夢酒案内人の観てきた!クチコミ一覧

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劇玉

劇玉

オイスターズ

G/Pit(愛知県)

2009/03/27 (金) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった!!
はじめて観たオイスターズ…

いいよぉ この劇団

独特のユルユル感が
見事 ボクのツボにはまりました

いい!
面白い!!

このまんま東京へ殴りこんで
関東人を笑わせちゃえ~っ!!
 
 
 

ネタバレBOX

**************************************

2008年 劇王Ⅴ 参加作品
「サウナ」
 田内康介 三浦文敬 ☆之(少年王者舘)


天然温泉につられ
スーパー銭湯にやってきた二人

釣銭を忘れたの 露天風呂がないだの…

入ったのはラベンダー風呂なのか
電気風呂なのかだの…

タイムスリップ(タイムスリッピ?)だとか
パラドックスだとか…

くだらないことで
ただただグダグダ揉めている二人をよそに
釣銭泥棒でもある☆之が
サウナと水風呂を行ったりきたりしながら
「ぷは~っ!」「うひゃひゃ!!」
と一言だけ残し去っていく

最初から最後までこの調子で
オチは無し

**************************************

バカバカし過ぎて笑っちゃった(*´∀`)

“劇王Ⅴ”時のキャストは
中尾達也・関戸哲也・江口健…

今回は若手が演じたとのこと

平塚がパンフレットに書いていたが
これは難しい芝居だと思う

若手だから というわけでもないだろうが
間の悪さが気になった

度々 ん!? と思うのだが
☆之の「ぷは~っ!」で
なんとかリセットできてた感じ…

も少し頑張れ!若者!!



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2003年 劇王Ⅰ 参加作品
2007年 C.C.T セレクション in 広島 参加作品
「愛の無断駐車」
 古川聖二 手嶋仁美(劇団あおきりみかん)
 伊藤寛隆 伊藤裕二(フリー)
 滝野とも(皆様と共に走るてんぷくプロ)


家賃滞納でマンションを追い出された男が
その駐車場スペースで犬小屋を作っている

壊されても 壊されても
一人暴走族(爆走する一族)に迷惑がられても
懲りることなく…

(元)隣の部屋の女がやってきて
大量のラブレターを男に突き返そうとする

身に覚えのない男はとりあわないが
女は再び大量のラブレターを台車に乗せてやってくる

ラブレターには広告などを切り貼りした
「君の豊満な母乳を 是非一度 心ゆくまで 揉みしだきたいものだ」
という文字が…

どうやらこのラブレターは
男が女の部屋に放り込んだものではなく
実は男に惚れているストーカー女の自作の物らしい

噛み合わない二人の会話が進むうち
女の胸を触ったら離婚するという条件で結婚を決意する男

わけのわからないまんま
物語はハッピーエンドで幕を閉じる

またオチは無し

**************************************

最初はイカれた野郎に見えた男だが
それ以上にイカれた女が出てきたせいで
多少まともな男に見えてきた( ̄m ̄*)

イカれた女の「聖母達のララバイ」の熱唱
怖すぎて爆笑だった(。つ∀≦。)

手嶋はいいな~

益々 ファンになっちゃった♪



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2009年 劇王Ⅵ 参加するはずだった作品
2009年 カラフル3 参加作品の続編
「続・トラックメロウ」
 中尾達也 河村梓 上林小夏 平塚直隆


部屋の中で
軽トラックを運転している妄想にふける男

免許も車も持っていないのに
ただ運送屋になる夢を叶えようと
妄想の中の軽トラックを運転し続ける

その妄想を止めようとする妹と
それを手伝わされるスタバの店員

なのに
いつの間にやら
妹も店員も妄想の世界に同乗してしまう

途中 高速道路料金所の職員も同乗し
さらに5人の男までも乗せ
妄想軽トラックは青森へ向かう

妹が大好物だという
リンゴを買うために…

**************************************

これも
あまりにバカバカしく
そして ぶっ飛んだ芝居だった(*≧m≦*)

とにかく
中尾が上手い!

中尾の台詞に全て懸かっていた…
といっても過言じゃない芝居を
ものの見事に演じきってた

面白かったぁ!

…が
カラフル3の本編の前に
続編をやっちゃって大丈夫か?

これを観ちゃったおかげで
本編の「トラックメロウ」
ものすごく期待しちゃってますから…




基本的にどの芝居も
役者の力量がそのまま出てしまう
“会話”が勝負の短編三話

だから「サウナ」が
どうしても惜しいことになっちゃったね

田内と三浦が経験を積んで
もう一度 これを演じるのを観てみたいなぁ


オイスターズ
これからも どんどん笑わせてください!

