満足度★★★★
横綱相撲
貫禄あって個性的で美しく、歌ありのさすが月船さららさんでした。
ネタバレBOX
著作権管理事務所で嫌味な仕事振りを経て総理大臣になった女性と、原発事故以来閉鎖されている東北地方に独立国家的に住みついているおかしな人々との抗争のような話。
独立国家は精神病院から脱出した人たちが主体ということでした。そりゃおかしな人々だろうと思いますが、ちょっと理由付けがスッキリし過ぎていました。
彼らは滅ぼされますが、その時なまずを封印していた石を動かしたため地震が起き、三陸沖に島が出現し、改めて東北独立国家を作ろうかという人たちが出てきて…、そもそも、大和朝廷によって縄文人の末裔が東北地方から追いやられたことへの恨みが背景にあるように感じられました。
月船さららさんの歌があったりのエンターテイメント性の高いショーでした。役者陣もクオリティが高く、横綱相撲といった感じのお芝居でした。なまず王子という言葉が出てきたときには『ガマ王子VSザリガニ魔人』を思い出し懐かしくなりました。
最初の著作権管理事務所のシーンが『受付』のようで面白く、こっくりさんが出てきた辺りから変調し、東北の風景になって全く趣を変えましたが、最初のシーンのような知的でコミカルな感じが好きでした。
満足度★★★★★
【夜の部】観劇
楽しかった!面白かった。
ネタバレBOX
『毛抜(けぬき)』 婿側からの贈り物と言って、張本人をバッサリ。スッキリ、さっぱりとした解決法でした。
今月で終わるロングラン公演、口上に登場した勘三郎さんの脇には中村小山三さんという今年94歳と言っていましたか、中村屋の重鎮がいらっしゃって挨拶をされていました。凄いです。
『梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)髪結新三(かみゆいしんざ)』 よくもまあ大家に半分取られたとはいえ、かどわかしで十五両、滞納家賃差し引き後で十三両も手にするとは。しかし、やくざの親分の面子を丸つぶしにしたせいで最後は殺されてしまうくらいなら十両で手を打っておけばとも思いますが…。それにしても江戸では入れ墨者はなかなか賃貸住宅に住まわせてもらえなかったんですね。
満足度★★★
一人ひとりの
役に一つ一つの楽器の対応面白し。
ネタバレBOX
ねちっこいあばさんにはヴァイオリン、きんきんした本妻さんは鼓(つづみ)のような音色のパーカッションといった風に、役一人ひとりに一つの楽器が対応していて、死後の世界で愚痴をこぼしたりする話。
棺にサッカーボールなんぞ入れるから頭にボールをくっつけていた少年、何でも入れるんじゃないということでシニカルでした。
満足度★★★★
様子が良い!
余りにも断片過ぎると思っていましたが、最後に良さが分かりました。
ネタバレBOX
「鯨の爆発」、「おとなになりました。」は、いくら日常の断片を切り取ったと言っても余りにも断片すぎるように思えて物足りなくて、「煙になる」もやはり中途半端に感じました。
それが、「群盲と象」を観て、放射能がダダ漏れで死が確実視されているような職場環境故に、ボーリング場で異常にはしゃいだり、片思いの彼女の死を悲しむ男に対して仲間の死を食事会の一つぐらいにしか考えていない同僚たちの不思議さが一気に繋がってきて、面白さが分かりました。
半減期が200万年なんて、使用済み核燃料保管センターを人類の次の支配者にまで引き継がないといけないあり得なさに人類の愚かさを改めて認識させられました。
それでも原発と関係のない二つの話は、傷口が開いたような感じで気色悪くなった「wristcutting/crybaby」にしても、「鯨の爆発」にしてもやはり断片過ぎる感は残りました。
満足度★★★
確かに
何も残りませんでした。
ネタバレBOX
主宰による前説のアナウンスで、観ても何も残らないので肩肘張らずに観てください的な話がありましたが、正にその通りでした。
ですから、ゆるい話はいいのですが、初っ端にお婆さんが出てきて甲高い声を発した瞬間、ゆるい話を楽しむ前にがっかりしてしまいました。
つまんない、奥さんはやっぱり女性がいいですね。
満足度★★★★
不思議な奇譚話
とその真相、面白かったです。
ネタバレBOX
