スクランブル☆トレジャーズ
演劇畑ハッピーナッツ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/07/15 (金) ~ 2011/07/17 (日)公演終了
満足度★★★★
めっちゃ楽しかった♪
ご出演者はなんだかなにかと馴染みな感じだったりはするものの。
初めてのハッピーナッツさん観劇でした。
どういう感じの舞台なのかな~と、楽しみだったのですが。
登場人物の名前も、出てくる惑星の名前も、出てくる話のネタも、スイーツまみれ。
宇宙を股にかけてのお宝争奪戦、はちゃめちゃどたばた、最初から最後までまったく隙間なくず~っと楽しい、ジェットコースター展開なエンタメお芝居でした♪
登場キャラクターは15人と多めなのですが。
その全キャラクターみ~んなキャラがくっきりはっきりたってて、各役者さんたちはみなさん素なく全力で各キャラを演じきってました。
だからこそ、どのシーンも活ききってていて、全部楽しかった!
そうなんですよね、ほんと全キャラクターみんな魅力的で。
どれかひとつとか言われると、まじで頭抱えてしまいます(笑)
オープニングで、役者名とキャラ名書かれたボードを各自持ちながらのダンスシーン、あれよかったw
わかりやすい上、スローモーションな振り付けが視覚的でかっこいい!
あると聞いていて楽しみにしていた、殺陣。
主に成瀬さんにやはり注目してしまってましたが(笑)、両脚をふんばって腰を低く落とした姿勢の、和風な印象の殺陣で。
サムライっぽくてかっこよかった~♪
舞台セットは、ほぼ素舞台状態で。ていうより素舞台?
でも段差つけて3ブロックに分けられていて、その3ブロック毎で空間設定を分けることにより、1シーン内で複数の場所の展開を同時に表現可能に。
その3ブロックを役者さんがぴょんぴょん飛んで移動するという、多少乱暴な場面転換により(笑)、緩みなくスピーディに話が進行していってました。
なかなかに、おもしろい演出だと思う!
ただ惜しむらくは・・・照明。
あの奇想天外な宇宙空間を表現するのに、あの照明はちょっと単純すぎた。
舞台セットが素なだけに、もうちょい照明で空間表現を彩って欲しかったかな。
そしてもうひとつ、衣裳。
キャラによって、差があったように思いました。
凝ってるところは凝ってるのですが、特にシュガーとかアッサムの衣裳などは、いくらなんでも!的な印象でした(笑)
初めてのハッピーナッツさん。
最初はハッピーピーナッツさんだと思っていた、ハッピーナッツさん。
とっても、とっても、おもしろかったです!大満足☆
これはぜひ、また次の公演も観に行きたいと思いました♪ありがとうございました!
定点風景
彗星マジック
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/07/08 (金) ~ 2011/07/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
期待どおりの深い感動
初日が来るのが待ち遠しかった。
どきどき期待に胸膨らませての、観劇。
とてもすばらしかったです!よかった!!
まだ初日、どこまで書いていいやら考えると・・・何も書けなくなってしまうのですが(笑)
なので、もう全部ネタバレBOXに収めるとして。
優しさに溢れていて、思いやりに溢れているのに。
せつなくて、都合よくはできてなくて。
観た後に、とてもあたたかな余韻の残る。
生きた人間の、素敵な素敵な活きたリアルファンタジー世界。
力強く、おすすめです!ぜひに!ぜひに!!
わたしは千秋楽にもう一度観に行きます。
早くまた観たい!今すぐ行きたいくらいです☆
銀河旋律
演劇集団キャラメルボックス
山野ホール(東京都)
2011/07/03 (日) ~ 2011/07/05 (火)公演終了
満足度★★★★
GREEN観劇
驚きのトリプルキャスト。
層の厚いキャラメルボックスさんの劇団員さんが、総出で繰り広げるお祭り騒ぎ☆
どうやら3人組が男子だったのはGREENだけだったらしく、笑いの部分はやはり各チーム変えていたそうで。
オールキャスト総入替えとなれば、同じ作品でも全然違った印象になるであろうことは必死。
遠方でさえなければ・・・全チーム通したかったですねぇ(/_;)
お話は、タイムトラベルものということで。
タイムトラベルものはやはり設定が難しく、観ていて「???」となる部分はあるにはありましたが。
そんな理論的なことは、どーでもよかった!
