れいの観てきた!クチコミ一覧

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【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】

【全日程終了!!!】鬼FES.2012【ご来場有難う御座いました】

ロ字ック

APOCシアター(東京都)

2012/08/24 (金) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったです☆
1日目にPlat-formanceのソロチケットで観たのですが、その場の雰囲気のあまりの楽しさに、ロ字ックのソロチケットも購入して観劇。安藤理樹さん考案のかき氷を食べて、オープニングで割られたという樽酒を飲んで。お芝居の合間には役者さん達とドリンクを飲みながら過ごして終演後は観劇仲間達と乾杯。2日目は+1観劇、心残りはとても美味しそうだったカフェメニュー(カレー、とんてき)を食べられなかったこと。とってもとっても楽しい夏のフェスを過ごさせていただきました。こんな楽しい時間を過ごせたのは、主宰やまださんのお力なんだろうなと。大変なはずなのにいつもにこにこ、情宣や観客へのフォローも細やかで、来年もまた来たいと思わされるに十分でした。

ネタバレBOX

・Plat-formane「SPIDER/TURNTABLE」

笑いとスタイリッシュさを兼ね備えた高密度の芝居。死んで反復地獄で生きる(?)男がDJ(神様)の奏でる音楽の中、それと知らずに堂々巡り。現世も同じかもなぁなんて思わされました。ターンテーブルの上で蜘蛛の糸に翻弄され続けてます、私。
そして選曲がとても良く、クラブ感覚でアゲアゲ。フェス感たっぷりで素敵でした。


・ロ字ック「ぶらぶらぶら」

水着で騒ぐ女の子たち(うち、オカマ一人)。ブラを作る会社で働く彼女も達の「おっぱいとはなんぞや」との話。結局、おっぱいの大きさなんて気にしなくていいよーなんて言う軽い話なのだけどこれが実にフェスっぽくて楽しかったです。
最後はダイソーの300円ブラが客席に撒かれ、みんなそれを振り回してのブルーハーツ大合唱。ライブみたいでめっちゃ楽しかったです♪


・+1(たすいち)「ペルソナ・サークル」

8人の役者さんが、11人の村人をシャッフルして演じる芝居。一橋純平くん始め実力のある役者さんたちの力を堪能。目崎さんの脚本演出は役者を育てることに注力してて、その熱意が伝わってきて素敵でした。
それにしても、笹木皓太くんってこんなに力があったのかと戦慄。これからも注目していきます。
緑の指

緑の指

世田谷シルク

シアター711(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★

難解でした。。
芝居全体から浮き上がるのは、巡り巡る女性の情念。情念は業(ごう)の深さなんだよな、と。根を生やし、伸びて花を咲かせ。降り注いで土に返り、また芽吹く。この上なく女性的な演劇だとは思ったのですが、いつもの世田谷シルクのお芝居に比べ、かなり難解と感じてしまいました。いつもでしたらホコリズムやフリスキーで気持ちがどんどん入り込んでしまうのですが。このように感じたのはひょっとこ乱舞の「ブリキの町で彼女は海を見つけられたか」以来で、終演後の周囲の「面白かったー」という声に、素直に自分の理解力の無さにちょっと落ち込んでしまいました。(でも世田谷シルクのお芝居は本当に好きなので、次回ももちろん観に行きます。)

ゴミくずちゃん可愛い

ゴミくずちゃん可愛い

ぬいぐるみハンター

王子小劇場(東京都)

2012/08/22 (水) ~ 2012/08/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

ゴミくずちゃん可愛い!
池亀さん演出の北京蝶々「オーシャンズ・カジノ」に惚れ込んで、初・ぬいぐるみハンター観劇となりました。開場して、まずセットと客席の配置にびっくり。王子小劇場をこんな風に使うとは、と(万一トイレに行きたくなったらどうしようとも思いましたが(笑))。ごくごくシンプルかつ美しい地球の上で、愛らしいキャラクター達が軽快に跳ねる、そして叫ぶ。浅利ねこさん演じるゴミちゃんがひたすら可愛らしいのだけど、遠くない未来に死が待っていることでこちらの胸は切なさでいっぱい。2時間15分との事でしたが、長さは全く感じませんでした。逆に、終わらないでほしいとさえ思ったりして。純粋でスタイリッシュな演出は、若い感性を真っ直ぐに芝居に載せたといった印象で、池亀さんは間違いなく演劇界を牽引する人になるのだろうと思いました。素敵でした。ひたすら、素敵でした。

