miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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エレキ鰻は泣いている?【東京公演】

エレキ鰻は泣いている?【東京公演】

雨の一座

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2018/04/05 (木) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/04/06 (金)

価格2,700円

19:30の回(曇)。

受付18:55(整理番号あり)、19:20開場、19:27前説(120分、10分休憩あり)、19:31開演~20:21、休憩、20:31~21:27終演。

設備トラブルにより遅延するも開演時間に間に合いました。

ただ、開場と同時に「満席が予想されているので奥から詰めて」としつこいほど連呼するのはどうかと。満席を予想する会場は他にもたくさんあると思うし、ましてや「全席自由席」とうたっているのだし、なによりも予約返信メールには「全席自由席となっておりますので、見やすいお席をご希望の方はお早めにお越しください。」と書かれているのだし。

こちらは初めて。

藤波想平さん「ハイヌウェレの骸(2017/7@バビロン)」「静電気と少女(2016/11@梟門)」「サバト(2016/9@梟門)」。
榊原美鳳さん「インド象 首がもげる(2017/8@プロト)」「大型(2016/8@すみだ)」「あのこそのことはないちもんめ(2015/10@王子)」「心の中、翼ひろげて(2014/2@BASE)」。
梅田優作さん「インド象 首がもげる」。
須藤新之介さん「ホテル・ミラクル5(2017/12@ミラクル)」。

そして、
田久保柚香さんは在学時から、やないさきさんは第一回公演「riverbed sleepless summer(2011/9@プロト)」から加糖熱量さんは裃-這々で。

膝太郎の水野綾さんは初めてですが、5月に「風雲かぼちゃの馬車」が予定にありました。かぼちゃは「青春スープレックス!?」他を観たことがあり都合がつけば。

冒頭部分はよくわからず、徐々に視界が広がる。

相当な運動量、目まぐるしく入れ替わる展開にも関わらず疲れを見せない役者陣、一途な少年を巡る壮大な物語は泥んこ道をまっしぐら。パロディが散りばめられているらしいものの(たぶん)知らないものばかり(と思う)。

余談:早く着いたので母校のキャンパスを歩いてみる。大勢いるのは新入生なのか、みんな楽しそうだ。学生会館の公演に来だしたのが数年前、長い間訪れることのなかった場所、学部の建物は建て替えられ面影はない。像と講堂という構図は昔のまま。思い出すものはほとんどない。当時、二十歳前後の自分にとって今の自分はまったくの他人事。それでも、今、ここで演劇を観ているということが胸に迫ってくる。

「ハムレットマシーン」フェスティバル

「ハムレットマシーン」フェスティバル

die pratze

d-倉庫(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

鑑賞日2018/04/05 (木) 19:00

価格2,500円

19:00の回(小雨)

18:00受付開始(整理券あり)、18:30開場。

19:00アナウンス(110分)、前説、19:04開演~19:46、休憩、19:55~20:57終演。

先に上演されたOM-2版は未観、「隣屋」が出るというので観に来ました。

事前にネットで拾い読み、過去観たOM-2の印象、ハムレットであること、海外戯曲であること、説明に「従来のドラマ形式を解体した金字塔」と書かれているが実に観劇欲をそそらない言い回しであること、前衛的らしいこと...などなどマイナス要素が山積。

2団体まとめて:セリフはランダムな声のつながり(=ノイズ)程度にしか聴こえないため、身体、照明、音の混合物という印象。

先日観た「ヌトミック」も似たような印象。

全編、聴きなれない、見慣れない世界の中でたったひとつ宮本悠加さんの身体(運動)だけは接点あり。

演劇的な部分では何か持て余しているように感じてしまうが、ずっと座って語り続けている(男)の印象は強い。※日常的な行為でありながら全体を見渡せば極めて不自然。

評価していないのは、自分の中に十分な受容体がなく戸惑っているため。

追記;結局、なにもわからなかった本作、図書館で予約。折角の機会なので少しでも視野が広がるか、視界がはっきりするか、途中で投げ出すか。

ダンス専科2018

ダンス専科2018

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2018/03/31 (土) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/31 (土) 19:00