鏡の向こう側に行った後に鏡を割ったために戻ってこれない、鏡割り祭の日に起きた一人の女性の失踪事件がいつまでも美術部員の心に重くのしかかっている奇譚話。
サイケ調の壁画の丸い鏡をはめ込もうとした部分に、はみ出しもせず、丁度いい大きさのスポットが当たり幻想的でした。
鏡の向こうに行ってしまったと思い込んでいた彼らには可哀そうでしたが、病気がちだった彼女故の真相が明らかにされ、精神的にも立ち直れると思うとほっといたしました。
満足度★★★★
普通
良くできた脚本だとは思うのですが、何かありきたりなように感じました。
ネタバレBOX
第二次世界大戦下のドイツ、ナチスによる人種迫害に抵抗しようとしながらも自分可愛さのために殺戮に従わざるを得なかった研究者は、せめてもの罪滅ぼしのために自分が殺したユダヤ人の恋人でチフスで死にかけていたエマの首から上を救いましたが、全てを知ったエマは尊厳死を選択したという話。
確かに、エマを含めてあんな改造人間を作り出すような人体実験をやるのは、できるのは、戦時下しかないような気がします。
殺されるよりは、1メートル以内のテレパシーができるようにされたり、胸にプロペラ付けられたりした方がいいのかもしれません。また、アンネのようにヒトラーの後ろにピッタリくっついて、灯台下暗し作戦で隠れているのがいいのかもしれません。とてもブラックで、シュールでした。
しかし、可も無し不可も無しというか、可は少しあって不可は無いとは思うのですが、それほどの感銘は受けませんでした。
満足度★★★★★
ズーズー ズーズー
2009年の『パイパー』ときは観劇前日に妊娠6ヶ月が明らかになり、2012年の今回は先週離婚協議中の発表がありました。舞台に合わせてのマスコミ報道、色々あります宮沢りえさんでした。
ネタバレBOX
被害者の家族が似つかわしくないと自覚した男の報復というか我慢比べの話。離婚協議中の報道があったばかりの宮沢りえさん、このお芝居でも犯人の夫と離婚したいみたいなことを言って警察に非協力的だったことから大事件になってしまいました。
ですが、最近起きた亀岡市の交通事故で似たような話が問題になりましたが、事件の最中に警察が加害者家族と被害者家族を会わせたことが間違いだったのでしょうね。と言うことは、身も蓋もありませんが、普通は起こり得ない話ってことですか。
今回の小道具は…、長いゴムがヌードルになり、口に入れているのを見ると苦くて臭いだろうなと思いました。鉛筆が箸は分かり易いですが、鉛筆が指になってこれを折ったり包丁で切断したり、割り箸も指として切断したりでした。
引きずられてドアから放り出される刑事がその家の子供に切り替わるところなど、別の役に切り替わるときの一瞬の隙も与えないスピード感溢れる連続性はお見事でした。
近藤良平さんが子供の誕生プレゼントのために電卓を盗んだあたりのセリフを飛ばしていました。あまりにも話が通じず、二回同じセリフを言うので笑ってしまいました。
異常な我慢比べもそれが日常になるとマスコミの注目を集めることもなくなり、誰を守っているのか、自分の家族はどっちなのか、もうどうでもよくなってしまい、頭の中でズーズーと聞こえる羽音とともに次第に狂っていくのでした。
満足度★★★
まあビックリ
劇中劇のコントが面白かったです。要らないんですけどね。
ネタバレBOX
いったん嘘をつくと生涯尾を引くから絶対に嘘をついてはいけない、そのような信念を持つ老人が已むを得ず嘘も方便で幼い子供についてしまった嘘のためにその子供とずーっと付き合うことになって…、何とハッピーなことでしょう。
その後の老人と幼児の親しげなシーンは微笑ましいのですが、お父さんがそこにいるよ、お父さんがこう言ってるよというのは、まるでむくんだ小太り男が平然と嘘をついてるような、あるいはホルモン異常がそう言わせているのかもしれませんが、それと同じような光景が目に浮かび、いやーな気分になりました。
子供も馬鹿じゃありません。正直者の話なんですから、軌道修正をしてきちんと本当のことを告げて、その上でいい関係を築いてほしいと思いました。
それにしても、若返りが水分を含むなどの細胞の一時的変形による一過性のものだったとは驚きでした。
満足度★★★★★
楽しそうで楽しい!
