れいの観てきた!クチコミ一覧

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『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

うれしい悲鳴
見逃して後悔していた大爆破公演の再演ということで、とても楽しみにしていました。いつも難解な広田さん脚本なのに、いつになく分かりやすい構図やストーリーで、逆にびっくりしてしまいましたが、その分舞台上の様々ファクターを余裕を持って楽しめて良かったです。ヒロインの藤松さんはフレッシュで素敵でしたが、彼女との二人のシーンで「受け」を演じていた百花亜希さんが素晴らしく・・・彼女の演技のヒロインも観てみたいななんて思いました。あとやっぱり中村早香さんの小動物演技は全部視線を持っていかれますよね。ある意味ズルいw

Hello Wedding

Hello Wedding

幸野ソロ

ワーサルシアター(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★

演劇に求めるもの
は、人それぞれだとは思いますが。私は作家さん独自の感性や感覚に唯一無二を見出せないとその演劇を観たことに喜びを感じないのだなぁ、と。結婚とは何か、人を愛するとは何か・・・その答えが既に多くの人が実感しているごくごく一般的な結論であったこと、そしてその表現手法が特に心に引っ掛かるものでなかったことがちょっと残念でした。でも、縄田智子さんが演じる作家の葛藤を見て、こんな風に答えが見つけられずに書き始めても作品とともに成長していくのが作家の姿なのかもしれないと思ったこと、そして受付や場内案内のスタッフさん達がにこにこしていてとても感じが良かったことが心に残っています。

移動するプリズン

移動するプリズン

劇団スパイスガーデン

千本桜ホール(東京都)

2013/10/29 (火) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★

劇団初見です
昼ドラで一際輝いていた柾木玲弥くんの生の演技を観たくて足を運ばせていただきました。脚本演出はとくお組の徳尾さんということで、お名前は伺っていたものの観たことのなかった作家さんだったので、今回チケプレをいただいて拝見できてとても嬉しかったです、ありがとうございました。

ネタバレBOX

まず柾木玲弥くんですが、佇まいの美しさや存在感が秀逸で、この先大きな舞台で大活躍する日も遠くないんだろうなぁなんて思いました。若干18歳、その冷静で儚げな魅力の少年に年長の劇団員さん達が大人げなく翻弄されるという構図が面白かったです。

でも正直に書いてしまいますと、脚本・演出が役者さん達の魅力や実力を充分に引き出せていなかったかなぁ、と。実力のある劇団員さん達、そして大きな伸び代を感じる柾木くん・戸塚くん・・・もっともっと出来るはずの人達に見えましたので、思い切り大胆に扱って欲しかったです。トリックもほとんど予想が付いてしまったり、クライマックスでは寝転がっての後方席の人が見難い演出だったりして、あまり気持ちが乗らないまま役者さん達の元々の魅力以外に目を引くものがなかったのがちょっと残念でした。

でも柾木くんの演技を生で観られて本当に良かったです。彼が初めて舞台に姿を見せた途端、空気の色が変わりました。劇団員さん達の「受け」の演技も良かったのだろうなと思います。ちなみに、「銀座のママ」のネタのときに柾木くんが笑いをこらえているところが超可愛かったです♪(その後一回吹いてましたしね* 楽しい座組なんだなと思ってほっこりしました。)
『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

『太陽とサヨナラ』
3回観た『月の剥がれる』、そしてアトリエ公演『森からの声』を観て、今回も感じた不思議な感覚・・・舞台上の空気が驚くほどクリアで、そこに精霊が宿っているような錯覚を起こす・・・つまり、役者さんの良い意味で人間臭さのない清涼感、舞台美術や照明で演出が研ぎ澄まされるその独特の透明感に、アマヤドリという劇団の魅力を私は見出しているのだななんて思いました。今回も例に漏れず理解力が全く追いつかないのですが(大苦笑)、それでも感覚的に受け取る芸術性と志の高さをひしひしと感じ、役者さん達の高い身体能力で表現される「演劇」に魅入りながら密度の高い時間を過ごせました。そして今回、劇団員の糸山さんの魅力に強烈に引かれてしまい・・・目がハートマークに(笑) こんなに素敵な方だったのですね・・・ビジュアルも演技も役柄も、全てが私好みでした*

ネタバレBOX

糸山さんの演じた「シャイ」。その魅力にずっと心を温められています。ミディアムの淡い金髪に蛍光グリーンのメッシュ(このヘアメイクが最強に素敵*)、細くて長い手足を以って「謎の生命体」を表現する人間離れした身体能力・・・そして、暗い照明の中ずっと淡いオーラのような光を放つ姿にずっと釘づけ。今人さん演じるタクシードライバーの前だけで口を開き、それがあまりにツンデレすぎて、女心を壮大にくすぐってくれました(笑)

そのシャイの正体は、太陽。太陽の絶対的なパワーへの憧憬を謳った笠井さんのモノローグに心が震え、こんな風に、好きな人(シャイに似ていて、太陽のような人です(小声))への思いを綴りたいと胸が熱くなりました。