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★

水素74%
水素さんは初見でした。3人の会話劇で師匠が男女に翻弄されての心の綱引きが面白かったことは面白かったけど、落語、関係ないですよね・・・?セットが3団体共通であったことを考えると、正直、これで3000円では高いと感じてしまいました。(他の2団体は満足度が高かったので気になりませんでしたが。)浅野さんの可愛らしさは同じ女として学ぶところが多かったです。あんな風に小悪魔チックになりたい(笑)

ちなみに、★4は水素さん単体としての評価です。企画としての評価は★1で、初心者にお勧めしないのも企画に対してです。理由はネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

ろりえ→fictions→水素、の準で拝見したのですが、ろりえの時点で何かがおかしいと感じ、fictionsで楽しかったと同時に怒りがわいてきました。客席がガラガラなんですよ。ろりえもfictionsも、本公演だったら連日満席なのに。

そう言えば、同時期の他のフェス的公演に比べ、全くと言っていいほど宣伝を目にしない。中井美穂企画と謳っていながら、中井さんの役目は何だったのでしょう。お題を出して感想を言うだけ?落語をお題にして観客と演劇界に何を提示したかったのですか?この企画の意義は何ですか?

・・・3劇団通して観ても、それは全く伝わってきませんでした。せっかく素敵な劇団・素敵な役者さん・素敵な作品の集まりなのに、何でもっと沢山の人に見てもらう工夫がなされていないのか。ろりえもfictionsも大好きな劇団なだけに悔しくて悔しくてたまりません。通しでも7500円という高いチケット価格にも驚きましたが、某チケットサイトで激安価格で売られていたことにも愕然。なんかこう、もっと大切にしてほしいです・・・。
師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

Mrs.fictions
持ち時間75分を攻めに攻めた作品。落語という古典をモチーフにしながら、パンクスやボカロ、果てはプリキュア(笑)で落語を語るアヴァンギャルドな攻めっぷり。もちろん中嶋さん脚本の良さである深く丁寧な人生の造形、そして言葉遊びの要素も盛り沢山。これでもかというほど濃い時間に満足です。今村さん岡野さんの演技はいつもの如く素敵すぎ。特に今村さんの、役毎に全くキャラの違うカメレオンっぷり、大好きです。

ネタバレBOX

小見さんのツンデレっぷりがすごく可愛かったです(なんて言ったら「殺すぞ」と言われそう(^-^;))薔薇柄の浴衣もとても素敵で、あれ、着たい(笑)

早期予約特典でいただいた台本「天使なんかじゃないもんで」、『日本の問題』で観てかなり好きだったので嬉しいです。いつかDVDも売ってくださいな♪
師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

師匠の部屋(上演終了しました。ご来場、誠にありがとうございました。)

アリー・エンターテイメント

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/08/15 (水) ~ 2012/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

ろりえ
※企画公演ということで3演目観ましたが、企画全体としての感想は後ほど。★5は、ろりえ単体としての評価です。

大好きなろりえに大好きな堀越涼さんということで期待大でしたが、その期待を遥かに超えてとてつもなくフェティッシュな舞台となっていました。全編通して漂うろりえワールド・・・それは一見無駄と思える台詞だったり(実際無駄)、なんのひねくれもない小学生並のはしゃぎようだったり(中二病は大嫌い)、そして前回の本公演以来色濃く醸し出されるようになった人生や感情の描写だったり・・・が、アホのように丁寧に描かれる末の、官能的なクライマックス。恥ずかしながら、観ていてこんなに身体中が電流まみれになった芝居は初めてです。というより、これをこえる官能の表現は考えられないほど。多分この先もう、こんな感覚を覚える舞台は無いでしょう。愛しい愛しい舞台でした、ありがとうございました。

ネタバレBOX

官能と言っても、涼さんが直立不動で情事を語るだけなのですけども。その感情表現が素晴らしく、そこに至るまでの物語の紡ぎ方が丁寧だったので驚くほど想いがシンクロしてしまいました。同性愛に限らず、口に出せない恋愛(片想いとか、不倫とか)の切なさは万人が知る感情。震えました。浴衣姿の涼さんがとてつもなく可愛かったです。本当にはちみつの匂いがしそう。

梅舟さんの良さはもう十分分かっていましたが、今回みのりちゃんのしっとり感がとても印象的で魅入ってしまいました。二人のやり取り・・・特に姉の師匠と妹それぞれの愛を併せ持つための葛藤には涙。

ケントさんは中井さんを爆笑させる役でしたね。個人的には、「女優」に続き、ポリス役だったのが嬉しかったです。
荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】

荒野1/7【全日程終了・ご来場いただきました皆様ありがとうございました!】

鵺的(ぬえてき)

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/08/07 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

本公演初見です。
「視点」での短編に続き、2回目の鵺的でした。短編では心臓の中まで這いずり回られる感触に驚きを覚えたものでしたが。今回も徐々に心臓が蝕まれ、カーテンコールの頃には吐きそうになるほど息苦しい空気感に支配されてしまいました。