価格2,000円

19:00の回(晴)

16:00の回は早々と売り止め。18:10会場に着くと人でいっぱい。どうみても終演したばかり。
時間を間違えたかと焦りましたが16:00の回にいらしたお客さんたちでした。

18:30受付、開場。前列の端っこに座ります。

19:07前説、19:08開演~20:09、休憩、20:21~20:58終演。

セッションハウスのサイトによれば「舞台に立つことを目的としたワークショップです。3ヶ月間の集中ワークショップでダンス作品を創り、ダンス専科公演で、作品を披露します」。

ということで観たことがある(と観ていてわかる)方は加藤泉さんと古茂田梨乃さんのおふたりだけですが、ためしに「こりっち」で検索してみますと(セッションハウス公演を除く)、平石祥子さん「天竺ダイヤモンド(2011/11)」? 坂尾菜里さんは劇団スクランブル?
水澤遥さん「第13回埼玉大学ダンス部公演(2014/3)」、田花遥さん「Time to go(2015/12)」「ぴちぴち(2014/5)」、大森美沙さん「うわまふた(2017/8)」のようでした。

日舞とバレエはそれぞれの所作が、コンタテンポラリーの3作は展開の斬新さとスピードが持ち味。クラシックやノイズ的音源も本格的でどの作品も楽しめました。

吐露

吐露

劇団女体盛り

新宿眼科画廊(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/27 (火) 19:30

価格2,500円

19:30の回(晴)、最終日。

(眼科画廊1F)19:00受付、開場、入って右に丸椅子、左はベンチシート的。右やや奥に座ります。床に男性がひとり、不安げ。

こちらは初めてですが、牧野つくしさんはダンス公演では「PUPAⅡ」2015/11@PRUNUS」「NEWS(2017/1@同」「さようなら、牧野さん/再会ぞびちゃん(2017/2@徳望館) 」で、演劇は「隣の芝生の気も知らないで(2016/3@王子)」。

他の方は初めて、制作の田中亜実さんにはときどきお会いします。

19:27前説(70分)、19:30開演~20:36終演。

パラパラはTVで観たことがあるなぁと思います。

大袈裟な言い方をしてみると、溶鉱炉のような女、氷柱のような女、その周りで刺激をうける男ふたり。抱えているものはそれぞれで、その4人が少しずつ寄り添ってゆく道筋。エキセントリックなシーンもエモーショナルなシーンも人肌の温もりに一旦終結しつつ新たに展開。夢をもてば必ず叶うというものではなく、でも、ひとりではなくともふたりなら支え分かち合えるものがあるはず。

なのに、ここからは赤の他人でいいのだろうか。

居場所というのは鎧を纏う場ではなく、閉じこもるための城壁でもないはず。

そんなことを思いながら観ていました。

『天国と地獄』

『天国と地獄』

遠吠え

王子スタジオ1(東京都)

2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/21 (水) 15:00

価格1,500円

15:00の回(雨)

14:30受付、14:40開場。
浅いコ(凹こっちのイメージか?)の字の客席。
床に白い枠線、そこは舞台であり、部室なのでしょう(「→」もある)。

制服を着た女生徒3人が客席に背中を向けてじっと座っている。

正面にはスチール棚、ダンボール、スピーカーなど。

当パン、チラシと一緒にアンケート記入用のボールペンがあるのは不思議ではありませんが三色ボールペンは初めて。

14:54前説、15:03開演~16:03終演。

永田佑衣さん「カナリア(2015/5@眼科画廊)」「凡庸(2017/8@王子)」。
小島望さん「凡庸」「空想パズル piece1『雨の街』(2017/4@Site)」「遺言(2016/12@しあん)」他。
橋本美優さんは「大型(2016/8@すみだ)」ですかね。
石黒麻衣さん「わたしが消えた(2015/1@眼科画廊)」。
澁川智代さん「家入るものは入る 借るものは借る(2017/11@SF」「遺言」。
二ツ森恵美さん「ひょっとして乱で舞ー(2014/8@楽園)」「糸、あと、音。(2015/8@楽園)」。
大田彩寧さん「春、夜中の暗号(2018/1@十色庵)」「ホテル・ミラクル5(2017/12@ミラクル)」「夢遊トリップ(2017/10@絵空箱)」他。

