keinoの観てきた!クチコミ一覧

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忘れたいのに思い出せない

忘れたいのに思い出せない

yhs

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2017/09/23 (土) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/07/24 (月) 19:30

価格3,000円

認知症のおばあさんとそれを取り巻く人の物語。でもただ暗い話になのではなく、ああこういう人いるよなぁと思わせる人々の物語でもある。

見ていて上手いなと思ったのは登場人物の表現方法。登場人物紹介や相関図が当日パンフに書いてあって(それを見ていない人のために)芝居の導入部はそれをなぞる形になっていることが結構あると思うが、この芝居では当日パンフには配役しか書いてない。登場人物のキャラクターや互いの関係性はすべて舞台の上でスムーズにしかし多少の意外性を持って明らかにされていったと感じた。
多分見た人の年齢や境遇によって芝居を見た感想はさまざまになりそうな内容だが、是非多くの人に見て欲しいと思う。

8月のウィークエンド・プロフェシー

8月のウィークエンド・プロフェシー

空飛ぶ猫☆魂

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2016/09/30 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

また見たくなる芝居でした
出演者が少し多めかなと思っていたが、個々のキャラが立っていて役者さんが輝いて見える芝居でした。最初に登場するシーンから個性的な役柄が割り振られていましたが、話が進むにつれどんどんその個性が掘り下げられていき登場人物に感情移入しやすかった。
話はありきたりともいえそうなよくあるテーマ化もしれないが、笑える所(こっちが多め)、背筋が冷たくなったような気がする所とメリハリが効いていて、話に引き込まれた。小ネタも満載だったので、場内は笑い声で沸いていました。

こういう話に飢えていたので、満足度はちょい甘め。

ネタバレBOX

的中率100%の占いは、本当にわかるから当たるのか、占いとして言葉にするからその出来事が起きるのか、どちらなのか。最終的には、占いは「影男」の能力によって当たっていた(あるいは当たるようにした)ということになっていて、「男」は操り人形のような立場という風に描かれてたし、神が書いたというデスノートみたいなものも出てきたけど、見終わった結果、「男」には言葉にしたことが実現させる特殊な能力を持つ人物だったのではないかと思わされた。「影男」も神ノートの内容を予言として読ませようとする悪魔的な人物として登場していたが、実は神に書いてない前向きなセリフを言わせることこそ目的だった天使的な使命を持っていたように感じた。

個人的にツボだった登場人物は「万代一子」。行動が面白すぎる。他人から詰め寄られるとパーソナルスペースみたいなことを主張するのに、結構すぐに他人に詰め寄るのも面白かった。
あと、「影男」もツボった。特に世間の声を聞き取るときの仕草が、メイプル超合金のWi-Fi飛んでるというネタを連想させて一人でうけてしまった。
コングラッチュ ユー

コングラッチュ ユー

チャーミーゴリラ

小劇場 楽園(東京都)

2012/08/07 (火) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

大当たり
ぽっかり空いた空き時間。時間つぶしになるイベントをWEBで探すもピンとくるものがなく、「劇」小劇場の前で下北で公演してるチラシを眺めた後、別の場所に行こうかなと思っていたところに声をかけられた。
音楽をたくさん使っているということなので、それだけでも他に時間とお金を使うよりいいかと思い、当日券で入場。

客席の大部分が若い女性で、導入部分のちょっとしたギャグで客席が湧く。最初のうちは「そんなに面白いかな?」と思ってたが、演技や踊りの確かさにどんどん引き込まれる。使用されていた楽曲がちょうど自分が好きなものばかりであったこともあり、とても楽しい時間となった。終盤では何人かの観客が泣き出すくらい、きっちり感動的な部分もあり、うまく構成されていた。
わかりやすさを重視したのか、個人的にはちょっとくどいかなと思う部分もあったが、そんなことを吹き飛ばすくらいおもしろいお話でした、

六川さんは、演じているところ見て、そういえば以前にOFF OFFでやっぱり女装している姿をみたような気がしました。最初は女性だと思ったくらいお似合いでした。
藤枝さんがいてくれたおかげで、小劇場の芝居として安心して見ていられる気持ちになりました。
BLOOD LINEのお二人は、当然のことでしょうが見事なダンスを見せてくれました。終盤部分でのハーモニーも心地よかったです。
中井さんは、観劇中はそれほど強い印象を受けなかったのですが、思い返してみると確かな演技で各シーンをまとめていたような気がします。