抗うことのできない見えない力で引き離されて。
引き離されはしたけど、それなりに幸福な人生を、そのまま送ることもできたのに。
それでも、求めてもがき闘おうとする姿が・・・感動っ。
高校演劇でもよく取り上げられている演目ならしいのですが、わたしは初見。
とても素敵なお話でした☆
タイトルの、『銀河旋律』という言葉も好きです♪
さよなら また逢う日まで
ALGO
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2011/05/04 (水) ~ 2011/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
底深いサスペンス
わたしは初演版を観ていないのですが。
さすが良い評判聞くブラジルさんの名作と言われるだけはあって。
非常によかったです!素晴らしい!!
最高品質のサスペンスでした。
イケメン舞台ならしく、確かにめっさかっこいい人ばっかでした。
魂抜かれるくらい、イケメン。
でもね、いわゆるイケメン系演劇とは明らかに一線を画している。
重くしっかりした演技をされる役者さんばかりでした。
そしてキャラメル畑中さん!
わたしがこれまでキャラメルボックスで観たような、きらきらとは違った芝居。
あっ、こういう顔もあるんだ~って。
畑中さんの知らない一面観られて嬉しい☆
これが大阪なら絶対リピってましたね~。
観てよかった!大満足でした♪
日曜日よりの使者
石原正一ショー
エビス駅前バー(東京都)
2011/05/04 (水) ~ 2011/05/04 (水)公演終了
満足度★★★★★
エビス駅前バー版NMS
大阪でも観た『日曜日よりの使者』
それが東京の、しかも馴染みのエビス駅前バーへ出張公演!
と聞けば、もちろん観たい♪
2回とも観てきました。
やはり空間が違うので、多少の変化はありつつ。
あの日観た、あの感動、再来。
一回観て展開知っているにも関わらず・・・涙がじんわりと。
会場内からもすすり泣きの声が聞こえ、なんだかもう感無量です。
いつものエビス駅前バーのあのドアから、石原さんが登場された時のえもいわれぬ感激といったらw
来年には、NMS全作品ひっさげてのツアー。
どういう日程になるのか・・・でもがんばってわたしも東京に観に行きたいと思います!!
NMS_07『神様それではひどいなり』
石原正一ショー
ACT cafe(大阪府)
2011/05/14 (土) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
ブラックラブストーリー
悪い芝居さんの本公演は、まだ一本だけしか観てないのですが。
テイストがやはり、だいぶ悪い芝居さんぽかった。
現実世界とからむ感じ、ヒトの内側に切り込んでいく感じ。
展開に、引き込まれましたね!
ブラックでいつもの石原正一ショーとは違う印象でした。
最後の仕掛けに、びっくり仰天。
コモンカフェでよもやそんなことを…的な。
空間の使い方の可能性を、さらに広げていらっしゃいました。
その仕掛けにより、濡れて水の滴るサリngさんの髪が。
まるで本当に血が滴っているようで…ぞわぞわ。
この後の二人が幸せになっていたらいいな~と思えるような。
その先のアナザーストーリーを妄想してしまうような、ラストでした。
今回のNMSも、大満足!