描かれるのは、不幸な事件をきっかけに離れ離れになった兄妹達の徐々に紐解かれる感情。人は誰でも多かれ少なかれ家庭に痛みを抱えてる筈で、その痛みを伴わずに観られる人はいないはず。

だったら自分はどうするか、どのように答えを出すだろうかと考えながら、目前の役者さん達の真摯な表情にも目を奪われて。7人の役者さんが個々の役柄をすっかり自分のものとしていて、あの集中力でよく精神的にヤられないなと驚嘆しました。

ちなみに、これから観る人には最前列はやめた方がいいよ、と言います。よほどの覚悟がないと厳しいです。私は耐えられません。このリアルさは直視出来ません。

ネタバレBOX

演技派揃いの役者さん達の確りした芝居を踏まえて、その全てを凌駕してゆくハマカワさん。登場した頃から彷徨う視線の意味を捉えたくてその儚い姿に釘付けになってしまいましたが、トラウマと絶望を語りだす様に戦慄。静かながら凄まじかったです。

個人的にはハマカワさん復活祭のような気分でもあったけれど。1年ぶりの彼女は、ブランクを感じるどころか、何かを乗り越えた強さを奥底の方に感じて益々凄みを帯びていました。何かを覚悟して舞台を降りた人間が、それを超える何かを覚悟して戻ってくるにはそれなりの資格が必要なんだと実感。

その資格とは。ズバリ、才能なんじゃないかな、と。
ハマカワさんは間違いなくこの世界に必要な女優さん。心底憧れます。お帰りなさい(^o^)/
MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて)

MY SWEET BOOTLEG(ご来場ありがとうございました!御感想お待ちしています!次回は10月上旬、同劇場にて)

MU

BAR COREDO(東京都)

2012/07/23 (月) ~ 2012/07/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

アペリティフのような。
バー公演ということで、いつものMUに比べ、ライトにゆったりと楽しめました。それはアペリティフ(食前酒)のような軽めの味わいで。本家とパロディ、ヘテロな恋愛とゲイセックス、元彼に似た女の子等々。何が本物かで何が偽者か、そんな概念が観ているうちに正に「溶けていく」感覚を、ゆったりとした大人空間で素敵に楽しめました。ああきっとこのお芝居は、メインディッシュを楽しむ為のお芝居。きっとそのメインディッシュは「人生」なんだろうな、と。そんな風に思えます。

そして今回、夏コミに向けてBL原稿描き真っ最中の友達にMUを紹介したところ、普段イケメン芝居専門で観ている彼女にとっては世界が変わる芝居だったような感想を戴きました。このように心に響く芝居に出会えることは本当に幸せなことだと実感します。思えば私も最初に観た会話劇がMU。MUに出会えて本当に良かった。

ネタバレBOX

私も10代の頃少しだけ漫画を描いていて、オリジナルを書く側の気持ちも、妄想して同人誌を書く気持ちもちょっとずつ分かる身としては、「本物」側がどんな意図でどう描こうと同人側には燃料にしかならないという成り行きに納得しすぎてかなりウケました(笑)
しかし徐々に止んでいく作家・・・演じる古屋敷さんの目の表情の変遷に恐怖を感じて。マッサージと称しての喘ぎ声も、最初はただもおふざけかと思って笑ってしまっていたのですが、2回目もそうかと思ったら様相が違い・・・。やはりMUは、期待を良い方に裏切ってくれるな、と変に安心しました。

そして、物語の行方を楽しむうちに、鈴木由里ちゃん演じる結花が、いつのまにか私の心にそっと寄り添っていました。
結花が、酔っ払って先生にキスしようとするシーンで。あっ、と思ったと同時に心臓がふわっとして。そして全力で拒否された結花と共に、私も傷付いて。ショックでした。絶対酔っ払ってキスなんかするものかと心に誓いました(笑)

腐女子のポジティブなBLエロ妄想も、先生とマスターのゲイセックスも。思えばそれは私にとってセクシャリティ的には全く縁の無いもので。だからこそ、一筋の光みたいに結花の思いが心に射してきた瞬間だったんだなと今になって思います。
自分にとって異質なものに囲まれた中で、結花が放った「プロだったら無視しろよ」という言葉がほんと、リアルに胸に刺さるのです。「プロ」を「大人」に脳内変換して、観終わってしばらく経つ今でも、自分の抱えるいろいろなモヤモヤに思いを馳せるのでした。

それにしても、同人誌書いてて処女な姉を説教したギャルな結花が、コンビニでも行くように「デモ行ってくる」と言ったのには、あ、と。そういう時代なんだよな。。
組曲『回廊』

