長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

1801-1820件 / 2308件中
笑う巨塔

笑う巨塔

東京セレソンデラックス

サンシャイン劇場(東京都)

2012/10/03 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

豪華な劇場での大衆演劇!?
場内飲食自由だわ、開演前にはじゃんけん大会でのプレゼントするわ。
終劇後のダンス練習やるわ、凄かったー。

芝居自体も、すれ違い・勘違い・・・。
ハイテンションな笑いを豪華キャストが余す事無く提供していました。

好きだなぁ、こーゆー笑いは(^o^)。

わらび座ミュージカル 「おもひでぽろぽろ」

わらび座ミュージカル 「おもひでぽろぽろ」

わらび座

藤沢市民会館大ホール(神奈川県)

2012/10/14 (日) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

スタジオジブリ作品のミュージカル化
仕事に追われるタエ子は憧れだった田舎へ一人で出かける。
小学校5年生のワタシを連れて―。
現代において忘れている何かを取り戻すために・・・・。

う~ん、アニメの時には、さほど感動は無かったのだが。
生身の人間=役者さんで観ていると、
違うなぁと感動がありました(出ました?)。

非言語コミュニケーションというものは、
まだ2次元では難しいのだな、と妙に納得したミュージカルでありました。

(2時間15分=休息15分あり)

ネタバレBOX

タエ子:確井涼子
トシオ:三重野葵
タエ子の母・ばっちゃ(二役):丸山有子 ほか

上手に歌が挟まり、楽しく観劇できました。
舞台セットが機能的で暗喩的で出来が良く感心してしまった。
(破ったノート・ルーズリーフノートがモチーフでした)

銀行内を(タエ子のみに見える)3人の小学生が駆け回ったり、
歌劇仕立てでの事務仕事が納得。

都会から離れて緑あふれる田舎に来た時の、
緑の表現が美しかったー!妖精?精霊を出したりもしててGood。

申し分なく楽しめました(^^)
ミクロ戦士!ピロリーキング

ミクロ戦士!ピロリーキング

川崎インキュベーター

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

前説=菌達の説明は楽しめた(^^)
でも本編では説明は少なく、
やや腹筋さんテイストが不足していたように思います。

でも、舞台上での役者さん達の動きはすごく楽しく面白かった。
(愉快な表現に客席のお子さんに大受けしてました)

自分、ラクトセブンと主人公の元気なピロリが気に入りました(^^)。

すっぱいものが上がってきたり、胃腸の不調を感じたり、
便秘・下痢などが気になる方にはお薦めかしらねぇ(^^)。

<自由席 約90分>

ネタバレBOX

前説で腹筋さんが「うんち」の中の、
細菌バランスについて説明するのは大変わかりやすかった。

まったく物語にはカマナイが、
途中に入った白血球コント(腹筋さん&アフリカンさん二人で)の
受けが良くってアドリブで続いたのが
、舞台は生き物なんだなぁとしみじみ感じたです。

悪性腫瘍と菌たちの関係が、今ひとつわかり辛かったのが残念でした。

えー話、詳しくはちょっとまっててな。

「待たせたね!」-(某うごく人体模型風に)

冒険譚というよりも、現ピロリ王の回顧話です。
繁栄してるコロニーの崩壊の危機に若いピロリ菌達が無謀な算段に挑戦しようとするのですが、ピロリキングが止め。若い頃の冒険談を話します。現状の胃袋から腸へ行き悪玉菌や善玉菌の戦いに巻き込まれ、食道に上がり此の世の果て=がん細胞にも出会います。その話をしてちゃんと計画を持って現コロニーを癌から守ろうと挑戦するトコで終演ですが。パンフレットにある各菌の説明を見ないと結構役の種はわからないかなと思う。
ミュージカル「マリオネット」

ミュージカル「マリオネット」

ミュージカル座

六行会ホール(東京都)

2012/10/12 (金) ~ 2012/10/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

動く絵本のような舞台でした
わかり易くホロリとする話に、
愉快なキャラクターの出てくる先に希望のみえる舞台でありました(^^)。

「悲しい気持ちが和らぐ時は、どこかで思ってくれる人がいるからだよ。」
といった感じがとてと伝わってくる温かい物語に出会えた事に感謝です。

<全2幕 15分休憩入れて2時間55分>

ネタバレBOX

オチの絵と林檎のシーンが上手なピリオドになったので、
星一つおまけします(^^)。

くわしくは ちとまっててね
園喜輔 創る踊る

園喜輔 創る踊る

有限会社オフイス拓‐TAKU-

国立劇場 小劇場(東京都)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/11 (木)公演終了

満足度★★★★★

表現というものについて考えさせられた
日本舞踊の魅力が伝わりましたです。
2作品の間に解説が入るので、
自分のような素人でも理解でき勉強になりました。

所作の素晴らしさに感動

<2時間20分(休息2回入れて)>

しっかし、この規模で小劇場と名乗るかー・・。
(ここ来るのは2回目です)

高齢な御婦人方の着物姿での観劇が多かったです
(でも、いい年した大人が劇中に物音出したり話したり・・・。
一部の人のマナーの悪さにビックリしました。)
(着物着てくる方は上品でマナーもGood!)

ネタバレBOX

今回は江戸に誕生した清元の名作二曲を解説も交えて、
より一層充実した舞台をご覧頂けるよう企画いたしました。
芸術の秋、ぜひお誘いあわせの上、
ご来場賜りますようご案内申し上げます。→の言葉に偽りなし!

1. 清元 傀儡師(かいらいし)  花柳園喜輔 <24分>

 文政7(1824)年江戸中村座で三代目坂東三津五郎によって初演された
歌舞伎舞踊で、各流に伝承されていますが、今回は素踊りにより上演。
首から下げた箱から出す人形の芝居。一人舞台なので、
その人形も自らが演じるという事になっています。(手の動きが綺麗でした)

 -幕間 <5分>-

2. レクチュア 江戸浄瑠璃清元節の魅力 <40分>
      ゲスト 神田外語大学名誉教授 池田弘一(羽織袴で解説(^^)

 さまざまな浄瑠璃の中で最も新しく誕生した清元節の魅力&
今回二作の解説も交えて、定評のある池田節で話していただけました。
御高齢ながらユーモアも交えて大変楽しく拝聴でき、勉強になりました。

 -幕間 <20分>-

3. 清元 隅田川   由井宏典 演出  花柳園喜輔 振付 <40分>
   船長 藤間勘左(客演)
   班女 花柳園喜輔
 能の「隅田川」を基に、明治期、条野採菊作詞、
二世清元梅吉作曲により発表された本作は、
江戸の粋(いき)を身上とする清元が、
新しい芸風を備えた物として評価さていますが、
今回、整理した演出・振付によって再構築しご覧いただきます。

・・・・・・・二人が舞台上で船に乗って向きを変える動きに、
伝統芸の凄みを感じずにはいられませんでした。

-花道を用いた艶やかさも魅力でありました-


教授の説明ETC

心中が世の中で多くなって、
見本となるような芝居=風俗を8代将軍吉宗が禁じた。

豊後節=丸裸とも云われて愛された

A.D.1964日本の浄瑠璃を見て、
ベンジャミン・ブリテンがオペラ「カリューリバー」を作った
(教授は実際に見れたそうです)

