【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】
ロ字ック
APOCシアター(東京都)
2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しかったです☆
1日目にPlat-formanceのソロチケットで観たのですが、その場の雰囲気のあまりの楽しさに、ロ字ックのソロチケットも購入して観劇。安藤理樹さん考案のかき氷を食べて、オープニングで割られたという樽酒を飲んで。お芝居の合間には役者さん達とドリンクを飲みながら過ごして終演後は観劇仲間達と乾杯。2日目は+1観劇、心残りはとても美味しそうだったカフェメニュー(カレー、とんてき)を食べられなかったこと。とってもとっても楽しい夏のフェスを過ごさせていただきました。こんな楽しい時間を過ごせたのは、主宰やまださんのお力なんだろうなと。大変なはずなのにいつもにこにこ、情宣や観客へのフォローも細やかで、来年もまた来たいと思わされるに十分でした。
緑の指
世田谷シルク
シアター711(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/19 (日)公演終了
満足度★★★
難解でした。。
芝居全体から浮き上がるのは、巡り巡る女性の情念。情念は業(ごう)の深さなんだよな、と。根を生やし、伸びて花を咲かせ。降り注いで土に返り、また芽吹く。この上なく女性的な演劇だとは思ったのですが、いつもの世田谷シルクのお芝居に比べ、かなり難解と感じてしまいました。いつもでしたらホコリズムやフリスキーで気持ちがどんどん入り込んでしまうのですが。このように感じたのはひょっとこ乱舞の「ブリキの町で彼女は海を見つけられたか」以来で、終演後の周囲の「面白かったー」という声に、素直に自分の理解力の無さにちょっと落ち込んでしまいました。(でも世田谷シルクのお芝居は本当に好きなので、次回ももちろん観に行きます。)
ゴミくずちゃん可愛い
ぬいぐるみハンター
王子小劇場(東京都)
2012/08/22 (水) ~ 2012/08/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
ゴミくずちゃん可愛い!
池亀さん演出の北京蝶々「オーシャンズ・カジノ」に惚れ込んで、初・ぬいぐるみハンター観劇となりました。開場して、まずセットと客席の配置にびっくり。王子小劇場をこんな風に使うとは、と(万一トイレに行きたくなったらどうしようとも思いましたが(笑))。ごくごくシンプルかつ美しい地球の上で、愛らしいキャラクター達が軽快に跳ねる、そして叫ぶ。浅利ねこさん演じるゴミちゃんがひたすら可愛らしいのだけど、遠くない未来に死が待っていることでこちらの胸は切なさでいっぱい。2時間15分との事でしたが、長さは全く感じませんでした。逆に、終わらないでほしいとさえ思ったりして。純粋でスタイリッシュな演出は、若い感性を真っ直ぐに芝居に載せたといった印象で、池亀さんは間違いなく演劇界を牽引する人になるのだろうと思いました。素敵でした。ひたすら、素敵でした。
師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了
満足度★★★★
水素74%
水素さんは初見でした。3人の会話劇で師匠が男女に翻弄されての心の綱引きが面白かったことは面白かったけど、落語、関係ないですよね・・・?セットが3団体共通であったことを考えると、正直、これで3000円では高いと感じてしまいました。(他の2団体は満足度が高かったので気になりませんでしたが。)浅野さんの可愛らしさは同じ女として学ぶところが多かったです。あんな風に小悪魔チックになりたい(笑)
ちなみに、★4は水素さん単体としての評価です。企画としての評価は★1で、初心者にお勧めしないのも企画に対してです。理由はネタバレBOXにて。
師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
Mrs.fictions
持ち時間75分を攻めに攻めた作品。落語という古典をモチーフにしながら、パンクスやボカロ、果てはプリキュア(笑)で落語を語るアヴァンギャルドな攻めっぷり。もちろん中嶋さん脚本の良さである深く丁寧な人生の造形、そして言葉遊びの要素も盛り沢山。これでもかというほど濃い時間に満足です。今村さん岡野さんの演技はいつもの如く素敵すぎ。特に今村さんの、役毎に全くキャラの違うカメレオンっぷり、大好きです。
師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
ろりえ
※企画公演ということで3演目観ましたが、企画全体としての感想は後ほど。★5は、ろりえ単体としての評価です。