期待してます!!
異邦人

異邦人

京都舞台芸術協会

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2011/06/18 (土) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

良かった!
何か凄いものを観ちゃった気がする

本も演出も役者の技量も申し分なし

集団自殺という重たい題材ながら
ところどころに散りばめた笑いでメリハリをつけながら
最後まで一気に駆け抜ける見せ方は巧いなぁ

京都の演劇、いいね!



以下、余談ってわけじゃないけれど

黒木陽子のブルマ…
まさかこの舞台で拝めるとは思ってもみなかった

市川愛里の演技を
ニットキャップ公演以外で見るは初めてだけど
よりナチュラルな芝居に近づいた気がする

それと
押谷裕子の名前は覚えておこう

死立探偵

死立探偵

劇団ジャブジャブサーキット

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2008/10/22 (水) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

BGMは
Jazz、Jazz、Jazz…

もちろん
暗転の際もJazz

いいねぇ
それだけで落ち着きます

内容は
かなり早い段階から
…だろうなぁ
と思ってたとおりの結末

ミステリー物にありがちな展開かな

でも
それぞれの役者がいい味出していて
最後まで飽きることなく楽しめました^ω^

お前がオールドファッション買ってきたんだからお前が食えよ!

お前がオールドファッション買ってきたんだからお前が食えよ!

試験管ベビー

ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)

2010/11/06 (土) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

試験管ベビーらしい舞台でした
とある雑誌編集部

ドーナツを溺愛する編集長のわがままのため
散々振り回されるスタッフ達

一癖も二癖もある作家に
「ドーナツ」をテーマとした作品を依頼しに行くものの…



細かいストーリーを書き始めるときりがないので
思いっきり省略(;´▽`A


次号はドーナツをメインテーマとした特別企画

新人記者・田代を含めた編集者達は
無理を承知で作家の元へ


そこで出てきた作品は

アル中の漫画家・青塚不二夫
「あくまで秘密のアッコちゃん」

ノリがいいのか悪いのか歴史小説家・吉波尚太郎
「隠し剣鬼の爪のドーナツ」

パクリばかりの映画作家・吉崎駿
風の谷出身!?
赤い服を身にまとい
腰には針の剣…
「一人暮らしのウリエッタ」

とりあえずアーティスト・吉渕剛
インタビューの内容は
逮捕歴・広島暴力事件・ギター弾けない&口パク疑惑?

お調子者写真家・ヨラーキー
「は」の文字の右上にドーナツで『ぱ』
「ひ」にドーナツで『ぴ』

ハイキングに出掛け行方不明の漫画家・吉井儀人
無事に帰ってきたものの
編集長の
「夢オチはないでしょ!」
の一言で没


ひとつの作品を
きついパロディで綴る短編集

それぞれを(芝居中の)雑誌記事として
採用か不採用かを決めるのが我々観客


採点方法は

客席に張り巡らされた流しそうめん風のレール

入場時に一人ひとりに渡された5個のスーパーボールを
面白かった作品ひとつにつき1個流し
一か所に集められたボールの多さで
採用・没が決まるシステム

よくわかんないけれど
これも何かの番組のパロディ(パクリ?)らしい

そう
それが今までにない大掛かりなお客様参加システム

確かに大掛かりなセットだ…

なんとなく感じたんだけど
これをやりたかったがために
今回は小さな小屋を選んだんじゃないか( ̄ー ̄;)

ちくさ座のキャパで流しそうめんは大変だもんねぇ



短編一つ一つに
ドーナツの商品名をタイトルとして用いたセンス

ドーナツ(と編集長)に振り回される
編集部記者と作家達のドタバタパロディ

編集長と副編集長の恋話(?)

お客様参加システムを仕切るMCウリエッタ

ウリエッタと少年のおバカなかけ合い…


この芝居にテーマはない(でしょう、きっと…)

ドカッというよりも
ジワジワと利いてくるニヤリとした笑い

いやっ
楽しかったっす!!