三味線は16世紀後半に、沖縄の蛇皮線(100年先輩)より生まれた。
それまでの”能”は能の4拍子でやっていたが、
三味線の表現力の多彩さで取って代わった。

浄瑠璃の起源14世紀から15世紀ごろ
薬師瑠璃光から命名された”浄瑠璃姫”=琴が巧かった。
笛の巧かった”牛若丸”と結ばれるが、まぁ結局別れます・・・。
その史実の話を脚色=敵役に姫の継母作って、牛若丸を謀略で殺害。
姫は若宮八幡のお告げで知り、大小の天狗が亡骸を掘り出し。
牛若にすがって涙をこぼし、その涙で牛若が蘇るという。
でも別れていくが、その後姫は継母に殺され。
後日談で、再びその地を訪れた牛若が姫の顛末を聞き継母を殺すと。

姫の存在が無くなっても話が、道々の者に三味線で語り継がれて。
「浄瑠璃」となったそうです。

ホント勉強になりましたー
かもめ来るころ

かもめ来るころ

トム・プロジェクト

カメリアホール(東京都)

2012/10/10 (水) ~ 2012/10/11 (木)公演終了

満足度★★★★

映像的な表現が良かった
史実は目が離せない迫力がある話でありました。
夫婦の仲睦まじさが心温かくする二人芝居。

Basho

Basho

劇団岸野組

本多劇場(東京都)

2012/10/06 (土) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

単なるコメディに終わっていなかった
楽しく笑わせて、ホロリとさせてくれる良い芝居でありました。
(有名声優さん出演に寄りかからないトコもいいなぁ)

<100分でした>

ネタバレBOX

情報収集メインの芭蕉が今回は、
暗に怪退治の密命を受けて化狐と相対します。
「温泉神社」の神主は村の顔役である、
和泉屋の五左衛門と室井越中が交互に務めており。
芭蕉は弟子と共に五左衛門の世話で宿に逗留し、
配下のくのいちである枸橘と龍胆に情報を探らせ、
弟子の河合曾良に、
陽忍として先に村に潜入しているヒナゲシと連絡をとらせます。
案のじょう村の様子がおかしく、
室井越中が狐に悪心を増大させられ化かされた村人と共に襲い掛かります。何とか撃退し旅の神楽巫女となっていた化狐の葛の葉と対決し、
信じた人間に裏切ら0れていたと思っていた狐の誤解を解き、
九尾はその愛しい伊助の声のするほうへと消えていきます・・・。
そして平穏の戻った村を後に一行は再び旅に出るのであった。

テケテン・・・・・・と簡単な荒筋ですが、
人間に苛められていた狐が伊助の助けられ惚れて夫婦になり、
だがしかし正体が村中にバレて
愛しい伊助に包丁で刺されて強い妖力が開放されたという
昔語りの葛の葉役=金月真美さんの熱演は凄かったです。
挿入される歌も素敵でしたし。
(Vsヒナゲシとの格闘シーンはホントに凄かった(笑)
話し相手として(戦う能力無く)狐の9本目の尻尾から作られた
お梗役の豊嶋さんの健気さも小柄な体躯と合っていてGoodでありました。

芭蕉配下の女忍者二人は、普段着物でしたが。
アクションシーンではゲームなどでよく見られる
忍び装束(赤)がカッコよかった(^^)。

じつは男装していたという設定の田中真弓さんも小柄でよく動き、
よく喋りしてて楽しかったー
(実は芭蕉が大好きで・・・というベタなラブコメ設定もいい味出してました)

巫女の舞や村の顔役二人の友情。
過去話が影絵での芝居にしてたりと舞台の見せ方の工夫も見事で、
さすがは岸野組な作品でありました。

田中さん元気に舞台駆け回ってルフィ声で話すと、
ホントに小姓さんですねー。
(自虐気味のジェンダーネタは、
くのいちのヒナゲシ役の志賀克也さんとの対比もさることながら。
深刻にさせず微妙な加減で上手に笑いがとれていました。
 う~んプロだねぇ)
K.ファウスト

K.ファウスト

まつもと市民芸術館

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/10/06 (土) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ファウストベースの音楽劇!かな(^^)
シルクドソレイユと融合した舞台劇ですかねぇ
道化としてサーカスが登場しつつファウストの旅物語を彩ります
<賑やかで楽しかった>

長い話を上手にまとめた2時間55分(休息15分)でした

ネタバレBOX

1階席は、ほぼ満席でした。
(2階→3階と空席目立ちましたが)

タブロットの紙芝居屋、
太鼓(兄)とラッパ(弟)をもった道化が、
高名な錬金術師のDr.ファウストの近況説明で開幕です。
(紹介前にサーカスの大道芸人+空中ブランコなどが乱舞(^^)

大音響と共に四散したDrファウストの身体・・・・
そうなる前に何があったか、で物語が始まりです。
老人が夜に思う人の世の流れを・・・・。
そして絶望し青い小瓶=毒薬を飲もうとしたところに、
弟子のワグナーが「忙しい」「下男が欲しい」と要求をし承認をえます。
ついでのように「夜明け前にアシュタロトの魔術書を読んで欲しいと
3人の来客があります」と告げる。
先に言わんか、順序が違うだろうと弟子を叱り。
その魔術書で悪魔を呼び出します。
6人(?)の紙袋を被った悪魔が、
ファウスト中心にした魔法陣の外に現れます。
(照明で表現した魔法陣綺麗でしたー回転もしてましたわ)
1体づつ出せる速度を聞いていきます。
カタツムリより早い、木の葉が落ちるより、
人のうわさ、銃の弾よりなど。ときて
最後の悪魔は「人の思う速さ」と返答し、
ファウストはこの悪魔=メフィストと
世の快楽・欲望・真実などの享受と引き換えに
自由に生きたいと魂の譲渡契約を40年期限でします。 
(代償としては立場の交換と劇中で説明。
この世ではメフィストが召使であの世では逆でと・・)
その間に弟子のワグナーはカスペルという、
少々足りない下男を「銅貨30枚+お小遣い金貨20枚」で雇います。
(アンチョコ見ながら言うには、
「2次元的絵空事の世界から来た」そうです。)
契約の開始はDrの若返りです
ミイラ状の人型を台上で操作します→それ=自分自身を見るDr。
(面白い構図でありました(^^)
そしてパルマ王国までの道のり中で悪魔とDrはヒッチハイクしてたりして旅自体を楽しむ事を表現してました。(マックのバーガー食べたりして)
パルマにて大公の新妻にちょっかいかけたり、
お金の概念を教えたりして経済の改善をしたりしました。
(その間下男カスペルはDr追って悪魔にの呼び出したドラゴンに乗ったりして追いかけていましたが追いつけずに夜回りの仕事に落ち着くことになります)
で休息。
後半、
地獄めぐりから帰ってきたDrと悪魔ですが、
20年が過ぎ。悪魔は期限が来たとDrに詰め寄ります。
40年のはずと詰め寄りますが、
今まで寝ずに動いたのだからと言い負かされ
後3時間(ちょうど0時)で契約終了となり姿も老人に戻ります。
そして街なかでDrが倒れていると、
カスペルに出会い未払いの賃金を要求されますが、
金が無い!が外套のボタンは金と宝石だから交換しようとDrは言いますが、
元下男は取り替えた外套のせいで悪魔を騙して
Drが逃げようとする企みを見抜き取引は不成立。
最後の時にDrは若返って最初に見たヘレナ(空中にある輪に乗った美女)を再び眼にして運命を受け入れ爆散します。
(当初の話に戻るんですねー)
その前にメフィストのモノローグが入ります、
自分は本当はいなくて、
全てはファウストの頭の中での出来事でしかなかったのであろうと。
本当に金を錬金しようとして爆散した
Drの一瞬の夢物語だったのでしょうか・・・・?