2016/2017とたくさんの高校演劇(秋季大会)を観たのと、「劇団さんいらっしゃい」を観たのと、王子は近いのと、売り止めが復活していたので前半割になるのとで、前日、予約しました。

決して広くはない舞台、観ている景色と、記憶のなかから浮かび上がってくる情景とが少しずつ交じり合ってゆくような浮遊感を覚えます。

お話しの核の部分は何処にでもありそうな気がしますが、その世代の一人ひとりにとっては大きく深く、すべてを喪いそうな気がするもの。

理想の人々

理想の人々

ひとごと。

新宿眼科画廊(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/03/23 (金) 19:30

価格2,000円

19:30の回(曇、小雨)

19:00受付、開場。

ザブトン、丸椅子、パイプ椅子(できるだけ観やすいように工夫)、この会場としてはお客さんかなり入りました。入って奥が舞台、椅子が5脚。

19:25前説(山下さん)、19:31客席後方から3人、開演~20:28終演。

役者さん3名と声の出演(Y君)のお話、のような、1行日記のような、独白のような。

演劇でも、コンテンポラリーダンスでもなく、とはいえパフォーマンスです、というのもどうかという不思議な印象。

役者さんのおひとり瀧澤綾音さんはバストリオ「エモーショナル」で観ていて、どちらかというとこっちのカテゴリーに近いかなと。

他にも何人かいらっしゃるようですが、私もさいたま芸術劇場に「Q体」...『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』を観に行きました。高校生の演劇の大会、というものがあることを知らず、唯一、神奈川総合高校現役生(現在は大学生)の公演に行っていただけ。

「Q体」は2011/5と201/2に趣向、2015/6にアムリタ、2015/11に芸術総合高校と観ていて、その日は3校を観ました。そのどれもが良かったこと、開演前に列に並んでいるときに筑坂高の方からとても小さなフライヤーを頂き、なんとなく川越(若葉)の学校にクリスマス公演を観に行ったこと。それまで大学生の公演はたくさん観ていましたがこれが契機となり、秋季大会を2016/2017と地区大会、県大会まで観るようになりました。

芸術総合高の「Q体」は他の演出とはまるで違い、高校生という存在から役を通じて溢れるものを感じたように思います。大学生、あるいはそれ以上の役者さんが演じるものと、高校生が演じるものとこれほど違うのかと思いました。そんな学生さんたちにまた舞台で出会うとは、そんな思いで会場までやってきました。

「Q体」の反動からかかなりゆったりした動きに戸惑う。

物語としてセリフが世界を構築、増築していくのではなく、分断されていたものが意図せず並んでいる、そんな気もしました。ダンス公演は沢山みていますが、同じように感じる作品はあります。

役者さんについて
瀧澤綾音さんはバストリオで。時々自動は「リハリハ1」からちょっと空いているのでこれから。文学座は56期から観始めたので1年遅れで未観。

齊藤絵里さんは、こりっちで検索するとセッションハウスの「UDC」に京都造形芸術大でお名前がありましたが...?

