サーコの観てきた!クチコミ一覧

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ある日、ぼくらは夢の中で出会う

ある日、ぼくらは夢の中で出会う

ネルケプランニング

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★

箸がころげてもおかしい年齢?
もう少し年齢層は上だったようだが、たいしておもしろくもないところでよく笑うこと!一般観客はドンドン冷める。それにしてもこの作品、繰り返し上演されるほど面白いか?その魅力がよくわからないまま終わった。

ミュージカル ドリームハイ

ミュージカル ドリームハイ

TBS

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/07/03 (火) ~ 2012/07/20 (金)公演終了

満足度★★★

散漫な印象
元になったドラマは見ていないので、やはり芝居として独立・完成したものを見たかった。ドラマを見ていることを前提にしてはいけないと思う。最後のショーケースに向けて、突っ走るような疾走感がほしい。特に休憩後の後半は場面転換ばかり多くダラダラしていた。休憩なしで2時間10分ぐらいにしてほしい。初日の昨日は終演が9時40分過ぎだった。女子生徒と先生(!)の歌がうまい。男子生徒はイマイチ。楽曲と演奏は素晴らしい。

記憶、或いは辺境

記憶、或いは辺境

風琴工房

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

人間ってほんとバカ
立場が変わらなければ、一生気づかずにいることがたくさんあるのである。この理髪店の兄と2人の妹たちは、この時代にこの場所で、周囲に惑わされず、偏見を持たず生きているのはすごいな。普通の人だけど、とても尊敬できる。優しいだけでは、出来ることではない。と、いうわけで、場面は理髪店だけだが、その外の緊迫した空気や温度まで伝わってくるような芝居だった。私は大満足。細かいことを少しネタバレにて。

ネタバレBOX

字幕はちょっと薄くて見にくかったが、プリントを配ったのはよかった。私の位置からは見えなかったが、ドアの外に赤青白の理髪店の看板はあったのだろうか?あれがちょっと見えるだけでもずいぶん理髪店らしいと思う。蝉の生息域にはやはり北限があるようだ。ミンミン蝉は北海道あたりらしい。
Diamond Ray【ご来場ありがとうございました!】

Diamond Ray【ご来場ありがとうございました!】

東京ROSE company

SPACE107(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★

全員名無し
と、当日パンフレットに書いてあるのを読んだときは、大丈夫かな~と思ったが、日本人(と、いう設定ではないが)は名前より、その人の役割、ボスとか兄貴とか、支配人とかで人を呼ぶことが多いんだなと気づいた。おもしろい発見だった。名無しによる混乱はなかったが、一人でも多くの役者に役を振ることにかなりの労力を割いているようである。この役いらないいんじゃないの?と何度か思った。

ネタバレBOX

まず孤児院で育った4人の個性がはっきりせず、いつも4人でぞろぞろつるんでるのは無駄。人の命がかかってる割にはデレデレ動いて緊張感がない。いくら架空の国でも医者が健康な人の心臓を移植するなんてありえないし、あのチンピラが死ななかったらどうしたの?
六月大歌舞伎

六月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2012/06/05 (火) ~ 2012/06/29 (金)公演終了

満足度★★★★

猿之助襲名だから~!
人気商売といはいえ初日翌日のマスコミの扱いはちょっと新・猿之助には酷だったな・・・テレビなんか隣にいる猿之助は完無視で中車しか映ってないのもあったし・・・昼夜見たが、中車は特に違和感なく芝居に溶け込んでいた。演目が割りに新しいことももちろんあるが、これはさすがである。新・猿之助は主役にしてはやっぱりちょっと小さいなって感じだが、運動神経があんなに良いとは知らなかった。これはちょっと嬉しい驚き。夜の部の「ヤマトタケル」はけれんのてんこ盛りみたいな演目なので、初心者でも楽しく見れるとは思うが、これを見せて「どうだ、歌舞伎はおもしろいだろ。」とは、ちょっと言いたくない。むしろ何年か歌舞伎を見続けた人におススメする。あくまで新・歌舞伎であることがよくわかると思う。それは猿之助一門の役者が古典歌舞伎をやっている時に違和感というか、妙な色を感じるのと同じである。

玄界灘

玄界灘

岡部企画

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★

限界だな~
なぜか最近の演劇界で人気の伊藤野枝を題材にした映画を撮るという怪しげな人たちの話が中心。昨年見た「太陽の塔」同様に背景説明的な台詞の数々。役者たちが全員普通にしゃべっていない。(うまいとか下手とかいう以前の問題)本当に歌の上手な人が当時の歌を歌うのは良い。

ネタバレBOX

戦災孤児の詐欺師と映画関係者の詐欺師に何の接点もないのが残念。詐欺師同士で何かやればもっとスケールの大きな話になったかも。政治家はだまされないというのが笑える。
GO HOME