そして沼田さん&洋平くんのコンビも魅力的(性的な意味で(笑))だったり、美甫さんのビッチなのにカッコいい娼婦にも憧れたり、いつになくキャラクターの魅力が際立った作品でした。小角さんも、シャイを抱きしめる場面がすごーく可愛かったです。あんな風にシャイと心を交わしたいな。蹴られるのはイヤだけど(笑)
ラフレシア

ラフレシア

白昼夢

明石スタジオ(東京都)

2013/10/16 (水) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

遠い未来のメイド喫茶。
とある理由(ネタバレ欄にて)でアングラ特有の無機質さが薄まり、かといって人間とはちょっと違う異質な生命体が演技をしているようで、いつもとちょっとだけ違う白昼夢が楽しめました。ストーリーの細かい部分までは理解できていないものの、沢山の花の名前が飛び交う舞台は見た目以上に鮮やかな色合いで記憶に残っていて、ラフレシアの花言葉通り、終始「夢現(ゆめうつつ)」の気分。四戸くんのダンスが相変わらず神がかり的にカッコよく、白塗りなのにセクシー。もっと彼のダンスを観たいなーといつも思わされます。 ※3チュームたまったので次回も楽しみにしています♪

ネタバレBOX

今回は白塗りではなく、ボディペインティングの延長のようなメイク。おかげで表情が分かりやすく、アングラの香りは少し軽減していたように思います。しかし最後の松任谷由美の熱唱に象徴される、漲る生命力と存在の主張は健在。役者さん達はきっと、楽しさとともに「生きている」という実感で幸せなんだろうなと羨ましくなります。

それにしても、四戸くんがカッコいい・・・。ドレスを翻しながら踊る姿はマザーと呼ぶに相応しい神々しさ。大樹からデンドロビウムへとその呼び名が変わったときはなんだか背中がゾクゾクしました。あとなんでしょうね、上半身が美しい 笑
あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】

あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】

あんかけフラミンゴ

王子小劇場(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

サイケデリックな純愛物語。
演劇を観て、終演後にこんなに大号泣したのは初めてです。観ている途中から首から肩に掛けて震えてきて、それが徐々に降りてきて終盤には足の指先までが震えて。カーテンコール後も席を立てなくて、ロビーに出てから大号泣。心臓が痩せる思いでした。何にこんなに心を震わされたのかなと考えると、実際明確な答えは出ません。薄暗い照明の中、互いへの思いを必死に伝える恋人達の姿、妊娠を巡る様々な愛憎、それらがこちらが正気を失うギリギリのラインで、空間を斬り裂く様に表現されていて。脚本の巧みさと、困難な表現に役者さんの精神を引き上げる演出を観ていて、ああ、島田さんて物凄い天才なんだなと思い知りました。物語的に、女性としてお腹が痛くなる舞台でしたが、演じる女優さん達はもっと精神を削っていることでしょう。命懸けの舞台を見た結果が、あの号泣だったのかななんて振り返って思います。

ネタバレBOX

最初に着ぐるみで前説をする島田さん、その後に同じ着ぐるみのもさもさ頭で登場する皓太くん・・・「ああ、また元カノへの未練たらたらのお話なのね」なんて思ったのが大間違いで、序盤こそそんな流れで始まったものの、同じ言葉を何度も繰り返す果てしないサイケデリックな愛の物語へと展開する様に、壮大なミスリードをさせられたことに気付いて、なんだかしてやられた感(笑)

主人公は、母親を難産で亡くした男。その死のきっかけになり障がい児として産まれた妹を憎み、首を絞めながらも勃起をする小児性愛者であるため、恋人(あかり)が女児を産むことを恐れてセックスが出来ずにいる。しかし、心の底からあかりを愛していて、セックス以外なら何でもするからと懸命に愛を伝えるけれど、あかりはその言葉では満たされず、セックスがしたい、子供がほしいと願い、果てはレイプのように精液を奪い、妊娠してそれが女児であったためにその子供を堕ろし、狂ってしまう・・・。

舞台上ではオーラルセックスや半裸、そして経血等のエグいシーンが続きますが、それらの刺激的な表現を陵駕するような、心が引き裂かれるばかりの二人の純愛・・・。それを見事に演技に昇華させた笹木皓太くん・井上千裕さんが素晴らしかったです。皓太くんの眼光は同世代の追随を許さない鋭さ。色々な劇団で彼を観る機会がありますが、やはりホームでの芝居が彼の良さを一番引き出してくれるなぁと感じます。

そして女性として痛みを伴うのは、やはり妊娠を巡る女性達の思い。妊娠と婦人科系の病気では口に出せない不安や悩みを抱える人はかなり多く、実際に悩んでいる方に迂闊に声を掛けられないほどのメンタル的なファクターなので、そこにLINEという現在HOTな媒体を通して描くことの難しさ・・・そこを乗り越えられたのは、内海詩野さん・大森茉利子さんを始め、やはり命を削って真実を演技に載せている方達の力が大きいなと思うのです。若干24歳の男性である島田さんがこの物語を説得力あるものとして表現できることが出来たのは、間違いなく周囲の女性達の影響かと。

あんかけフラミンゴの作品は第2回本公演から観ていますが、ここまで島田さんの作家性に焦点を当てて観させられた作品は初めてです。これからも女性に脚本を書かされ、生々しい感情を演劇にぶつける作家さんなのかもしれませんね。次回作も楽しみです!
伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