組曲『回廊』

空想組曲

OFF OFFシアター(東京都)

2012/07/19 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★★

久しぶりの。
「ドロシーの帰還」以来の空想組曲でした。ああ空想組曲らしいファンタジーねと思いきや、サスペンスありホラーありアクションありシェイクスピアありの盛り沢山。しかし一貫して幻想的な空気感が持続した透明度の高い質感の公演。素敵でした。

ネタバレBOX

「1%ラブレター」での川田さんの役柄にドン引きしたあとの、さらにドン引きした小玉さんの「暗闇に手をのばせ」の最後の落ちに爆笑。和知くん、いいのか。どっちもどっちだぞ(笑)

日替わりゲストの堀越涼さん「恋愛論、リョウの。」ペラッペラで軽薄でおばかな弾丸演技に激悶え。じたばたしててシュンとしたりしてなんだかとっても可愛かった。振られた理由が「何言ってるか分からないって言われた」で爆死。また新たな涼さんを観られて満足。この方がお目当てで行ったのですが、長編の本公演でも観たいです。

そして、実はよく分からなかったけど、分からなくても素敵な気分にされられた「組曲『回廊』」。姿が変わっても、年齢が変わっても。私はまたあなたに出会うし、またあなたを好きになる。好きな人を思い浮かべてそんな風に共鳴できる不思議な魅力のお芝居でした。
涼~すずみ~水

涼~すずみ~水

BoroBon企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/07/15 (日) ~ 2012/07/19 (木)公演終了

満足度★★★★★

愛の変遷。
あやめ十八番「Love Potion #9」は、アコースティックギターで昭和のナンバーを歌い上げての音楽劇。10代・20代前半・後半と、主人公のそれぞれの世代での愛の変遷が甘酸っぱく、郷愁感に満ちた美しい(表面上は美しくない)ラブストーリー。

観ているうちにストーリー展開の面白さにグイグイ引き込まれていって、脚本の拡がりに舌を巻いたり、こちらの過去を抉られて痛い思いをしたり・・・凄かったです。いろいろな意味で感動しました。

あやめ十八番は今作が2作目ですが、既にユニットの「色」がはっきりと浮き彫りになっていることが素晴らしいな、と。演劇を通して何を伝えたいのか、一貫したテーマ性が芝居によって確りと提示されていて、続けて観ていくに充分な魅力があります。これからもどんな芝居で「幸せって何?」と考えさせてくれるのか、とても楽しみです。

BoroBon「阿房列車」は平田オリザさんの脚本ということで。大人の会話劇の妙で楽しませていただきましたが、オリジナル作品が観たかったなぁと思いました。若い女性役の方のファッション・・・帽子からミュール・バッグまで隙の無いヴィヴィッドな合わせが素敵でした。センスいいなぁ。

ネタバレBOX

「Love Potion #9」で主人公が「子供はいらない、二人で幸せになりたい」とバツイチの元カノに言ったときは、正直すぎるその言葉に震えました。10代の恋愛、20代前半の恋愛、20代後半の恋愛・・・それぞれの愛が繊細に変遷していく様を描いた脚本に感動。

学生時代の主人公を演じた笹木皓太くんが演出に良く応えているなと感心。ストーリーテラーである堀越涼さんとのリンクが演技に確り表れてて、仕草や言葉が本当に涼さんの20歳の頃であるかのように見えました。

一つだけ気になったのは、足の指が可愛い、と言って写真を撮るシーン。
時間が無かったのだとは思いますが、あそこは素足じゃなきゃ可愛くないなー(^o^;)

あと、そこはかとなくエロいのが良かったです。セクシーではなくエロ。
媚薬(Love Potion #9という名称)を飲ませるとか、何度も何度も飲まされたとかをエロいと感じるのは多分、飲んだり食べたりという行為が私にとってはセクシーなことだと思えるからかも。
Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

王子小劇場(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

初・本公演でした。
昨年15mmで短編を拝見したときに「ピュアな会話劇」という印象があったので、本公演ではどのような長編が観られるのか楽しみにしていました。蓋を開けてみると、短編でのピュアさはそのままに。トラットリアを舞台に兄弟姉妹や男女関係の繊細なエピソードが積み重ねられ、100分という時間があっと言う間に過ぎてしまう楽しく温かな物語でした。役者さんがみなキャラ立ちしていて素敵。女性達の台詞一つ一つに共感し(なぜ上野さんはこんなに女性の気持ちを的確に描けるの?と吃驚)、男性の元カノへの未練たらたらさにやたらリアルさを感じて苦笑したり。温かく流れる時間の中、心が洗われた思いでした。次回公演も観たいです。観ます。