ダブルキャストの見てない方も見てみたかったです。

明けない夜 完全版

明けない夜 完全版

JACROW

シアタートラム(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

完全版
完全版と銘打つだけあって、いままでの公演では本編だけでは消化不良だと感じる部分を「外伝」などで補うという形だったのを、今回は1回のステージの中で少しづつ各配役が持っている気持ち・感情などが説明され、見終わったあとすっきりするようにできていました。

でも、実はこの各役者が抱えている問題や知っているはずのことを頭に置きながらもう一度このステージを見ると、ああここはそういう意味だったのかとか、よくもしらじらしくそんなことをいうなとか、別の点が見えてきて二度おいしいらしい。

今までの劇場より広くなったため、役者の汗まで感じられるという具合ではなくなりましたが、聞かれたくない話は他の登場人物から離れてするとか、登場人物が退場したことがはっきりわかるなど、ストーりー展開はよりわかりやすくなったと思います。

JACROWはいつもはもっと頭を使わないとついてけないような話が多いように思っていてある意味それが楽しみでもあるのですが、今回のステージは初めて見る方でも楽しめるのではないかと思います。

愛の蟻地獄【無事終演しました。ご来場ありがとうございました!】

愛の蟻地獄【無事終演しました。ご来場ありがとうございました!】

はらぺこペンギン!

OFF OFFシアター(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しかったです
なんというか、もっとドレスアップしたおねにいさま達が登場するのかと思ってが、そういう傾向なことになってる役の人はそれがわかる程度の小物を身につけてるだけでしたね。でも、里崎さんはリングや小物など雰囲気作りが他の人より徹底されてた様に感じました。衣装の面白みはむしろ別のタイミングにたっぷりありました。

サキはまあ華かな?カナコは素晴らしかった。

私は何となく初めから小森に注意が行ってしょっちゅう見てました。あと台本を作っているシーンで台本に従って演技している照明が当たっている部分よりも、そのシーンをどのメンバが気に入っているのかが気になって暗い方ばかり見てました。

たぶん私の見方は今回の他のお客さんの見方とは違っていたと思うし、後半では思わずつっこみを入れていたので、周りの方の迷惑になったのでなければよいのですが...。

ペンギンさんの芝居は、やっぱり期待通り私の好みに合っていると思います。また、次の公演も見に行きたいです。

ぺタルとフーガル

ぺタルとフーガル

熱帯

駅前劇場(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/11 (月)公演終了

満足度★★★★

非常におもしろかった
添乗員としての経験や希望、スタンスが違う人たちが一同に会するホテルのラウンジでストーリが進展する。セットは非常に良く作りこまれた感じで、本当のホテルのラウンジといってもいいくらいだと思った。
前半部分は、登場人物のキャラクターや人間関係を明らかにするためのストーリが展開されるが、ある突発自体が発生し、それによって変わる人、変わらない人がいておもしろい。
菊池未来さん以外の出演者は初めて見た人ばかりだったが、演技がいいのか演出がいいのか、どの人も魅力的に見えた。
駅前劇場としてはチケット代がちょっと高目かもしれないが、それだけの価値は充分あるお芝居だと思う。

起て、飢えたる者よ

起て、飢えたる者よ

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/27 (水) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★

集団狂気の恐ろしさ
重い題材だけにシリアス一辺倒の話。お笑いやお涙頂戴の場面は一切ないが、物語にぐんぐん引き込まれ、あの時代に蔓延していた狂気はいったいなんだったのか、今も別の形で狂気が満ちていないかを考えさせられような芝居でした。

ネタバレBOX

戦いに敗れ背走して来た5人の男性とそれに巻き込まれた一人の女性。
革命の理念を信じつつも仲間を失うことにより疑問を感じ始めている男達。だが、革命の理念や、革命およびそのための行為に疑問を持つと制裁されるという恐怖などにより、今までの行為から抜け出せない。一方、革命家達と接するうちに人が変わったように革命の理念に傾倒していく女性。
集団としての狂気の恐ろしさと、理念と感情のギャップに悩みなんとかしようとあがく人々の苦悩をみごとに表現していたと思う。
窮する鼠

窮する鼠

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/10/12 (火) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

満足度★★★★

久々のお芝居
しばらくぶりに芝居を見に行けた。
JACROWに行くと、見ている最中や終わったあとに、あれこれ考えさせられることが多いので、久々の観劇にはハードル高いかなと思ったが、やっぱり見に行ってよかった。今回も話が進むにつれて、あぁこれにはそんな意味があったんだとか、ひょっとしてあそこにはあんな意味が込められていたのかなとか思わされることが多く、帰途も芝居の内容を反芻しながら楽しめました。

「敗者復活戦」がテーマということである程度覚悟はしていたが、芝居が進むにつれてどんどん空気が重くなるような話でしたが、三つの作品それぞれ役者さんの演技もぜんぜん違うし、ストーリーの味付けも別物だったので3倍おいしかったと思います。

深情さびつく回転儀

深情さびつく回転儀

電動夏子安置システム

サンモールスタジオ(東京都)

2009/10/16 (金) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

偶然の介在する面白さ
最初にあれっと思ったのは、席においてある当日パンプを開いてみたとき。同じ役名が三人もいる。どういうこと?
そして、話がはじまると当日パンフの役名と違う名乗りを上げる出演者。あれれ?