外れませんねぇ、期待裏切られることがないですw
今回は普段演劇を見ない友人を連れていったのですが。
楽しんでもらえたようで、嬉しかったです♪
NMS_6『宇宙のファンタジー』
石原正一ショー
ACT cafe(大阪府)
2011/03/12 (土) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
活き活き
始まりは、真っ暗闇の中。
舞台上で何が起こっているのか、まったく見えないまま、見えないから聞こえてくる音、声から想像が膨らむおもしろい始まり方でした。
強盗と、強盗に押し入られた部屋の住人。
この住人がただものではなく、どんどん強盗にむちゃ振りを仕掛け。
そしてなぜだか、強盗はどんどんエスカレートしてゆくむちゃ振りに応え続けるという。
しまいには、ちょっとは断れよ!って突っ込みいれたくなるくらいでしたw
始まりはそこからだったのですが、話が進むにつれあれよあれよという間に、もうどんどん異次元へ突き進んでいっちゃって。
確かにタイトルどおり、ファンタジーでした♪
わたしは山浦さんの作品は初めてだったのですが、とても「らしい」作品だという声が聞こえました。
今思うと、確かにw
とかく、演じておられるお二人の演技が、表現力豊かで味わい深く。
生身の人間の演技を見るという観劇の魅力があふれたお芝居でした。
この公演は確か震災の翌日くらいだったかな・・・そんな時期。
わたしもとても沈み込んだ状態での観劇で、行くのも迷いが生じたくらいだったのですが。
観に行ってよかったと思えました、とっても心が元気になった!
演劇のもつチカラをつくづく実感した公演でもありました。
月刊彗星マジック四月号
彗星マジック
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2011/04/12 (火) ~ 2011/04/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
ラスト月刊彗星マジック
一年間毎月新作を上演し続けてきた、月刊彗星マジック『定点風景』
四月号はそのラスト。
三月号でいったんお話は終わり、今回は外伝的なお話でした。
今からずいぶん前のお話。わたしからしても、ずいぶん前の。
そうして語り始められるお話は、『定点風景』の序章ともいうべき、原点、過去のお話。
ずっと『定点風景』世界で語られ続けてきた、何もかもを飲み込み広がり続ける森の、謎に迫るお話でした。
稽古場配信でチラっと見させていただいた舞いのシーン。
あそこ好きです。綺麗。
稽古着な配信時と、本番の衣裳を着けた状態では当たり前ではありますが、全然違って、見惚れました。
ななさんが絵を描く時の、ふわふわっとゆらぐ腕の仕草も好き。
ただそのまんま表現しちゃうんじゃない、情緒豊かに作られた雰囲気が魅力のひとつかな。
語られた、森の原点にまつわるお話はわたし的には衝撃的で。
終演後、勝山さんひっつかまえて質問攻めにしてしまいました(笑)
でもやはり、それだけ聞きたいと思ってしまうのは、それだけ世界観が豊かというわけで。
観客それぞれが観て、観たものに対して各自思いを巡らせられる余地、世界の広がり奥深さが、良い。
最終話もとても深く、心地良い余韻の残るお話でした。
プラズマ・バンドワゴン
化石オートバイ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/06/24 (金) ~ 2011/06/26 (日)公演終了
満足度★★★
不思議わーるど
初めての化石オートバイ本公演でした。
ふしぎ~なお話でした。
始まりは現実なんだけど、そこから一歩踏み込んだ隣の世界。
平凡で代わり映えのしない日常は退屈かもしれないけども。
退屈なままで終わらせるか、その日常の中に潜むかけらを拾っていかに日常を楽しむかは、その人次第。
そんなこと思いましたね。
ほんと様々な受け取り方、観方のあるお芝居だったと思います。
普通に観て、エンターテイメント性が楽しく痛快でもあったし。
語られる内容から、内面に訴えかけてくるものもあったし。
だって、ご出演されてる役者さんがモンスター級なかたばっかりなんだもん!