ネタバレBOX

友達に交際相手と別れることを薦め、実際に別れてしまったあとに罪悪感を覚える・・・人一人の人生に関わってしまったことに「そういうタイミングだったんだよ」と言った女性の言葉に救われる思いでした。多かれ少なかれ、誰にでもありますよね、この手の心に引っ掛かってること。心がチクチクしました。

・・・一つだけ。
煙草を吸うシーンが何回かあり、目が痛くなったり息苦しくなったり・・・。
演出上必要だったのかもしれませんが、辛かったです。。すみません。
ドロン荒野郷鉄線

ドロン荒野郷鉄線

白昼夢

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

まさに、死闘。
擬人化した電車達(役者さんは白塗りのアングラ)が全力で闘ってました。シュールだったりナンセンスだったりをこれでもかというほど全力で。クライマックスは神々しいほどの全力のバカで。この全力さがこの劇団のいい所なんだなと実感。受付で配られたマスクとレインコートで武装して、観ているこちらも全力で楽しみました。面白かったー!次回公演も楽しみにしています♪ ※追記あり

ネタバレBOX

ダンスの振付も担当している遮断機役の四戸くんがとてつもなく良かったです。開演前から遮断機として立っている四戸くんの姿を目の前で観ていて、既にチケット代の元が取れたと思いました。彼が人間を殺す最初の場面では、最早ヒトには見えずに。ゲシュタルト崩壊。
ソロのダンスパフォーマンスもラストも圧巻。ポージングと共に射るような目にヤラれて、目の前の席で得したなーと(笑)

クライマックスは、なんとかバレエ団のようでなぜか白ブリーフで(笑) コネクトジハードと★(悪の方、名前忘れましたw)の対比が腹痛いwwwwwwwwwww

ちなみに床には大量のウッドチップが撒かれています。配られたマスクは必ず着用しましょう(>_<)

(追記)

帰宅して当日パンフを見て、副都心線が笹木くんだと気付きましたwwwwwwww 北京蝶々の「オーシャンズ・カジノ」のDVDを観るたびに(大好きなので毎日観てますマジで。)白ブリーフのコネクトジハードがフラッシュバックするようになってしまいました。どーしてくれるんですかwwwwwwwwww 恐るべし白昼夢・・・!!
15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

圧倒的勝利。
昨年4月に拝見した際は、半分の団体に不満を覚えて☆3を付けたのですが、今回は文句無しの☆5。全部の団体がそれぞれの持ち味を最大限に引き出した「演劇」で、それぞれの15分を、そして全体の公演時間を実に濃密で贅沢なものに仕上げて魅せてくれました。好みはそれぞれ分かれるとはいえ、ほとんどの団体が万人の心に訴えかけてくる心にクる作品で。観客全員が楽しい気分で帰れる、素晴らしいショーケース公演でした。上演順もこれ以上ないほどの並びで。特に「あやめ十八番」→「梅棒」の流れが神。企画力の圧倒的勝利です。そしてfictionsが素敵すぎでした。

ネタバレBOX

○月刊「根本宗子」

万人受けする軽やかな笑いで終始笑顔。ラストの梨木さんの勝利の笑みにヤラれました。小西さん、ああいう役似合いますね(笑)MUのコニタクを思い出しましたw

○宗教劇団ピャー!!

終始キスを交わすカップル達の中で祖母母孫?が奇抜な衣装で芝居。全くわけが分からなくて、ああでもこれって演劇を観た素直な感想かもしれないと思いながら観てました。演劇にはまる前は、正直、演劇やってる人達って宗教やってるみたいなものじゃん?と思ってましたもん。好きな人以外とキスなんて出来ないし、しかも人前だしこんなに長い時間だし・・・。ああだから宗教劇団なんだ、と。そのネーミングが潔くて良いなと思いました。でも「儀式に参加したいか」(意訳:次公演を観たいか)と聞かれたら、ちょっと遠慮したいです。。

○Mrs.fictions

素敵でした。とってもとっても素敵でした!若年性健忘症のお父さんが、バブル期のスーツ(なの?)を着て。それに合わせてドレスを着たお母さんの優しさと。その姿を見て出会ったときに掛けた言葉を再び口にするお父さんのピュアさに目がウルウル。自分がもし同じ人と連れ添って20年ほど経ってても、こんなにピュアな気持ちで恋が出来てたら素敵だなと思います。わずか15分とは思えない、時空を超えた作品でした。

○MCR

観ているときも面白かったけど、思い出すと更にじわじわ来ます(笑)街はゾンビでいっぱいなのに、世界の終末感はどこへやら。43歳で女でいたい、というおばちゃんの終末感に支配された作品でしたw
気になっていても観たことのなかったMCR。ようやく櫻井さんの演技をホームで観られて、本公演も観てみたいなと思いました。