大好きなろりえに大好きな堀越涼さんということで期待大でしたが、その期待を遥かに超えてとてつもなくフェティッシュな舞台となっていました。全編通して漂うろりえワールド・・・それは一見無駄と思える台詞だったり(実際無駄)、なんのひねくれもない小学生並のはしゃぎようだったり(中二病は大嫌い)、そして前回の本公演以来色濃く醸し出されるようになった人生や感情の描写だったり・・・が、アホのように丁寧に描かれる末の、官能的なクライマックス。恥ずかしながら、観ていてこんなに身体中が電流まみれになった芝居は初めてです。というより、これをこえる官能の表現は考えられないほど。多分この先もう、こんな感覚を覚える舞台は無いでしょう。愛しい愛しい舞台でした、ありがとうございました。
荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】
鵺的(ぬえてき)
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/08/07 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
本公演初見です。
「視点」での短編に続き、2回目の鵺的でした。短編では心臓の中まで這いずり回られる感触に驚きを覚えたものでしたが。今回も徐々に心臓が蝕まれ、カーテンコールの頃には吐きそうになるほど息苦しい空気感に支配されてしまいました。
描かれるのは、不幸な事件をきっかけに離れ離れになった兄妹達の徐々に紐解かれる感情。人は誰でも多かれ少なかれ家庭に痛みを抱えてる筈で、その痛みを伴わずに観られる人はいないはず。
だったら自分はどうするか、どのように答えを出すだろうかと考えながら、目前の役者さん達の真摯な表情にも目を奪われて。7人の役者さんが個々の役柄をすっかり自分のものとしていて、あの集中力でよく精神的にヤられないなと驚嘆しました。
ちなみに、これから観る人には最前列はやめた方がいいよ、と言います。よほどの覚悟がないと厳しいです。私は耐えられません。このリアルさは直視出来ません。
MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて)
MU
BAR COREDO(東京都)
2012/07/23 (月) ~ 2012/07/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
アペリティフのような。
バー公演ということで、いつものMUに比べ、ライトにゆったりと楽しめました。それはアペリティフ(食前酒)のような軽めの味わいで。本家とパロディ、ヘテロな恋愛とゲイセックス、元彼に似た女の子等々。何が本物かで何が偽者か、そんな概念が観ているうちに正に「溶けていく」感覚を、ゆったりとした大人空間で素敵に楽しめました。ああきっとこのお芝居は、メインディッシュを楽しむ為のお芝居。きっとそのメインディッシュは「人生」なんだろうな、と。そんな風に思えます。
そして今回、夏コミに向けてBL原稿描き真っ最中の友達にMUを紹介したところ、普段イケメン芝居専門で観ている彼女にとっては世界が変わる芝居だったような感想を戴きました。このように心に響く芝居に出会えることは本当に幸せなことだと実感します。思えば私も最初に観た会話劇がMU。MUに出会えて本当に良かった。
組曲『回廊』
空想組曲
OFF OFFシアター(東京都)
2012/07/19 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
久しぶりの。
「ドロシーの帰還」以来の空想組曲でした。ああ空想組曲らしいファンタジーねと思いきや、サスペンスありホラーありアクションありシェイクスピアありの盛り沢山。しかし一貫して幻想的な空気感が持続した透明度の高い質感の公演。素敵でした。
涼~すずみ~水
BoroBon企画
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2012/07/15 (日) ~ 2012/07/19 (木)公演終了
満足度★★★★★
愛の変遷。
あやめ十八番「Love Potion #9」は、アコースティックギターで昭和のナンバーを歌い上げての音楽劇。10代・20代前半・後半と、主人公のそれぞれの世代での愛の変遷が甘酸っぱく、郷愁感に満ちた美しい(表面上は美しくない)ラブストーリー。
観ているうちにストーリー展開の面白さにグイグイ引き込まれていって、脚本の拡がりに舌を巻いたり、こちらの過去を抉られて痛い思いをしたり・・・凄かったです。いろいろな意味で感動しました。
あやめ十八番は今作が2作目ですが、既にユニットの「色」がはっきりと浮き彫りになっていることが素晴らしいな、と。演劇を通して何を伝えたいのか、一貫したテーマ性が芝居によって確りと提示されていて、続けて観ていくに充分な魅力があります。これからもどんな芝居で「幸せって何?」と考えさせてくれるのか、とても楽しみです。
