転石不生苔の観てきた!クチコミ一覧

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令嬢ジュリー

令嬢ジュリー

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2010/10/02 (土) ~ 2010/10/10 (日)公演終了

進んでますねぇ!静岡県!
このチャレンジ溢れる作品が「高校生観賞事業公演」になっている静岡県って、スゴすぎる気がするなぁ!

舞台装置は、いままで観たこともないような斬新さ!

照明は、ジェームス・タレルの美術作品級!

ま、それだけでも、わざわざバスに乗ってお邪魔させてもらった甲斐がありました。ただ、「評価あえてせず」の理由は、ネタバレで・・・

ネタバレBOX

俳優のみなさんは、よく訓練された方々だったと思います。
特に、クリスティン役の布施安寿香さんは、魅力的に感じました。

ただ、これ、とても書きにくいことなんですが、帰りのバスの中でまわりの他の人たちの中にも同様のコメントをされていた方が複数おられたので、あえてコメントするとするなら・・・ジャン役は、もう少し「若い」か「かっこいい」役者さんを起用するべきだったのではないでしょうか?

いや、阿部一徳さんの演技に文句があるんじゃないんです。
ただ、「年齢」はどう見ても40代以上だし、令嬢ジュリーの小さいころに憧れていた・・・という設定だと、「ロリコン」みたいな感じになっちゃってると思うんですね。

いったいどうしてこういう配役になったのか、謎な気がします。
このあたりの「謎」について、大いなる勘違いをしているかもしれないので、点数をつけることはしていません。
長短調(または眺(なが)め身近(みぢか)め)

長短調(または眺(なが)め身近(みぢか)め)

あうるすぽっと

あうるすぽっと(東京都)

2010/09/30 (木) ~ 2010/10/03 (日)公演終了

2種類の席の違いは…
『長短調(または眺め身近め』@あうるすぽっと…「眺め(長め)席」で観た人にはむしろ「短調」で、「身近め(短め)席」で観た人にはむしろ「長調」であった…ということなんでしょうかねぇ…これ、ものすごい野心的な作品で、ホントなんとかして「身近め席」でもそれを確認したいんだけどなぁ… という感想を持つ人は自分だけではないはず・・・なのに、4回しか公演がない・・・しかも、土曜日がマチネだけ・・・ていうのは、うーん、残念!
この「隔靴掻痒」な感じを、ひょっとしたら、中野成樹氏が「わざと」作ろうとしているのではないか・・・もし、そうであれば、いやぁ、・・・参りました!(ただ、これ、「評価」はしにくいので、星はあえてつけないですけど・・・)

ネタバレBOX

「眺め席」と「身近め席」では、全く世界が違っていたわけですよね。
いわば、2つの別の作品が並行して進んでるわけです。

これ、なんとか、再演してもらえないですかねぇ。

(理由1) 片方の席で観ただけでは、この作品の意味がフルに伝わらない気がする (もっとも、この物足らない感じそのものを、並行宇宙に対するあこがれとあきらめへの残念感で、中野成樹氏がわざとねらっていたのだとすると・・・それは、ある意味でスゴイ!)

(理由2) 「かもめ」の原作を読んでおくべきだった。これ、読んでから見るべき作品の典型だったと思うんですね。・・・観終わってから、ジュンク堂で本買って読んで、そう強く感じました。
砂と兵隊/Sables & Soldats

砂と兵隊/Sables & Soldats

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/09/16 (木) ~ 2010/10/06 (水)公演終了

満足度★★★★

「さりげない」→「わざとらしい」→新鮮!
「さりげない」雰囲気が漂うのが青年団なのかなぁ…と思ってたんですけど、この作品は「わざとらしい」雰囲気が満載!「砂」もそうなんですが、服装とか、靴とか、キーホルダーとか・・・実に細かいところまで「わざとらしさ」にあふれてました!・・・タイトルとは裏腹に、遊び心溢れるこの舞台…新鮮な感じで、楽しませて頂きました

あ、全然関係ないんですけど、「西川」役の石橋亜希子さんが舞台で光ってるなぁ・・・と思って、そういえば「武蔵小金井…」でも山内さんとかけあい漫才みたいなことやってたなぁ・・・と思って、ググってみると・・・多田淳之介さんと結婚されてるんですね・・・知らんかった。

ヘッダ・ガーブレル

ヘッダ・ガーブレル

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/09/17 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了

満足度★★★★

プロの舞台美術!
ラストシーンの衝撃を演出する大きな要素は舞台美術だった!
…と、思わず叫んじゃうくらい素晴らしい舞台美術でした。

いや、もちろん、俳優も、演出も、照明も、音楽も、パンフレットまでもが、どれをとってもプロの仕事!