榊愛音さんは初めてですが埼玉県立芸術総合高卒。芸総卒の方では山下さんを加え「妖精大図鑑(多摩美)」「人肌くらげ(立教)」の方を含めて4人。
※追記:と思っていたらツイッターにダンサー小野さんのコメントがあり5人目。

SUPERHUMAN

SUPERHUMAN

ヌトミック

北千住BUoY(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

鑑賞日2018/03/24 (土) 14:00

価格2,800円

14:00の回(晴、良い陽気)。

13:30受付、開場。※サイトに記載されていた整理番号順の入場ではありませんでした。

「超人」ではないそうで、それでも意味を検索してみると「 超人的な、人間わざでない、神わざの 」とある。そんなイメージを持ちながら開演を待つ。撮影可(動画、写真とも)、飲み物可。

初めて来たときよりかなり綺麗になった床、四角い白の木枠が点在、白い石、黒い石、砂、真中の柱には綱、地質学教室のような素材。

L字の客席(パイプ椅子各3段)、入って左に座る。

砂埃が舞う可能性ありということでマスクが配られる(劇中、特に感じませんでした)。

奇妙なイラスト(汚れ?)が描かれた衣装。

14:03開演~15:13終演、~15:44トーク終了(額田さんとAokidさん)。

終演後、台本を購入。ナルホドーと思う構成。ただ、私の場合、読んだだけではイメージできなかったと思います。

間をおいて振り返ってみると、起点~終点へ至る道筋を同行できなかったことが大きいかなと思います。風の吹くままに自由に進むためかなかなか追いつかず、しばし立ち止まって考え込んでしまう時間がかなりあったかなと思います。

虚現覚醒シリーズ最終章 超時空★DISCO!

虚現覚醒シリーズ最終章 超時空★DISCO!

上智演劇2017年度卒業公演

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2018/03/23 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/24 (土) 18:00

価格0円

18:00の回(晴)

17:30受付、開場。真ん中に「DISCO」の文字があるついたて、両サイドに階段状のステージ、ミラーボール。

「虚現覚醒シリーズ」というシリーズがあるようには思えないけど面白ければ何でもいい..でいいような気がする。

上智大の演劇部総動員なのか23名と先日のSophia Modern Dancers「ROAD」の倍を超えている。

学生らしさが何なのかよくわからないけど、キャラクター設定、その配役、分かり易い小道具や衣装があってのこのスピード。

17:45/17:55前説(70分) ※前説中は音楽をとめるか音量を下げませんか?
18:00開演~19:10終演。

時空を超える爽快さ、とにかく舞台に隙間も沈黙もない賑やさ満開の作品でした。

いろんな「世界」の登場人物がこの相対論のずっと先にある並行宇宙論を受け入れ/または知っているらしい、という驚くべき設定が作品をいっそうドライブしている。最近読んでいた筒井康隆さんの初期中短編にあるエッセンスを感じる。

第17回埼玉大学ダンス部公演

第17回埼玉大学ダンス部公演

埼玉大学ダンス部

さいたま市文化センター(埼玉県)

2018/03/14 (水) ~ 2018/03/15 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/14 (水) 19:00

価格1,200円

3/14(水)、3/15(木)の2回(3/15は当日券)、19:00の回、曇。

19:00~19:50、休憩、20:00~21:00。

第13回(2014/3)を観ていて2回目です。

セッションハウスのUDCでは2013/3と2014/3を観ていました。特に2014年は「お茶の水大」香取依里さん、「大東文化大」歌川翔太さん、中村駿さん、「日本女子体育大」古茂田梨乃さんなども出演。

1日目は時間が空いたので急遽予約、2日目のリピートはどうしてももう一度観たくて当日券で「立見の場合もあります」ということでしたがよい席に座ることができました。開演前に後方をみるとかなりのお客さんが立見でした。

第一部 9作品(ひとつは高校生の作品)
第二部 8作品(委嘱作品、ゲスト作品が各1つ)

チラシ、当パンの写真は最後の作品「胎動の時代-小林多喜二「蟹工船」より」。力作で演劇的な要素も採り入れたダイナミックな作品でした。高校生の作品も他の作品に引けを取ることなく大きく、またコミカルな良作でした。

また来年みたいと思います。

dear others

dear others

木村愛子

STスポット(神奈川県)

