アドルフに告ぐ
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2015/06/03 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★
歌う少女
栗山演出が冴え渡り、俳優もスタッフワークも素晴らしく、まざまざと戦争だった…。後半は予想より恐ろしく、俳優の熱演もあり、ショックの連続。カーテンコールで拍手がなかなかできなかった。手塚治虫さんからのバトンを受け取り、今に繋ぐラストだったと思う。これが現実。
再/生
東京デスロック
STスポット(神奈川県)
2011/07/16 (土) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★
タダフラ版は追加公演あり。
デスロック版・タダフラ版ともに鑑賞。デスロック版コンセプチュアル・アートだと思って観てもいいかも。タダフラ版は追加公演あり。
カリスタの海に抱かれて
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2015/05/15 (金) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★
柚香光さん
宝塚観劇は自分へのご褒美状態。素人なのでだいたい何を観ても満足してしまう。ナポレオン・ボナパルト役の柚香光さんが特に印象に残りました。レヴューは海外向け(台湾公演用)で、あからさまな日本風になっていたのが残念。
ぼくってヒーロー?
劇団うりんこ
北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)
2011/07/28 (木) ~ 2011/07/28 (木)公演終了
満足度★★★★
久しぶりの劇団うりんこ
「いかにもな子供向け芝居」な様子で始まりながら、ちゃんと大人も笑わせて泣かせてくれる。たとえるならアニメ「日本昔ばなし」。
劇団青羽(チョンウ)「そうじゃないのに」
タイニイアリス
タイニイアリス(東京都)
2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった!
約1時間5分。動物園の象を檻から放した罪に問われ、飼育員が取り調べを受けるが…。上手い俳優5人による笑いがふんだんの社会派会話劇。とっても面白かった!全席自由で字幕は後方席しか見えないので早いもの勝ち。初日は立見が出る盛況。
おもろい女
東宝
シアタークリエ(東京都)
2015/06/05 (金) ~ 2015/06/30 (火)公演終了
満足度★★★★
ドっと笑える反戦芝居
久しぶりに王道の商業演劇を観たかも。ストレートな反戦芝居、かな。大阪育ちの自分には関西弁の洪水が、なんとも様々な音色で迫ってくる。着物の所作がカッコいい。何やっても崩れない、というかバシっと決まる。演劇って本当に幅広い。
おしるし
プリエール
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/06/03 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★
CoRichの評判が良かったので観に行って、当たり。
安心して楽しめるお芝居。一筋縄ではいかないのも素敵。田村孝裕さん作・演出なので気になってはいたのですが、私もチラシのビジュアルで二の足を踏んでいました(笑)。
焼肉ドラゴン
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/04/17 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
真田風雲録
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2009/10/15 (木) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
甘え
劇団、本谷有希子
青山円形劇場(東京都)
2010/05/10 (月) ~ 2010/06/06 (日)公演終了
満足度★★★★
『甘え』というタイトルに唸る
めちゃくちゃ面白かったです!全く躊躇せず、大きくダブルコールしました。脚本演出はもとより美術、照明、音響などのスタッフワークも充実。
グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》
KAKUTA
アトリエヘリコプター(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
小説の言葉を誠実に、まごころ込めて立体化。
短編小説を演劇にする企画です。3週間連続で新作3本を発表する底力は、長年活動を継続している劇団ならではなのでしょう。ゆるやかにつながる3公演のうち、《群青の夜》と《黒の夜》を拝見。《桃色の夜》は残念ながら観られませんでした。
各短編小説を古書店店主のオリジナルのエピソードでつないでいきます。くるくると頻繁に場面転換するのがスムーズで手堅いです。少なくない出演者が息を合わせて作品を成立させる、その一体感も見どころでした。
役者さんは登場人物の思いを素直に表現されていましたし、演出も誠実で、物語の進行に安心して身を任せられました。でも、演技が文章を追いかけて説明しているように見えて、退屈することもありました。俳優の身体と感情が言葉よりやや先行する(ように見せる)方が、劇の進行を停滞させないのではないでしょうか。朗読とセリフ、所作とのコンビネーションは、タイミングやバランスが難しいところですね。
役者さんの中では「ピエロ男」でタイトルロールを演じた若狭勝也さんと、「ネオン」でヤクザ志望の若者、「ささやく鏡」で主人公の幼なじみを演じた尾﨑宇内さんが特に印象に残りました。
終演後の客席で上演短編を収録した文庫本を販売し、劇場ロビーの物販は、劇団の15周年記念パンフレットや過去公演DVDなどが充実していました。小説と演劇が出会う期間限定イベントの魅力を温かくアピールし、毎週五反田に通いたい気持ちにさせてくれました。
CLEANSKINS(クリーンスキンズ)/きれいな肌
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/04/18 (水) ~ 2007/04/28 (土)公演終了
満足度★★★★
笑いながら、胸にグサっとくる家族のお話
パキスタン系イギリス人のシャン・カーンさんの新作を、日本人キャスト・スタッフで創作しています。世界初演です。青年団『別れの唄』もすごかったですし、演劇人の国際交流の豊かさをひしひしと実感します。
公式稽古場レポートと初日のレビューをトラックバックしています。よかったらご覧になってみてください。
氷屋来たる
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/06/18 (月) ~ 2007/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★
おじさまたちの競演
緊張が途切れない4時間弱(休憩15分を含む)。一人一人が主役。セリフ一言ごとに、必ず何かを見せてくれます。これからご覧になる方は、ぜひ腹ごしらえを!