今宵の話はここまでとして幕となりますとファウストが〆て終幕です

弟子のワグナーがホムンクルスの合成で学長にまでなり、
二人の女性、マルタとグレーテルのいがみ合いからの戦争など。
人の世の幸・不幸を表現した合間にサーカスの大道芸や
生演奏&ジャグリングなども入れて楽しませてくれます。

カスペルが女悪魔に乗せられるドラゴン(翼竜でしたな)の表現が面白かった

最後の空中ブランコとか、
要所要所の吊りパフォーマンスなど舞台表現は見事でありました。
メイ・ストーム

メイ・ストーム

劇団フォーサム

しもきた空間リバティ(東京都)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★

いろいろと”あまい”昼メロ見ているようでした
親子×2や夫・愛人(失礼(^^)、夫婦(?)など、
いろいろ対話・コミュニケーションに重きをおいた芝居ではありました。
が、いろいろと隙のある設定なんでないかい?
と突込みが入れたくなる事も多くあったかなぁ・・・・・。

<2時間(休憩10分)>

ネタバレBOX

素敵だったのが主人公涼子と母上=文江さんの衣装でしたねー(^^)
+口喧嘩などの掛け合いもねっ

さておき、ペンションというものに詳しくはないのですが。
客の使う出入り口と家族の使う出入り口を、
一緒に考えるような甘い考えの女主人はダメな部類に入ると思う。

元旦那の現奥さん=看護士さんですが、
劇中は看護婦と呼称していました。
舞台時代は古いのかな?また古くする必要性は?

老人二人の話は弱い立場の人間では納得のいく話であり、
フロで背中流してやる位は黙認してもいいのでは?
(微笑ましいよー(^^)
でもあれだけヨボヨボしている設定なら、二人そろって杖使うべきでは?

元旦那が来たからと頭にきて朝までスナックで飲んでる女主人って・・・
朝、酒臭い息で客対応するのかね?
サービス業なめるなよ!と言いたいですねー。

周蔵さんはおでこの皺をメイクで強調するより、
ニット帽を被せていたほうが良かったのでは?

リビングのソファー+椅子+テーブルは良いものでした、
マントルピースの付け方や照明などもGoodでした。

でもクリスマス終えてすぐにツリー片付けなくてもいいのでは?
それとも時間経緯かを示したかった?(う~んですねぇ)

邦彦さんガンとすぐにわかったのですが、
休憩前にガンと観客にバラした方が話のつくりは良いと思う。
(けどこの話の内容なら90分くらいにして
起承転結ハッキリさせたほうがリズム感よくなったと思う)

満席でしたな(^^)

ちなみにNsの亜希子さん!
この程度(結婚相手のガン死亡程度とあえて言わせてもらう)の
話は現実のNsさんは結構人に言わないだけでゴロゴロしてますよ、
仕事がハードだから没頭してればすぐ元気出てくると思ったデス。
(超個人的見解と理解願います)

ケータイいじる人も作中に出てなかったし、
ホント昭和な設定なのかしらネェと思った。

旧・現の妻対決や親子などの会話重ねは楽しめましたー。

ちなみに離婚1年で末期ガンって・・・。
本人だけでなくとも、
妻ならばガンの予兆とか気づけないほど夫婦間が冷えていたとか。
伏線や台詞があってもしかるべきでは?

これで再演ですか・・・・・・。
甘いなぁ登場人物の性格設定や台詞の推敲などが・・・。
と感じたデスよ。

窓から見える桜の木の雪の状態はいただけませんでした
(咲いたときはOKっす)

ペンション手伝いの久子さんの活躍も考えても良かったのではとも・・・

(他の方が物語り綴られていたので
今回は箇条書きの感想羅列であります)
小さなエール

小さなエール

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2012/10/02 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★

うーん期待したヒネリが無かったなぁ
特に劇場照明を使わない意味は感じられなかったし、
話にしても何か表面的な感じが否めなかったです。

主人公には共感も納得もし辛かったが、
谷仲さん演じる川本氏はキャラ設定も含めて気に入った。

**最前列の客席と舞台の間にある段差は見え辛く、
  自分と着物の女性が躓きました。
   要改善の必要があると思います!(声かけとかねっ)**

    <1時間30分>

ネタバレBOX

白黒のチェッカー模様の床に、
中央にテーブル・囲んで三脚の椅子が配置。
マネキンの頭部+ウィッグの飾ってある棚が舞台正面から見て
左に配置してある一部屋設定での物語り進行であります。

二人の使用人、
右頬に火傷の痣のある武藤奈美と
顔の左側を髪の毛で隠したクールな対応をする須永愛見。
主人である安田涼太(30歳)は父の会社・権力をバックに働くこともせず、
好きな絵を描いて尊大に使用人である上記二人をコキ使っています。
と思うと主人が変わって、
涼太は田中瑞希という女性に使われる立場になります。
尊大で横暴な安田は父が危篤となり、
会社の存亡が危ういという報告をしにきたスーツ姿の経営コンサルタント
川原明宏の言葉にも耳を貸しませんでした。
また場面が変わって田中女史が主人の話にもなります。
田中と安田と岩本琢磨は3人とも面識のある友人で、
共に親が会社経営してる金持ち(セレブよせれぶ(^^)らしいと判明します。
安田には死別したヨーコという妹がいたらしく、
ヨーコの友人である石嶺さりと長野恵津子の二人も、
ヨーコが女性通り魔に襲われて亡くなった為に、
犯人探しの為にちょくちょく安田の家を訪れています。
結局ヨーコ殺害犯は不明のままですが、
屋敷の使用人二人の顔に火傷を負わせたのは
ヨーコであると話が出てきます。(須永さんの髪の毛の理由)
主人が田中と安田の交互に変わるのは時間の前後であり、
安田が川原の言う通りに指示出さなかった為、
屋敷は抵当に入れてあり出て行く事になったのですが、
その屋敷を買い取ったのが田中の親であり。
田中は今まで通りに部屋に住んでいて構わない代わりに
自分の使用人になる事を選択させたのでした
(田中は立場対等な時に5度安田に告白してフラれていた・
6度目はOKであったが、安田が手酷いフリカタをしました・・)。
まぁ当然働いたことのない安田は屋敷を出ることを選ばず、
使用人となったのでした。絵も売っていたと自負していた安田でしたが、
知り合いの坊主=金子直人から親の影響力での・
庇護下での自己満足であり純粋に絵の魅力で購入してくれた人はいないと
現実を突きつけられます。
その家を出される時までに屋敷の二人の使用人は共に安田父の子供=
異母兄妹であると判明します。
だが、田中の会社も川原がコンサルタントしていたにもかかわらず
業績が悪化し屋敷を手放すことになり、安田は出て行かざるを得なくなり。数々の会社(3人のセレブ(^^)のうち岩元の会社も傾きかけた)の
業績を悪化させた川原は16年働いた会社をリストラになり、
安田と同じような立場となり泣き言を言いに+
雇ってくれそうかと屋敷に来たのですが・・・。
「何とかしていくしかないと(いった感じでー)」安田に言われての幕です。

まぁ使用人二人の火傷痕の話や、モデル男の世間対比や、岩本氏の好きな女性への玉砕話、須永の母の遺骨を娘が死んでまで愛人としてパトロンの墓の側に置いておきたくないと出て行く時に持ち出す話などがでてました。

それにしても安田の暴君ぶりが辛いですねー、
こんな奴が使用人に格下げになって性格改まるとは思えない。

しきりに安田は自分の兄弟=肉親はヨーコだけだと言いますが、
二人の異母姉妹のこと無視した発言なんでしょうかねぇ・・。
芝居上では判断が出来ませんでした。

重ねて言いたいのが、主人公安田の女性虐待シーンだね。
見ていても気分のいいものではない。
台詞でごまかすとか、
舞台袖で音声だけで表現するとかは出来なかったのかなぁ?
と思いましたデス。