早稲田における最終公演らしく素晴らしい作品でした。
とにかく役者さんたちが楽しそうで何よりでした。そして、こちらも楽しくなりました。
ネタバレBOX
宇宙はツンデレ…、近づくと遠ざかり、無視すると近づいてくる。地球人は遊び心がなく面白くないからそもそも宇宙人が寄ってこない。そして地球人は理屈っぽくて、宇宙に行ってしまえばそこは真空ではなく空気が満ち溢れているのに、考え過ぎて行動しようとしない。
だから宇宙兄弟みたいな弟は、宇宙に行くために、宇宙に引っ張ってもらうために20年もの間、宇宙のことは全然考えていませんよーという振りをする必要があり高校野球をやり続けているというわけ。地区優勝した後にワイルドだぜえ的なことをやり、その破天荒さ故に宇宙に認められ、念願が叶い宇宙に行けたというラストは、犬と串が早稲田から旅立ったことの象徴でもありました。
客席に入ってまず正面に舞台があるノーマルさに、早稲田における最終公演を正統派で勝負しようとする意気込みを感じました。客いじりもあって、裸は抑えぎみ、分かり易くて前向きなストーリーの中にナンセンスなコントがふんだんに入り、素晴らしい出来でした。
藤尾姦太郎さんを始めとして役者さんたちは全員イキイキしていました。特に鈴木アメリさんのうんうんしているときの笑顔は最高で素敵でした。
満足度★★★
中途半端
しなもん、和佐比、バニラ、彼らが活躍したという印象は全くありませんでした。
ネタバレBOX
彼らの上司である玖民課長がどうしても馴染めませんでした。原作がそうなら仕方ないのかもしれませんが、年齢も体格も性格も喋り方も全部中途半端で嫌いでした。
普通と言ってしまえばそれまでですが、そんな普通の課長が事件解決に繋がる資料を出したり、爆発物を事前に無力化したりするのは、物語として何とも盛り上がりに欠け面白みがありませんでした。例えば、うだつの上がらない人が凄いことをしてみせたり、指導者的な人がさり気なくアドバイスするなどして新人が育っていくというのを期待してしまいます。
中途半端に普通な課長の掌の上で転がされていたに過ぎない彼らの存在意義っていったい。
ところで、サッカーボールが上から落ちてくるなどの一連の『上からマリコ』は面白かったです。
満足度★★★
保田圭さんの歌
良かったです。
ネタバレBOX
ある男が轢き逃げされ、その犯人を刑事たちが追い詰めていく話。過去の轢き逃げ事件の被害者の身内たちが独自に探し出し復讐したものと分かるが、今回殺された男は身代わりで、実際に過去に轢き逃げしたのはクラブ歌手だったというもの。
体に触れると心の声が聞き取れる特殊な能力を持つ少女刑事と、犯人の一人である家政婦さん、どちらもBerryz工房メンバーで、そこそこでした。
満足度★★★★★
面白くてきちんと悲劇
二つのストーリーを進行させながら、こんな面白いものが作れるなんて驚きました。
ネタバレBOX
神父から読書感想文の提出を求められロミオが手にしていた本はハムレット、そしてロミオとジュリエットがデートしながらハムレットを読み進めていくような感じで両方の話がシンクロしながら上手い具合に進行していき、途中大いに笑わせ、凄いストリートダンスシーンがあり、次第に悲劇色が濃くなり、ハムレットの一族もロミオとジュリエットも死んでしまいました。笑いの要素から悲劇まで、そしてダンスも半端じゃありませんでしたし、グラフにするともの凄い高低差のあるエンターテイメント性の高い作品だと感心しました。
そして最後に劇団のオーディションに遅れて訪れた男が拾った本は、当然ハムレットだと思っていたら何とロミオとジュリエット、ここで意表を突かれました。そしてその場の男女はお互いにロミオとジュリエットの生まれ変わりと気付いてのハッピーエンド、あー最後の最後まで手抜きはありませんでした。
因みに、作品の執筆順を調べたら、ロミオとジュリエットの方が先で、ロミオがハムレットの読書感想文を書くことはそもそも不可能だったんですね。ここからして面白いです、やられました。
満足度★★★
緩くてまっいいか
パロディ満載というほどでもない、不思議な魅力は感じました。
ネタバレBOX
三賢者ってシリーズ物なのでしょうか。調べるのも面倒くさいので調べませんが、あんな踊りキャラは何回か見ると癖になるのかもしれませんね。
よく噛んでいたというか、それもありましたが、ハイテンションで喋るので息が続かないという風に感じる部分も多かったです。息継ぎをするかテンションを下げるか、こちらの方は肉体的要素に関わるところですから根本的に考えないといけないと思いました。
咳き込んでしまったのにも驚きましたが、大人物でさすがでした。
満足度★★★★★
思い出は
浸るもの?それとも捏造するもの?
