K.ファウスト 公演情報 まつもと市民芸術館「K.ファウスト」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ファウストベースの音楽劇!かな(^^)
    シルクドソレイユと融合した舞台劇ですかねぇ
    道化としてサーカスが登場しつつファウストの旅物語を彩ります
    <賑やかで楽しかった>

    長い話を上手にまとめた2時間55分(休息15分)でした

    ネタバレBOX

    1階席は、ほぼ満席でした。
    (2階→3階と空席目立ちましたが)

    タブロットの紙芝居屋、
    太鼓(兄)とラッパ(弟)をもった道化が、
    高名な錬金術師のDr.ファウストの近況説明で開幕です。
    (紹介前にサーカスの大道芸人+空中ブランコなどが乱舞(^^)

    大音響と共に四散したDrファウストの身体・・・・
    そうなる前に何があったか、で物語が始まりです。
    老人が夜に思う人の世の流れを・・・・。
    そして絶望し青い小瓶=毒薬を飲もうとしたところに、
    弟子のワグナーが「忙しい」「下男が欲しい」と要求をし承認をえます。
    ついでのように「夜明け前にアシュタロトの魔術書を読んで欲しいと
    3人の来客があります」と告げる。
    先に言わんか、順序が違うだろうと弟子を叱り。
    その魔術書で悪魔を呼び出します。
    6人(?)の紙袋を被った悪魔が、
    ファウスト中心にした魔法陣の外に現れます。
    (照明で表現した魔法陣綺麗でしたー回転もしてましたわ)
    1体づつ出せる速度を聞いていきます。
    カタツムリより早い、木の葉が落ちるより、
    人のうわさ、銃の弾よりなど。ときて
    最後の悪魔は「人の思う速さ」と返答し、
    ファウストはこの悪魔=メフィストと
    世の快楽・欲望・真実などの享受と引き換えに
    自由に生きたいと魂の譲渡契約を40年期限でします。 
    (代償としては立場の交換と劇中で説明。
    この世ではメフィストが召使であの世では逆でと・・)
    その間に弟子のワグナーはカスペルという、
    少々足りない下男を「銅貨30枚+お小遣い金貨20枚」で雇います。
    (アンチョコ見ながら言うには、
    「2次元的絵空事の世界から来た」そうです。)
    契約の開始はDrの若返りです
    ミイラ状の人型を台上で操作します→それ=自分自身を見るDr。
    (面白い構図でありました(^^)
    そしてパルマ王国までの道のり中で悪魔とDrはヒッチハイクしてたりして旅自体を楽しむ事を表現してました。(マックのバーガー食べたりして)
    パルマにて大公の新妻にちょっかいかけたり、
    お金の概念を教えたりして経済の改善をしたりしました。
    (その間下男カスペルはDr追って悪魔にの呼び出したドラゴンに乗ったりして追いかけていましたが追いつけずに夜回りの仕事に落ち着くことになります)
    で休息。
    後半、
    地獄めぐりから帰ってきたDrと悪魔ですが、
    20年が過ぎ。悪魔は期限が来たとDrに詰め寄ります。
    40年のはずと詰め寄りますが、
    今まで寝ずに動いたのだからと言い負かされ
    後3時間(ちょうど0時)で契約終了となり姿も老人に戻ります。
    そして街なかでDrが倒れていると、
    カスペルに出会い未払いの賃金を要求されますが、
    金が無い!が外套のボタンは金と宝石だから交換しようとDrは言いますが、
    元下男は取り替えた外套のせいで悪魔を騙して
    Drが逃げようとする企みを見抜き取引は不成立。
    最後の時にDrは若返って最初に見たヘレナ(空中にある輪に乗った美女)を再び眼にして運命を受け入れ爆散します。
    (当初の話に戻るんですねー)
    その前にメフィストのモノローグが入ります、
    自分は本当はいなくて、
    全てはファウストの頭の中での出来事でしかなかったのであろうと。
    本当に金を錬金しようとして爆散した
    Drの一瞬の夢物語だったのでしょうか・・・・?

    今宵の話はここまでとして幕となりますとファウストが〆て終幕です

    弟子のワグナーがホムンクルスの合成で学長にまでなり、
    二人の女性、マルタとグレーテルのいがみ合いからの戦争など。
    人の世の幸・不幸を表現した合間にサーカスの大道芸や
    生演奏&ジャグリングなども入れて楽しませてくれます。

    カスペルが女悪魔に乗せられるドラゴン(翼竜でしたな)の表現が面白かった

    最後の空中ブランコとか、
    要所要所の吊りパフォーマンスなど舞台表現は見事でありました。

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    2012/10/07 23:30

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