サンモールスタジオ(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

優しく壮大な物語。
ロココのドレスが目に麗しく始まった物語でしたが、現代・近未来・遠い未来へとどんどん物語が進んで行き、あまりの展開の読めなさにワクワクし通しでした。中嶋さんの決め細やかでずっと温かい空気に満たされている脚本、そして岡野さんの人間味溢れる情緒豊かな演技。今村さんの出番が多くなかったのはちょっと残念だけれど、fictionsの良さを2時間超という長い時間堪能できてとても幸せな気分でした。あの年月の中で伯爵が心を寄せた人達との愛の日々・そして別れを目の当たりにして・・・大切な人を大切にしたい、好きな人とずっと一緒にいたいと思わされて。思うに、恋人にプロポーズをと考えている人は、是非お相手とこのお芝居を観るといいんじゃないかなと思います。きっと永遠の愛を誓えると思いますよ*

ネタバレBOX

演技がとても繊細で、ルックスも素敵な人がいるなと思ったら、ポップンマッシュルームチキン野郎の野口オリジナルさんでした。以前観たときはバリバリの女装(しかも美しい)だったので、終演後に当日パンフで確認するまで野口さんだと気付きませんでした。伯爵と一緒にいるときの優しい笑顔。そして監禁されて死ぬときの、本当にやつれて息を引き取ったかのような佇まい・・・素敵でした。またその笑顔と演技を観たいと思いました。ただし素顔で(笑)
エゴ・サーチ

エゴ・サーチ

虚構の劇団

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/05 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

再演ということで
初見の方とはちょっと違った感想になります。やはりどうしても、初演との違いに目が行ってしまう。初演が好きすぎること、そして鴻上さんの作品ということでどうしてもハードルが高くなってしまうのですよね。楽しいのですけど、すごく好きな演目ですけれど。今現在に再演することの意味まで考えてしまうのはやはり演劇人として頂点に立つ鴻上さんの作品だからこそなのでしょう。いや、でもやはり初演で6回通った作品でした。好きでした。初演と変わった部分と変わらなかった部分への雑感はネタバレ欄に。

ネタバレBOX

まず、脚本・演出は細かい時事ネタを除いて全く変わっていませんでした。劇団員の配役も。セットや役者さんの立ち位置も。そして劇中で使われる音楽や写真までも。なのでまるで3年前にタイムスリップしたかのようでした。
しかし大きく違ったのは、やはり演技力。特に晶ちゃんと小沢くんが凄まじく達者になっていて(初演も凄かったのに!)余裕さえ感じて頼もしかったです。晶ちゃんは初演でコメディエンヌとして新境地を開くことに相当苦労したとの印象がありましたが、3年経った今ではその分野の演技をすっかり自分のものにしていてとても楽しそうでした。小沢くんもより存在感に深みと厚さが増して・・・今思うと初演はテクニカル優先だったキジムナーの演技が、今は小沢くん自身がキジムナーそのものになっている感があり、その立ち姿のオーラの違いに目を見張りました。

ただ、客演さん達の部分は・・・私が初演のキャストが好きすぎるせいも大きいと思いますが。山崎くん&古河さんのペア、そして綾乃ちゃんの緻密な演技、奈津季ちゃんのスタイル抜群でキレのある演技には少し及んでない気がします。まだまだ初日なのでどんどん上がって行く事を祈って、また観に行きます!

※初演の山崎くんと古河さんのクライマックスは圧巻でした。数秒ごとに切り替わる過去と未来。持続する緊張感。役者さん、そして演劇そのものへの力をヒリヒリと感じるシーンでした。そして驚いたのは、キスシーン。再演では笑いが起きていて、屋上での、佐伯の気持ちの誤解のときにも笑いが起きていたので驚いてしまいました。それはやはり、初演との緊張感に温度差があったからなのかなぁ・・・。鴻上さんの演出の狙いは全く変わってなかったと思うのですけどね。

※あと、さほちゃんがびっくりするほど女らしくなってしまったので、同じ役なのに全然印象が違いました。無邪気な元気さが抑えられて、なんだかとても可哀想な印象に。

※杉浦くんは金髪にしたと同時にキャラが自然に変わってました。そしてギターがめっちゃ上手くなってましたw 確か初演の頃はギターを始めたばかりで死ぬほど練習をしたと言ってた気が。もうすっかり慣れたものでした 笑
保健体育

保健体育

20歳の国

王子小劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

めんどくさいけど愛おしい。
20歳の国の魅力は、誰にでも楽しめるキャッチーな作風なのかな、と「花園」に続いて2度目の観劇で思いました。高校生の女の子+保健の先生と、その同級生から先生に至るまでの男性達との恋愛群像劇。誰もが通る人生初期の恋愛特有の面倒くささや切なさが満載のお芝居に、終始心臓がときめきっぱなし。思うに、女の子ってやっぱり早熟だな、と。ウサギのように発情しっぱなしで、寂しくて死にたくないから浮気しちゃう。それに翻弄される男性達。5人の女優さん達の個性的な魅力で舞台がキラキラと輝く中、同時に男性の役者さん達が多少しょんぼりして見えたのは演出として成功だと感じました。