後にはスッキリ何も残らない

いいんですよ
その時に楽しければ…

それが試験管ベビーです…よねっ (・∀<)



【余談:1】

今回
いつもは選ぶはずのない
最前列ほぼ中央に座っちゃいました


目の前に何度も登場するMCアリエッタ役の奈々さん

極力目を合わさないようにしていたけれど
見ないと話に集中できないし
でも間近で見つめると妙に照れくさくて…

終演後にお声掛けしたところ
ボクが最前列にいたのを認識していたらしく
(当たり前ですよね、最前列ですもん)
奈々さんも目のやり場に困っていたとのこと

そりゃ、やり難くかったでしょうね
知ってる顔が目の前にあったんだから…

次は迷惑かけない席を選びます (´-ω-`;)ゞ


【余談:2】

新人記者・田代役の佐川祐未

以前は
頭なでなでしてあげたくなるキャラだったのに
いつの間にやら素敵な女性に…

何があった???


【余談:3】

漫画家以外の作家陣を一人で演じた吉森さん

吉渕(長渕さんのパロディ)は
あまりに無理がありすぎでしょ

「オォ~ イェ~イ♪」って…

笑いすぎて腹が痛くなった (≧∇≦)

吉森さん
最高 (*・∀-)☆

その穴・・・

その穴・・・

シアタームーン2

シアターココ(愛知県)

2009/10/22 (木) ~ 2009/10/31 (土)公演終了

満足度★★★★

プロの舞台
ちょっぴりですがネタバレありです 
 
珍しいL字型の舞台 
 
 

ネタバレBOX

Lの短い一辺は通常の舞台位置 
 
閉じ込められた2人の男 
 
一人は背中に金属柱が刺さる重傷で 
その命は長くはもちそうもない 
 
そこへ現れた女は何やらわけありの様子… 
 
怪く重苦しい空気の流れる短い一辺の舞台上 
 
 
 
そして 
もうひとつの長い一辺は通常の客席壁際に… 
 
閉じ込められているかもしれない人間を救出すべく 
ひたすら穴を掘り続けているのは 
中部地区のお荷物と陰口を叩かれている
東南地区レスキュー部隊の隊員たち   
 
そんな中
用を足すため勝手に本部に帰ってしまった一人が
や~っと戻ってきた 
 
と思ったら  
大事な物を何処かに置き忘れてきたことが判明… 
 
緊迫しているはずの長い横穴の中で 
頑張ってるんだかいないんだか 
あ~でもないこ~でもないと繰り広げられるお馬鹿な会話 
 
長い一辺の舞台上では 
てんでばらばら 
チームワークという言葉には程遠い隊員たちによる 
面白おかしいドタバタ喜劇 
 
 
 
2つの舞台上で進む展開は 
陰と陽 
サスペンスとコメディー 
 
どうやってこの2つを繋げるのかと思っていたけれど… 
 
違和感のないのエンディング 
さすがですね 
 
エンディングのその先はどうなるのか 
観る者それぞれに想像させるいうのは良いかも… 
 
 
プロの舞台を楽しませていただきました 
ありがとうございます 
 
 
 
少年ボーイズ次回公演は来年1月 
オイスターズ平塚直隆氏の作品とのことです 
 
名古屋公演 2010年1月11日~18日 theater MOON 
東京公演  2010年1月22日~24日 ウッディーシアター中目黒 
 
乞うご期待!
自転車英雄

自転車英雄

オイスターズ

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2009/10/23 (金) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

面白い!
6畳ほどの小さな部屋(舞台)に 
総勢9人の役者と自転車が2台 
 
さらに途中で散らけた 
ざる蕎麦の蒸篭が数十個 
 
他にも家具やらちゃぶ台があるし 
舞台奥中央には高さ1.48Mのトンネル入口(出口?)が… 
 
 
入れ替わり立ち代わりの役者 
自転車は走る
蒸篭は飛ぶ 
 
狭っ! (;´▽`A 
 
わざとであろうけれど舞台の広さに無茶があるため 
役者同士が落っこちないよう気遣いながらの演技が 
おかしいのなんの… (^m^ ) 
 
 
肝心の話の展開も奇想天外 
 
どうしてそういうやり取りになるのか 
先がまったく読めないバカばかしさは 
面白いったらありゃしない ( ̄m ̄*) 
 
 
これまで 
「劇玉(短編3本)」
「トラックメロウ(カラフル3 2nd)」
という短編しか観たことがなかったから 
今回のオイスターズは新鮮に感じました 
 
不条理会話演劇 
いいですね d(・∀<) 
 
 
ただ一つ気になった点はといえば 
何度か繰り返された長すぎる間 
 
一度二度なら笑えるけれど 
くどいくらい繰り返されると 
飽きちゃいますから… 
 
 
次回作も期待してま~す (^▽^) 
 