生と死を混ぜ込み面白かったです。
ネタバレBOX
『複合過去、あるいは幻想のマリアンヌ』 思い出に浸る老人たちの悲喜劇。
マリアンヌに似た女性を殺して黒蜥蜴みたいに観賞用にしようとする老人たち、意外な展開で面白かったです。
40年振りに本人と会って気づかない設定というのも、さすが20代の作品だと思いました。今じゃ八掛けですからね。みんな60代なのにちょっと年寄りになり過ぎていました。
タバコの副流煙は煙たかったです。もうタバコは必要ないと思います。
『エリゼ・ビスマルクの長い人生』 思い出は本人から訊き出すものではなくて読者受けする話を記者が捏造するもの、多いにありそうですね。
ブログだけでなく当日パンフレットにも最後のオチが書いてありましたが、そこまで記す必要があるのでしょうか。甚だ疑問です。
老人虐待、殺人は現実にも行われているかもしれずシュールでした。ただ、ひざ掛けを直接当てるのは繊維が口に入る可能性があるので、あの場合はマスクをきちんとセットしてからやるのが良いのではないかと考えました。
満足度★★
胸がムカムカ!
ダメ出し御免。
ネタバレBOX
とにかく課長キモ過ぎ。ストーカーとセクハラで胸くそが悪くなりました。お芝居の中でも指摘されていましたが、勝手に家に入り込むのは本当に変。鍵も掛かっているだろうに。退職を思いとどませるときも一人で来るなって。二人っきりの部屋で肩に手を乗せたときには心底ゾーッとしました。あーキモイ!吐きそうでした。課長の存在がお芝居全体をぶち壊していました!
ホント課長そのものが登場する必要は全くなく、弁護士事務所のバイトを紹介する手助けをしたと牛乳販売員の口から漏れ聞こえてくるだけで充分です。
2時間10分ぐらい?長過ぎました。遊園地とハイキングの件は一回で満腹です。ラス前ぐらいで妻の長兄と夫の長姉の結婚をほのめかしましたが、それくらいで充分、あとは全部カットしてもいいくらいでした。父親のタカオさんと高尾山の勘違いなんてバレバレだし、長く引っ張るほどのネタではないと思いました。
あの一軒家は何?あの古臭い家は若い夫婦の話に似合いません。夫の父親は別に住んでいるので、あの家が家族の持ち家ってことはないと思うのですが、一軒家借りるくらいだったらアパートに引っ越して節約すればいいのにって思いました。
もう一度頑張り過ぎない程度に頑張ろうと心機一転したにも拘わらず、ディズニーシーに行こうとしない妻の態度も、レシートをばらまくシーンが頭にあってこのシーンだけは外せないと思っていたのでしょうが、非常に不自然でした。
満足度★★★★★
ドッヒャー!!