○あやめ十八番

堀越涼さんは今私が一番好きな役者さんで、その繊細な演技を自らの作演で観られるとあってとても楽しみにしていました。楽しみすぎて緊張して、初日は苦しくなってしまったのですが。2日目に観て、それは私の緊張による錯覚ではなく、いつもの涼さんの感情表現のストレートさに寄るものと分かりました。弟の姉家族への思い・・・家族を亡くしたことによる現在の悲哀や、過去の追憶、未来への慈しみ。それぞれが相まって15分とは思えない濃密な芝居で魅せていただきました。身のこなしの美しさ、たたずまいは圧倒的。これだけ素敵なのに、まだまだ上に行ける気がするのは、多分涼さんの才能が私には計り知れないからかな。

○梅棒

素晴らしいダンスパフォーマンス!38mmなぐりーず等小劇場アイドルユニットは女の子だから成り立つのであって、いくらイケメンが集まっても男子で小劇場アイドルユニットはお客さんが集まらなくて無理だろうと常々思っていたのですが。凄い勢いで存在したので驚きました。初日は客席から飛ぶ女子高生達の黄色い声援。2日目は男子(おっさん?)達の「待ってました!」とか「ブラボー」とか。小劇場で声援が飛ぶ、という経験は初めてで(おっさんは仕込みにしても)、どこから出てきたんだこの団体は。と思ったらゲキバカの人じゃん!バナ学の子じゃん!!いや、ダンスめちゃくちゃカッコいい。キレキレ。間違いなく小劇場一のイケメン集団ですね。野田くんがほんと可愛くて、可愛い上にダンスの切れ味が良くて。ずっと釘付けで観てました。楽しい上に劇場の間口を広げてる、素敵な集団を知ってなんだかとっても嬉しくなりました。本公演はBIGTREEとか。チェック。
乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

直子あんりタイタイ

CCAAアートプラザ ランプ坂ギャラリー ランプ3【四ツ谷】(東京都)

2012/06/02 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

きらきらしてました。
実力と魅力を兼ね備えた3人の女優さん達が、教室を舞台にこれでもかというほどの生命力を放っていて、3人が3人とも午後の日の光にきらきらと輝いていた素敵な舞台でした。Ustreamではいっぱい観させてもらっているタイタイさん、恥ずかしながら初めて生の演技を拝見しましたが、こんなに可愛くて底力のある女優さんはあまり観たことがないのでその存在感に釘付け。もちろん直子さんあんりさんも素敵で素敵で。ゲストの堀越涼さん岡田あがささんも含め、この役者陣で2200円は安すぎ!!いいお芝居を見せていただきました、ありがとうございました。

ネタバレBOX

ゲストが楽しそうに三味線を教わる?場面では、どこからが演技でどこからが素なのかよく分からず、楽しかったことは楽しかったのですが、役者さん達のキャラクターが分かってないと入り込みにくいかななんて思いました。
分かってなかった身としてはそこでちょっと気後れしてしまい、なんとなく寂しい気持ちになっちゃったのも事実です。
でも客席みなさん楽しそうで、温かな素敵空間でした。
㐂(よろこび)

㐂(よろこび)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

憧憬。
相変わらずのナンセンスギャグ満載のろりえワールド。ずっと笑わせていただいてお腹痛いww しかしその中から浮き上がる「女の一生」に。奥山さんは心底、女性を慈しみ女性を尊敬し、女性を愛し女性を憧憬してるのだなぁ、としみじみさせられました。ろりえ大好き。何時間でも、毎日でもずっとずっと観ていたい。3時間弱という時間を感じさせない素敵さでした。

ネタバレBOX

志水さんの存在感がグッと増し、前半の「生」を見事に背負っていました。梅舟さんも相変わらず素敵(特に声が好きです)。斎藤さんも安心感があるしと徳橋さんも可愛い。ろりえの女優さんはほんと皆さん素敵ですよね(*^-^*)