BoroBon「阿房列車」は平田オリザさんの脚本ということで。大人の会話劇の妙で楽しませていただきましたが、オリジナル作品が観たかったなぁと思いました。若い女性役の方のファッション・・・帽子からミュール・バッグまで隙の無いヴィヴィッドな合わせが素敵でした。センスいいなぁ。
Goodnight
劇団競泳水着
王子小劇場(東京都)
2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了
満足度★★★★
初・本公演でした。
昨年15mmで短編を拝見したときに「ピュアな会話劇」という印象があったので、本公演ではどのような長編が観られるのか楽しみにしていました。蓋を開けてみると、短編でのピュアさはそのままに。トラットリアを舞台に兄弟姉妹や男女関係の繊細なエピソードが積み重ねられ、100分という時間があっと言う間に過ぎてしまう楽しく温かな物語でした。役者さんがみなキャラ立ちしていて素敵。女性達の台詞一つ一つに共感し(なぜ上野さんはこんなに女性の気持ちを的確に描けるの?と吃驚)、男性の元カノへの未練たらたらさにやたらリアルさを感じて苦笑したり。温かく流れる時間の中、心が洗われた思いでした。次回公演も観たいです。観ます。
ドロン荒野郷鉄線
白昼夢
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
まさに、死闘。
擬人化した電車達(役者さんは白塗りのアングラ)が全力で闘ってました。シュールだったりナンセンスだったりをこれでもかというほど全力で。クライマックスは神々しいほどの全力のバカで。この全力さがこの劇団のいい所なんだなと実感。受付で配られたマスクとレインコートで武装して、観ているこちらも全力で楽しみました。面白かったー!次回公演も楽しみにしています♪ ※追記あり
15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)
Mrs.fictions
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
圧倒的勝利。
昨年4月に拝見した際は、半分の団体に不満を覚えて☆3を付けたのですが、今回は文句無しの☆5。全部の団体がそれぞれの持ち味を最大限に引き出した「演劇」で、それぞれの15分を、そして全体の公演時間を実に濃密で贅沢なものに仕上げて魅せてくれました。好みはそれぞれ分かれるとはいえ、ほとんどの団体が万人の心に訴えかけてくる心にクる作品で。観客全員が楽しい気分で帰れる、素晴らしいショーケース公演でした。上演順もこれ以上ないほどの並びで。特に「あやめ十八番」→「梅棒」の流れが神。企画力の圧倒的勝利です。そしてfictionsが素敵すぎでした。
乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】
直子あんりタイタイ
CCAAアートプラザ ランプ坂ギャラリー ランプ3【四ツ谷】(東京都)
2012/06/02 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
満足度★★★★
きらきらしてました。
実力と魅力を兼ね備えた3人の女優さん達が、教室を舞台にこれでもかというほどの生命力を放っていて、3人が3人とも午後の日の光にきらきらと輝いていた素敵な舞台でした。Ustreamではいっぱい観させてもらっているタイタイさん、恥ずかしながら初めて生の演技を拝見しましたが、こんなに可愛くて底力のある女優さんはあまり観たことがないのでその存在感に釘付け。もちろん直子さんあんりさんも素敵で素敵で。ゲストの堀越涼さん岡田あがささんも含め、この役者陣で2200円は安すぎ!!いいお芝居を見せていただきました、ありがとうございました。
㐂(よろこび)
ろりえ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
憧憬。
相変わらずのナンセンスギャグ満載のろりえワールド。ずっと笑わせていただいてお腹痛いww しかしその中から浮き上がる「女の一生」に。奥山さんは心底、女性を慈しみ女性を尊敬し、女性を愛し女性を憧憬してるのだなぁ、としみじみさせられました。ろりえ大好き。何時間でも、毎日でもずっとずっと観ていたい。3時間弱という時間を感じさせない素敵さでした。
ローザ
時間堂
王子スタジオ1(東京都)
2012/05/16 (水) ~ 2012/05/29 (火)公演終了
満足度★★★★
ダブルコールでした。