…いや気分的には「5点」なんですけど、新芸術監督への今後の期待も込めて、あえて「4点」にしたのは、…ちょっと書きにくいので「ネタバレ」で。

ネタバレBOX

大地真央の演技よかったです!
舞台で観たのは初めてだったんですが、思わずファンになっちゃうかと思いました。
益岡徹も他の役者さんも素晴らしかった。

…だけど、観ながら、なんか違和感があったんですね。
それは何かというと…ズバリ「年齢」!
(すいません、ごめんなさい!)


うーん、
もっと若いんじゃないのかなぁ~、この主人公は。
少なくも50代ってことはないですよ・・・

twitterで、「沢尻エリカで!」みたいなコメントを見かけたけど、自分も気分的にはそういう感じです!いや、別に沢尻エリカみたいに有名人である必要はないんだけど、少なくとも大地真央の「うまい/味のある」演技よりは、無名でもいいんでもう少し若い俳優さんでもっと「狂気あふれる」演出だと、もっと楽しめたんじゃないかな…とそういう気がしました。

せっかく研修所あるんだし、そこから大抜擢とかしてもよかったんじゃないかなぁ…。今後、そういう思い切りの良さにも期待したいです。

「JAPAN MEETS …」の企画には期待しています!
自分のような古典をしっかりみてない“なんちゃって”演劇ファンにとっては、とてもありがたい企画。おそらく、全部拝見することになるでしょう!どうぞよろしく。
聖地

聖地

さいたまゴールド・シアター

彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)

2010/09/14 (火) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ラストシーンのために…
18:30開演で、21:50終演。…都心で働く人間には、とても向いていない上演スケジュールです。

プロンプター付きで、やはり素人的な演技が気になることもあることは否定できません。

人数を消化するためだけに挿入したんじゃないか・・・と疑うようなシーンも、正直あるといえばありました。

ただ、それでも、ラストシーンに到達すれば、そういった気分は雲散霧消してしまいます。まるで「必然」であったかのうように!これは、すごかった・・・そう言わざるを得ない舞台。そうなってしまいます。

これは、松井台本のおかげか?やはり、蜷川マジックなのか?それとも・・・あの年配者たちの魔力か?・・・いずれにしても、3千円出して、埼京線に乗っていくだけの価値は十分にありました。

自慢の息子

自慢の息子

サンプル

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/09/15 (水) ~ 2010/09/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

「私たち」の喪失
何を書いても「ネタバレ」と言われてしまいそうなので、感想は「ネタバレ」に記載します。…、自分のいまの状況に、ストレートで投げ込まれた球でした!…そういう個人的なバイアスがかかりつつ・・・ラストシーンにしばし鳥肌。

ネタバレBOX

ラストシーンに鳥肌。

裸で立ちつくす国王、ナイフを握りしめる王妃、風を眺める聖母、やっと手に入れた幻想の幸福に浸るヒーローとヒロイン。そんなバラバラの人たちが、なんだかよく分からない布に絡みとられて、ひとつの王国を構成してしまう。

私たちのガイドは、この王国が「どこにでもある物語」を持っていると解説してみせる。それが、歴史であると。これが「国家」なのだと。それぞれの事情と妄想が独立して紡ぎだした物語など無視して。現代の人間が作り出す共同体というのは、こういうものなのだと。

この作品は、芸術的というよりも哲学的だ。現代においては「私たち」という言葉がもはや意味を失いつつあること、もしその言葉が成立するならば、それは共通の物語ではなく、たった一枚の絡みつく布切れのような何かによってであること。そんなことを、この作品は頭からではなく体で感じさせてくれた。時に、官能的に、下半身にも作用させて。

(それにしても、同時上演中の『聖地』との極度のシンクロ度合い(布・ヘリコプターなど)は、戦略なのだろうか?もし、これが蜷川演出と松井本人演出の偶然なる邂逅であるなら、それは、まさに奇跡というべきものだという気もするが・・・)
東京アメリカ

東京アメリカ

範宙遊泳

STスポット(神奈川県)

