NOT BAD HOLIDAY
劇団競泳水着
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了
満足度★★★★
玉置さんがいい!
競泳さんは、前回「プリンで乾杯」が初観。
その、超あまあまな感じも嫌いではなかったのですが
『「楽しい時間を過ごした」けどそこ止まり』って感じでした。
今回はテレビドラマ的な展開はそのまま、次元も形も違う
「愛情」が見事に交差して、奥行きが増した感じがします。
玉置さん、これまでは型破りな動きや台詞が前面に出てて
技工以外の力量をよく見定められていなかったのですが
本作のナチュラルな演技は本当に良かった。
今回の作品を見て、役者としての幅の広さを感じました。
成れの果て
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了
満足度★★★★★
これは!
みんな幸せになりたいと、あまりに必死で もがいているうちに
少しずつ目的や本心がずれてきて、暗闇に落ちていきながらも
それでも落ちまいと もがき続けてる、そんな印象を受けました。
elePHANTMoon、初見でしたが、ぼく的にどストライクでした!
これはすごい!津留崎さんはいい!
泊、
スクエア
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/05/22 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★
120分飽きさせない
すごくこなれていると思ったら、初演ではなくて再々演なんですね。
さすが、無駄もなく中弛もみなく、上演 120分が短く感じました。
関西のお芝居、いいな。関西出身なんで妙な親近感があります。
タトゥー (ドイツ)
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2009/05/15 (金) ~ 2009/05/31 (日)公演終了
満足度★★★
根性が足りませんでした
難解ながらもストーリーや、台詞は理解できたんですけど‥
前半、あの世に行ったり来たりを繰り返してしまいました‥
中盤から台詞の抑揚に慣れてくると普通に観れたんですが
これはなかなか、体調万全で臨まなければ‥
見終わったあと、妙にけだるさが残る作品。ぼくだけかw
オリマエ
劇団K助
ウッディシアター中目黒(東京都)
2009/05/13 (水) ~ 2009/05/18 (月)公演終了
満足度★★★★
うわ!これはおもしろい!
演技はとてもベーシックだなーと観ていたら、もう、すごい話に。
話が一転し、二転し三転し、四転し‥
オセロで痛快な端の取り合いを観ているような気持ち。
この脚本はホントすごいなー、見事に裏切られ続けました。
客席に大好きな佐藤二朗さんがいらっしゃっててそれも幸せ。
ひとつ残念だったのは、Webサイトに
※開場は開演の30分前、受付開始は開演の1時間前。
と書かれていたのに、受付も30分前と云われたこと。
強風の中30分間、中目黒散歩ですよ。風邪引きそうだった。
夜まで待てない
タテヨコ企画
ギャラリー悠玄(東京都)
2009/05/13 (水) ~ 2009/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★
献花付き
入場と共に花を渡され、地下の祭壇で献花をする。
もう、ここから演出始まってたんだって開演して理解する。
ギャラリーの地下、二階、入り口道路も使う、ギャラリーを
使用するにふさわしい演出。どうやって間を計ってんだろ?