新劇団員の女優さん3人+菅野さんの4人芝居ということで、前作に未消化を感じた身としては実はかなり心配でした。しばらくは確かに、うーん、と思いながら観てたのですが。後半、菅野さんが(演技的に)主導し出してからは凄い勢いで芝居が回り始め、他の女優さん達の演技まで底上げするその役者力に夢中になって観てしまいました。世莉さんの演出の狙いは伝わってくるので、前半は正直、過去に時間堂に出演した他の女優さんだったらどのように演じただろうと考えながら観てしまっていましたが、終盤の女優さん達の声の心地よさは実に心地よく胸に染み入り。やはりこの方達で全国ツアーを成功させてほしいなと思いました。それにしてもこの繊細さ。時間堂の優しさが凝縮された蒸留空間で、劇中劇に入るときの呪文にはこちらの精神も研ぎ澄まされるよう。良い演劇はやはり場所を選ばないものだなと実感しました。以前WIPを観た王子スタジオで、道路の雑音もかなり聞こえるはずですが。すっかり芝居に入り込んでしまい、当然のダブルコールに感動。
オーシャンズ・カジノ
北京蝶々
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/05/18 (金) ~ 2012/05/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
ショートバージョン。
大好きだったオーシャンズ・カジノのバージョン違いということで、これを見逃したら一生後悔すると思い、人生初の大阪遠征を決行。その価値が充分にある素敵な公演でした。役者さんが一人数役を演じ、アグレッシヴな演出で捲り上げるような展開で、ロングを知ってる身としてはアプローチの違いや数々の小ネタそしてハプニング(オビーさんのスカジャンが照明に引っ掛かるミラクルとか(笑))を楽しめたのですが、初見の人がこのスピード感に着いて来られるかなとちょっと心配。しかし演劇としてはやっぱりぶっちぎりで、短い時間でもこの座組の持つ魅力を充分に発揮していて、クライマックスでは役者力にまたもや震え。ああ大阪まで来て良かったな、と至福のうちに劇場を後にしたのでした。心配を差し引いても超満足で★MAXです。1ヶ月に及ぶオーシャンズ・カジノ、本当に本当に楽しくて幸せな公演でした。ありがとうございました!今では早々に購入したDVDをヘビロテする毎日です。
LINX’S-04-
演劇ソリッドアトラクションLINX’S
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/05/18 (金) ~ 2012/05/21 (月)公演終了
満足度★★★★★
企画力!
個人的に人生初遠征の舞台だったのですが、その価値が充分にある素晴らしい企画でした。時間の都合でBチームを一回観ただけだったのですが、参加団体の本気度がどこもMAX。持ち得る時間の中で劇団の持つ魅力や実力を発揮していました。いやそれにしても、これだけの企画がプロではなく「観劇おじさん」の仕業とは。自分の取り憑かれた演劇の魅力を伝えること、その思いだけに特化した企画力が沢山の人の心を動かすのだなと実感。とても楽しい時間を過ごせて満足です。秋には東京でも開催してくれるそうなので首を長くして待ってますね。
オーシャンズ・カジノ
北京蝶々
王子小劇場(東京都)
2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
7回観ました。
初日を観劇後、欲するままに予約を追加し最終的に7回観劇。2週間というロングランの中、役者さんもスタッフさんも疲れなど微塵も見せず、全くブレないハイクオリティの芝居で毎回楽しませていただきました。2~3日に1回は観に行っていたので毎日毎日このお芝居のことばかり考えていて。毎回のようにクライマックスの緊張感に震えて泣いたり。少しずつ調整が入って驚くほど違う温度で芝居が動くのを目の当たりにしたり。ああ演劇って素晴らしい。人間ってここまで人を楽しませることが出来るんだ、って感動しきり。美しい照明とエキサイティングな音楽の中、自在に跳ね回る役者さん達のキラキラと輝く姿を思い出すと、幸せで胸がいっぱいになります。こんなに素敵な日々を過ごさせてくれた方達に心からの感謝を。間違いなく私の中で最高の舞台です!楽しい時間をありがとうございました。★は10個で(笑)
FIRELIGHT
たすいち
吉祥寺シアター(東京都)
2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
初日に観ました。
セットや音楽の素晴らしさには驚いたものの、全体的には吉祥寺シアターという広い空間に演出が追いついてないという印象を受けました。最後列で観たのですが、若い役者さん達の「伝える力」に明らかに差があって。特に会話の部分では、台詞が聞こえづらくハラハラしたことが何度もありました。こう言っては何ですが、小劇場そのままの演出プランのように感じ・・・小劇場で観たらまた違ったのかもしれませんが、大きな劇場である以上、その利点をフル活用して魅せてほしかったなと思いました。
しかし皆さんの感想を読むと、回を追うごとに著しく良くなったのかなという印象もあり。たすいちという劇団は、愛されて伸びる劇団なのかもしれないな、と。かく言う私も、目崎さんの温かい人柄は素敵だと思ってて。だからこそ正直に書いてみました、すみませんm(_ _)m