はみ～にょが投票した舞台芸術アワード！

構成がきちんとできていて、観る側の緊張感を持続させ最後までもっていっていた。フィクションでありながら現実を痛切に投げかけ観劇後も酔える舞台でした。

演劇と映像。舞台美術。セリフ。出演者すべてが機械のようでもあり、人間らしくもあり、観ることができて良かったです。

それぞれのキャラクターがわかり易く、それぞれに感情移入できる作品でした。兄弟・親子・夫婦・兄妹・愛人…それぞれの愛、盛りだくさんで満足しました。

二日間に分けての四作品。どれも面白かった。同じ舞台（アパートの一室）を使うという企画も面白い。四人の作家の個性も活かされていましたよね。どの作品もドキドキしてしまいました。

各場に出てくるゲスト的役が２人の夫とわたしをさらに可笑しくみせてくれて、観る方は泣いたり笑ったり。原作の良さが伝わってきました。

永井愛さんならではの脚本。公務員と市民、その仲介役の立場。上に従え！的な日本人ならではの舞台でした。

鳩の写真。もうこれだけで私は好きです。

韓国のお話し。どこの国でもこのように戦争で泣いていたんだ、って考え直しました。俳優座の女優さんたちの迫力がまた良かった。

一人何役もこなしていたのに、そう見せないところが凄いです。舞台上での役者さんの動きに無駄が無かったです。

とても元気な楽しい舞台。長さなんか気にならない(笑)