ネタバレBOX

私はもういい大人なのですが、面倒くさい恋愛は自然と(というか敢えて)避けてしまってて。恋愛は楽しいものだと思ってるし、面倒なことにはなりたくないので(苦笑)、気付いたら合理的な恋愛しかしてない。出会って愛し合って別れて・・・を繰り返す度に、傷付くことを避けるために、言葉や行動にこだわることのナンセンスさを身に覚えさせてしまってるんですよね。「あのときああ言ったでしょ」とか「なんであのときあんなことしたの」などと相手を責め立てることは無意味どころか逆効果。・・・だからこそ、そんな風に口にしてしまう恋愛人生初期の頃の彼女達に、懐かしい愛しさを覚えるのです。二股掛けたり浮気したりしても、恋愛がすべてで全力を掛けられているならそれは純愛。観ていてとてもピュアな気持ちになってしまう。これからどんどん大人になっちゃうけど、こんな頃の自分が愛しいといつか思えるよ、今のうちにいっぱい恋愛していっぱい傷ついて、心の豊かな美しい女性になってねとエールを送ります。

女優さん5人とも自分の役を魅力的に演じてらして素敵でした。中でも川田智美さんがすごーくすごーく可愛かったです。長井短ちゃんの魔性は観る毎に増していく気がします。大人の美女に脱皮する頃にはきっと震えるほどの魔性を発揮すると思うのでそれが楽しみ。

男性の役者さんでは、斉藤マッチュさんの繊細でキレのあるSな演技に、「花園」同様釘付けになってしまいました。演出家として大好きな池亀三太さんのがっつりとした役者の姿も堪能。まさかの男子高校生役、ピュアな役柄の演技で可愛かったです。

そしてフライヤーではめっちゃトガッてカッコいい姿を見せてくれた竜史さんが、素朴・・・というかちょっとキモい役でした(笑) 竜史さんの作演出は早くも「間違いなく面白い」との信頼感があります。なぜが「花園」を見る前からその予感はありました。カトウリョウさんのフライヤーデザイン効果もイメージ戦略として大きいかと。色のセンスとかとても好きで、フライヤーを見るだけで観たい気持ちが何倍にも膨らみます、素敵。

あああととても大事なこと・・・えっちでした!笑 キス多発しかり、暗闇の声しかり・・・ドキドキしっぱなしでした笑 素敵なお芝居をありがとうございました。
東京に氷河期が来るって本当ですか?

東京に氷河期が来るって本当ですか?

ツリメラ

morph-tokyo(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/09/27 (金)公演終了

満足度★★★★★

これでもかというほど
楽しんでまいりました!普通にクラブのノリで(笑) ツリメイクの人達がいっぱいで(もちろん私も♪)、魅力的なツリメラの姉さま方のアート(音楽やビジュアル)を通してその場の人達と繋がる一体感・グループ感が素晴らしく。バンド(悪い芝居の人達!)に歌にダンスにとエキサイティングな時間を過ごせてめちゃくちゃ楽しかったです♪ちなみに私はGASAGASAさま推し。友人(♀)がKIRAKIRAさまに恋をしています。ヒールで踏まれたいと言ってました(多分本気)。

ネタバレBOX

面識ないのに「ジョー!」「キリアン!!」と叫んでいたのは私ですw ごめんなさいm(_ _)m

あと、すぐ後ろで玉○玲○さんがずっと大騒ぎしていて面白すぎw

そして開演前から終演後まで踊り狂うこ○けけ○こさん・・・可愛かった笑
3団体合同コント公演

3団体合同コント公演

モラトリアムパンツ×PLAT-formance×たすいち 3団体合同

新宿眼科画廊(東京都)

2013/09/25 (水) ~ 2013/09/28 (土)公演終了

満足度★★★★

合コン!
何も考えずに笑った・・・と言いたいところですが、たすいちが面白すぎて目を見張って観てしまいました。主演の野澤太郎さんの演技力が凄い。たすいちは良い意味で学生演劇ぽさを感じるのですが、野澤さんはなんだか「プロ」を感じました。見た目は地味なのに(役柄で)演技がそこはかとなく垢抜けてて、凄い役者さんだなーと思いました。なんだか普通に演劇を観てしまった気分です(笑) そしてプラフォは安定の面白さ。お初のモラパンは濃かった・・・笑 キャラが 笑

ネタバレBOX

アフターイベントは目崎さん・吉田さん・かおりんのお料理対決。これがどれもめっちゃ美味しくて、お酒も振舞われて大盛り上がり。すごーく楽しくて美味しい時間を過ごせました。

ちなみに、ちらちらと見聞きする「身内感が強い」との感想ですが・・・私の観た回は全然そんなことなかったです。そのときの観客によるのかなぁと思いました。笑いって制御できないし、どこが観客のツボに入るか分からないし。難しいですよね。
What will you bet Next ?

What will you bet Next ?

