小さなエール 公演情報 643ノゲッツー「小さなエール」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    うーん期待したヒネリが無かったなぁ
    特に劇場照明を使わない意味は感じられなかったし、
    話にしても何か表面的な感じが否めなかったです。

    主人公には共感も納得もし辛かったが、
    谷仲さん演じる川本氏はキャラ設定も含めて気に入った。

    **最前列の客席と舞台の間にある段差は見え辛く、
      自分と着物の女性が躓きました。
       要改善の必要があると思います!(声かけとかねっ)**

        <1時間30分>

    ネタバレBOX

    白黒のチェッカー模様の床に、
    中央にテーブル・囲んで三脚の椅子が配置。
    マネキンの頭部+ウィッグの飾ってある棚が舞台正面から見て
    左に配置してある一部屋設定での物語り進行であります。

    二人の使用人、
    右頬に火傷の痣のある武藤奈美と
    顔の左側を髪の毛で隠したクールな対応をする須永愛見。
    主人である安田涼太(30歳)は父の会社・権力をバックに働くこともせず、
    好きな絵を描いて尊大に使用人である上記二人をコキ使っています。
    と思うと主人が変わって、
    涼太は田中瑞希という女性に使われる立場になります。
    尊大で横暴な安田は父が危篤となり、
    会社の存亡が危ういという報告をしにきたスーツ姿の経営コンサルタント
    川原明宏の言葉にも耳を貸しませんでした。
    また場面が変わって田中女史が主人の話にもなります。
    田中と安田と岩本琢磨は3人とも面識のある友人で、
    共に親が会社経営してる金持ち(セレブよせれぶ(^^)らしいと判明します。
    安田には死別したヨーコという妹がいたらしく、
    ヨーコの友人である石嶺さりと長野恵津子の二人も、
    ヨーコが女性通り魔に襲われて亡くなった為に、
    犯人探しの為にちょくちょく安田の家を訪れています。
    結局ヨーコ殺害犯は不明のままですが、
    屋敷の使用人二人の顔に火傷を負わせたのは
    ヨーコであると話が出てきます。(須永さんの髪の毛の理由)
    主人が田中と安田の交互に変わるのは時間の前後であり、
    安田が川原の言う通りに指示出さなかった為、
    屋敷は抵当に入れてあり出て行く事になったのですが、
    その屋敷を買い取ったのが田中の親であり。
    田中は今まで通りに部屋に住んでいて構わない代わりに
    自分の使用人になる事を選択させたのでした
    (田中は立場対等な時に5度安田に告白してフラれていた・
    6度目はOKであったが、安田が手酷いフリカタをしました・・)。
    まぁ当然働いたことのない安田は屋敷を出ることを選ばず、
    使用人となったのでした。絵も売っていたと自負していた安田でしたが、
    知り合いの坊主=金子直人から親の影響力での・
    庇護下での自己満足であり純粋に絵の魅力で購入してくれた人はいないと
    現実を突きつけられます。
    その家を出される時までに屋敷の二人の使用人は共に安田父の子供=
    異母兄妹であると判明します。
    だが、田中の会社も川原がコンサルタントしていたにもかかわらず
    業績が悪化し屋敷を手放すことになり、安田は出て行かざるを得なくなり。数々の会社(3人のセレブ(^^)のうち岩元の会社も傾きかけた)の
    業績を悪化させた川原は16年働いた会社をリストラになり、
    安田と同じような立場となり泣き言を言いに+
    雇ってくれそうかと屋敷に来たのですが・・・。
    「何とかしていくしかないと(いった感じでー)」安田に言われての幕です。

    まぁ使用人二人の火傷痕の話や、モデル男の世間対比や、岩本氏の好きな女性への玉砕話、須永の母の遺骨を娘が死んでまで愛人としてパトロンの墓の側に置いておきたくないと出て行く時に持ち出す話などがでてました。

    それにしても安田の暴君ぶりが辛いですねー、
    こんな奴が使用人に格下げになって性格改まるとは思えない。

    しきりに安田は自分の兄弟=肉親はヨーコだけだと言いますが、
    二人の異母姉妹のこと無視した発言なんでしょうかねぇ・・。
    芝居上では判断が出来ませんでした。

    重ねて言いたいのが、主人公安田の女性虐待シーンだね。
    見ていても気分のいいものではない。
    台詞でごまかすとか、
    舞台袖で音声だけで表現するとかは出来なかったのかなぁ?
    と思いましたデス。

    伊藤さんの坊主頭とか、
    有能そうに登場した川原氏が契約書内の英語のスペルもままならない、
    仕事無能人と判明するのは目新しかったです。

    でもハンドライト使用などの必然性は芝居上感じなかったし、
    登場人物のキャラも良く煮込まれてはいなかったなぁと思ったです。


    どうした 643ノゲッツー といった気持ちが強くなりましたわ

    とりあえず次回作に期待です といった次第ですかねぇ・・・・・

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    2012/10/07 11:00

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