2010/09/02 (木) ~ 2010/09/07 (火)公演終了

満足度★★★★★

天才と遭遇してしまったかも…
初めて拝見しました。で、ぶっ飛びました!これは、久しぶりに、天才と遭遇してしまったかもしれない!…観ながら、映画『未来世紀ブラジル』を思い出したのは、その音楽のせいだけではなくて、どこか重なるところがあったからだという気がします。つまり、ありえない話なのに、どうもなんだか「リアル」なんですね、この作品。「笑った」かといえば、確か自分も笑ってましたが、むしろ途中からはその「リアル」さに怖くなってきた・・・というのが正直な感想です。・・・いずれにしても、自分の中では「次作は、必ず観にいかねばならない」というカテゴリーに分類されてしまったカンパニーを発見してしまいました。

ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤

ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤

電動夏子安置システム

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/09/07 (火) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★

当日パンフは最高!・・・なんだけど
チラシの不思議さに惹かれて、初めて参上致しました。当日パンフが、なんと8ページのカラー刷り!おまけにその記述の細かさがマニアックで、わざわざキリル文字で用語を説明しているあたり、いやがおうでも期待が高まった!・・・んですけど、・・・いやぁ、これ、その盛り上げられた期待を完全に裏切られたフツーな感じ。KYキャラクターの門倉役をやっていた渡辺美弥子さんの余人をもって代えがたいブッとんだ演技だけが、唯一の救いだったような・・・。ごめんなさい、自分にはちょっと合わなかった感じです。(ネタとか構造で魅せる芝居は好きなんですけどね・・・)

「オイディプス王」「タイタス・アンドロニカス」

「オイディプス王」「タイタス・アンドロニカス」

劇団山の手事情社

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/09/02 (木) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

かっこえー!
いや、これは間違いなくかっこいいです!久しぶりに“劇的”な演劇を拝見致しました!…で、もろ肌ひとつ見せていないんですが、なぜだかエロチックな雰囲気が漂っているのは、これは「妖」とか「艶」とかという感じの世界でしょうか・・・で、詳細はネタばれになるんで書けないですが、間違いなく「凍りつく」シーンがあります…いや、よかったですよ、これは・・・

ロボット版『森の奥』

ロボット版『森の奥』

あいちトリエンナーレ2010実行委員会

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2010/08/21 (土) ~ 2010/08/24 (火)公演終了

満足度★★

正直に言いますと・・・
「ロボの性能が低すぎる」・・・と、平田オリザ氏は二騎の会『F』の公演前に指摘されたと聞いたことがありますが、今回のロボは、正直にいって、まだ舞台に立つ性能に達していない気がしました。 (理由1) ラストシーンで動かなくなった (役者なら降板)  (理由2) 動きが遅い (明らかに、人間のスピードより遅い) (理由3) 他のロボ(ASIMOなど)よりも動きに繊細さがない ・・・・ wakamaruくんには、なんの罪もないんだけど、そういうことばかりが観劇中に気になって、肝心のストーリーに集中できない。・・・ま、関係者の皆さんにお叱りをうけそうですが、これ、偽らざる本音。新幹線代を使ってまで観に行った身の落胆をご推察頂き、どうかご寛容下さい。

『ここからは山がみえる』

『ここからは山がみえる』

青年団リンク・RoMT

アトリエ春風舎(東京都)

2010/08/12 (木) ~ 2010/08/23 (月)公演終了

満足度★★★★

名前が残るラストシーンが印象的
なんかイロイロ感じるところがあった作品で、反芻してながら、もう1回観たいな・・・とか思ってるうちに、公演が終わってしまった。オリジナルの演出がどんな風だったかわからないんですけど、今回の演出でラストのシーンに、名前がたくさん浮かび上がるところは、忘れられないシーンになりました。・・・難をいえば、ちょっと、やっぱり長かったです。せめて、2時間半くらいになれば、スカッとしていたかも・・・

今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】

今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】

隕石少年トースター

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/08/22 (日)公演終了

満足度★★★

普通に・・・それなりに・・・
面白かったか?・・・多分、そうです。ただ、CoRich!の書きこみとかが、期待値を上げすぎてしまっていたので、ちょっと「期待ハズレ」的な印象をもったことは否めません。関西から初登場の劇団に、観客席がちょっと冷たすぎたのかもしれないんですが・・・。ゴメンなさい。いずれにしても、TシャツやDVDを売る状況じゃないですね・・・、少なくとも、まだ、・・・あ、東京ではってことですけど。

女の罪

女の罪

ブス会*

リトルモア地下(東京都)

2010/07/29 (木) ~ 2010/08/10 (火)公演終了

満足度★★★

なんかフツー…だったような
いまごろ、「観てきた!」を書いても意味ない感じですけど。なんか、とてもフツーな感じの話が展開されていて、正直なところ、こういう感じの話を芝居で観ることの意味がもうひとつ分からんかったです。皆さんのように盛り上がれなくて、申し訳ないです。ま、そういう観客もいたという、記録・・・ですかね。