ここまでがユートピア

ここまでがユートピア

劇団あおきりみかん

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★

あおきりワールド
舞台上に大量の本物の砂を持ち込み
小さな島をイメージしたシンプルなセット

ネタバレBOX

周りに置かれた大小様々な箱は
時に、椅子とテーブルになったり
また、海岸沿いの岩になったり


自身の体を中心に
半径1m強の小さな円をひとつの国とした
小さな小さなユートピア

それぞれの主は
己の理想を求め自身で決めた10個のルールを
厳格に守り続けなければいけない

規律正しい生活を求めた者
ロハスに目覚めた者
好き勝手に時間を過ごしたい者…


そしてもうひとつの決まりごとは
手を伸ばせば届いてしまう距離感にある
他の人(国)の陣地に入ってはいけないこと

間違って入ってしまった場合は
息継ぎなしに
「トピア、トピア、トピア…」
と叫び続けていればセーフ

もし息継ぎをしてしまったり
トピアを言いそびれてしまったら
即、相手の国に吸収され
以降はその国のルールに従う住民となってしまう


逆にそれぞれが頭に巻いている鉢巻を奪うことができれば
自身が相手国を吸収することができる
(一種の陣地取り…かな)


実験的なユートピア間で起こる
十人十色の喜劇(悲劇)的生活


ひとりで生きていると思っていたり
ひとりで生きたいと思ってみたり

確かにひとりは楽だけど
本当にひとりっきりで生きていけるんだろうか

誰かに頼ったり頼られたり
助けられたり助けたり…


こうじゃなきゃいけないという理想や
こうであれば楽なのにという理想

もしかしたら
どれもが妄想や勘違いなのかもしれません

ましてや自身で守りきれない決めごとを
他人に求めるのは無理なこと

万人が何の不自由もなく快適に生きるなんて
絵空事なんでしょうね


前作「占いホテル」が比較的わかり易い作品だったのに比べ
今回は、また難解な見せ方に…

ボク好みではあるけれど
観劇経験のない方にはおススメできません(; ̄▽ ̄A


多分
観る者それぞれが違う捉え方をする作品だと思います

観終わってからの大きな宿題が散りばめられている…

それが
あおきり(鹿目)らしさなんでしょうか


頭は低く目は高く
口慎んで心広く
孝を原点とし他を益する

こんな言葉が頭に浮かびましたが
これも理想ですよねヾ(;´▽`A``
箱を持っている

箱を持っている

劇団あおきりみかん

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2009/06/25 (木) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

満足度★★★★

箱持ってます(きっと・・・)
色、形、大きさ…
様々な箱を持った、総勢16名の登場人物

ネタバレBOX

その箱は、それぞれの性格であったり、人間性を
表す物ということかなのか…

また、その箱は、誰にでも見えているわけではな
く、自身について、何らかの思い悩みがある者に
しか見えないようである


自分と全く同じ色形の“箱”を持った者を探し出
し、その箱を潰してしまえば、元の、箱が見えな
い普通の生活に戻れるらしい

同じ箱を持っている者こそが、自身と同じ穴の狢
であり、自身の鏡であるのだから


自身が、果たしてどういう人間なのか
どうなりたいのか
どう生きていけばいいのか

人は自分をどう見ているのか
人と自分はどう違うのか…


社会生活に溶け込むため、自身を押し殺し、結果、
何もかもが見えなくなり苦しんでいるという矛盾

自身を知り、箱を潰さないと(殻を破らないと)、
いつまで経っても、先へは進むことはできないの
かもしれない



人の心を、裏から、側面から、中から穿り出し、
コミカルに、皮肉に、鋭く表現している作品だと
思います


笑いながら、はっ!と気付く

「これって、オレのことじゃん」
と…


『パレード旋風~』『蒲団生活者』などの流れか
ら思うに、これが鹿目ならではの表現方法なんで
しょうね

数年前のあおきりは知りませんし、今の鹿目の本
は万人受けするものではないのかもしれませんが、
ボクにはドンピシャ合ってるようです


面白かった!!
重要なことは棚に上げて話す

重要なことは棚に上げて話す

play unit-fullfull

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2008/11/01 (土) ~ 2008/11/02 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
優柔不断、ウジウジして言いたいことを言えない男たち
我がを通すため、ストレートに感情をぶつける女たち

