はみ~にょが投票した舞台芸術アワード!

2008年度 1-10位と総評
HYMNS -ヒムス-

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HYMNS -ヒムス-

青山円形劇場

黒と白、緊張と緩和、過去と未来…円形をうまく使って舞台もシンプルなのに複雑。これぞ、演劇なのか!と感激しました。

『ブレイク-ィング』『オン/オフ』

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『ブレイク-ィング』『オン/オフ』

世田谷パブリックシアター

とくに「ブレイクーィング」(マレーシア)の芝居。シアタートラムが白いステージに。衣装も白。多国籍民族ならではの宗教の困惑。言葉は通じなくても、演劇で心は通じると思えた作品でした。

焼肉ドラゴン

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焼肉ドラゴン

新国立劇場

会場に入るなり、懐かしい雰囲気が。舞台で焼肉食べて歌って、踊って。家族。友達。そして在日。。。哀しいときもあるけれど明るい明日はくるんだよ。って。

春琴(しゅんきん)

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春琴(しゅんきん)

世田谷パブリックシアター

人形と人間。盲目。明暗。そして現在。来年の再演も楽しみです。

あれから

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あれから

キューブ

ケラリーノ・サンドロヴィッチらしからぬ、よく出来すぎた「あれから」。映像の多用はしていなかったので、ケラさんファンは物足りないのかもしれないが、私には十分楽しめた。ことばの遊びもたくさんあって、スゴイ!の連発。悲しい話なのに笑えたり。そこがまたKERA・MAPの良さですよね。

恋人ができないが、もういい

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恋人ができないが、もういい

箱庭円舞曲

言葉のひとつひとつが心に刺さってきた。物語的には普通に日常にあることなのだろうけど、そういうセリフが大切にされている芝居っていいですよね。

そして僕らは・・・

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そして僕らは・・・

劇団チョコレートケーキ

笑えた!この劇団は何をしたいんだ?みたいな。だから次回公演もとても楽しみにしています。何も考えず楽めた。そしてラストはしみじみ赤提灯ですものね。

コーヒー入門

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コーヒー入門

劇団東京乾電池

どこかで観た芝居だ。と思ったら「白鷺が舞い降りるころ」のリメイクだったのですね。劇団東京乾電池好きだな。江口のりこさんとかいいんですよ。

すてるたび(公演終了)

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すてるたび(公演終了)

五反田団

椅子と役者4人。たびしてる。主宰の前田さんはすごく色々考えているんだなぁ。いや考えていないのかもしれない。きっと一つでも道具があるとお芝居ができる方なんだと思う。とても心地よく不思議なたびに連れて行ってもらえました。

鬼灯町鬼灯通り三丁目

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鬼灯町鬼灯通り三丁目

トム・プロジェクト

東憲司さん作演出。女三人に男一人。戦後という設定はあまり感じなかったけど、人物相関図はとても面白く役者さんたちもベテランだから、さらに面白かった。冨樫真さんは今後も注目したい女優さんです。

総評

今年はこれと言ってすごく飛びぬけてよかったものが無かったような気がします。
それともどれも高水準だったので分かりにくかったのかもしれません。
やはり「セリフ」重視の作品が私の胸にザクリときたようですね。

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