華麗なる招待

華麗なる招待

toi

STスポット(神奈川県)

2010/07/23 (金) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

味な作品ですねぇ
90年の「家」の歴史が主人公の作品・・・という事前情報どおりのストーリーなんですけど、いや観た感じはもっとこう切ないというか、胸に迫るものがあるというか。で、最後の最後で、さすが柴幸男さん!とつぶやきたくなるシーンが展開されるわけですが、ここがまた、なんだか泣かせられます。
でも、ダントツでよかたのは、高橋ゆうこさんですね。JAM SESSION 「わが町」でも光っていたんですけど、今回はもう彼女なしには考えられない・・・と思われる作品になっていた気がします。
あ、でも、なんか「売り切れ」「当日券なし」という・・・ま、残念なかんじらしくて、オススメしても、もはや手遅れですね。。。。多分

遊園地3兄弟の大冒険

遊園地3兄弟の大冒険

ギンギラ太陽's

シアターGロッソ(東京都)

2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

なぜこういう劇団が東京にはないのか?
いや、自分の無知だと思います。「あそこがあるじゃないか!」というお叱りを是非頂きたいです。それを知ることができれば、わざわざ飛行機に乗って福岡まで行ってしまったりしなくてもよいわけですから。ストレート勝負!涙と笑いと深い味わい・・・そして、ここが重要なところですが、誰を誘って行ってもOK!

醜男

醜男

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/07/02 (金) ~ 2010/07/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

照明が芸術的!
よく劇評などで、「照明がよかった」とか「美術がよかった」というコメントをみかけるんだけど、正直いってその感覚が共有できていなかった。でも、この芝居は違う。間違いなく、一番印象的だったのは「照明」。次は舞台の上の「美術」・・・これらが、この作品を芝居や演劇ではなくて芸術作品にしてしまっている・・・いや真面目な話。もちろん、ストーリーも深みがあるし、役者さんもよかったんだけど・・・。いやぁ、ここまで「照明」に感動した作品って・・・ひょっとしたら初めてかも。

ネタバレBOX

とにかく、「照明」が四角い!
スポットライトも、パネルディスプレイも、まるでデジタルのように。
まるで役者の進む道を指し示すように。
まるで部屋をそこの作りだすように。
私的解剖実験-5

私的解剖実験-5

手塚夏子

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/06/25 (金) ~ 2010/06/28 (月)公演終了

なるほど「実験」ですね・・・
いろんな意味で、これは、なるほど「実験」でした。

女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★★

幅のある劇団ですねぇ!
前回2月にサンモールスタジオでの「Excelを駆使して作ったミステリー」・・・の印象がとても強かったので、今回のような「直球勝負」の作品は意外性が(勝手に)高くて、ビックリ!で、少し調べてみると、どうやら「トレンディードラマ」という売りもあるらしい・・・うーん、幅があるなぁ。スゴイですねぇ。

浦島氏の教訓 公演終了 ご来場御礼

浦島氏の教訓 公演終了 ご来場御礼

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

知らなかったことが悔しい
恥ずかしながら…そして、悔しいけれども、初めて拝見しました。何でいままで知らなかったんだろう。主宰の板垣雄亮さんって、「イキウメ」の役者さんかと勘違いしていました。いやいや、勉強不足でした。ズバリ!自分の大好きなツボにはまった作品でした!・・・「必ず観なければいけない劇団」がまたひとつ増えてしまいました。

恋する剥製

恋する剥製

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/06/22 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

役者さんの名前が全部言える唯一の劇団
今回で、まだ3回目です。「空耳タワー」で、自分が演劇が好きになった原点を思い出させてくれて、勢いでDVDを全部買ってしまいました。で、正直いうと「不躾なQ友」で、ちょっとガッカリした面もあったのですが、今回の「恋する剥製」で再びやられました。こういう〝デタラメ”な感じが大好きです。芝居観に行って、パンフレットを買うのは多分この劇団だけです。役者さんの名前を全部言えるかもしれない唯一の劇団です。それくらい、役者さんのキャラ立ちが見事。・・・で、「評価」は相当バイアスかかってます、きっと。ただし、ラストシーンの「でたらめさ」と「見事さ」は、間違いなくおススメ!

ネタバレBOX

最近見た芝居では、「イキウメ」の舞台装置にうならされたのですが、今回のクロムの舞台芸術は、もはや演劇の枠を超えてましたね。引田天功の世界です・・・いや、むしろデイビッド・カパーフィールドかな・・・

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