神保町花月

神保町花月(東京都)

2013/09/25 (水) ~ 2013/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

役者さん+芸人さん。
すごーく楽しかったです☆ 上演中も終演後も、ずっとずっと笑顔。幸せな気分をもっと味わいたくて結局4回観ちゃいました(*^-^*) 堀越涼さんのコンビニ店員米田くん、可愛かったなぁ** 幸せ幸せ*** 米田くんLOVE***

ネタバレBOX

と、表層的でアホっぽい感想を書いておきました(笑) これでいいと思うのですよ。みんな笑顔でみんな幸せ。笑顔は世界を救うと本気で思います。

作演は現在活動休止中の「コメディユニット磯川家」のホッキーさん。いつか観たいと思いながらまだ観れず、コメフェスも帰省で観れなかったのですが、ようやく観ることが出来ました*お笑いの舞台でも地に足を着けたドラマをちゃんと創り上げているので安心して楽しめました。

キャスト6人のうち2人が芸人さんということでしたが、そのお2人のアドリブ力や勘の良さは素晴らしかったです。多分、芸人さんと役者さんがお互いの良いところを吸収して、相乗効果で自然に盛り上げていけたんだろうななんて思いました。

一番ハッとさせられたのは、千秋楽の「本物のドラえもん」。押入れを空けた途端、あれ?何かある・・・と思って。2回目に押入れが開けられたときには、グランジさんのドラえもんが本物のドラえもんのぬいぐるみを持ってて。その演出の鮮やかさに、思わず声を上げてしまいました。カーテンコールで涼さんが「これに降霊すればいいじゃんね(笑)」と言ってましたがほんとその通りで、そこは千秋楽だからこそできるお遊びなんですよね。笑

毎回演出が変わったりアドリブやハプニングを楽しんだり。その楽しさに、ああこれがお笑いの舞台の魅力なんだなと気付かされました。リピーターが多いのも納得です。

あ、あと。照明が自然なのにそこはかとなく美しくて、最初に玄関で放置プレイをされる米田くんがとてもとてもキレイでカッコ良かったです*ご自身はあの姿を観られないんですよね、なんかもったいない。。見せてあげたい(笑)
『起て、飢えたる者よ』ご来場ありがとうございました!

『起て、飢えたる者よ』ご来場ありがとうございました!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/09/19 (木) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

あの革命は何だったのか
社会派の劇団を観るときは「理解できるかな、楽しめるかな」という不安を抱くのですが、いつもながら劇団チョコレートケーキはその不安を払拭して芝居にぐいぐいくと引き込み、ついにはここが劇場であること、目の前で繰り広げられているものが演劇だということを忘れさせてくれる・・・。今回はあさま山荘事件をベースに「あの革命は何だったのか」を、緻密で硬派でありながら実に理解しやすい脚本と演出で表現。描かれる一人一人の人間の、心と行動が重なり合って更に動いていく様は圧巻。中でも、オルグされた人質の主婦(渋谷はるかさん)が逮捕された女性指導者さながらに思想を主張する様、彼女の存在で革命家達の心の武装が解かれて乱れていく過程は、こんなに緻密な作劇が可能なのかと舌を巻きました。役作りのためにダイエットをした岡本篤さんの葛藤を秘めた演技も素晴らしく、カーテンコールでの熱い拍手にも納得の極上のお芝居でした。

ネタバレBOX

敢えて下世話な書き方をしますが、岡本さんと渋谷さんのラブシーンには「萌え」。突然、頬に手を添えてのキス(してないかな?角度的に見えず)の後に岡本さんの「痴漢行為を自己批判します」。心の中できゃあきゃあ言ってしまいました(笑) 深谷さんの「・・・意義なし。」にもキュン。これ流行らせたいですね(笑)
【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】

【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】

ロ字ック

シアター風姿花伝(東京都)

2013/09/14 (土) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

死ぬほど楽しくて、死ぬほど幸せ。
15日にフル参戦で今年は終わり・・・のはずが、16日夕方にTwitterで来年の開催がないことを知り、衝動的に家を飛び出しました。台風の影響で2時間押しでの開演だったので2日目もフルに近い参戦。沢山の演劇を観て、沢山の人達と触れ合って。美味しいかき氷や焼きそば、もちろんお酒も堪能して。スタンディングフロアやロビーやトイレ(笑)で、感動を分かち合って。中でも、この上ない一体感で盛り上がったロ字ックのライブさながらのグランドフィナーレは、観劇史上最もエキサイティングな思い出となりました。この規模のフェスをトラブルも怪我人もなく乗り切った山田佳奈さん初めスタッフさん達の手腕には去年同様惚れまくり。この場をお借りして心からの感謝を☆(普段私を楽しませてくれる側の素敵な役者さんたちと客席で大騒ぎできたのも素敵な思い出です*)

ネタバレBOX

2日間で10演目観ましたが、お気に入りは「あんかけフラミンゴ」。一見はちゃめちゃでありながら、水や布の使い方が実によく計算されてる。時間が短くシンプルなだけに、センスの良さが伝わってきました。まあ、観ているときは最前列だったので、レインコートを着て飛んでくるあんな液体やこんな液体に大騒ぎをしていたのですが(笑) フェス感たっぷりで楽しかったです。そしてそばかすが魅力の酒井桃子ちゃんがとてつもなく愛らしかったです*観ているとキスしたくなるピュアなお芝居、でも最後はウ○・・・いや、カレーが飛んできて大惨事でした 笑

やはり大好きな「あやめ十八番」は、心の琴線に引っ掛かってしまいました。観るときいつも心臓に負担がかかるのは、好きすぎるからなんだろうなぁ。座ってじっくり観たいお芝居でした。あと、堀越涼さんの表現したいことを考えると、もう少し時間が欲しいな、と。

そして「ロ字ック」。小野寺ずるちゃんのキレっぷりがあまりに凄まじくて惚れる(笑)スタッフの宮原さん含め、ロ字ックの皆さんすごく魅力的。神輿に乗る山田さんの姿には感動したなぁ・・・。コールしまくりましたよ。もちろん宮原さんにもw 彼氏候補は現れたのでしょうか・・・続報待ち!