2018/03/17 (土) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/17 (土) 19:30

価格3,000円

19:30の回(晴)。

19:24前説(60分)、19:30開演~20:28終演。
入るとL字の客席(2列ずつ)。
木村さんは「UTSUSU」 移-映-写 三人展(2017/9)以来、後藤さんは初めて観に行った「ぴちぴちちゃぷちゃぷ(2011/5@アートスクエア)」にお名前がありました。

不思議な色の薄地の衣装、ゆったりとした動きから始まり、ノイズ、フラッシュなどを織り交ぜた、対流や地殻変動をイメージするような神秘的で無慈悲にも見えるシーンもありました。

お水はいかがですか。

お水はいかがですか。

日本女子体育大学ダンスプロデュース研究部

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2018/03/10 (土) ~ 2018/03/10 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/10 (土) 18:00

価格1,500円

18:00の回(晴)
17:30受付、開場。17:59前説(60分)、18:03開演~19:03終演。
物販で「水」を売っていました。

日本女子体育大学のダンス公演では、昨年、第16回卒業公演「Pile」を府中の森芸術劇場まで観に行きました。舞台下にひっそりとビニールを用意しているので「水」が飛んでくるのかと思いましたがなんとか大丈夫でした。「水」の紹介、ビールかけのような大混乱等々、メニュー豊富な演目でした。

今年の「ぴちぴちちゃぷちゃぷ~」は5/19(土)と20(日)、@あうるすぽっと。


or NEVER

or NEVER

関東大学学生ダンス連盟Σ

戸田市文化会館(埼玉県)

2018/03/17 (土) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/17 (土) 13:00

価格2,500円

3/17(土)、3/18(日) 13:00の回、晴。
今年は列ができるのが遅く、3/17は11:30頃に階段から並び、途中から戸外に。3/18は始めから戸外に列(11:00くらいから並んでいたのかも)。

今年で3回目、座席は10-18と11-22とやや前方席、1~4列目までの部分は使われていませんでした。
ちょっとしたストーリーがあるものの、全編煌びやかでスピードと響く低音のビートと溢れんばかりのライト、400人?、舞台いっぱいのダンサーたちのキレのよいダンス。

舞台は「ハ」のように客席方向に拡がりを持ち、奥は2階建て。踊れるところがあればどこでも踊っています。直線、曲線が滑らかに形を変えつつ、客席からのコールに応えていました。

終演後のロビーはダンサーとお客さんとで前に進めないほど。

今年も会場から戸田駅までの道にはスタッフが配置されていました。

『鶴』

『鶴』

語りと和楽の芸人衆 かたりと

谷根千 記憶の蔵(東京都)

2018/03/10 (土) ~ 2018/03/10 (土)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日13:30

価格2,500円

13:30の回(曇~晴)

のんびりと日暮里駅~谷中銀座商店街~団子坂~狭い路地~会場前に来ると小池さんがいらして蔵へ案内していただく。狭い階段とちょっとした下り坂..、受付、蔵の中へ、低い天井、異次元に迷い込んだ気分(ネットに画像あり)。

吉屋信子さんの作品(お名前をきくのも)は初めて。

「鶴」という作品にあわせ北原さんの着物には鶴が描かれていました。

13:28前説、13:36開演~14:27終演、~14:41トーク終了。

空は青空、陽気もよく、千駄木から湯島までのんびり歩く。

不思議な体験話を当の「私」から、今、まさに聴いているような錯覚。

時間を遡り空襲のなか、逃げ惑う恐ろしさ。

引き裂かれそうな激情。

今日は2018年3月10日。
1945年3月10日は東京大空襲の日
 ※wikiによると「死者数が10万人以上」「罹災者は100万人を超えた」。

ROAD

ROAD

Sophia Modern Dancers

上智大学一号館講堂(東京都)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/11 (日) 11:00

価格0円

11:00の回(晴)