伊藤さんの坊主頭とか、
有能そうに登場した川原氏が契約書内の英語のスペルもままならない、
仕事無能人と判明するのは目新しかったです。

でもハンドライト使用などの必然性は芝居上感じなかったし、
登場人物のキャラも良く煮込まれてはいなかったなぁと思ったです。


どうした 643ノゲッツー といった気持ちが強くなりましたわ

とりあえず次回作に期待です といった次第ですかねぇ・・・・・
ズーキーパーズ ★第24回 池袋演劇祭「優秀賞」受賞作品★

ズーキーパーズ ★第24回 池袋演劇祭「優秀賞」受賞作品★

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/27 (木) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

チヤホヤされたい主人公はわかりやすい
イントロでの「チヤホヤ」など大変判りやすくて面白かった(^^)
細かく突っ込める処は多いものの、
有無を言わせぬ力技とスピードで楽しく観劇できました。

<1時間40分> ほとんど満席でありました

ネタバレBOX

オオツキ動物公園は20数頭の動物を抱える町外れの小さな動物園。
3年前に亡くなった先代園長=アイカワミチヲの後を継いだ息子、
アイカワヨシオのモノローグからスタート!
この息子いつか情熱大陸の取材を受けれるような人物になって、
周りからチヤホヤされたい願望が強いと告白(^^)。
仕事は不真面目で園長室にてドラクエやっていたりしてます・・。
ちなみに先代は事務所の入り口に
「やばんだっていいじゃないか
だってどうぶつなんだもの みちを」とかいう標語やら、
本やらを出していました。
事務のタカギ女史は女性であることを武器にして、
いろいろと飼育員(男性限定)を便利に利用してたりします。
二代目Jrの補佐はキリン担当のハヤシさん。
肉食系の3人組(ライオン担当イガラシ・サル担当ナイトウ・
爬虫類=ヘビ担当ニシキノ)が草食動物代表の象担当のスギモトさんを、
パシリに利用して苛めていますが、2代目は注意が出来ません・・。
そこに地元ケーブルテレビの取材でハラナツミ
(先代の書いた本に感銘を受けて取材企画を無理やり通した)と
カメラマンのオオツキ君がやってきて取材を開始します。
自分の望んでいた情熱大陸だーと喜ぶJrでしたが、
どうやらTVクルーは亡くなった先代の本の内容を絡めた番組を
作りたいらしいと気づき、読んでなかった親父の本を読みながら親父のような対応をしてごまかしてゆきます。
またそこに8日前にJrがネットで知り合ったという、
動物の言葉がわかるという怪しいケニア人ジョモ・タカハシもやってきます。
実はこの男は希少動物の悪徳ブローカーで、
生まれたばかりのホワイトライオンのホワイティー
(担当者命名)を盗もうとします。
カバ担当のドバシ女史
(担当のカバのメス=ヒポポちゃんが亡くなって残されたタモツくんは、
動物園の檻の中で過ごしていて幸福なのか?とか考えて鬱気味・・)
を結婚詐欺で騙して騒ぎを起こさせ、
その隙にライオンを持ち出せたのですが、
謎の(笑)格闘少女に脚をやられて遠くまで逃げられず御用となります。
(その少女チエリちゃんは動物園大好きな迷子でした・・・伏線最初から・・)
その間、2代目の親父のフリがバレそうになるのを、
ハヤシさんの機転で助けられたり。
ついにキレたスギモト君が象で事務所を襲撃しにきたり・・。
Jr担当のヤブイヌ太郎君と花子ちゃんにベビーが誕生したり。
後半は大混戦でした。
なんとか収拾できたと一息入れていたら、
マレーグマと飼育員が入れ替わっていて園内にクマ脱走中!
大変だーで 幕です。

先代の死亡で何となく継いだ園長仕事が、
先代の書いた本に感化されたTV番組作成に来たクルーの情熱に感化され。
親父の仕事をトレースすることで充実感にひたり、
だんだんと自覚&成長する主人公2代目園長。
アクのある飼育員達と共にドタバタ進むストーリー。
いままで読んだことの無かった親父の本を、
要所要所で読んで仕事=インタビューなどを片付けていき。
最後は自分に当てた父のメッセージを読むことで感動的に〆てました。
スピード感も以前のバスの作品よりもありましたー。
マレーグマの担当が首にドウラン塗っていて「あれっ?」と思っていたら、
熊の毛皮表現でしたのね(^^)。
映画「チョコレートファイター」やら漫画「うしおととら」やら、
ゲーム「メタルギアソリッド」やら小ネタ台詞が笑えました。
女としてチヤホヤされないと気がすまない事務の高木女史の、
いってしまったドレス姿&園長の的確な「着替えて!」台詞も、
タイミングが絶妙でありました(^^)。

中央にいた小学校低学年くらいの男の子は、
リアルに話がややも停滞すると飽きて話はじめたりしてましたが。
後半の伏線回収スピードUPした話になると舞台に集中しいていましたねー。
(わかりやすいバロメーターでありました)

でもホワイトライオン生まれていたら、
もっと報道メディアとか多く来そうな感じですけどねー。
普通に子ライオンの誕生でよかったかな?

肉食獣担当と草食獣担当でのいがみ合いや、
園長の「サルは雑食!」突っ込みも楽しかったー。

舞台セットやDQの音楽やら、
出ないと思っていた動物=象の出現の演出も楽しかったです。

細かいところのリアリティは無視してシチュエーションを楽しむ作品でした
ことほぐ

ことほぐ

intro

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/09/29 (土) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

満足度★★★

貧乏妊婦さん達の悲喜劇でした
貧乏な妊婦3人がアパート201号室にて繰り広げる人生劇場。
強かさや甘え、打算や許容などいろいろ綯交ぜにしながら。
前向きな姿勢が評価できる舞台でありました。

<90分>

ネタバレBOX

舞台入り口と奥の前後席で中央が舞台上となりますが、
ローマの円形劇場みたいで面白い。
(大きなセットとしては電信柱とブランコくらい)
(ちらほら空席あり、全体で30人ほどの観客でした。)

バツイチで不倫で妊娠して、認知もされていない201号室家主の愛子。
いろんな男と遊び歩き、妊娠告げたら全員逃げてしまったエリコ。
エリコの姉で旦那の暴力から逃げてきたサトミ。
アパートの隣の部屋の住人で、
無職で楽しみが自分より貧乏で惨めな隣の3人妊婦の話だけという杉田君。
妊婦達は米があるが(電気も大丈夫)水道が止められてご飯が食べれず、
杉田君に水を貰ったりして話は進む。
場所は北海道で、お盆の盆踊りのある1日の話です。
お腹の空いたエリコが屋台の焼き鳥を盗んできます、
盗みはいかんと同室の二人に叱られますが反省が薄いエリコ。
そこへ愛子の兄英一がハワイの新婚旅行から、
お土産もって部屋に来ますが。
ゲイであり祝福されたカップルではありません。
そして焼き鳥200円分盗まれたとエリコの後をつけてきた、
エリコのバイト先の上司、山下が来ますが。
サトミの機転を利かせた攻撃(エロ系でした)で敗退、
追加の焼き鳥まで注文したりします・・。
またサトミの暴力=DV夫がアパートを突き止めて乗り込んできます。