※台風のために2時間の延長を即決したことは本当に素晴らしいと思いました。延長料金かかるでしょうに・・・。演劇と、それに携わる人達(客席含め)を愛してるからこそできること。素晴らしいスピリッツです*
フォアローゼス

フォアローゼス

ゲキバカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

初・ゲキバカ。
その名前はずっと耳にしてましたので、面白いのは間違いないととても楽しみにしていました。芸術劇場の大きな舞台でも鮮やかに息づく役者さん達の垢抜け感、カッコ良すぎて口を開けて観てしまったオープニングのダンス、キレキレのアクション・・・何もかもが期待に違わず、2時間以上があっという間に過ぎてしまいました。そして絶え間なく漂うノワール感に、救いようの無い男性達の生き様が実に映えて。またこの役者さん達のお芝居を観てみたいなと素直に思いました。
欲を言えば、初日のせいかちょっと前半テンポが今一つだったり、演出がミニマムに見えたシーンがあったりしましたが、きっと回を追うごとにどんどんブラッシュアップしていくのだろうな、と。満員の客席も温かく、きっとこれからも舞台と客席との相乗効果で高みに向かう、そんな予感のする素敵なお芝居でした。良い劇団とまた出会えました、ご縁をありがとうございました。

ネタバレBOX

・覆面+上半身裸で弾くベースの生演奏に載せたアクションがめちゃくちゃカッコ良かったです。身体能力の高い役者さんばかりで、ダンスも殺陣も痺れまくり。

・海賊ハイジャックで拝見していた伊藤亜斗武さんがエンターテイナーとしての才能を発揮していて、キレキレのアクションにずっと見入ってました。海賊のときはどちらかというと「キャラ萌え」だったのですが(笑) 今回は役者さんとして意識しました。銃を持っていない亜斗武さんも観てみたい、です。

・あやめ十八番で拝見していたウミダ氏も大海原を渡るように大舞台を悠々とこなしていました。発声が良く、なかなかのおっぱいでした 笑
RE:1k 【公演終了!】

RE:1k 【公演終了!】

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/08/30 (金) ~ 2013/09/05 (木)公演終了

脚本は珠玉揃い
太田守信さんの新作「天使はエロ本を閉じて」を観たくて行きました。その点に於いては楽しめたので満足。一見変態じみてる太田さん脚本ですが、実は至極真っ当で、どんな課題を与えられても根底で人間の妙を描き、かつ自身の世界観を打ち出すことが出来る器用な作家さんだと思います。こういうタイプの職人的脚本家さんってほんと好きなのですよ。演じている役者さん達も楽しそうだったことが印象的でした。

ネタバレBOX

5演目中、3演目は2008年のギリギリエリンギ「The Best of 1k」で拝見してます。ブラジル山田さん、トリコ米内山さん、DART'S広瀬さんといった錚々たる脚本家さん達の珠玉の名作・・・のはずでしたが、正直に書いてしまいますと、舞台に上がるにはまだまだ力の足りない役者さんが散見されたように思います。

普段小劇場での演劇や学生演劇を多く観ていますが、良い意味で伸び代を感じることはあっても技量不足による不満を感じたことがないので、今回あらすじが分からないほど演技的に未熟な部分があったことはかなり残念でした。

そんな中で感じた太田さんや山岡くん(まだ学生ですが明大アートスタジオで何度も観てたりする、)の安定感、そして気になっていた第27班の深谷晃成くんの存在がなんだか救いのようにも思えました。

※2008年のキャストが神(酒巻さん、冠くん、太田さんetc.)だったのと、照明が恐ろしいほどきれいだったことは今でも鮮烈に記憶に残っています。大木戸門編・新宿門編合わせて3回観て、素敵な思い出も多い好い公演でした。
『MOJITO』『想像』(ご来場ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

『MOJITO』『想像』(ご来場ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

BARHOPPER × MU

BAR COREDO(東京都)

2013/08/27 (火) ~ 2013/09/02 (月)公演終了

満足度★★★★

ストレートな朗読劇であるだけに
役者さんの、そして脚本家さんの力量がそのまま伝わってくる舞台でした。31日の昼夜で2回観劇。最初に各50分、10分の休憩ありとのアナウンスをいただき、朗読で50分?とちょっとクラッときましたが、始まってしまうとあっと言う間。特に「想像」では役者さんお二人は一度も席を立たないのに、空間に高さと奥行きを感じました。予想通り、小沢道成くんの存在感が秀逸。座ってからの佇まい、目の動き。口元の微かな表現。刹那刹那が実にセクシーで、ひと時も目が離せませんでした。アユムさんのテキストがこんなにも色気を帯び、小沢くんの繊細な表現力がこんなにも活きた舞台は初めてです。長年夢見てきたコラボはやっぱり素敵でした。