かすみの夫が何故あんなにモテるのかはおいといて
どこにでもいそうな登場人物に親近感がわきました

あ~っ、いるいる…って感じでしょうか


あれもこれもと話を詰め込み過ぎの感があり
ひとつ間違えばグダグダになってしまいそうでしたが
幼なじみの弘美を上手く使うことにより
最後まで飽きさせることなく観せていたように思います


面白かったですよ

次もまた期待しています

「ハードボイルドエッグズ」「インポッシブルドリームズ」

「ハードボイルドエッグズ」「インポッシブルドリームズ」

シアタームーン2

シアターココ(愛知県)

2009/06/24 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

不条理演劇
まだまだ公演折り返し地点なので
当たり障りのない程度のレビューを…


フライヤーや諸々ウェブサイトを見て想像していたものと
全く違った舞台だったため少々面食らっちゃいました


この手のブラックスパイスの効いた作品って
ボクの好みの一つでもあり
充分に楽しむことができました

「ど真ん中で右を向いている ちょっぴりタカ派」
のボクとして
ひとつだけ引っかかったところがあった為
出演者のこもる氏に問い合わせたところ
迅速にご丁寧な回答をいただきスッキリした次第です

細かいところにまで
ちゃんとした意味がある…

さすがですね

うん
間違いなく面白かったです

キバコの会 「素。」

キバコの会 「素。」

キバコの会

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2009/05/29 (金) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

さすが本物は違う!

いきなり前説として堤監督が登場したり
(前説アシスタントは少年ボーイズの安藤さんでした)
場内アナウンスが山寺宏一氏だったり…

本編を前にしての粋な計らいから始まり
その後は実力派俳優さんたちの舞台を堪能できました

やっぱり違いますね
本物の舞台俳優さんの演技っていうのは…

凄い、ホントに凄~い!(☆▽☆)


そうそう
ベテラン勢の中に混じって
唯一の若手として出演していた柳田衣里佳ちゃん

いやいや
なかなかの演技でした

いずれ大きく化けるんだろうな~

将来が楽しみな女優さんとして
要チェックですよ d(・∀<)


また
本編が終わり
全キャスト揃っての挨拶で終わり…かと思いきや
まだまだ続く憎い演出

楽しかった~♪


でもね
肝心のストーリーが
どうも尻すぼみみたいな気がしてならないんです

え!?そこで終わり???
って感じでしょうか

話終わってないでしょ
あれじゃ…

それとも
次回へ続く布石なのかなぁ?(;´▽`A

パレード旋風が巻き起こる時

パレード旋風が巻き起こる時

劇団あおきりみかん

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2008/07/03 (木) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

シュールだなぁ
『内向的外向喜劇』って??? 
 
そんな【?】を心の片隅に 
期待に胸膨らませながら観てきました 
 

ネタバレBOX

うん 
嫌いじゃないですよ、こういうシュールな作品 
 
演じる役者も大変でしょうが 
観てる方も息を抜けない緊迫感がいいですね 
 
 
でも、どうでしょう!? 
 
あのテンポに、テーマに
ついていけなかったお客さんも 
少なくなかったんじゃないでしょうか? 
 
ボクの隣に座ってた学生さん 
他のお客とは別世界を観ていような… 
 
いかに観せるか、演じるか
少々難しい本のような気がします
 
 
どちらかと言えば
舞台よりも
テレビや映画向きの作品なのかもしれないですね
 
 
細かいことを言えば…
 
 
ユニゾン&大声&早口でまくしたてる部分
 
完璧に揃ってなきゃ 
全て聞き取るのは無理 
 
 
『ギャル~閉じません の時にも気になった“間” 
 
時に芝居が“停止”しちゃう感覚は何故でしょう? 
 
“静”と“動”は必要不可欠でしょうが 
流れを止めちゃう“間”はいただけません 
 
 
とはいえ 
楽しかったですよ 
 
いいもの観せていただき 
ありがとうございました
 
明日の名古屋最終日 
来週の東京公演 
頑張ってくださ~い 
 
 
其の拾九も期待してますよ~♪ 
占いホテル

占いホテル

劇団あおきりみかん

テレピアホール(愛知県)