過去にも教室などの場所を使ったお芝居は観たことあるけど
ここまで徹底されると、本当におもしろかった。
タンバリンの瓜生さんはホントにいい味だしますね。
過去作品もそうだけど、瓜生さんから視線が外せません。
通過
サンプル
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2009/05/15 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★
舞台がすごい
星のホールは過去数回観劇したことがあったのですが、
会場に入って「え??」って立ち止まってしまいました。
これは客席ごとすごい作り込み。
お芝居としては飽きることなく観させていただいたのですが
克明(主人公の旦那)の立場で観るとそれはつらくてつらくて‥
どうすればこの人たちを救ってあげられるのかと胸が痛く、
ときどき挟まれる笑いもさらに中傷されている感じでした。
映画「誰も知らない」で、次第にすさんでゆく生活環境を
胸を痛めながら観ているという、あんな感覚に似た感じ。
古館さんにはもっといい人柄の役をつけて欲しい。
「伝記」の時から観れば観るだけ嫌いになりそうですw
チェリーボーイ・ゴッドガール
ゴジゲン
OFF OFFシアター(東京都)
2009/05/02 (土) ~ 2009/05/10 (日)公演終了
満足度★★★
笑わせていただきました
前回「たぶん犯人は~」のようなストーリーの巧妙さはなく、
若さと勢いでひたすら乗り切った感のある1H50Mの作品。
たまにはこういう気楽に観れる作品もいいもんです。
最終公演だからなのかいつもなのか、ビールは吹き出すわ
午後ティーは大こぼれするわ棚は倒すわセット揺れるわ
これ毎回やってたら死んじゃうんじゃないかと思うほど。
自殺までは行き過ぎですけど、大人になる行程でのある種の
恐怖感、罪悪感など、確かにそういうものはあるんですよね‥
終盤当たりのレイプを想起させる部分は賛否両論と思うけど
それを実現させる勇気がないということが判っているだけに
リアリティのない童貞の妄想っぽくて単純に可愛かったです。
おつかれさまでした!
海を渡れ!元通りを目指して!
山田ジャパン
「劇」小劇場(東京都)
2009/05/08 (金) ~ 2009/05/12 (火)公演終了
満足度★★★
ああ、これはおもしろい
序盤、ここから何が始まるんだろう?と不思議な気持ちで
観てましたが、徐々に明らかに。一見、オムニバス風な
組み立て方ですが、それぞれがカチンカチンとピースを
合わせるようにリンクしていくのは気持ちがよかったです。
独特の世界観で、まだまだ理解できない部分は残りますが
楽しませていただきました!
神様とその他の変種
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2009/04/17 (金) ~ 2009/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★
おお!さすが!
どんなに緊迫したシーンでも必ずすっとぼけた台詞を挟む間合い、
伏線とは思わなかった事柄が、びしっと繋がる脚本のすごさ、
なんだかやっぱし突き抜けた感がありますね。おもしろかったー
最後は全ての登場人物が好きになれる、そんな気持ちの良い作品。
オープニングもカッコよかった!
針
メタリック農家
駅前劇場(東京都)
2009/05/06 (水) ~ 2009/05/10 (日)公演終了
満足度★★★
意外と辛辣な意見が多いですが
「眠り姫」をモチーフにしたと思われる、本当に童話のようなお話。
故にストーリーもスタンダードな感じがしました。
主演の内田さん、きれいだったー
なかなか手厳しい意見が多いようですが、なかなかのまとまり方。
グリム童話っぽく、もっと不条理な結末にしても良かったかも。
ショート7
DULL-COLORED POP
pit北/区域(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★
まさに谷賢一展覧会
1600Bプロ、1900Aプロ観劇。
pit北/区域、初めての劇場でしたが泣きたくなる狭さ。Bプロ観たときは
奥に暗幕掛けてるセットに半分身体が埋もれてました。忍耐との勝負w
お芝居の方は、もう谷さんの頭の中にあるあらゆるベクトルのものが
どさっと山積みになったって感じで、それはそれは楽しめました。
あと関係ないんですけどAプロの間、ずっと谷さんが隣で箱に座って
厳しい目で舞台をご覧になってました。時にうなずき、笑い、鼻息荒げ。
舞台とその演出家を同じ視界に共存させるのも、おもしろいもんです。
楽を過ぎましたが、一応ネタバレにて。
「ソヴァージュばあさん」は会心の一撃!でした。
嘘ツキ、号泣
悪い芝居
サンモールスタジオ(東京都)
2009/05/05 (火) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
シュウさんと修ちゃんと風の列車/県立戦隊アオモレンジャー全国放送版
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2009/05/04 (月) ~ 2009/05/05 (火)公演終了
満足度★★★★
県立戦隊アオモレンジャー全国放送版
これはおもしろかった!10分程度の余興公演かと思いきや
予想以上の出来でした!ここまで真剣に作り込んでると
向かうところ敵なし。会場の拍手もすごかったです。
楽しかった!