いろいろな葛藤の末、サトミは離婚を決断し実家に戻ることを決意。
エリコにも身の振り方を考えるように促し、
皆で盆の踊りに興じて終幕です。

働く意思が強くとも無職となっている杉田や、
水道が止められてるので、水汲みに行く事を決意するエリコ。
食事3回とするところとか、実際に炊飯器でご飯炊いて。
白米だけを食べる貧乏なシーンはオカシ味と面白味がありました。
でもなぁ、実際米よりも麦の方がはるかに安いし。
たかが公園とかでの水汲みをプライドが邪魔するようでは、
愛子の貧乏も甘いなぁと感じたねぇ。
試食コーナーで食いつなぎ、
足りない分はペットフードでも購入するとか。
底辺さが薄かったのが残念でした。
(日に2食にしてペットフードで過ごした事あります=実話、
味が薄いので寿司コーナーのパック醤油などで味足してました。)

パンフにはありましたが、
北海道の盆踊りについて東京公演では劇内で言及しても良かったのでは?
と感じました。

追伸 やはり手袋は「はく」のですかねぇ
第14帝國 ラフォーレ原宿連続式典

第14帝國 ラフォーレ原宿連続式典

第14帝國

ラフォーレミュージアム 原宿(東京都)

2012/09/29 (土) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

帝國のノリに乗れれば・・・・
大変楽しめますが、上手に乗れないとダメかも・・・・。
最初はどうかなぁ・・と観ていたのですが、
だんだん世界観に入り込んで行けまして(^^)、
笑わせていただきました。
なかなかの長丁場ながら時間分十分楽しませていただきました。

指定席&自由席 <2時間30分>

ネタバレBOX

黒い軍服に身を包んだ軍人さんのみで繰り広げられる舞台
(舞台は式典と呼称)
(ラフォーレ原宿では1mほどの高く平たい黒い素舞台に、
軍旗と演台を中央に配しIQ5000みたく役者のみで舞台が進行します。)
椅子は高低差の無いパイプ椅子の配置であり。
前列側が指定席で、後ろが自由席という配置です。
(式典開始まりのBGMは帝國音頭で、
観客男女比は93%くらいが女性でしたねぇ。)
今回は大(だい)五十嵐大輝(中佐)展覧会=¥100というのが、
舞台正面を見て左側にコーナー作っていろいろな作品を展示していました。
(観客(=「臣民」と呼称するのが帝國流(^^)の入りは今ひとつだったかな)
(宣伝は舞台上の夜桜星丸少将(インパクトのあるモヒカンパーマでした)・
これは写真撮影自由です)

お話は第14帝國の戦場話でした。
(始まりのナレーションは矢尾一樹上級大将=本編には出られませんでした)
(今はフランキーの声でわかるかな?=ダサイダーが好きでした(^^)

フラッグと元帥の演説にてステージの開幕であります

拡大した戦線に3名の新兵が送られますが、そこは常勝の楠本元帥軍。
すでに戦闘は終了し増援は無用でした。
(議会Vs帝國の戦闘です)
本部に戻る途中、
本隊が遠回りした湖を掠める最短ルートで久城晴人大佐率いる軍人達が
地図に無い城を見つけて探索!
→お化け(皆には見えない設定のレトロな白シーツ被った白い仮面の)が、
その仮面を本部まで和久井少佐に持ち帰らせます。
そして楠本柊生帝國元帥に城の事を報告すると「忘れよ」との命が下ります。
「あれから丁度10年か・・・」とモノローグ
捨てても捨てても手元に戻る仮面・・・
そして仮面は本部の軍人達を言葉巧みに煽って帝國に混乱を招きます。
混乱の極みに達した本部で、やっと元帥が仮面と相対します。
仮面は10年前楠本元帥がまだ元帥に任命される前、
共に軍で革命を起こそうとした盟友リチャードの亡霊でした。
(元帥のライヒツ・ヒッターに対抗してリチャードはライツ・ショッカーを
作りたがっていました(中身は村人が中心の)
丁度10年前、二人で共闘して楠本を元帥にとしようとしたのですが、
革命が本格始動する前に皇帝が楠本を元帥に任じてしまい。
先に城で革命行動をしたリチャードを元帥が制圧する事になり、
楠本元帥の初任務は革命(盟友)軍の掃討となり、
自らの手で友を撃ちます・・・・が友の手は本物の拳銃ではなく、
ライターガンを握っていました。
元帥として第14帝國軍を担っている楠本を見て仮面は城に封じられ、
城は再び湖の辺から消えていきます。

(再演だそうです)

さて途中に最高幹部会議というインターバルが入ります。
BGMはラジオのオールナイトニッポン(^^)、
内容はグダグダな好きなもの談義→夜桜少将ガリガリ君話が笑えました
(コーンポタジュ味がおいしいそうです(^^)
まとめは元帥が帝國が好き!で綺麗にまとめました。
(また元帥の携帯画面がヒビ走ってるという話が印象に残りました)

そして、
式典中に和久井歩少佐による仮面ライダーブラックショーが・・・・・・
数々の必殺技→まともなものから
真嶋新少将に半額セールで手に入れた
山葵入りドーナツ完食を強制するしょーも無い技まで披露・・・。
で心の弱かった仮面リッターはナレーションに突っ込まれて退場です。

閑話休題
足の骨折を推して出演の赤木大佐は怪我が無ければ
今回の主役だったそうで、妖怪人間べムの物真似しつつ、
ライツ・リッター(=役者さん)の怪我(骨折3名+自動車事故など)が
今回多いのは仮面の呪いかなぁという話されていました。

また最前列4席の繋がった指定席の空席を元帥が気になさっていました。

新人いじりで、08:45入りのはずが11時に遅刻して泣きの入った話とか。
某有名バンドのギター選考で最終選考まで残った話とかが
内輪ネタながら笑えました。

今回は再演であり、最初の式典ではバックの黒子だったメンバーが
制服着て臣民の前に出れるようになった事に時間の流れを感じるなぁと
元帥が感嘆されていましたねぇ。

しかしなんで仮面ライダーブラック?かな時代は指輪の変身だしねぇ、
せめてアストロスイッチの使用にして欲しかったカナ。
(まぁ大変笑わせていただきました)


よくここまで読まれましたー、長いでしょー(^o^)
最初の感想と時差があるでしょう(^O^)
自己の観劇記録でもあるので情報は詰め込むんですよー

では、またどこかの観劇感想でお会いいたしませう。
「ヘロペ」

「ヘロペ」

.comet <ドットコメット>

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/09/27 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

どストライクな舞台でありました
話のもって行き方や内容が大変好みでありました(^^)
村おこしや合併話に恋話いろいろ盛り込んでも、
破綻無く上手にリズム感良く楽しく観劇できました。

(1時間35分予定:前説ナレーションは生のようでしたねー)

