音楽劇「トリツカレ男」 公演情報 アトリエ・ダンカン「音楽劇「トリツカレ男」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    原田郁子最高
    「音楽劇」と銘打つだけあって、普通の芝居とはもちろんミュージカルともまた違うテイストの舞台でした。私の印象としては、アルバムのプロモーションビデオの生収録現場に立ち会った感じかな。
    原田郁子がこのステージ上でどういう役割を果たすのか非常に興味がありましたが、第1幕、第2幕の最初と最後に曲を披露したのを始め、要所要所で音楽を披露し、言葉の代わりにピアノで会話し、またストーリーが進むにつれ役者さんとしての役割が徐々に強く出され、見事にヒロイン役を務めてくれました。
    私の座席はちょうどピアノの椅子の正面で原田さんはそのあたりにいることが多かったのもラッキーでした。

    芝居としては、最初の15分くらいはワンパターンの繰り返しに感じ正直退屈に感じましたが、その後はどんどん面白くなっていきました。銀河劇場で行われる公演としては比較的少ない人数で、主要キャスト以外の人達がさまざまな役割をこなした上で群舞まで披露してくれ、なかなか見事でした。

    見たあとに思ったのは、空間の使い方がものすごく工夫されているのと、ねずみの人形の動かし方がかなり高度にトレーニングされているのではないかということ。セット転換は多いのですが、暗転が少なく、セットの移動も出演者が薄明るい中でやるのですが、それもちゃんと演出されていて舞台のワンシーンとして組み込まれていたと思います。

    私の見た日は、本編終了後、原田郁子さんと青柳拓次さんとによる30分程度のミニライブもあり、もうお腹いっぱいになるくらい堪能してきました。

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    2009/09/12 08:57

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