満足度★★★
難解でした。。
芝居全体から浮き上がるのは、巡り巡る女性の情念。情念は業(ごう)の深さなんだよな、と。根を生やし、伸びて花を咲かせ。降り注いで土に返り、また芽吹く。この上なく女性的な演劇だとは思ったのですが、いつもの世田谷シルクのお芝居に比べ、かなり難解と感じてしまいました。いつもでしたらホコリズムやフリスキーで気持ちがどんどん入り込んでしまうのですが。このように感じたのはひょっとこ乱舞の「ブリキの町で彼女は海を見つけられたか」以来で、終演後の周囲の「面白かったー」という声に、素直に自分の理解力の無さにちょっと落ち込んでしまいました。(でも世田谷シルクのお芝居は本当に好きなので、次回ももちろん観に行きます。)