ネタバレBOX

暗転での開幕で赤頭巾のおっさん(失礼主宰さまでしたね)中心に、
登場人物がパントマイムよろしく固まっています。
その人たちの関係性や望み・現状などを簡単に解説して去りますが、
去り際に自分が人々の探している「ヘロペ」であると観客に告げて退場。
その後動き始めた登場人物たちにて物語は進みます。
駆け落ち失敗して引きずっているカップルは、
お互い捨てられなかった婚約指輪(有名な彫金師が作ったもので、
お忍びできた公爵令嬢も公爵家の証明として、
同じ彫金師(コンラート)の指輪を持っている)これがキーになったり。
公爵家勝手に抜け出したお嬢様を止められなかった事を恥じて、
警護の者1名やめてしまったり=これが伏線になったり。
結局「ヘロペ」は見つけられず、見たと言っていたガイドも。
本当は死別した妻が見ていただけで、
見たことを信じてあげられずに悔やんでいて、
「ヘロペ」発見を願っていたと判明する。
そして村の人々の想いの真摯さなどを目にしたUMA専門家の博士は、
いた!という芝居をみんなですることで大団円・・・。
(まぁヘロペ以外にもペロペロやらテヘペロやら出てきましたが・・)
なのですが、また皆が止まった状態で本当に「ヘロペ」が再び登場!
高速移動するヘロペの世界観を主体にしたモノローグと観客に説明。
(OPも実はそうだとわかる!)
自分は人間観察が好きだけど、
見つかったからと願いをかなえたりしないし、
見つかったことも無いと言うが。
10年前に1度だけ森で餅をのどに詰まらせて高速移動どころか、
死に掛けて止まったところをガイドの奥さんに見られたと話します。
で、同じように役場の中でモノを食べて、
博士の前で軽くのどを詰まれせて退場します。
=博士は軽く高速移動の解けた「ヘロペ」らしきものを見たと皆に、
説明しつつ終劇でした。

簡単な台詞が後半繋がってきたり、伏線の回収が巧かったり。
(高速移動世界の表現が上手でした=OP&EDでね)
 
人物説明が過不足無かったり、
小道具や衣装がらしかったり、
ほんとに自分好みでありましたわ(^^)。


スクランブルエッグ

スクランブルエッグ

川崎インキュベーター

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2012/09/27 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

「もぁ~ん」と初日観劇です
雌鳥になりきっていた役者さんたちがユニークでした(^^)
自分楽しめましたが、高齢な同伴者にはチト楽しめなかったようです。
万人向けではないかもしれませんが、
小劇場ファンな方々(自らも含めて)には大変お薦めかと思いました。

自由席 <約80分>

ネタバレBOX

腹筋さんがアカペラで歌う
「新造人間キャシャーン」(一部歌詞変更=電光パンチがパンツに・・)と、
うる星やつらの「ラムのラブソング」に合わせて雌鳥さんたちが、
バックで踊るシーンは笑えました(^^)。
<キャシャーンは男性陣のダンスでラムは女性陣と分けてました>

→なにせ後半では上記ふたつを混合して歌うので、
歌詞に合わせてフリ合わせに雌鳥=役者さんが頑張るのが凄かった!

ちなみに雌鳥さんたちは男女混同していて、
男の役者さんも雌鳥さん役であります。
おのおの白い(白色レグホンかな)服に、
黄色い大きなネクタイ=大きな黒い数字(管理No.)入りで。
すべて数字での呼び合いでありました。

前説では、
明るい雰囲気を「もぁ~ん」という台詞で腹筋さんが盛り上げてくれました。
(終劇後は逃げた鶏を追いかけつつピロリーキングの宣伝もしました(^^)

話は養鶏場内の一つのゲージが舞台で、
腹筋さん扮する先輩ケージ担当者に、
後輩のゲストがつくという設定です。
(後半は後輩が一人でゲージ担当します)
ですが鶏たちの話がメインであり、
いろいろな鶏の話を新入り2羽が聞いていくというスタイルです。
過去に脱走を成功させた鶏がいたが、
その鶏は雄鶏でありゲージ外の高い壁を飛んで逃げれたと、
古参の逃げれなかったNo.115から聞き。
新入りの1羽が同じ雄鶏だと見抜き、
卵が産めない鶏は白髭の”カーネルヨンダース”おじさんに、
処理=廃棄されて美味しくされてしまうと聞き、
No.115の手引きと他の鳥の手助けにて塀を乗り越えて脱走できました・・。
残った鳥達は、また抗生剤入りのエサを美味しく食べ、
快適に温度管理&日照の時間管理もされたゲージ内で生きていきます。
(夜と思って脱走したら外は昼でした・・・とか)

「わっ」と鶏を脅かすと、一斉に声のした方を見て動きを止めたり。
(観客にも「わっ」を言わせてくれたりしました(^^)
止まった鳥達が動き出すのが面白いんだよねーと


白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)

白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/09/26 (水) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

満足度★★★★

良くも悪くも漫画的かな
史実に忠実なワケでもなく、
少年の成長物語とみると結構好みの少年漫画みたいで楽しめました。
説明もなかなか細かくしていましたが、
スピード感重視のせいか説明台詞が聞き取りにくく感じたこともありました。
(赤胴鈴之助とか鞍馬天狗とか(例えがたとえようの無い位に古いですね)
好きな方にはお薦めかも(^^)

自由席 <1時間40分くらい>

ネタバレBOX


コダマのイメージは、
Fateの”英霊”+ジョジョの奇妙な冒険第2部からの”スタンド”のようですね。
舞台世界にあわせて会津=みちのくの英雄としていました。
コダマの能力として、物理的には傷つけられない。
でも食事したり・・・、コダマ同士の攻撃などはできる。
また呼び出した者(マスター)が傷つくとコダマも傷つく。
(マスターから一定の距離は離れられない)
で、おのおの1つは特殊能力が備わっている。
う~む、まさにスタンドですな(^^)。
ちなみに少年期(=白虎隊の設定がこれに掛かるんですね)にしか
使役できないという縛りもある。

物語は攻められる会津側と新政府側の軍議を木枠
(この長方形の木枠は上手に使っていました)で示した、
3つの攻略ルートの部隊配置から藩主松平公の配した白虎隊に、
新政府の主戦力が来て劣勢になる。
(ルート配置を考えたのは政府側の少年=伊地知義治)
(この少年なんですが・・・女の子が髪長いまま鉄人28号の
正太郎君な半ズボンなんです・・・。せめて役上は男の子というなら、
ハンチング帽でも被って男の子ですという主張して欲しかった。
最後まで男女の違和感が抜けなかった。)
死を覚悟した飯沼貞吉がコダマを呼び込む・・・。
(なんか割りとスッーと出てきた感じでしたが、
漫画のARMSみたいにコダマ側なんかが「力が欲しいか?」とか
呼びかけてた方がらしくなったんじゃないかなと思った)
でアテナイを呼び出して新政府軍は撤退する。
第2戦は仙台湾攻防、
2対1でのコダマの戦闘で劣勢に追い込まれるも、
遠藤平太の呼び出したコダマ=直江兼続の水を操る能力にて逆転する。
度重なる戦闘の経験で才能の開花した貞吉は、
義治の使役コダマの人数や能力を正確に分析し城の攻防戦では、
遊撃部隊として義治のコダマを迎撃する。
また酒井峰冶にもコダマ=藤原秀衡がはなっから付いていたが、
姿を消せる能力であり見えない時にはモノにも触れない能力であった。
結局義治に主戦力ともいえるコダマを引き付けられて、
城は落ちて松平公は捕縛され、
藩主を助けたければ貞吉の自刃を条件に出されて受諾し、
アテナイも消えてゆく・・・。
ように見せて貞吉は生き延びて藩を出て世の中に出て行く。

直江の液体操作で酒を泡にして飲んでいた説明が最初無かったり、
切腹で介錯が付かなかったり。
源頼朝の探知能力ならアテナイの消失が嘘だとわかるし、
いろいろ突っ込みドコが多いのですが、
まぁホントに漫画的で好みであり許可ですねー(^^)。

坂上田村麻呂が女性でしたが、
まぁフェイトのセイバー=アーサー王も女性キャラでしたしOK。
能力の人の迷いを操れるとか、
伊達政宗の眼力による金縛りや、
隠れる能力を敵に用いての無力化など。
アイデアなどは良いもの多いので、
伏線の張り巡らし方とか回収きちんとし、
荒唐無稽な冒険芝居なんかが似合いそうな劇団でしたね。
なつのよにゆめ

なつのよにゆめ

劇団ICHIGEKI☆必殺

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ハチャメチャラブコメディ♪と云いつつも
きちんと整合性のとれた楽しい舞台でありました(^^)

よく他の劇団でもやっているオープニングでのダンスとか音楽を、
劇中内での話として入れた巧さは好みでツボですわ!。

パックと王様の関西弁炸裂トークは楽しかったー!!