(違う役者さんではどのような印象になるのか興味ありましたが、残念ながらリピートする余裕無く残念です。モトキさんの「想像」も観たかった><)

ネタバレBOX

古屋敷悠(MU)×宮田智佳(トゥフロント)/MOJITO(昼の回)
桂城圭吾×まじまあゆみ/MOJITO(昼の回)
小沢道成(虚構の劇団)×渡辺まの(MU)/想像(昼・夜の回)


古屋敷さんの演技も楽しみにしていたのですが、疲れていたせいかVIP席特典のMOJITO(美味しかった♪)を飲んだら眠くなってしまい・・・ついウトウトしてしまいました、ごめんなさい。でもお二人の声はずっと響いていて・・・ラジオドラマのようで、良く言えばお手本どおり、逆に言えば今一つ心が伝わりにくい、そんな印象を受けました。

一転、夜の回ではなんだか生々しく感情が伝わってきて・・・正直、男女ともに苦手な人達だなーと思ってしまいました。不倫で慰謝料を取られる女ってなかなかいませんし・・・なんだか不幸に酔ってるようにも思えて。個人的に共感しにくい人物設定だったので、ちょっと残念。ごめんなさい。


小沢くんとまの様の「想像」は絶品。元々小沢くんの声の表現力には惚れきっていましたが、その彼と双子を演じきったまの様も凄い、と。そこはきっとアユムさんのテキストを知り尽くしている劇団員の強みなのでしょう。奇妙にシンクロする双子の愛と、そこから逸れて行くことにヒリヒリと心を痛める弟と姉との構図が絶妙でした。姉のことを考えないと性行為ができないこと、心や行動がシンクロすることは彼の全てであったろうに・・・その姉に「シンクロしてないよ」と言われることの絶望感は、「日常」が人とは違う人にしか知りえない感情なのだなと思い・・・それを演じた小沢くんはやはり素晴らしいなー、と。惚れ惚れしました。

※もしかしたら、小沢くんが泣いたのを観たのは初めてかも?いつも大きな舞台でばかり観てるので、気付かなかっただけかな・・・。こんなに近くで彼の演技を見つめることが出来て幸せでした*
被告人~裁判記録より~

被告人~裁判記録より~

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/08/27 (火) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

拍手喝采。
私が一番最初に観た劇団であり、これからも一生観続けるであろうアロッタファジャイナ。最近の、様々なものが削ぎ落とされ且つ特有のフェティッシュ感は失わずにシンプルに人間の力を伝える作劇スタイルがなんだかとっても好きで、3月の新国立劇場での「国家」同様、観ていて終始ワクワクしっぱなしでした。

今回は実験公演とのことでしたが、裁判記録そのままかと思いきや、その被告人たちの言葉を伝えるために実に効果的な演出が施されていて・・・父を殺された娘の復讐や士官学校の先輩後輩の邂逅、実際にはありえないであろう被告人と面会者との抱擁等々がこの上なくドラマチックに観る側にその心を伝えてきて。役者さんの誰もがその人物の思想を自らのものとして心身に取り入れて発する力を持つことの凄み、そんな演劇の魅力とともに実に力強く濃密な2時間を体感させてくれました。どうやら実験は大成功のようですね♪

ネタバレBOX

秋葉事件はどちらかというと弁護人の役者さんの方が被告のイメージに近かったのですが、彼ではなく笹岡くんが被告人を演じたのは・・・客席に役者さんを座らせて芝居をする演出とともに、犯罪者は私達のような「普通の人間の理解が及ばない特殊な人間」ではなく、周囲の人達と何ら変わりのない隣人であること、同じ人間なのだということを暗示していたのではないかなと思いました。

断然引かれたのはナカヤマミチコさん演じる木嶋佳苗。流れは予定調和的なものを感じたものの、男性を篭絡するその手腕にうっかり憧れそうに(滝汗) 彼女に対峙する殺された男性の娘が、徐々に「女としての嫉妬」にしか見えなくなる様が圧巻。

社会党党首刺殺事件は、恥ずかしながらこの公演で扱われなければ知ってませんでした(滝汗) できるのはずの無い抱擁に、真っ白な衣装を着た二人の純粋な思いが伝わってきて・・・ひたすらロマンチックでした。

226事件は、最初は法務官役の大森さんが凄いなぁと思って観ていたのですが、ラストの平子さんが圧巻。思想的な物は難しくて完全には理解できてないのですが、その熱意を伝える平子さんの魂の叫びに心の中で拍手喝采。いや、実際拍手していた人がいましたよ。凄かった。

平子さんの熱演からの、ジャンヌの静寂。地下牢に降りてきた神の使いがジャンヌの疲れきった精神を粛々と語らせる・・・。照明はロウソク一本。縄田智子さんの凛とした美貌が映える美しい光景でしたが、残念ながら神の使いが跪くシーンは暗すぎてジャンヌの表情が全く見えませんでした。。これは意図的なもので観る側にどんな表情をしているかを悟らせたかったのかもしれません・・・しかし、もしそうでないとしたら演出が変わるはずだと思い、リピートをしたかったのですが叶いませんでした、無念。
DULL-COLORED POP夏期講習『絶対合格人生講座』