的なシーンもあって大いに満足しました。
ネタバレBOX
北関東の虫生(むしう)町での出来事が四つのオムニバス形式の話で繋がっていました。理不尽で、ちょっと不思議で恐怖、不気味で、ちょっと可笑しいと思ったらドッヒャー的なエッチなシーンもあって、凄い満足しました。
轢き逃げ事件の経緯は緻密で、そして理不尽にハメられていく、JACROWらしくて良かったです。ラストのバター犬はエッチで大笑い、そして犬に襲われるのは予想通りでしたが、血を見るシーンにまで行き着くとはelePHANTMoonらしいと思いました。
ところで、なぜ着替えるのか最初は全く理解できませんでした。後になってベンチが濡れていたことに気付き、二人が川に入ったことが分かりましたが、見た目には濡れているようには見えませんでした。意外と難しいものですね。
満足度★★★★★
前提というか
初期設定が斬新でした。
ネタバレBOX
長期宿泊者や短期宿泊者が寝泊まりしている簡易宿所型ゲストハウス が舞台。すぐに人間関係は分かりましたが、分かるまでの数分間がもの凄く楽しかったです。
亡くなったオーナーがホモセクシャルで、オーナーとパートナー、それにレズビアンのカップルが一つの大家族として暮らし、生前オーナーの精子提供によって現在レズビアンの一人が妊娠しているという状況の下、特殊な家族ということで取材クルーが入っているところにオーナーの息子が現れて、いかに対処したかという話。
真っ先に相続のことが頭をよぎりました。レズビアンのカップルが子供をほしがったことがきっかけだったのでしょうが、オーナーも現在の大家族を守るため、ゲストハウスを存続させるためにもいい機会だと思ったのでしょう。
母と自分を捨てた父ですから、訪ねてきた息子は恐らく事務的に不動産を相続して処分してお終いというつもりだったのだと思います。金銭的にそれほど欲を持っていたわけではないようですが、きょうだいが生まれてくることには当惑しました。オーナーのパートナーからは家族になろうと持ちかけられました。家族とは、いったん家族になったら最後まで関係を維持する存在のこと、素敵な定義ですがいきなり言われても困るし、住まいを守ろうとする発想によるものですから即答に困ります。
そんな悩ましい問題にどう対処するのかと思っていましたが、何と女性は流産してしまいました。なんで?新しいきょうだいのことを気に掛ける必要が無くなり、家族とは何かを考えるまでもなく、あの人たちという言葉で済んでしまいます。実際、あの人たちのために当面ゲストハウスを存続してあげようで済んでしまいました。なんで話を簡単にしてしまったかなと残念に思いました。
しかし逆に、レズビアンで、妊娠、つわりの苦しみ、流産による焦燥感を味わった中野あきさんが主役だったと考えれば納得がいきます。そういうことだったんですね!
深刻な話ではありますが、アダチさんの笑顔も見たかったです。はやしさんのおちゃらけ孤独な旅人もいいですが、アルバイト役でも良かったのではと思いました。駆け落ち依存症には笑いました。
満足度★★★★
嘘から出たまこと
ノンストップのドタバタが2時間、役者さんたちは大変だったと思います。家族のあり方も考えさせられる内容でした。
ネタバレBOX
デーヴィッドが最後正直に白状し、その上での銘々の判断だからマッいいかって。みんなハッピーになって、そして両成敗的にデーヴィッドも少し傷ついて。看護師長だけが誤解してちょっと可哀そうな結果になりそうですが…。
良質のシットコムだとは思いましたが、やはり洋物は洋物なのか、誰がやっても洋物らしい喋り方になってしまうものなのですね。それに、クーニーの持ち味といえば持ち味なのでしょうが、ノンストップのあまり間というものが全く無く、面白いのですが2時間は疲れました。野坂さんだったらオリジナルに精を出された方が良いのではないかと思いました。
ところで、なんかあのじいさんは要らないなと思いました。
満足度★★★★
ぶち壊し!
面白かったお芝居がアフタートークで台無しになりました。
ネタバレBOX
ヒーロー役者を目指す割には体が固そうで、当然といえば当然ですが、最後、美味しいところは空手の得意なヒロインにすっかり持っていかれた、とても楽しい人畜無害的ヒーロー物、いやヒロイン物でした。
それが、10分という約束のアフタートークが、終わりそうになるとまた話を振っていつまでもだらだらと続き、佐野瑞樹さんご本人もおしゃべりおばさんと呼ばれているとおっしゃっていましたが正にそのとおりで、イライラして最後は腹が立って来ました。
以前、もの凄く純情な役の女優さんがアフタートークでぶっ飛んでいて、参加しなければ良かったと思ったことがありましたが、今回も舞台の余韻を台無しにするアフタートークでした。