そして今回、奥山さんの演技にびっくり。カヨ子との爽やかカップルが素敵すぎて、おば様方にモテること確実。

あと、あの熊親子のリアルさ・・・笑 特注だそうです。ゴジラに続き、気合いの入れ方凄すぎですw
ローザ

ローザ

時間堂

王子スタジオ1(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/29 (火)公演終了

満足度★★★★

ダブルコールでした。
新劇団員の女優さん3人+菅野さんの4人芝居ということで、前作に未消化を感じた身としては実はかなり心配でした。しばらくは確かに、うーん、と思いながら観てたのですが。後半、菅野さんが(演技的に)主導し出してからは凄い勢いで芝居が回り始め、他の女優さん達の演技まで底上げするその役者力に夢中になって観てしまいました。世莉さんの演出の狙いは伝わってくるので、前半は正直、過去に時間堂に出演した他の女優さんだったらどのように演じただろうと考えながら観てしまっていましたが、終盤の女優さん達の声の心地よさは実に心地よく胸に染み入り。やはりこの方達で全国ツアーを成功させてほしいなと思いました。それにしてもこの繊細さ。時間堂の優しさが凝縮された蒸留空間で、劇中劇に入るときの呪文にはこちらの精神も研ぎ澄まされるよう。良い演劇はやはり場所を選ばないものだなと実感しました。以前WIPを観た王子スタジオで、道路の雑音もかなり聞こえるはずですが。すっかり芝居に入り込んでしまい、当然のダブルコールに感動。

ネタバレBOX

3人の女優さんが立ち代りローザを演じるときは、ヒザイさんの力が突出していたせいか、誰がローザを演じてもヒザイさんが主役に見えてしまい、肝心のローザ像が浮かび上がって来ないことに、うーん、と。

しかし菅野さんがローザを演じ始めたら、最初は諧謔的だった演技に徐々にローザが浮かび上がってきて。相手役の女優さんの背の高さも手伝って、あのがたいの良い菅野さんが驚くほど華奢に見えて吃驚しました。やはり素晴らしい役者さんだなぁ、と。素敵でした。
オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

ショートバージョン。
大好きだったオーシャンズ・カジノのバージョン違いということで、これを見逃したら一生後悔すると思い、人生初の大阪遠征を決行。その価値が充分にある素敵な公演でした。役者さんが一人数役を演じ、アグレッシヴな演出で捲り上げるような展開で、ロングを知ってる身としてはアプローチの違いや数々の小ネタそしてハプニング(オビーさんのスカジャンが照明に引っ掛かるミラクルとか(笑))を楽しめたのですが、初見の人がこのスピード感に着いて来られるかなとちょっと心配。しかし演劇としてはやっぱりぶっちぎりで、短い時間でもこの座組の持つ魅力を充分に発揮していて、クライマックスでは役者力にまたもや震え。ああ大阪まで来て良かったな、と至福のうちに劇場を後にしたのでした。心配を差し引いても超満足で★MAXです。1ヶ月に及ぶオーシャンズ・カジノ、本当に本当に楽しくて幸せな公演でした。ありがとうございました!今では早々に購入したDVDをヘビロテする毎日です。

ネタバレBOX

指定席を予約したのですが、まさかの東京での「お気に入り席」と同じ位置。おかげで涼さん(コンパニオン役、緑のチャイナドレス!)と田渕さん(ダイコク様)のキスシーンを間近で見てしまいました(^_^;)

しかし「童貞」と罵倒されたり「大阪ーーー!大阪ーーー!!」と叫んだりするシーンで客席が沸く辺り、田渕さんのLINX'Sでの認知度は凄いな、と(笑)
LINX’S-04-

LINX’S-04-

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

企画力!
個人的に人生初遠征の舞台だったのですが、その価値が充分にある素晴らしい企画でした。時間の都合でBチームを一回観ただけだったのですが、参加団体の本気度がどこもMAX。持ち得る時間の中で劇団の持つ魅力や実力を発揮していました。いやそれにしても、これだけの企画がプロではなく「観劇おじさん」の仕業とは。自分の取り憑かれた演劇の魅力を伝えること、その思いだけに特化した企画力が沢山の人の心を動かすのだなと実感。とても楽しい時間を過ごせて満足です。秋には東京でも開催してくれるそうなので首を長くして待ってますね。

ネタバレBOX

企画は素晴らしかったので、あとは各劇団から自分の好みをチョイスするだけでしょう、と。

お目当ての北京蝶々は、ロングバージョンをグッと縮めて一人数役で物語を進めていました。ロングを知ってる身としてはその手法や織り込まれる数々のネタで充分楽しめましたが、初見の人がこのスピード感に着いてこられるのかなとちょっと心配でした(^-^;)
しかし贔屓目なしにぶっちぎりで魅せる「演劇」で。幸せな幸せな初遠征となりました。東京初日から1ヶ月、未だに私はオーシャンズ・カジノに取り憑かれ、こちらで購入したDVDをヘビロテする毎日です。

他、気に入ったのは壱劇屋。「お茶を勝手に飲んだ」とのたわいもない出来事から、マイムにダンスに殺陣にと繰り拡げられる演出の多彩さが素敵でした。

全体的に笑の熱量が高い演目ばかりで客席は沸きに沸いてましたが、実は北京蝶々を観た達成感でその後ぐったりしてました。。でも客席の熱量でずっと楽しい気分。いい企画でした。
オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

