満足度★★★★★
むしろさわやかな印象に仕上がっている
イタい(重いとはちょっと違う?)テーマでありながら全体的にはイタくも重くもならない、どころかむしろさわやかな印象に仕上がっているのが心地好い。ほどよくまぶされたユーモラスな部分もさることながら通奏低音のように姉を心配する弟の気持ちが貫かれているからか?
また、プロフィール写真以外情報がなかったため、その印象から創られたというキャラを演じた渡邊安理、キャラメルでは決して見ることができないであろう役どころで、貴重なモノを観ることができて満足。
満足度★★★
男性が女性を描くのは難しい。
役者の質が高く、飽きずに見られた1時間50分。
設定や雰囲気つくり◎、美術照明◎、セリフにセンスを感じる脚本。
客観的に「お芝居」として様々な角度から見た時には満足です。
しかしテーマがテーマだけに、私には合わない、というか、不快感が強くありました。
極めて私的な感想・感情でしかありませんがネタバレに記しておきます。
満足度★★★★★
須貝!!
実にすてきだった「須貝英」であった。演出ということで、玉置が引いた分を補うどころか、ひょっとしてこのユニットは「カ・スガイ」なのではと思わせる、充実と実力を見せつけてくれた。
こんな風に役者を絶賛できる芝居はうれしいなぁ。
なんか色々。
いろいろ足りなかった気がするけど、面白かった。
本当に男の人の台本なんだっていう感じがすごく伝わってきて、そこはすごくカッコイイ部分だったと思う。
てか最後の落ちてくる姿が美しすぎた。
唖然。
ただ、最後の引っ越しのシーン…その前でカーテンコールだと思ったから集中力が。。。自分の甘さを知りました(笑
歳をとったみたい。
主宰の演劇に対する愛情深さ、情熱については知っているので、
「あー、こういう作品になるのかー」と興味深く拝見しました。
この作品を観て、「ああ、彼は若者だったな、確かに」と思ってしまう
自分のトシが。。。悲しいといえば悲しいし、嬉と言えば嬉しい。
高校野球を見ている分には暑苦しくっても「若いって素敵ね」って
満足していられるのですが、「素敵ね」までには至らなかったのは
創作物だからでしょうね。
満足度★★★
若さあふれる男の子
男性脚本家・男性演出家による
男性主人公(と私には思えた)の話。
女々しさも女性器もあるけど、母性がない。
そこが「若い!」と感じたのかなぁ。
好きなタイプの話ではなかったけど
最後まで集中して観られたのは、役者陣の地力の賜物。
創りこまれた舞台セットは、それだけで説得力があっていい。
役者の目線と同じ高さで観ると一番楽しめるのでは。
満足度★★★★
観劇感激
久しぶりに観終わった後に充実感があった芝居でした。
箱庭の須貝さんは最近の客演の芝居の中では一番良かったです。
ホチキスの加藤さんはやっぱり良かった!
基本準備の行き届いた芝居はここちよい!!
満足度★★★★★
是非
人間の三大欲求には、「食欲」、「睡眠欲」、そして「性欲」があるといわれますが、この欲求群において「性欲」だけは、唯一、一人では満たされることができないものです。
己の「性欲」という望みはどうしても他者を巻き込まざるを得ず、それゆえ、己の「性欲」の置き場所は人の心の数だけあるのだと思います。
「リビング」を拝見して、どのような感想を抱くか?
その沸きあがった想いこそ、自分の中の「性欲」という、人とつながりたいという願い望みの露見ではないかと。
それに気づくことはとても大事なことなのだと、そう思います。
劇場で自分の中の強い願望と相対して、そして抱きしめて。
是非、観賞を。
満足度★★★
うーん
相当の準備期間をもって作っただけに退屈はしなかったけど
玉置さんはこういうお芝居がしたかったのか?と疑問。
深いテーマを題材にしてやるんだったら、もっとリアルに徹して
やればいいのに。必要とは思えない笑いが挟まれていたり、
「まじめなことを真剣にに云いますよ!」的なお芝居お芝居した
台詞の云い回しに、やや嘘くささを感じてしまいました。
演劇はライブなので、100のことを100語らなくても伝わります。
70を伝えて、30 +αを観客に想像させる、"あそび"というか
余力部分を残しておかないと、胸焼けしてしまいそうになります。
須貝さんももうちょっと力の抜いた位のお芝居がちょうどいい。
へらへらした演技をさせても、ちゃんと心の傷を表現できる
役者さんなのにもったいないなあ。
あと、玉置さんや深谷さんの演技の所々に柿の臭いがするのも
ちょっと気になりました。ファンサービスかもしれないけど、
きっとこの演目には必要なかったと思います。軽く浮いてた。
やりたいことを。
やったんだという気迫のようなものを感じました。
第二弾は伝えたいことがさらに伝わってくるといいなあと。
玉置玲央氏ならやってくれる、そう期待します。
満足度★★★
嘔吐2009
期待の玉置玲央主宰の劇団、カスガイの旗揚げ公演。
準備期間も長かったこともあるし、綿密に作ってきたことも伝え聞いている。
だからこそ、肩すかしを食らったことは仕方ないのかも知れない。
いや、肩すかしの後、みぞおちを押し込まれるような感覚もあった。
“気持ち悪い”というのがこの芝居の私の持った感覚だ。
他の感想を見るに、きっとその感覚は、異質なものかも知れない。
だからと言うわけではないが、多くのことを語るのはよそうと思う。
でも、せっかくなので、思ったことをちょっとだけ、ネタバレにて。
さすがに、綿密に作り込まれた芝居だけあって、クオリティは高い。
無駄な役/役者など居ようはずもないし、本当に隙がない。
隙があるとしたら、本棚の本くらいか。
満足度★★★★★
繋がります^^
のっけから引き込まれました。場面場面がハラハラドキドキ,絶賛できる芝居です。役者さんは豪華でもちろん文句の付けようなどないが,特にキャラメルの渡邊安理がいい。あと,玉置玲央はいい身体(特にケツ)しているなぁ。次回作が楽しみです。
満足度★★★★★
旗揚げなので初観劇、愛。
愛の演劇家玉置玲央が放つ、渾身の作品。珠玉。
脚本・演出・役者・美術・曖昧さと爽快感のバランス・愛◎
この題材を取り扱った、と言うよりも、人間の根源的な欲求「性」と「生」についてとことん突き詰めた結果と過程が生々しく提示されていた感。
人間であれば、この作品を観て何も引っ掛からないはずはない。
とか、言葉で語るべきではないとも思う。
これは劇場で観て、感じなければいけない作品。
29日までしかやってない。何でだ。もっとやれ。ば良いのに。
満足度★★★★
次も観たいです
これが玉置さんのやりたいことなんだなぁと思いました。
衝撃的で、生々しいんだけど、でもどこかあったかくて、泣き笑いしたくなるような感じ。
性的なことって結構根本。