そりゃ見応えありますって(笑)
少数精鋭で、激うま豪腕なお芝居を堪能させていただきました。
その演技観てるだけでも、すでに満足。
そこに非常に独創的な設定のお話、くるくる展開。
初めてでしたが、とても上質な舞台で良かったです。
4
DanieLonely
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2011/06/29 (水) ~ 2011/06/30 (木)公演終了
満足度★★★
男性四人の会話劇
Nyanはカフェ空間とはいっても、公演毎に使い方は様々なのですが。
『4』では、カフェとして空間全体をあますところなく最大限に有効活用されていて。
カフェ公演の魅力が満載でした。
作品世界の設定がバーだったので、キッチンスペースはもうそのまんまバーカウンターで。
2階も使っていたし、トイレまで舞台の一部として使われていて。
そしてカフェ公演にしては珍しく、照明がとっても芸術的でした。
Nyanは音響もいいので、全体的に臨場感が高く。
観ているというよりは、作品世界に自分も存在しているかのような、あのカフェ公演ならではの感覚が存分に味わえました。
お話的には、十字路伝説を題材にした、現実と虚構が混ざり合う、ホラーテイストも盛り込まれたもので。
間近で観られるからこその声を張らない自然な演技で、しんと登場人物の心理に入り込めました。
わたし的には好きな感じ。良いお芝居をありがとうございました!
蒲田行進曲
ファントマ
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/06/17 (金) ~ 2011/06/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
王道の熱血バージョン
Wキャストで2バージョンあるのですが、わたしは熱血を観てまいりました。
「蒲田行進曲」自体が観るの初めて。
今回のつかこうへい追悼企画では、元に忠実である公演、アレンジを加えてある公演、様々でしたが。
「蒲田行進曲」は、本筋はつかさんでありつつ、えん魔さん色が濃く出てたように思います。
比較的つかさん色が薄く、観やすい印象。
笑いどころはしっかりツボを押させて爆笑させてくれて。
染みるところはしっかり引き込んで感動させてくれて。
さすが、えん魔さんプロデュース!がっつりした安定感でした。
とてもとても良かったです。
二度ともう観ることはできのが残念です。
まだ見たことがない映画も見たくなりました。
すばらしい公演をありがとうございました!
きょうの日は
コメディユニット磯川家
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2011/06/15 (水) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
満足度★★★★
楽日に二回
千秋楽の日に、昼と夜二回観てきました。
初日明けてからの評判は上々。
そして同時に、初日は噛みまくりだったという話もちらちら。
さて、わたしが観る回はいかがなものか?という。
昼公演は、パーフェクト。
前回公演が初磯川家でしたが、今回のお話もめっちゃ笑えて楽しくて、人情あふれてほっこり暖かい、しあわせなお話でした。
とても良かった!
まだ東京公演が残っているので、詳細な感想はまた東京公演が終わってからになりますが・・・。
前半詰め込みすぎで、後半暗転につぐ暗転急いで話をまとめたかのような印象があり、ちょっと全体的な配分のバランスは悪い気がしましたが。
観て損のない舞台です。
東京公演は、またいろいろ変わってくるのでしょう。
また楽日に二回観てきます。楽しみ。
舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)
TAKE IT EASY!
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2011/05/11 (水) ~ 2011/05/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
素敵な時間をありがとう!
大阪で観た日から4ヶ月を経て、再びかえってきた『千年女優』凱旋公演。
もちろん行きました。
1月観た時に買ったサントラで聞きまくった和田さんの美しい音楽。
それがまた劇場に鳴り響く…これでもう劇場で聴けるのは最後。
冒頭、きらきらしたあのイントロが流れ出した時点で、もう感極まってすでにうるうる。
劇場が大きくなって、舞台が広くなった分、動線が大きくなっていたので、疾走感が一層増してました。
第一疾走、第二疾走、第三疾走、もうほんとなんて美しいのでしょう!
走り出すたびに視界がどんどん滲んでゆきました、感動で。
小ネタは随所パワーアップしてました。
最後だけあって体張ってたなぁ(笑)
お見事!!