60分前受付なのですが「世界遺産検定」で(開場待ち用に)教室が使えないそうで、整理券を受け取り外で待機、10:30開場。

「Sophia Modern Dancers」は7公演目。「Snow White(2016/9)」から少し空いてしまいました。

10:50/57に場内アナウンスで前説(50分)

正面、ブロック(木枠)が(階段)積まれたようなセットとそれほど大きくはないスクリーン、天井にミラーボール。

自分の道、鎖を引きちぎって前へ(卒業して...)。

11:00開演~11:45、1列になってシルエット~暗転、終演。

10章立て、衣装、照明、振付は素早く転換、疾走感を保ったままの切替えは中弛みすることはありませんでした。

前後左右、舞台面を使った振り付け。両手の鎖についてもう少し語ってもよかったのではないかと思いました。

下旬には上智演劇2017年度卒業公演があるので観たいと思っています。

eyes plus「鳥公園のアタマの中」展

eyes plus「鳥公園のアタマの中」展

鳥公園

東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)

2018/02/27 (火) ~ 2018/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/02/28 (水) 19:00

価格2円

19:00の回(曇)

18:30受付、18:45開場(予約時の整理番号順)。入って左、2列、いす席(後方はやや高い)、反対側が舞台、横長なので首を振らないと(端の)見えないシーンもある。
上手(入口近く)には楽隊の楽器があり、ここで演奏が行われる。壁には「つちのこ」のようなものがかかっている。

鳥公演は「女生徒(2011/4@フラスコ)」「緑子の部屋(2014/3@3331)」。

西尾さんは、鮭スペアレ公演のトーク(2014/2@LE DECO)」朗読劇「8 -エイト-」(2014/7@アツコバルー)の演出。

三浦雨林さんは「或夜の感想(2016/6@ST)」「ちょっとそこに座りなさい(2014/7@新生館、演出助)」。出演「潮(2015/9@キッド)」「旅の演劇(2013/12@キチジョウジ)」。
永瀬泰生さん「或夜の感想」「Location←→Connection(2016/7@千駄木)」「お暇をこじらせてⅡ(2015/1@アゴラ)」。
西山真来さん「どらま館ショーケース『木星からの物体X』(2017/12@どらま館)」「みやけのFUSUMA(2016/7@アパート)」「8 -エイト-」。

原田つむぎさんは「アガムメノン(@サブテレニアン)」、宮本悠加さんは「タマシイ(@BASE)」を観たばかり。

制作の谷さんはとても久しぶり。

隣の劇場「イースト」は、先週、「ハイバイ」を観に来ました。

平日でもあり「創作風景」は観ることが出来ず、本編とトークのみ。

おもしろい << 興味深い。という感想です。

キレギレのシーンなのでパーツは見えても、ウネリとなるような展開にはなりません。という意味では「過程」なのかもしれません。人物相関について触れることが少なく、そういうものが存在するのかさえわからないまま、会話、音楽(音)、「黒いものの動き」が神経を刺激し習い性のように外界を自分なりに構築しようとするのですが、しばらくして諦めます。

ただ「黒いもの」だけは思考のあらゆるところに浸透。コンテンポラリーダンスを観ているとときどき夢想の世界に入り込んでいることがあります。それはだれかが無くした影、深層部分、場に巣くっているもの、冷たい感情、絶対的な孤独、などなど。

また、タイトルにある「ヨブ記」は読んだことがなく(読もうとしたことはある)関係性などわからず。ギリシア悲劇などの場合も同様。

(影的な)宮本さん以外はそのまま帰宅できそうな衣装。照明は普通に点けたまま(場内は明るい)。
一旦、ここまで。

『RUR』

『RUR』

「戯れの会」

学習院大学西1号館特設劇場(東京都)