DULL-COLORED POP夏期講習『絶対合格人生講座』

DULL-COLORED POP

スタジオ空洞(東京都)

2013/08/23 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

天才が本気で遊ぶと、
こんなにも面白い(笑) 受講したのは2日目の、理科・音楽・家庭科。急な告知だったせいか、各講座ともそんなに受講者は多くなかったものの、その分非常に密度が濃く、楽しい楽しい一日を過ごせました☆

○理科は、最強動物を当てるビンゴ&トトカルチョ。谷先生が真剣に動物を語る姿がカッコいいやら面白いやら可愛いやら(笑) 豊富な知識を披露していただいたり、面白動画を見せていただいたりして、野生動物の面白さを知りました。おかげで昨晩はYoutubeで動物動画を観すぎて寝不足ですw

○音楽は、氷結を飲みながらのガチ合唱。曲は『気球に乗ってどこまでも』『グリーングリーン』『大地讃頌』。「ピアノ下手なのだけど」と言いながらも楽譜を観ずに伴奏をこなし、おまけにセクシーなドレスでサービス精神たっぷりのなっちゃん先生がとっても素敵* ちなみに私、中学高校と合唱に燃えていて社会人になってからもアカペラコーラスを続けてまして(引越しを機に遠ざかってしまいましたが)。ガソリン(氷結)を投入しながら存分に楽しませていただきました(笑) ほんと、声を出すって気持ちいいですね*

○家庭科は、美味しいオムライスのレシピを披露しながら塚越先生が壮絶な半生を語るという・・・(ざわざわ)。これまた氷結を飲みながら、食材から男の落とし方まで(笑) 不躾な細かい質問にも面白おかしく答えてくれる先生に涙を禁じえませんでした。

ほんと、すっっっっごく楽しかったです♪これも普段圧倒的な演劇を観せてくれる人達だからこその満足感。年末の本公演も楽しみです!

※泥酔ドッヂボール見たかったなー 笑

ネタバレBOX

お酒ごちそうさまでした♪♪
木

ろりえ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

2時間があっという間
もっと観たい・・・。3時間でも観たいし、ずっとずっと客席に座って見つめていたい。そんなろりえへの愛しい気持ちが、この公演を観て益々強くなりました。案内文にあった「木」はろりえ恒例匠の技。客入れの時間にその「顔」を眺めていて、目が開いたり幹が割れたりするところを想像してました。そんな予想の斜め上を行く匠の技、クオリティの高いアレやらアレが出てくる出てくる。そんな遊び心満載の舞台上で、男女ともにキュートな役者さん達が生き生きと息づいていて・・・あまりの楽しさ、面白さ、そして切なさやら感動やらにまみれて、クライマックスの激動からずっと泣きっぱなし。シチュエーションにも絵面にもセリフにも笑わされるのに涙が絶えず泣き笑いの状態。思えば人生ってこんなものなのかもしれないな、泣き笑いの人生が幸せなんじゃないかなとしみじみ感じました。

ネタバレBOX

一人の金髪の男性(しょうちゃん)を時代別に3人の役者さんが演じるのですが、少年時代のイケメンっぷり(志水衿子ちゃん。肌も真っ白でとてもきれいでした)に比べ、青年の男っぽさ、中年になってからのムサさは何なんだ、と心の中で爆笑してましたが・・・クライマックス、目が見えなくなってしまった健ちゃん(高木健さん)に中年のヒゲデブしょうちゃん(山岸拓生さん)がキスをするシーンは、ずっと思いを馳せていた少年時代の美しいしょうちゃんそのものに見えて・・・人生を描くこと、演じることのできる方達の力量に震えました。

でもこの中年ヒゲデブ男性二人のキスは絵面が本当に汚くて(失礼、)ずっと声を出して笑って観ちゃってました。同時に涙が止まらなくて。本気で泣き笑いしてて。この感覚が「ろりえ」なんだよね、と。男性二人の全裸にしても、一人は前を隠すタオルに手を添えないから観ているこっちはハラハラ。心の中で「何故押さえぬ」と突っ込みを入れたりして、はたまた「中2に負けたんかい!」とか「ポリスの妹一瞬かい!」とか「熊くるー!」「馬きたー!」、なんなら「裏で音しすぎ!」まで(笑) 全編ずーっと途切れることのないユルさ(=大好きな奥山さんの感性)にまみれることが出来て私は今とっても幸せです*

あと今回、いつにも増して役者さんの魅力が胸に飛び込んできました。リナちゃん(中村梨那ちゃん)としょうちゃんのフェティッシュなカップルにどきどきしたり。マリアムーン先生を演じる加奈子さんは相変わらずキュート。みのりちゃんは出番は少ないものの、しっとりとした女性らしさに磨きがかかってて。他の皆さんも本当に素敵でした。

しかしそんな中で特別目を引いたのは、青年時代のしょうちゃん・・・化け物級の演技力に途中から釘付け。色気もあるし、どこの誰だと思ったら・・・21歳と聞いて戦慄。天野峻くん、名前覚えておきます・・・恐ろしい若手が出てきたなぁ・・・。

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