(関西っぽい「アメちゃんあげる」とか言う台詞があったらもっと良かったカナ)
(などと思うところが関東人?でしょうか)

<1時間55分ぐらい>

ネタバレBOX

昼だけの特典!ICHIGEKI☆缶バッチプレゼントありました
スタッフは、お揃いの赤いジャケット着てまして、
客席はほぼ満席で男女比は1:1位でしたかな。

さて開演15分前で
唐突に灰色のTシャツで”ジャミラ”と化した5人組登場・・・・・

この『ジャミラさんが○○』というのは
細々と続く一部の方に大人気の低クオリティな余興だそうで。
本番開始までの待ち時間を多少ですが潰す事が出来てましたねぇ・・。
(ただし諸々の理由(役者のモチベーション等)で中止する事があるそうです)
今回はモチベーションが上がっていたのでしょうね(^^)
ちなみにTシャツには各自、
「ヴー!」「蒙古タンメン」「長い」「ケー!」「加糖」などと書いてあった。

さて本編は金髪の妖精パックが登場しての説明です。
「この森で今から面白いことやるんやで」と、
登場人物大集合でのエアバンド開始です。
舞台左右の垂れ幕に右に役名、左に役者名が投影されました。
(ちょっと見辛かったがユニークでした)
よくあるオープニングかなぁと思っていたら、
終わったあと、メインでやっていた職人の集まった劇団(6名)で、
著作権の問題でアレ(オープニング)できないという台詞が入って笑えた。

話はセオリー通り親に反対される娘の結婚、駆け落ち、
パックの悪戯で2組のカップル+妖精の女王が混乱します。

公爵シュウの結婚を新月に行う事になり、
先の職人6人組も婚儀の余興の芝居の練習を森で行い。
声のでかいトラブルメーカー風のボンが、パックにロバ頭にされてしまい。
そのロバ頭を妖精女王のニアが惚れ薬で好きになり。
公爵とも面識のある有力者イージスの娘アミと、
その恋人ライ(安定感が良いと惚れられている(^^)。
アミの婚約者トリアスと、そのストーカーと化しているレナ(^^)。
で惚れ薬でライ→レナとなり混乱します。

結局妖精王のオオベが混乱を収めて丸く大団円にするのですが、
妻ニアに頭の上がりそうにないところや、
「アイス買ってやるからいうこときけや」などとパックとの掛け合いが、
大変楽しかったりしましたねー。
(王の言うこときかないと暴力をふるわれるとこ(音声で”バシッ”と入る)
などは楽しかった)

また妖精たちは、女王下のマメコは役者さんなのですが。
他の妖精さんたちは、黒子の持つ片手マペットで、
おのおの3体づついますが、急げと言うと。
飛んでいく表現が、手から外して投げるんですよねー・・・。
ちなみに女王配下の3体、
からしの種・
くもの糸・
蛾の羽(←こいつだけ前掛けしてて「ふらの」と字が入っている・・・
(こうした関係の無い笑いどこが楽しめたデス)

白い服のアミと黒い服のレナは幼馴染であり、
小柄と言われるアミが弱弱しくなく。
心変わりしたライを怪力で追い詰めたり。
(レナの取り合いで決闘する筈の男性陣二人が、
共にアミにおびえる姿が笑えました。)

ちなみに公爵のバカップルぶりと、
キチンとした綺麗な衣装などは見ものでありました。

ラストは王のまとめの言葉で終わりかなと思ったら、
公爵の結婚式+2組の結婚で余興の職人芝居「シスビーの悲劇」
(ロミオとジュリエットの原型かな)上演し、
宴の終わった館の清めに、
パックが煌めくファエアリーダストを撒いて終焉です。
(煌めく粉の雰囲気が綺麗でありました)
で、ホントのラストでパックの台詞で幕となる・・・・。
エンターテイメント性が豊かな舞台でありました。

あとは物語の進み方にテンポやリズムがあると良かったかな?
後半の部分がチトたらたらーとした感じを受けました。

妖精王のオオベは地もこうなのかなぁ?
と思うくらいのコミカルな傍若無人ぶりが楽しめた。
そこに突っ込むパックのアドリブも受けました
(「どんな感じの美人?」とか(^^)
(あぁこれはアドリブだろうなぁとわかったデス)





二人の落語笑(ショウ)

二人の落語笑(ショウ)

アクセス

グリーンホール相模大野(相模原市文化会館)(神奈川県)

2012/09/15 (土) ~ 2012/09/15 (土)公演終了

満足度★★★★

久しぶりの落語!
楽しめました・・・が、立川談笑さんは題目の選択ミスではなかったかと・・。

会場は御高齢の方多かったー

(2時間+15分休憩)

ネタバレBOX

まんじゅう怖い 立川笑二
大工調べ    柳家三三
-仲入り-
太神楽     柳貴家雪之介
シャブ浜    立川談笑 

大工調べの早口話芸は素晴らしかった
神楽の皿回しなど日本伝統曲芸の技は生で見ると結構見入りました
シャブ・・・は会場の観客さん引いていた気がする・・・。
シャブの注射がリアル過ぎたんでしょうかな?
(シャブが何かわかっていない方もいたようです)

マンザイは廃れるかもしれないが、落語はやっぱり残るなぁと思いました。

柳家三三さんは小田原出身コサンジさん入門は19年前と。
江戸っ子には「ありがとうございました」など過去形は無く、
「ありがとうございます」ってんでいってのが勉強になった。
また当時のお金が、ガク6枚で1両2ブというのとか。

オオカグラのユキノスケさんは茨城出身
皿回し、唐傘回し、
唐傘や轆轤回し、五月人形の風車、夜の川瀬は水車。
片手回しに、縁回し、ジャンプは義経八艘跳び。
金輪回し、枡回しは音が綺麗でした。
邪気払いの刀鞘収め、
刀バランスの切っ先回しに。
とどめは刃引きしてない出刃包丁の切っ先回しに、
皿+包丁の回しがトリで見事でありました。
太陽と灰二 vol.2 / 壊れないジェン我 ・ アンバランス

太陽と灰二 vol.2 / 壊れないジェン我 ・ アンバランス

9-States

相鉄本多劇場(神奈川県)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

「アンバランス」観劇
「変わるモノ」と「変わらないモノ」を描いた林灰二さんの方です

なかなか面白い人間関係劇であり、
光の使い方が印象的な作品でした。
舞台セットもよく出来ていて、
同じセットでのもう一つの作品も観たくなりました。

<自由席 約2時間>

ネタバレBOX

ビルの屋上を模した舞台で集まった若者達が同窓会みたいだと話し合う。
ピンクチラシに反応するカゲヤマ・
花火を消すコトに執着を見せるアラキ・
ユニークなユウコ・
ちょっと勝気そうなマツコ・
気の弱そうなマイ・
割と普通に見えたイズミ・
周囲と一歩引いている感のあるタイラ・
ビル内には多くの浮浪者がゾンビ風にいるようで、
話や時々のシーンで不気味に出てきたりします。