2018/02/22 (木) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/24 (土) 17:30

価格0円

17:30の回(曇)。

キャンパスの要所に案内板があり迷わず会場へ。というよりも、ここ学習院大は「少年イサム堂」のアトリエ公演で何度か来ているので。

「戯れの会」公演は初めてですが観に来たのは、昨年、11月に再生俱楽部「埜日」平澤さんを観てこちらの公演に出演ということでしたので。

何度か観たことがある(どちらかというと肩の凝らない雰囲気)リーディングとはちがって、かなりの緊張感(ドラマとしての醍醐味)。

会場は、「特設劇場」とあるように教室を大改装したようで暗めの照明と演者の衣裳(黒かグレー、アクセントに赤)。

舞台中央にあるライトは人工頭脳のようにみえてしかたがない。舞台後ろに文字を投影。

17:25前説、17:33開演、客席後方より~19:48終演。

砂地(2012/12)演劇、集団リレーションシップ(2012/9)とRURを扱った作品は観たことがありますがそのどれもと違う作品でした。

赤い表紙の台本、座り、立ち上がり、大きな身振りで感情の高まりを示す。

舞台装置がきわめてシンプル、そのぶん表情や呼吸、カラダの動きが物語を大きく揺らします。

原作を持っていると思い込んでいたのは間違いで、それは「山椒魚戦争」でした。しかたがないので「チャペック戯曲全集(田才益夫訳)」を借りてきました。返却日までに読みきれるか(他にも数冊借りたので)。

この作品と違う方向に「I,Robot(映画)」や眉村卓さん「司政官シリーズ」があるのでは。

たった それだけのこと。

たった それだけのこと。

みつあしの猿

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2018/02/23 (金) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/24 (土) 14:00

価格2,300円

14:00の回(晴)

13:35受付、開場、靴は脱いで。舞台にはテーブルと椅子、両側に「壁?」、客席は前後が少々窮屈、2列目に座る。

旗揚げの「踊る阿呆を見る阿呆(2017/8@荻窪)」を観ていて2回目。

14:00前説(90分)、14:06開演~15:32終演。

「母」が骨格。話の内容、スピード、トーン、抑揚、タイミング、姿勢、少々の世話焼き好き、どれをとっても一級。

小気味よいテンポ、通俗的な会話の乱打。家族ドラマ。ひとつのシチュエーションを中心点にして伸縮自由に展開する話。

それにしても初旬にはここで「おやすみ深呼吸」、昨日は上野で「襟マキトカゲ」。「お布団」「晩餐ヒロックス」もあり大賑わい。

たしかに、かつては「猿(爆笑!)」だった。

童話劇 宮沢賢治『どんぐりと山猫』

童話劇 宮沢賢治『どんぐりと山猫』

スタジオ・ポラーノ

代々木国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都)

2018/02/25 (日) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/25 (日) 10:00

価格3,000円

10:00の回(曇)

9:45受付、開場、靴を脱ぎ用意されたスリッパに履き替え仕切りで囲われた会場へ。

ここ参宮橋は「TRANCE MISSION」に来るだけでセンター側は初めて。
wikiってみると「1964(昭和39)年東京オリンピックにおける代々木選手村の集合住宅を改修」とありました。

古いSFに出てきそうな趣(なぜ斜めの柱なんだ)。

遡れば、きっかけは以前「青果鹿」公演に行ったこと。

「朗読劇 楢ノ木大学士の野宿(2011/12)。」次の「カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話(2013/3)」では今回大活躍の青戸則幸さんが出演。音楽の阿部明子と白石さんは『ひまなこなべ』朗読ライブ(2017/1)なので1年ぶり。受付にいまいゆかりさん。

成田佳織さん【大人達に】排除せよ!団塊世(ryとバブルビーバップ世代【物申す】(2014/7@かもめ)、「水と油でバシャバシャ!(2014/2@同)」ですね?

