満足度★★★
うーん
相当の準備期間をもって作っただけに退屈はしなかったけど
玉置さんはこういうお芝居がしたかったのか?と疑問。
深いテーマを題材にしてやるんだったら、もっとリアルに徹して
やればいいのに。必要とは思えない笑いが挟まれていたり、
「まじめなことを真剣にに云いますよ!」的なお芝居お芝居した
台詞の云い回しに、やや嘘くささを感じてしまいました。
演劇はライブなので、100のことを100語らなくても伝わります。
70を伝えて、30 +αを観客に想像させる、"あそび"というか
余力部分を残しておかないと、胸焼けしてしまいそうになります。
須貝さんももうちょっと力の抜いた位のお芝居がちょうどいい。
へらへらした演技をさせても、ちゃんと心の傷を表現できる
役者さんなのにもったいないなあ。
あと、玉置さんや深谷さんの演技の所々に柿の臭いがするのも
ちょっと気になりました。ファンサービスかもしれないけど、
きっとこの演目には必要なかったと思います。軽く浮いてた。