わせ。天井にグリーンの蚊帳…1月の@渋谷公演で使用したもののようです。湿度が高いせいかたびたび調弦。

16:07開演、トレンチコートの二人、〜17:17終演。

みかさん、アフロになっていて、いままでと雰囲気が違います。感じるがままの舞なので、特に物語があるというものではありませんが、終盤、全身を覆う被り物が出てきたとき…「変身(カフカ)」を連想。そうか、それまで蠢いていたのはその前身だったのか…。

ホールやスタジオでのダンス公演とは違い、畳敷きの狭い空間に三味線とギターの音が混ざり合い、二人が交互に舞います(本作、岡庭さんは出演されませんでした)。目だけが異様に光り、体は震え、こわばり、床に這いつくばります。闇の中でようやく見えるもの…そんな舞でした。

無惨なメデイアの詩

無惨なメデイアの詩

一般社団法人 日本演出者協会

タイニイアリス(東京都)

2014/03/27 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1058(14-097)
13:00の回(雨)。12:30開場、12:45鋏で切り始めるが、どうやって時間を測っているのだろう。13:02開演〜14:09終演。2回目ですが面白く観ることができました。

劇中、手元の装置で投影していたのはエコー映像でした。

子供を家族の絆であると主張する男は、「産む機械」というセリフを吐く(字幕)、子供は所有物であり、証明書みたいな存在なのか。下手のバスタブが子宮に思えてくる。埋められた赤子、張られた水のなかでの争い、赤い糸は解され、揺らめく紫の煙と刺さる棒針。

上手は白、下手は黒(の衣装)

埋められていた避妊具と(死んでしまった?)子供服。

マシーンをメンテするような男の行動。

先日とは少し位置を変えてみたところ、字幕が役者さんに隠れてしまうシーンがありました。なんとなくわかっていますが、先の方のコメントにありますように、手前の梁に映すか、上手にも映すか…当パンに折り込むか。

ドッグウェイ

ドッグウェイ

サッソク

nakano f(東京都)

2014/03/31 (月) ~ 2014/04/02 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1057(14-096)
19:30の回(晴)。19:00受付(チケットレス)、2階に上がって手前が客席、奥、左のカウンターがメインの舞台。中央に(やや斜め)テーブル、椅子(4脚)、奥にはソファ、カウンター手前にスツール。前2列はちっちゃな腰掛け、3列目以降が椅子席。椅子に座っているシーンが少なくないので、手前側の椅子(2脚)の真後ろより、右壁寄りの方が観やすいかも知れません。
19:16、19:22前説(開演5分前から階段、手洗い使用不可、75分)、19:32開演〜20:45終演(役者さん揃っての挨拶なし)。

「観たい!」にも書きましたように、昨年9月、山口典子さん、@渋谷3D STUDIO CUBE、3Dスキャンのパフォーマンス(@_@)を観に行きました。そこに緑茶麻悠さんが出ていらして(当日は、スタジオスタッフの方だと勘違い…)、いつかお芝居を観たいなと思っていました(「増殖にんげん」2011/8@LE DECOを観ているのですが、当時は誰が誰だか分からなかったので)。

起きているのか、夢を見ているのか。濁った記憶と、濁ってゆく風景。

第13回埼玉大学ダンス部公演

第13回埼玉大学ダンス部公演

埼玉大学ダンス部

さいたま市文化センター(埼玉県)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/21 (金)公演終了

満足度★★★★★

無題1056(14-095)
18:30の回(晴)。17:50会場着、だいぶ並んでいます、受付、18:00開場。此処は、2009/12、西本智実さん指揮「第九」以来(大ホールのほうですが)。「UDC13th 愛燦々(2014/3@セッションハウス)」に埼玉大学からただ1人、川島さんが出ていらしゃいました。とても良い印象でしたので観に来ました。18:24前説、18:30開演〜19:08、休憩、19:19〜19:56終演。全13演目、コミカルなものもあり、どれも華やか、若々しい演技。次も観たいと思います。

みなさんよく「回転(アイススケート並みに)」します。
⑦「PORTRAIT〜いきうつし〜」、男性二人、息がピッタリ合った一連の動き。

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