最後は、スタンディングオペレーションでした。
拍手は大きく鳴り響き、鳴り止まず。
会場内すべての人の感動が現れてました。
終わってしまった、その一抹の寂しさを感じつつ。
素敵な舞台を、ありがとうございました!
そして、長きに渡っての公演お疲れ様でした!!
舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)
TAKE IT EASY!
HEP HALL(大阪府)
2011/01/20 (木) ~ 2011/01/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
美しかった
初めてのテクイジで、『千年女優』自体も初演版も映画版も観たことがないという、完全なる初見でした。
元を知らないのでその辺はわからなかったのですが、原作をとても忠実に再現してあるそうです。
事前に見てから行けばよかったかな~と思うくらい、話の展開は少しわかりにくかった。
しかし、千年女優の真髄はそこにはなく。
とても、とっても美しい舞台でした。
和田さんの作られた音楽が美しくて、その音楽にぴったり合わせられたパフォーマンスの美しさといったら・・・感動です。
爆笑ものな小ネタも挟まれているのですが、それがなくていいくらい、うっとり浸りきれます。
いや、おもしろかったんですけども(笑)
素晴らしい世界を見せていただき、ありがとうございました!!
愉快犯
柿喰う客
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2011/01/21 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了
満足度★★★★★
おもしろかった!
噂に名高い柿喰う客さん、初めて観に行きました。
磨きあぎられた、いささかの隙もない完全無欠の舞台でした。
台詞が洗練されていて、印象的なフレーズの反復は柿色なのかな?
台詞回しが独特で、非常におもしろかった!
単純ではなくアクが強いお芝居なので、合わない人は合わないかもしれないけども。
目の離せない展開、狂気をはらんだ凄み、小気味のよい台詞のやり取りがたまらない、おもしろい舞台でした!
そしてやはり観ておかねばな乱痴気も行きました。
本気で乱痴気騒ぎでした(笑)
本編をトレースしつつも、そこはやっぱり本編のような完璧さはなく、隙がありつつ。
ネタなどちょっとしたところでも変化があり、観る値打ちのある公演でした♪
Dressing/日曜日よりの使者(5月4日のみ)
feblaboプロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2011/05/03 (火) ~ 2011/05/10 (火)公演終了
満足度★★★
がーるずおんりー
女優オンリー8人での、本物のバーを使ったお芝居。
ガールズバーというものがどういうものなのか知らないのですが。
狭い空間で8人もの女子がひしめきあう勢いで演じるお芝居。
華やかでしたね~目が潤いますね♪
8人それぞれに個性的なキャラ付けがされていて、それだけ揃えば話の展開はそれだけで自然と動く。
お店の開店前のどたばたとしたある日のひとこま。
一緒に観にいった人と、わたしはあの子が好み~とかいう話題にも花咲きそうな(笑)
ちょっと、そのお美しい人にそんな台詞言わせたり、そんな仕草させちゃうの!?っていうようなシモネタも混じってはおりましたが。
おもしろくて、かわいらしい、ほっとするお芝居でした。
俺のカー・オブ・ザ・イヤー
売込隊ビーム
ABCホール (大阪府)
2011/05/13 (金) ~ 2011/05/15 (日)公演終了
満足度★★★★
ベテランの安定感
初めての売込隊ビームさん。
セリフのやりとりがこなれていて、間のとりかたや空気がごく自然。
ナチュラルに小ネタの応酬が繰り広げられる、熟練の技に笑かされました。
でも、陽な部分だけで終わらず。
登場人物それぞれが、内面に「秘密」をかかえていて。
サスペンス要素まであったのが、意外でおもしろかった。
秘められた狂気が表に出てきた時の凄み、ぞわぁっと鳥肌たつみたいな。
付け加えていうならば。
セットが軽トラのみというのも、特徴的。
軽トラだけで、見事に場面転換してました。
売込隊ビーム、とてもおもしろかった!