10:03開演~10:58終演。

「どんぐりと山猫」は青空文庫で読むことができます。おはなしは膨らませてあるようです。

今回、音楽では「運命 第四楽章」他

まんなかに大きな絵本、手作りの人形たち。

小劇場とも学生演劇とも質を異にする作品。小さな頃に戻って「お話し」にじっと耳を傾ける1時間でした。誰もが人間っぽい登場人物たち、自分の中にそのころの童心が残っているのを実感。

ルナシーとミザリー

ルナシーとミザリー

劇団襟マキトカゲ

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2018/02/23 (金) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/02/23 (金) 19:00

価格2,200円

19:00の回(曇)

18:30受付、開場。

こちらは3公演目、旗揚げ公演(みなさん1年生で、今年、卒業か)を観たのが3年前、その時出ていた神谷有咲さん以外は初めて(と思う)。その旗揚げ公演に出ていた小田龍哉さんと藤谷理子さん、先日公演を観に行きました。

月、Luna(Lunatic)、先ほどの月蝕からしてこの世のものとは思えない存在、狼男ここぞとばかり変身する。

月はリアル(アポロ宇宙船、満ち引き)であり、フィクション(「月は無慈悲な夜の女王」ハインライン)であり、音楽でもある(「The Dark Side of the Moon(邦題:狂気)」、そして「月の砂漠」。

舞台にはなにもなく、役者さん、会話や語りかけ、照明が物語をすすめ、奇妙なリズムが正気を失わせていくのか、月に表と裏とがあるように物語は反転を繰り返し終章へ至る。

19:00開演~20:16終演。

歪んだ空間からダークな月の光が注ぎ込んだかのような印象でした。そういう世代でもあるのか、自身の中のいろいろな感情や普段とは違った思考などがないまぜとなり悪い夢をみているような感覚になるのだろうか。

途中から表/裏という意識が膨らんできました。

大学に入って演劇を始めた方とは思えないのはどうしてなのでしょう?

次の公演もすでに予定されているようで楽しみです。

ヒッキー・ソトニデテミターノ

ヒッキー・ソトニデテミターノ

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2018/02/09 (金) ~ 2018/02/22 (木)公演終了

鑑賞日2018/02/20 (火) 19:00

座席1階G列

価格4,500円

19:00の回(曇)

引続き予定立てられず観に行こうと思ってもすでに前売りは終了。当日券があるようなので会場へ。販売開始の15分前着、すでに行列ができていて15名くらい。

受付が始まると、私の前の方からはキャンセル待ちに。ということで支払いをして「2番」の札を受け取り、開演5分前再集合。指定席「G-1(下手)」でした。

ハイバイは初めて、そもそもこういった会場の公演は滅多に観ないので...(特定の劇団を観に年数回程度かダンス公演か)。

観たことがある方は、
古舘寛治さん「女王の器(2012/2@アルテリオ)」。

藤谷理子さん「少女博愛主義(2015/2@だるま座)」「新・赤と白(2015/3@B1)」「見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。(2015/4@サブテレニアン)」「ロボットの未来・改(2015/11@アキバナビ)」「オイディプス(2016/2@新生館)」。3つの公演に小田龍哉さんが出ていて、先日その小田さん所属劇団の公演「タマシイ(@BASE)」を観て、そういえばと思って観に来ました。

正方形の舞台、各辺は堤のようになって「外を歩く」イメージか。

内側には小ぶりのテーブルと椅子があり、これはすぐに動かすことができる。

19:01前説(120分、丁寧に諸注意、それでも劇中だれかの携帯がブルっていた)~20:58終演、役者面会なし、物販あり。

お話は「説明」の通り。とても普通に(ある意味日常的)描かれていたように感じました。過去作品とのつながりなどはわからず。

劇中、客席で何度か笑いが起こりましたが何故だろうと考えながら。

事象が描かれるも、理由や原因や、学校や社会や家族や、には深入りしない。

いつのまにか握っていた糸を手繰り寄せたら何もなかったような(なんというかフワッとした)感覚。

ラスト、藤谷さんの声だけが聞こえるシーン。声は聞こえるけど「みえない」関係、未完成の関係のようでとても印象的でした。

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