GO HOME

サスペンデッズ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

洗練された舞台
吉祥寺シアターの階層を上手に利用し、シンプルだが美しい舞台面。水面が映ったような照明も美しかった。

ネタバレBOX

「Go Home」という題名がまず気になる。あちら側(冥界)にいる人が「帰りなさい。」と言っているような感じだが、内容はそうでもないような・・・開幕から30分ぐらいは「何をやってるんだろ?」と、思ってしまう場面が続いたので、もう少し観客の心をここで掴んでおきたいところ。その後の展開がとてもおもしろくなったので、その辺りちょっと残念。非現実的な死者と会える森や火の鳥も必要だったか?あまり効果的には見えなかった。和博には親を食べて生きるたくましさがほしかったな。せつなくて泣けました。
帰って来た蛍~慟哭の詩~

帰って来た蛍~慟哭の詩~

カートエンターテイメント

前進座劇場(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/16 (土)公演終了

満足度★★★

人間の成熟度の差
67年前の人たちはずいぶん大人だったのである。(戦争に行かずとも平均寿命は今より20歳ぐらい違うだろう。)トメさんの役は今なら60歳ぐらいの人がやってもいいような役どころかもしれない。特攻隊員も今の十代の役者がやったらあまりに子供っぽくてかえって違和感があるかも。と、いうわけで、さとう玉緒のトメさんはなんだか若すぎる感じがした。特攻隊が本土へのアメリカ軍の上陸を遅らせたなんてことはないので、あまり美化したり英雄扱いするのは亡くなった方たちにも失礼。舞台転換にもう少し工夫がほしかった、回り舞台は多用するとちょっとうるさい。花道から落ちた役者さんはお怪我なかったでしょうか?お気をつけて。

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

もうちょっと大人になってよ
言いたいこと言ってストレスフリーで気持ちよさそう!と、思う反面、特に姉妹の母親に対するひねくれた愛情がいい年をして子供っぽすぎる。

ネタバレBOX

「早く死ね、あのくそババア」などと母親を罵っていたので、どんな虐待でも受けたのか、パチンコ三昧でネグレクトされたのかと思ったら、「子供時代はよかった」って。いい子供時代を与えてくれただけでも、ありがたいと思え!しかも「おねえちゃんばっかりほめる」とか「妹ばかり心配する」ってぶーたれてて、まるで子供。
未来という名の昨日を連れて

未来という名の昨日を連れて

東京アンテナコンテナ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/06/01 (金) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

未来を変えるのは今
この言葉にちょっとズキン。未来から来たおせっかいで汗っかき(余計なお世話か)なオッサンたちに言われるまでもなく、「今」自分が一生懸命に動けば未来は変わるのだ!笑わせながらメッセージ性もあり、歌あり、踊りありで、週の初めから楽しい夜を過ごさせてもらった。高い場所での芝居があるので、特にかぶりつきが好きという人以外は、後方の座席が(全席指定なので今から選べれば)おススメ。

ネタバレBOX

結局、ピアニカはどんな影響を木村に与えたの?お母さんはさらなる未来に連れて行って治療?(時間旅行の禁止事項でしょ)って、つっこんでもあの3人には無駄だな。アドリブの時間はあんまり他の人を困らせないように!
カワイクなくちゃいけないリユウ

カワイクなくちゃいけないリユウ

日本テレビ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/06/02 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

何怒ってんのか、わかんねぇ・・・
って、男性が言いそうな女に振り回される男の話。ほめても、なだめても、無視しても怒るめんどくさい女。でも、あの一言だけで怒ってるわけじゃないと思う。そこに至るまでの積み重ねっていうのか。4年間も付き合ってプロポーズしてくれないし・・・(一番の原因はこれだな)あれを理由にして区切りをつけたかったのよね。きっと

ネタバレBOX

ステッフがブスじゃなくてスタイル抜群なので、劇全体に説得力がなくなっている。警備員のカーリーの靴のヒールが高すぎる。
『まちづくりproject』6月

『まちづくりproject』6月

THE TRICKTOPS

ワーサルシアター(東京都)

2012/06/01 (金) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★

八幡山だけじゃなく
駅前商店街の寂れ方は、駅によっては壊滅状態。芝居中の酒屋やパン屋は実在するのだろうか?カフェは宣伝してたけど、商店の実名を出せば近くの人がもっと観に来るかも?ほんとの八幡山商店会にも協力を仰いだらどうだろうか?というわけで、東京郊外の商店街を舞台にしたオムニバス4話。登場人物については事前の話し合いがあったようで、それほど違和感はなかった。(第一話だけなんだかテンションが高かったが。)

五月花形歌舞伎

五月花形歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2012/05/01 (火) ~ 2012/05/25 (金)公演終了