充電前最後の公演に、すべりこみ間に合ってよかったです☆
初級革命講座 飛龍伝
VAG asobeeno
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/06/14 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了
満足度★★★
第四弾
とてもシンプルで、ゆえにそのままむき出しのつかさん世界でした。
始まってしばらくは、戯曲をそのまま読み聞かされているかのよう。
つかさんの言葉がそのまま舞台上から流れてきているだけという印象で。
新聞で顔を隠した複数の人を相手に台詞のやり取りするなど、リーディングっぽいこういうやり方もありはありだなとも思いましたが。
表現力において物足りなさを感じ、このまま2時間はしんどいな・・・とも思ってました。
が、男性二人が揃ったとたん、熱量が急激に増し。
山崎役の方から飛び出るシャワーで、最前列だと傘が必要なほど(笑)
熊田役の方もそれまでの場面と打って変わって、活き活きと。
熱いのが揃うと、いっそう燃え盛るという象徴のようなおふたりでしたw
お話しは、やはりこちらもおもしろかったです。
非人道的なことや、非常識的なことが、常識的にそこには存在していて。
建前なんて、うわべの綺麗さなんてそこにはなくて、人間の本能がそこにはある。
一見ひねくれているようだけど、とても素直なんですよね。本音に。
観に行っておいてよかったです!
つかさん作品をまたひとつ知ることができて満足です。
ロイヤルホストクラブ
ミュージカル座
THEATRE1010(東京都)
2011/06/09 (木) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★
煌びやかなミュージカル
見目麗しい女性に男性、衣装もきらびやかで、建てこまれたセットは絢爛豪華。
歌われる歌も美しく、ダンスはかっこよく綺麗で。
とてもとても華やかな、きらきらした舞台でした。
見た目の華やかさはミュージカルらしくて、夢の世界でしたが。
でも、お話的には前回の『トラブルショー』ほどではなかったかな。
どちらがよりミュージカルらしいかといえば・・・それはこちらになるのかもしれませんが(笑)
ストリッパー物語
劇団大穴
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2011/06/07 (火) ~ 2011/06/08 (水)公演終了
満足度★★★★
最初で最後の大穴さんでした。
初めての劇団大穴さん観劇でした。
つかこうへい追悼企画第二弾、やはりわたしは初見で元を知らないのではありますが。
熱海殺人事件、ストリッパー物語ときて、根が同じというか、共通して流れるものを感じました。
台詞が独特で、記憶に残るような印象的なものが多いです。
長台詞も各所にあり、そこが役者さんの腕の見せ所・・・という気も。
ストリッパー物語では、マツイさんが舞台中央で。
時には座りこみながらの、長台詞。
同じ目線の高さの語りかけは聴き応えがあり、最前列で聞き入ってました。
しかしながら残念なことに、舞台全体でかんでいる場面が多く。
台詞の内容が良いだけに、できればそこばしっと決めて欲しかったかな。
かむ毎に世界がぶつっぶつっと途切れるような感じでした。
内容はとても刺激的で、飾らない人間の本質を赤裸々に描かれたもので。
役者さんたちは、そのつか作品世界を、激しく、体当たりで演じておられました。
ストリッパー明美役の紗貴さんが美しかった。
垂幕越しではありますが、舞台内でストリップショーを演じたりも。
あれってほんとに一糸纏わぬ姿になってしまっていたのか、どうなのか。。。
美しく、一歩も引くことなく演技に挑んでいられるようなお姿が女優魂を感じました。
アフターイベントでは、現役ストリッパーさんのショーもありました。
言うまでもなくストリップというものを初めて。
想像していたよりも、高度で美しいダンスで芸術的。
どこまでだろう・・・と、かなりどきどきしてましたが、演劇舞台でできる範疇で終了。ほっ。
初劇団大穴さん観劇、素敵なカンパニーでした。
ストリッパー物語、急遽観にいくことにして、観ておいてよかったと思えるすごい舞台でした。