若者達はバットで浮浪者が殴られているらしい場面を目撃したらしいと、
とりあえずビルから出ることにする・・・・。

そのバットらしいものを持って、
イレズミ・言動・行動が危ないマキオも登場。
若者達の関係を引っ掻き回していきます。

若者達が去ると、
もみあげの印象的なオオタケ刑事と、
その上司らしいヤル気の無さそうな、
ハラ刑事が松葉杖を1つ右手に持って登場です。
傷害事件があったみたいでと物語の進行・道化役風に出てきました。

また上記のバット事件とは別らしい暴行を受けたサラリーマンマカベと、
一人調子よく逃げて無事だったマイペースというかユニークなキャラの、
ミウラ君が出てきます。(このミウラキャラが最高にユニークです(^^)
先輩の背中の怪我がパンダのようだと写メとるわ、
たきつけるだけたきつけてすばやく逃げる。
で仕事は17ヶ月間部内TOPだったりと・・・面白い。
結局怪我の様子見ようと服脱いでいくマカベですが、
パンツ+靴+恋人にプロポーズするために持っていた指輪以外、
ビルの浮浪者に持っていかれます。
迎えに来てくれるという恋人サトウに裸の姿見せられないと、
隣ビルへと逃げ出します。

でサトウさんが田舎からディズニーランド見たいとの口実で、
妹を連れ帰ろうとしにきた姉と共に登場し。
姉は離婚していて、
サトウ自身はマカベと付き合う前は愛人していたりという話をし始め、
隣ビルからマカベは聞いてしまいます。
結局サトウさんはマカベと分かれて田舎に帰ることを選択します。
(カゲで聞いていたマカベがプロポーズで引きとめようと、
裸のまま指輪出しますが・・・玉砕。すまん笑えた(^^)マカベさん)

とユニークな話もあるなか、
若者達は、
いくら階段下りても同じ場所に来るというホラーループに陥ります。
でも男性陣のみで女性陣はループにハマッテなかった、
どうやら小学生時代のジャイアンみたいな同級生のコトがキーみたいです。
思い出せなかったその子の事がだんだんと思い出され、
花火見学の日に点火事故で先生が一人死亡し、
巻き込まれた(先生に救われて怪我で済んだ)子は片目を失明して、
夢であったパイロットになれなくなったとイズミに言われてキレて。
いままでのいじめられっこの立場から、ボス的なイズミを倒して。
いじめっ子の立場になった・・・・。
そしてその子は、そのまま壊れていって。
その子と付き合っていったユウコは暴力に耐えられず自殺してしまい。
その事でカゲヤマ達はそいつ=アラキマキオ=をバットで撲殺し、
ビルのループ=呪縛に組み込まれます(望んで・・・・)
(ビルから出ることが出来ないという・・・)
時々のアクセント・押さえで出てきていた浮浪者のヨネヤマや、
リーダー的なクマさんのエピソードですが。
1度はマカベのスーツを着てビルを出て行けたヨネヤマは結局戻り。
クマさん=カゲヤマとわかる。
カゲヤマがビルから出れないので、
せめて外の人に気づいてもらおうと手にするペンライトと、
ビルから見える外の夜景の光のシーンが印象的で綺麗でした。

物語は現在のクマさん=カゲヤマの現状に追いつき、
刑事になっていたタイラ=ハラタイラ=とか。
クマに差し入れしていた女性=マイとかと判明する。
ヨネさんは物語のキーである黒い金属バットで人を襲おうとして、
刑事に捕まりビルからの脱出をすることになる。

話がダークな分、
モミアゲのオオタケ刑事とか裸なマカベ先輩に、
マイペースなミウラ君のキャラやエピソードは楽しかったです。

印象的な撲殺後のシーンのワンショットは話の冒頭と、
記憶回復時の後で出てくるのですが。
倒れているのが初めはマキオであり、
思い出した後はアラキだった気がしますが・・・・。
何度か見た方が面白いかなぁと思った作品でありました。

原題 『虹の羽と蛾色』/林灰二(Oi-SCALE)


(失礼ながら「太陽とハイジ」と記述すると、
アルプスの山とかイメージしてしまいます(^^)
クライシス百万馬力

クライシス百万馬力

ホチキス

シアタートラム(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

14日は仏滅だったなぁ(観劇とは無関係)
感想=大変面白うございました(^^)

15周年に相応しい壮大な人数(っても30人ですが(多いか))、
でのナマの舞台が堪能できました。
「○○○」はクライシスでいいのかな?

(シモネタに走らないで下さって良かったです)

<全席指定 約120分>

ネタバレBOX

裏唐町で最近多発する銀行強盗。
その片棒を担がされたアンドウリュージは、
惚れた女=マヤ子の為に
大金を稼ごうとして実行犯女二人組+奪取金の運搬をしたが、
現金から摺り換えられた爆弾で吹き飛ばされ。
手伝いに泣き落とした兄貴もろとも怪我をして警察の留置場に収監される。
その警察署長は一般の市民から選ばれた1日署長の主婦であったが、
襷の誤植文字「1年署長」でそのまま署長として1年勤務する事になった、
ナミカゼタテルが任につき。銀行強盗を主婦仲間と共に計画実行。
犯人としては毎回金で雇った人間を、
金と摺り換えた爆弾で吹き飛ばし、強盗犯の替え玉にしていた。
兄貴ことジライヤロクロウは、なんとか一人警察から盗んだ金と共に脱獄。
仲違いしていた兄ジゴロウや霞組の組長・そのボディーガードマシロ、
金融(闇金屋)ジャノメなどを巻き込んで
弟分のリュウを助け出し、その彼女マヤコに無事会わせて
プロポーズさせる事は出来るのか?と話は展開していって、

リュウ(ホストクラブ:俺達ーズ)Vs
マヤコ(キャバレー:あたし達団)のグループ対決!
これがウエストサイド物語になったり。
マシロ(小玉さん快演(^^)相変わらず楽しいなぁ(ファンです):
白銀のロングコート)の姉クロエとの再会(小玉さん2役:
黒いコートに帽子+マスク)=戦い!
特に後半はツートンカラーでの2役!!
(見た目は仮面ライダーWのルナ&ジョーカー<かっこいいです(^^)>)
(ちなみにこの姉妹加速します(^^):
カブトのクロックUPというか555のアクセルフォームというか・・・)
(地雷を踏んだら爆発する前に走って逃げる・・・・
という遊びしていて磨かれた加速能力だそうで・・・
説明はキチンと入るんです(^^))
爆弾魔のクロエVs爆弾解除のマシロの戦いとか
(爆弾の解除方法も笑えます=爆弾の声を聞くんだー)
後半での爆弾に見立てた人が、手を組んでいた=爆弾セット状態が、
手を左右に引き離して爆弾解除とわかりやすい表現。 うまい!

ロクロウとジゴロウの和解、クライシスの連続を退け。
「助けが必要な時には、必ず兄貴はやってくる。」というWアニキ救助話。
などなど、もうホントに実際舞台見てください。
セットも大きく動きますし、
大人数が広い空間を目いっぱい使って楽しませてくれます!

あなどれない主婦連の力、
(主婦は何でも知っている=井戸端会議での情報交換・・)
ナミカゼ刑事の夫婦の絆回復物語。
ジライヤ医院のかわいいNsアマチ=持参の魔法のカルテ、
(ピンクのナース服にラメ入り・・・・どこのお店の制服かしら・・(^^))

ハイテンションな進行で飽きることなく観劇できました
(DVD撮影の回でした)

ちなみにジゴロウさんの白衣の着方が決まっていて好ましかったー
(できれば胸ポケットに7つ道具とかさしてたら良かったのに・・)

舞台セットに合わせたようなチラシの形や、
小玉女史のチラシ絵は見事です。




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