謎は話が進めば次第に解けていくが、一筋縄で行かないのがこの公演のおもしろい所。観劇した人は1つの物語を見るわけだが、実は6通りの結末が用意されていて、出演者から見るとどの結末にたどり着くかは1/6の確立。
この不確定性理論のような公演。はたして全エンディングを確認することができる人はいるのか?そもそも全パターンお披露目されるのか?
すべての鍵はルーレットが握っている。

はちみつ

はちみつ

こゆび侍

王子小劇場(東京都)

2009/09/23 (水) ~ 2009/09/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

ブラボー
簡単に言えば、はちみつ屋で働く大学生と店長が、それぞれ恋をして恋に破れる物語。
それぞれ貢がされるだけ貢がされ捨てられるという悲恋話だが、何のために生きるのか、しあわせとは何か、人は何に価値を見出すのか、といったことを考えさせるような部分もあり、とっても好みの筋立てだった。
シーンや台詞だけでなく、一つ一つのアクションも大切に演じられており、照明や効果音と相まって素晴らしいステージを構成していた。
セットはかなり変わった形をしていたが、いろんなところから出演者が出入りできるようにとか、高低差を出すことによりほぼずっと板付で後ろでいろいろ何かしている店長の動きなどが見えるように工夫してあるみたい。

この公演は見て損はないと思う。
私はもう1回見たいと思ったけど、時間の都合がつけられないので断念。

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

片想い撲滅倶楽部(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

豪華二本立て
昔の彼氏の現在の愛人を、自分の会社に雇って彼と会わせないようにするという出だしの部分が少し唐突な感じがするが、全体的に小気味良いテンポでときおりギャグを交えながら進行していく。
今日のマチネで見た「神様はいない」とはテイストはだいぶ違う感じがするが、やはり興味深いテーマを取り扱っていたと思う。

当然かもしれないが登場人物それぞれが普段気にしていることや恋愛に対するスタンスが違っているのが面白い。自分のためそして自分が好きな人を含めた周りの人のためを思って行動しても、相手にそれが届かず却って迷惑になってしまうシチュエーションは私が日ごろ思っていることにかなり通じるものがあると思った。

ハセガワアユムさんは、最前列を砂被り席と思っているふしがあります。
最終日に最前列でいる方はご用心を。

ネタバレBOX

恋愛下手で赤い糸と縁がなかった女社長五月のりこ。
最後に浮絵から赤い糸が見える能力を伝授されました。多分それを操る能力も。
のりこな綾取りは上手なようですが、果たして自分の赤い糸を上手く操ることはできるのでしょうか?そして自分の糸を誰に結ぶのでしょうか。
この先のストーリのイメージが湧くエンディングでした。
神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

神様はいない(公演終了・ありがとうございました・御感想お待ちしています)

MU

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/09/10 (木) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

適度な濃密さ
最近見た公演の中では、はっきりいって80分という上演時間は短いほうに入る。でも、その時間の中に適度な量のイベントが発生するお話が、結構テンポ良く進行していくので「物足りない」という印象は受けなかった。

タイトルは「神様はいない」だが、本当にいるのかどうか私には芝居をみても結論は出なかった。神様という概念は存在することは間違いないのだが、絶対的事実として他人に主張できる人は現代の人間にはいるとは言えないだろう。でも、個人個人の心の中には神がいる人もいない人もいるのかもしれない。
変なスイッチを押されたのか、内容が脱線してしまったので、この辺で止めておくが、非常に興味深いテーマを扱った作品だと思った。

音楽劇「トリツカレ男」

音楽劇「トリツカレ男」

アトリエ・ダンカン

天王洲 銀河劇場(東京都)

