満足度★★★★★
鑑賞日2018/02/24 (土) 17:30
価格0円
17:30の回(曇)。
キャンパスの要所に案内板があり迷わず会場へ。というよりも、ここ学習院大は「少年イサム堂」のアトリエ公演で何度か来ているので。
「戯れの会」公演は初めてですが観に来たのは、昨年、11月に再生俱楽部「埜日」平澤さんを観てこちらの公演に出演ということでしたので。
何度か観たことがある(どちらかというと肩の凝らない雰囲気)リーディングとはちがって、かなりの緊張感(ドラマとしての醍醐味)。
会場は、「特設劇場」とあるように教室を大改装したようで暗めの照明と演者の衣裳(黒かグレー、アクセントに赤)。
舞台中央にあるライトは人工頭脳のようにみえてしかたがない。舞台後ろに文字を投影。
17:25前説、17:33開演、客席後方より~19:48終演。
砂地(2012/12)演劇、集団リレーションシップ(2012/9)とRURを扱った作品は観たことがありますがそのどれもと違う作品でした。
赤い表紙の台本、座り、立ち上がり、大きな身振りで感情の高まりを示す。
舞台装置がきわめてシンプル、そのぶん表情や呼吸、カラダの動きが物語を大きく揺らします。
原作を持っていると思い込んでいたのは間違いで、それは「山椒魚戦争」でした。しかたがないので「チャペック戯曲全集(田才益夫訳)」を借りてきました。返却日までに読みきれるか(他にも数冊借りたので)。
この作品と違う方向に「I,Robot(映画)」や眉村卓さん「司政官シリーズ」があるのでは。
2018/02/27 16:53
詳細なレポートありがとうございます。お客様の視点がよくわかり、今後の参考とさせて頂きます。
長時間のSFをどのように劇作家の意図に沿って立体化するか。そのための工夫が報われたやに思います。ありがとうございました。