ブベニチェク・ニューイヤーガラ~カノン~
Bunkamura
Bunkamuraオーチャードホール(東京都)
2013/01/05 (土) ~ 2013/01/07 (月)公演終了
満足度★★★★
そして最後の「カノン」で泣く
「ドリアン…」の技に魅せられ息を荒くしてたら、「牧神…」で取り乱してしまいました…エロ過ぎ!まさかそんな、な設定であそこまで!
コンフィダント・絆
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2007/04/07 (土) ~ 2007/05/06 (日)公演終了
満足度★★★★
ピアノ生演奏つきの豪華5人芝居
上演時間が2時間40分(休憩15分を含む)という長丁場ですが、全く気になることなく楽しめました。パルコ劇場のロビーに登場する画家たちの絵が飾られています。開演前にチェックしておくと更に楽しめるかも。
下周村(かしゅうそん)
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/05/15 (火) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
意味がわかんないのに、面白かった(笑)
何度も驚かされて、置いてけぼりにされて、でも、すっごく面白かったです。中国人キャストのパワーが凄かった。感想はトラックバックしました。
国際演劇祭 イプセンの現在 tgSTAN『パブリック・エネミイ人民の敵』、アンドレイ・シェルバン『ヘッダ・ガブラー』
特定非営利活動法人舞台21
シアタートラム(東京都)
2016/12/06 (火) ~ 2016/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
12/9にシンポジウム、レクチャーあり
男女4人と、ト書き&プロンプ1人の計5人で約1時間50分(休憩10分込み)という超特急のイプセン。集会のシーンしかゆっくり聞かせる気ないよねコレ!(笑)
観客に雑に話し掛け、演じる役を何度も変え(主役以外)、小道具はずさんなマイムのみ(笑)。
tgSTANはベルギーの俳優だけのカンパニーで、俳優がドラマトゥルグで演出家。興奮!
12/9昼にシンポジウム(https://m.facebook.com/norembtokyo/photos/a.196447033849367.1073741828.196028183891252/692409657586433/?type=3 )、
夜にレクチャー( http://d.hatena.ne.jp/sfjth-tokyo/touch/20161209/p1 )あり。
ヘンリー四世 第一部 ‐混沌‐・第二部 ‐戴冠‐
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2016/11/26 (土) ~ 2016/12/22 (木)公演終了
満足度★★★★
第一部から観るが吉。
衣装、照明のデザイン、色分けでスムーズに理解できた。貴族と平民、高貴と下賤、老いと若き、父と息子、新旧など対比山盛り。配役も対照的(特に鍛治直人さん)。大勢の「噂」はネット社会のよう。音楽は鳴る度にドギマギ(笑)。
2009年の『ヘンリー六世』三部作一挙上演、2012年の『リチャード三世』から継続出演の方が大勢(スタッフも継続)。ベテラン俳優の方々が今も現役であることに感謝。若い俳優が息長く活躍できる演劇界であって欲しい。観客には何ができるのかな…。
私的には立川三貴さんと小長谷勝彦さんが素晴らしかった。立川三貴さんはこまつ座『紙屋町さくらホテル』でも感動した。小長谷勝彦さんは元文化座の俳優で、今は静岡県舞台芸術センターSPAC公演でよく拝見。鍛錬し続けてくださる全俳優に再び感謝。
遊び半分
中野成樹+フランケンズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/09/20 (木) ~ 2007/09/24 (月)公演終了
満足度★★★★
おしゃれなfringe演劇鑑賞のお手本
会社帰りに大人のたしなみとして鑑賞したい演劇。 “フランケンズ”とよく呼ばれますが、“ナカフラ”が良いそうです。
友達
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2008/11/11 (火) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
場面転換のかっこ良さに涙が出そうになる
スタッフワーク、俳優の存在感などなど、全てが洗練。めちゃくちゃかっこ良かったです。2時間20分は少々長めでしたが、戯曲「友達」がすごく好きになりました。