王子小劇場(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

7回観ました。
初日を観劇後、欲するままに予約を追加し最終的に7回観劇。2週間というロングランの中、役者さんもスタッフさんも疲れなど微塵も見せず、全くブレないハイクオリティの芝居で毎回楽しませていただきました。2~3日に1回は観に行っていたので毎日毎日このお芝居のことばかり考えていて。毎回のようにクライマックスの緊張感に震えて泣いたり。少しずつ調整が入って驚くほど違う温度で芝居が動くのを目の当たりにしたり。ああ演劇って素晴らしい。人間ってここまで人を楽しませることが出来るんだ、って感動しきり。美しい照明とエキサイティングな音楽の中、自在に跳ね回る役者さん達のキラキラと輝く姿を思い出すと、幸せで胸がいっぱいになります。こんなに素敵な日々を過ごさせてくれた方達に心からの感謝を。間違いなく私の中で最高の舞台です!楽しい時間をありがとうございました。★は10個で(笑)

ネタバレBOX

池亀さんの演出が素晴らしい!エンターテイメント、ここに極まれり。決してアイドル芝居ではないのに、女性はみんな可愛らしく、男性はみんなカッコ良く。失礼ながら、森田さんがあんなにカッコ良く見えたのは初めてです。素敵でした☆

一番のお気に入りのシーンは、やっぱりクライマックス。青い光の中に浮かぶ金髪の堀越涼さんの緊張感溢れる演技。対する鬼頭さんも、クールながらも細かく感情を動かす演技。二人が互いを挑発して感情が迸るように流れていく様は毎回震えて号泣されられっぱなしでした。二人を取り巻くオーディエンスのシルエットも美しく、このシーンが私の観劇史上最高のお気に入りシーンになりました。

それにしても、何回観てもまばたきするのがもったいないくらい、全てのシーンが素敵でした。飽きないどころかもっともっと観たくなる楽しい楽しい舞台。共依存のカップルに痛さを覚えたり(私もダメ人間だから(笑))、パチンコマネーや警察の天下りに戦慄させられたりもしましたが。一貫して楽しさ重視のエンターテイメント性が好感度大。笑顔で観て笑顔で帰る。この上なく満ち足りた観劇生活を送れて幸せ至極でした。

あととても嬉しかったのは、飲食自由で毎回お酒飲みながら観られたことですね(爆) カジノ・ナイトも2回経験。すっっっっっごい楽しかったですwwwww

P.S. 唯一の心残りは「エアデート」を見逃したことです。。


※一つ、感動したことを追記。とある回。前半固かった観客の反応がシーンを追うごとに徐々に温まってきて、普段は笑いの起きないクライマックスまで笑いに包まれて。その空気を汲んで堀越涼さんが要部分を間逆の演技に変えたことに驚愕。いつもは号泣してる場面で壮大に吹きましたww この方の役者力は果てしないなぁ、と。惚れ直しました。というよりベタ惚れです(笑)
FIRELIGHT

FIRELIGHT

たすいち

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

初日に観ました。
セットや音楽の素晴らしさには驚いたものの、全体的には吉祥寺シアターという広い空間に演出が追いついてないという印象を受けました。最後列で観たのですが、若い役者さん達の「伝える力」に明らかに差があって。特に会話の部分では、台詞が聞こえづらくハラハラしたことが何度もありました。こう言っては何ですが、小劇場そのままの演出プランのように感じ・・・小劇場で観たらまた違ったのかもしれませんが、大きな劇場である以上、その利点をフル活用して魅せてほしかったなと思いました。

しかし皆さんの感想を読むと、回を追うごとに著しく良くなったのかなという印象もあり。たすいちという劇団は、愛されて伸びる劇団なのかもしれないな、と。かく言う私も、目崎さんの温かい人柄は素敵だと思ってて。だからこそ正直に書いてみました、すみませんm(_ _)m

ネタバレBOX

観終わってから数日、「もし私がFIRE LIGHTを使うとしたら、どんな幻を見たいと望むのだろう」とずっと考えてました。そんな余韻を残す美しい物語だったと思います。

後藤くんが恋人の幻を観るために何度もマッチを擦るシーンで一気に心臓が高鳴りました。後藤くんの繊細な演技はかなり好きですが、そこまでのシーンが吉祥寺シアターサイズの演出ではなく、せっかくの力が発揮できず勿体無かったかなと思います。

一橋くんは広い劇場でも伝わる芝居が出来ることを証明して、またもや将来が楽しみに。

あと、出番は少なかったものの、後藤くんの恋人役の人が切なくて素敵でした。

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