満足度★★★★

昼の部の福助
紅葉狩と油地獄で大活躍。あ~、でも油地獄で油まみれで横たわりながら、髪をざんばらにした後の髪留めを冷静に帯に挟むのが見えた。そりゃ、あの状態じゃ踏んづけたりしたら痛いだろうけどさ~。客の見えるところでやるか!?っていうの。まったく・・・夜の部の三島由紀夫脚本(書いた当時は演出もつけたらしい)。痛がっている人を見て喜ぶ人だったらしい。最後はやはり宙乗りで馬が引っ込んでほしかった。わかりやすい話ではないので演劇を普段あまり見ない方には昼の部をおススメ。

白野弁十郎

白野弁十郎

劇団若獅子

俳優座劇場(東京都)

2012/05/28 (月) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

よくできたシラノ翻案
笠原シラノ、よかったが、初日のせいか台詞が微妙に出てこないことが時々あり。一人芝居の雰囲気も残しつつ、安定感のある芝居。

ネタバレBOX

女形が一人だけ入っているのが、どうにも違和感あり。千種姫は若い女がやってほしかった。
キツネの嫁入り

キツネの嫁入り

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

朝食の場面が素晴らしい!
ちょっと怪談を含む昔話風近未来ファンタジー(ネタバレしすぎたか?)とでも言ったらいいのか、面白い味わいの作品。

ネタバレBOX

次男がずっと少年で、キツネがお母さんの顔をしているという設定をうまく利用した過去の朝食の場面が見もの。途切れずに元の時間に戻ったときには「やるね~」と思った。見事な演出。映画では時々見かけるけど芝居ではなかなか難しいと思う。帰ってこなかった桃子叔母さんのエピソードがなんとなく浮いていたのが残念。
ジョージとエミリー

ジョージとエミリー

現代劇センター真夏座

文京シビックホール(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

人間として不変なもの
1938年から繰り返し上演されてきた理由は、時代や生活の変化を超越した人間として不変なもの‐生きる喜び‐がここには描かれているからだろう。生きていることはそれだけで既に素晴らしいのだということを強く感じた。
芝居としては皆パントマイムがうまい。小道具なしで食事の支度をする母親役二人にはしばい見とれてしまった。(残念ながらこの日は途中で沈黙の時間(台詞忘れ)があったが)案内役の二人はあんなに頻繁に登場させる必要があるのだろうか?背景説明として良いときもあったが、ちょっとうるさいなと思うときもあった。

朗読『宮沢賢治が伝えること』

朗読『宮沢賢治が伝えること』

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/05/09 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

約一時間の声だけの芝居
15日の夜観劇。麻実れい・野村萬斎・段田安則という「大人」3人による「注文の多い料理店」や「よだかの星」などの朗読。特に段田はすでに一週間ほど出演しているので、かなり慣れてきている感じで聞きやすかった。麻実の声も落ち着いていて好き。野村が一番聞き取りにくかったが、それでもかなり質の高い朗読だった。朗読をじゃましないマリンバの演奏が流れ、まぶしくない星空、心地よすぎて時々睡魔が襲う。(笑) 26日の夜も観劇。小池栄子・松坂桃李と段田。小池が意外と?通るよい声。松坂はちょっと芝居しすぎて他の2人とあってない。段田はますますリラックス。

ネタバレBOX

寺島しのぶが妊娠降板した芝居の代替公演だそう。かなり有名俳優出演ということもあるが、1時間の上演時間でこのチケット料金はちょっと高くないか?何割を寄付するのかもやはり明記した方が良い。
ドン・カルロス

ドン・カルロス

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

初・宝塚!
都内に数ある劇場で今だ足を踏み入れたことがなかったのは東京宝塚劇場と新国立劇場の大劇場だけだったが、今回宝塚劇場を征服。食わず嫌いはいけないなと反省。(だって顔が皆同じで変なんだも~ん。)あの同じ顔メイクだって100年近くも続けば一つの様式美!歌舞伎の隈取みたいなもの。歌も踊りもレベルが高く、衣装もセットも豪華。芝居の演出もアイデアに富んでいて、たのしかった!めくるめくような夢の世界を堪能した。宝塚にはまる人の気持ちがわかったな。女役の人たちの高音がもうちょっとしっかりした音ででてればもっとよかったな。

GARDEN

GARDEN

劇団C2

ワーサルシアター(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

超能力
現在と過去が交錯するごちゃごちゃになりそうな構成の話をうまくまとめていた。全体にもう少し普通にしゃべってもいいのでは?ちょっと演技がオーバー過ぎる。あまりわざとらしいと泣ける話も泣けない。

ネタバレBOX

超能力=愛って考えると、いいよね。
Fragments

Fragments

津田記念日

OFF OFFシアター(東京都)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/22 (火)公演終了

満足度★★★

順不同の断片
今回もセットチェンジが楽しい。内容がすべて「死」にまつわる話だったので、あまり色はなかったが、それでも十分美しい。

ネタバレBOX

最初の4話に第5話につながるヒントがもう少しはっきりとちりばめられているとわかりやすかったかもしれない。東海道線?の苗字とかは、火葬場やラブホテルの話には出てきたか、記憶にない・・・鯨の話は場所とつながるのか?その辺りもヒントがほしかった。

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