白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!) 公演情報 劇団バッコスの祭「白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    良くも悪くも漫画的かな
    史実に忠実なワケでもなく、
    少年の成長物語とみると結構好みの少年漫画みたいで楽しめました。
    説明もなかなか細かくしていましたが、
    スピード感重視のせいか説明台詞が聞き取りにくく感じたこともありました。
    (赤胴鈴之助とか鞍馬天狗とか(例えがたとえようの無い位に古いですね)
    好きな方にはお薦めかも(^^)

    自由席 <1時間40分くらい>

    ネタバレBOX


    コダマのイメージは、
    Fateの”英霊”+ジョジョの奇妙な冒険第2部からの”スタンド”のようですね。
    舞台世界にあわせて会津=みちのくの英雄としていました。
    コダマの能力として、物理的には傷つけられない。
    でも食事したり・・・、コダマ同士の攻撃などはできる。
    また呼び出した者(マスター)が傷つくとコダマも傷つく。
    (マスターから一定の距離は離れられない)
    で、おのおの1つは特殊能力が備わっている。
    う~む、まさにスタンドですな(^^)。
    ちなみに少年期(=白虎隊の設定がこれに掛かるんですね)にしか
    使役できないという縛りもある。

    物語は攻められる会津側と新政府側の軍議を木枠
    (この長方形の木枠は上手に使っていました)で示した、
    3つの攻略ルートの部隊配置から藩主松平公の配した白虎隊に、
    新政府の主戦力が来て劣勢になる。
    (ルート配置を考えたのは政府側の少年=伊地知義治)
    (この少年なんですが・・・女の子が髪長いまま鉄人28号の
    正太郎君な半ズボンなんです・・・。せめて役上は男の子というなら、
    ハンチング帽でも被って男の子ですという主張して欲しかった。
    最後まで男女の違和感が抜けなかった。)
    死を覚悟した飯沼貞吉がコダマを呼び込む・・・。
    (なんか割りとスッーと出てきた感じでしたが、
    漫画のARMSみたいにコダマ側なんかが「力が欲しいか?」とか
    呼びかけてた方がらしくなったんじゃないかなと思った)
    でアテナイを呼び出して新政府軍は撤退する。
    第2戦は仙台湾攻防、
    2対1でのコダマの戦闘で劣勢に追い込まれるも、
    遠藤平太の呼び出したコダマ=直江兼続の水を操る能力にて逆転する。
    度重なる戦闘の経験で才能の開花した貞吉は、
    義治の使役コダマの人数や能力を正確に分析し城の攻防戦では、
    遊撃部隊として義治のコダマを迎撃する。
    また酒井峰冶にもコダマ=藤原秀衡がはなっから付いていたが、
    姿を消せる能力であり見えない時にはモノにも触れない能力であった。
    結局義治に主戦力ともいえるコダマを引き付けられて、
    城は落ちて松平公は捕縛され、
    藩主を助けたければ貞吉の自刃を条件に出されて受諾し、
    アテナイも消えてゆく・・・。
    ように見せて貞吉は生き延びて藩を出て世の中に出て行く。

    直江の液体操作で酒を泡にして飲んでいた説明が最初無かったり、
    切腹で介錯が付かなかったり。
    源頼朝の探知能力ならアテナイの消失が嘘だとわかるし、
    いろいろ突っ込みドコが多いのですが、
    まぁホントに漫画的で好みであり許可ですねー(^^)。

    坂上田村麻呂が女性でしたが、
    まぁフェイトのセイバー=アーサー王も女性キャラでしたしOK。
    能力の人の迷いを操れるとか、
    伊達政宗の眼力による金縛りや、
    隠れる能力を敵に用いての無力化など。
    アイデアなどは良いもの多いので、
    伏線の張り巡らし方とか回収きちんとし、
    荒唐無稽な冒険芝居なんかが似合いそうな劇団でしたね。

    2

    2012/09/28 09:20

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  • ども 感想は・・・・、
    芝居等に関与できる場が少ないので、
    せめてもの協力として誠心誠意伝達しようとしている為であります。
    お役に立てれば光栄のいたりであります。

    世に出てる表現・作品は、さまざまにありますので。
    いいとこ取りしての「王道物語」とか、
    ベタなステレオタイプのストーリーも面白いかもしれませんね(笑)。

    これからの舞台作りは自由な発想・様々な作風に期待ですね!
    では いずれかの劇場にてお会いできる事を楽しみにさせていただきます(^^)。

    2012/10/14 21:39

    ご来場ありがとうございました!
    板垣退助を演じさせていただきました辻 明佳です。

    丁寧なご感想本当にありがとうございます!

    今回は異色ともいえるほど
    徹底して少年マンガ的なスカッとした後味を目指しました。
    当劇団ではこれからもいろいろな時代からモチーフを
    取り、様々な作風と自由な発想で舞台作りをしてまいります。
    どうぞ今後ともよろしくお願いします!

    2012/10/14 18:38

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