2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

原田郁子最高
「音楽劇」と銘打つだけあって、普通の芝居とはもちろんミュージカルともまた違うテイストの舞台でした。私の印象としては、アルバムのプロモーションビデオの生収録現場に立ち会った感じかな。
原田郁子がこのステージ上でどういう役割を果たすのか非常に興味がありましたが、第1幕、第2幕の最初と最後に曲を披露したのを始め、要所要所で音楽を披露し、言葉の代わりにピアノで会話し、またストーリーが進むにつれ役者さんとしての役割が徐々に強く出され、見事にヒロイン役を務めてくれました。
私の座席はちょうどピアノの椅子の正面で原田さんはそのあたりにいることが多かったのもラッキーでした。

芝居としては、最初の15分くらいはワンパターンの繰り返しに感じ正直退屈に感じましたが、その後はどんどん面白くなっていきました。銀河劇場で行われる公演としては比較的少ない人数で、主要キャスト以外の人達がさまざまな役割をこなした上で群舞まで披露してくれ、なかなか見事でした。

見たあとに思ったのは、空間の使い方がものすごく工夫されているのと、ねずみの人形の動かし方がかなり高度にトレーニングされているのではないかということ。セット転換は多いのですが、暗転が少なく、セットの移動も出演者が薄明るい中でやるのですが、それもちゃんと演出されていて舞台のワンシーンとして組み込まれていたと思います。

私の見た日は、本編終了後、原田郁子さんと青柳拓次さんとによる30分程度のミニライブもあり、もうお腹いっぱいになるくらい堪能してきました。

斎藤幸子【作:鈴木聡 演出:河原雅彦】

斎藤幸子【作:鈴木聡 演出:河原雅彦】

パルコ・プロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2009/08/14 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

予想以上に楽しめた
最近小劇場が多く、芝居を見るときに役者さんの瞳の動きまで追っていることに慣れてしまったので、こんな広い会場の後ろの方の席で果たして楽しめるだろうかとちょっと不安に思いながら会場に向かった。

心配は不要だった。大きなキャパを持つ会場で大多数の人に満足して貰えるような構成になっていた。会話やナレーションによる状況説明、基本的に大きめな身振り、スクリーンを使った役者と役柄の説明など。こういう手法を取る事自体に議論はあるだろうが、商業演劇として成り立たせるためのひとつの落とし所だと思う。

こういった違った手法が取られているにも関わらず、ステージ上の雰囲気は小劇場のままで、いつも通り楽しめたのが不思議。演出家と役者さんの力量発揮といったところか。
主演は当然ながら斉藤由貴。父親役のきたろうと、同級生役の粟根まことが脇を固め、ストーリーの展開を引っ張る狂言廻し的役割を松村武が担っている。他の役者も魅力たっぷり。個人的には姉役が気になる存在になった。

この芝居では、人はどういうスタンスを取るのがいいのが問うているように感じた。
生きて生活しているのだから当然いろんな出来事が起きるが、それを前向きに取る人、後ろ向きに取る人に分かれる。
人によって得て不得手があるから、同じ人でも出来事の種類によってポジティブ・ネガティブが変わってくる。
どっち方向の立場を取ったかで幸せになるか不幸になるかが変わる。
では、どうすればいいのか、結果は出ていない。
芝居の中でもいろんなスタンスを提示してみせてるがそれは結論ではないだろう。
でも、今いる場所、人を大事にシンプルに生きるのがいいのかもしれない。
大切なものは思っている以上に身近にあるようだ。

進め!遠藤家

進め!遠藤家

劇団S.W.A.T!

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/08/14 (金) ~ 2009/08/23 (日)公演終了

満足度★★★

古いファンには堪らない
いつものS.W.A.T!とは一味違う構成の公演。

駄洒落やちょっとしたギャグなどはあるのだが、アクションや集団での動きなど迫力で見せるのではなく、ささいなどこにでもありそうな日常をじっくり見せるような話だった。
ただ、話の展開の先が読み易すぎ、その通りに展開してしまう部分が多かった。欲を言えばもう少し見ている人を裏切るような展開がもう少し欲しかった。

動きがあまりばたばたしないので、昔から見覚えている顔ぶれ(四大海、清水浩智、滝佳保子、中友子)の動きをじっくり見れたのが嬉しかった。
役名に私の名前と同じものがあってちょっとびっくりした。

JIRUⅢ

JIRUⅢ

プロデュース集団『JIRU』

アイピット目白(東京都)

2009/08/11 (火) ~ 2009/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★

観て良かった
舞台上が概ね3つの場所に区切られており、それぞれの場所でそれぞれの理由によりそこにいる人たちが各ゾーンの中の人同士、別ゾーンの人との絡みがありながら話が進んでいく。
最初は、あっちに目をやり、こっちに目をやりで少々戸惑ったが、話の展開に似慣れるにつれ気にならなくなった。
ストーリーは謎解きとお笑いなのかな?泣かせるシーンはないけど、きちんと作り上げられたいい話だと思います。
もう一度みても多分楽しめるだろうと思います。

ネタバレBOX

全てのキーマンは通販会社の社長(代行)です。
【LOVE*LABO】「アレルギー」「3番目の恋人」満員御礼で終了!