シュウさんと修ちゃんと風の列車/県立戦隊アオモレンジャー全国放送版
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2009/05/04 (月) ~ 2009/05/05 (火)公演終了
満足度★★★
シュウさんと修ちゃんと風の列車
青森の歴史や背景もきっちりと描かれて、大変興味深い作品。
ラジオドラマべースのリーディングなので、ぼんやり聞いていると
??ってとこもあり‥ 集中力と瞬時の想像力が必要だなあ
各種SEをその場で実演するのは、観ているだけでも楽しめます。
3月27日のミニラ
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2009/05/02 (土) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★
これまで観なかったことを後悔
最近、「1から10まで説明しすぎな芝居が多い」と、いくつかの作品の
コメントで嘆きを書かせていただいたりしてたのですが、渡辺商店さん
素晴らしい!余韻と想像する楽しみをちゃんと盛り込んだ作品。
ミニラの傍若無人ぶりは、リアルにイラつくくらい感情移入しました。
これまで目にした高い評価も納得。
戸惑い男、待ち女
福田転球×平田敦子÷土田英生
駅前劇場(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了
満足度★★★★
福田転球×平田敦子
いあ、ホント、転球さんがいい男なわけです。
そして独特の、笑わせる準備をしたときに笑いは起きず
何気ない返しに笑いが起きるという、あの感じ。
この舞台が観れたと云うだけで幸せでございます。
と、転球さん贔屓なんですが、前半部分、生き残り同士、
出会った感動が少ない云々あたり、ちょっと長すぎるような
気がしました。台詞忘れて先に進めないんじゃないか?と
疑ってしまうくらいに何回も何回も同じやりとりの繰り返し。
ここを厚めにするより、もうひとつでも、二人が歩み寄れる
エピソードを加えた方が最後、切なさが増す気がしました。
男の60分 -東京場所-
ゲキバカ
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★
舞台も客席もあつかった
前半の勢いのまま最後まで演られたらどうしようと思いましたが
中盤からそれぞれが抱える問題に。ストーリー性が出てきてから
ずいぶんと観やすくなりました。
楽日すぎたから大丈夫かな?
片足を怪我した河童を仲間の輪に入れるため、全員がケンケンで
遊びだすというのは素朴に感動してしまいました。
実際の子供だったら‥ ホントはもっと残酷なんでしょうけどね。
とにかく全員あせびっしょり、楽しませていただきました。
リビング(公演終了!!)
カスガイ
王子小劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★
うーん
相当の準備期間をもって作っただけに退屈はしなかったけど
玉置さんはこういうお芝居がしたかったのか?と疑問。
深いテーマを題材にしてやるんだったら、もっとリアルに徹して
やればいいのに。必要とは思えない笑いが挟まれていたり、
「まじめなことを真剣にに云いますよ!」的なお芝居お芝居した
台詞の云い回しに、やや嘘くささを感じてしまいました。
演劇はライブなので、100のことを100語らなくても伝わります。
70を伝えて、30 +αを観客に想像させる、"あそび"というか
余力部分を残しておかないと、胸焼けしてしまいそうになります。
須貝さんももうちょっと力の抜いた位のお芝居がちょうどいい。
へらへらした演技をさせても、ちゃんと心の傷を表現できる
役者さんなのにもったいないなあ。
あと、玉置さんや深谷さんの演技の所々に柿の臭いがするのも
ちょっと気になりました。ファンサービスかもしれないけど、
きっとこの演目には必要なかったと思います。軽く浮いてた。
シド・アンドウ・ナンシー【CoRich舞台芸術まつり2009春 グランプリ受賞作】
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
笑いの中にもほろ苦く
中川さんをこんなに長時間観たのは初めてでした。
どの役も台詞がいい。笑いを起こすも考えさせるも
パン!と弾かれたように迫ってくる。おもしろかった。
終始笑いが絶えないんだけど、少し残るほろ苦さ。
絶品でした。楽しませていただきました!