【LOVE*LABO】「アレルギー」「3番目の恋人」満員御礼で終了!

feblaboプロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2009/08/08 (土) ~ 2009/08/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

期待どうり
千秋楽となる回を見てきた。
二つのお話を連続して見せるのだが、同じ立場にあっても人によって発想する事が異なるという点を共通して描いていたように思う。
短期間の公演のため、見終わってあれはどうなっていたっけと思う点は少なく、明快な形である結論が出て終わっていた。貼った伏線は回収し、それが見ている人に明確に伝わるようになっているなど構成は巧みで、それを技量が確かな役者さんが上手に演じていたと思う。

今回の公演で特に気に入った役者さんは、鈴木麻美さん、三瓶大介さん、熊野善啓さん。でも他の役者さんも別に悪くはない。

週の前半のかなり遅い時間というのが少々ネックだったが、贅沢な時間を過ごせて良かった。

肩の上で踊るロマンシングガール

肩の上で踊るロマンシングガール

「佐藤の、」

新宿眼科画廊(東京都)

2009/07/31 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

追加公演見ました
たった二人の出演者による芝居。

男性が女性に変わってしまった結果、ふるまい方のように変化しないことと、トイレの仕方など変化せざるを得ないこと、両方があることが描かれていた。その彼女は、彼氏が変化したこと変化しないことのそれぞれについて、許容できる点できない点がやはりある。
そんな非日常的な状況から始まる、非常に日常的なシーンを描いた作品でした。結末とその先におきるであろうことは、ここでは触れません。

短い時間ではありましたが、狭い空間のためお二方の細かい表情までじっくり堪能でき満足しました。

ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】

ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/29 (水) ~ 2009/08/04 (火)公演終了

満足度★★★

好みには合わなかった
こりっちでの評判が良いせいもあるのか、席はほぼ埋まっていた。
わたしとしては、あるテーマについてひとつの見方が提示され、それについて考えてみようというような雰囲気がある芝居が好きなのだが、この劇団は観客に対して気楽に見て貰い楽しんで貰おうということを重視しているみたいで残念ながら私好みの劇団とはいえないようだ。でも、特にオープニングのシーンではたっぷり楽しませてはいただいたので、元はとったと思う。

私にとって印象的だった人を役前(役柄)で挙げると、はな、観光客の男、ちぐさ、なつの兄、あちき、といったあたりになる。

明けない夜

明けない夜

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

本編2回目
見た回:本07/18 15:00→外07/20 17:30→本07/26 15:00

本編2回目で最初に思ったのは、本編の構成がかなり変わったということ。
ストーリーは一緒なのだが、順番を入れ替えたり、効果音・照明が付け加えられたり、あるシーンでの登場人物が増えたり、新しいシーンが増えたり、まるで別の公演かのよう。

例えば、最初は夫婦2にで誘拐犯から電話がある場面から始まるが、その次の場面は一度完全に暗くなった後、明るくなると本庁の刑事二人と妻の3人がいて、電話への対応方法について説明するんだったと記憶している。
でも、今回は短い間隔で暗くなったり明るくなったりしている中で登場人物が動き回ることにより状況説明がされていて、どういう状態なのかわかりやすくなった。
ジュラルミン(アルミ?_)ケースの中身がなんであるのかも1回目は良くわからなかったのだが、2回目ではお金が入っていることが理解できた。

全般に話は判りやすくなったのだが、多少説明的になったり、同時に板の上にいる人が増えたため、ひとりひとりの登場人物のふるまいをじっくり見るのが難しくなったように感じた。1回目は登場人物をじっくり見て、これは何を意味しているんだろうかと一生懸命考えてみてもなかなか状況が見えなかったのだが、2度目では登場人物が増え状況はわかりやすくなったが一人一人の登場人物をじっくり見るのが難しくなった。

どちらがいいのかは議論があると思うが、私は1回目の方が好みだったりする。

終演後に、まだ疑問に思うことのうち2点を中村さんに直接尋ねてみたが、外伝で説明されているということだった。そこそこ注意深く見てたつもりだったんだけど、見てもきずかなかったり忘れてしまうことってやっぱりあるんだ。
もう一度外伝を見たくなったが、別の予定があったため泣く泣く会場を後にした。

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