2009/11/20 (金) ~ 2009/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

レビュー!?
ネットで“あおきりみかん”を検索すると 
「以前と比べ大きく変わった」 
という発言を度々見かける 
 
変わったからどうなのかと言えば 
思った以上に否定派が多いような… 
 
 
ボクの場合 
『「ギャル~閉じません~』以降しか観ていないので 
それ以前がどういう作風だったのかよくわからない 
 
DVDで何作かは観たけれど 
生で観るとのは感覚が違うだろうしね 
 
ちなみに『「ギャル~閉じません~』は 
“あおきり”初となる外部作家(松木麻里子)の作品 
 
したがって 
ボクが生で観た鹿目の作品は 
『パレード旋風が巻き起こる時』からってこと 
 
だから 
「変わった」
と言われ始めた以降の
ほんの数本しか観てないわけで… 
 
その作風を素人のボクが言い切るのはかなり失礼
もしくは的外れかもしれないけれど 
一言で言ってしまえば 
あえて答えを出さない作品かな 
 
観る者それぞれが微妙に違う感覚を持ってるんだから  
当然の如く自身で導かなきゃいけない答えは千差万別… 
 
それを 
「不親切」 
「わかり難い」 
と言ってしまえばそれまでなんだけど 
ボクから言わせれば 
それが“あおきり(鹿目)”の面白さなんじゃないかな 
 
 
答えを出さない 
それが答えのような… (『OnYourMark』CHAGEandASKA) 
 
↑なんて歌詞が頭に浮かんだ(;´▽`A 
 
 
複雑な展開に置いていかれないよう頭を回転させつつ 
自身の答えを探りつつ… 
 
確かに  
それはそれで結構忙しいんだけどね(; ̄ー ̄A  
 
 
で 
それが好きか否かと言われれば 
大好き!!です^ω^ 
 
人間の表面と深層心理のギャップを 
チクリ!グサリ!と皮肉りあざ笑いながら 
その憂いに愛おしさを感じさせるような… 
 
そんな“あおきりみかん”が大好きだ~~~!(*・∀<*)
 
 
と 
全くレビューになっちゃいないけれど 
東京公演を控えているから 
今回の作品の内容には触れない方がいいかと… 
   
それでもちょっとだけネタばらし 
 
大掛かりなセットがまさか!という展開に… 
大道具さん大変だったろうな~ 
 
往復ビンタを喰らう新藤(松井真人)の表情が 
素を見ているようで◎ ( ̄m ̄*) 
 
何度か出てくるダンスは 
大きなステージならではの演出かな? 
ついつい
お気に入りの手嶋仁美ばかりを目で追っちゃった(;´▽`A 
 
 
関東の皆さん 
決して観て損はない劇団ですよ~(*・∀<*) 
 
名古屋が誇る“あおきりみかん”
是非とも観てやってください 
 
東京公演 
まだまだ席に余裕があるそうです。。。

トラックメロウ

トラックメロウ

オイスターズ

長久手市文化の家 風のホール(愛知県)

2009/05/02 (土) ~ 2009/05/04 (月)公演終了

満足度★★★★

うん、オイスターズだ

期待どおりのユルユル感…
間違いなくオイスターズらしい舞台でした

あの無茶苦茶で理不尽な掛け合いは
他に類を見ない面白さ

ヤル気あるのかないのかわからない演技
独特の間…

グダグダなのに
最後まで飽きさせないのは流石ですね

オイスターズ!最高!!(*・∀-)☆


罪なき子供のヒドイ罪

罪なき子供のヒドイ罪

試験管ベビー

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2009/10/17 (土) ~ 2009/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった~♪
とある小学校の卒業生数名が
20年振りに集まった

呼び出したのは
昔も今も強い女・石川

呼び出された面々は
当時いじめっ子だった富山
皆のまとめ役・横田
いじめられっ子・後藤


石川は
小学校時代の思い出を収めたタイムカプセルを
どうしても掘り起こしたい

タイムカプセルの中には
大好きだった新任教師奈津子先生が
自分宛てに書いてくれた手紙が…


石川に脅かされつつ
アラサー男3人がチンタラ堀り始めるものの
出てくるのは他のクラスや学年のカプセルばかり


諦めかける男たちに
石川が告げる

奈津子先生は
彼らが卒業した5年後
突然亡くなったらしい


自殺との噂もある先生の死

奈津子先生に何があったのか
何故死んでしまったのか…


石川と男たちは
思い出の手紙とともに
先生が死んだ理由を探すため
タイムカプセルを掘り起こし続ける


他人の思い出の中に綴られていたのは
いじめと向き合う奈津子先生の姿

さて
その真相とは…

ネタバレBOX


こう書いちゃうと
かなり重たい話かと思われそうですが
そこは流石の試験管ベビー

怒涛のギャグとパロディーで
これでもかと笑わせてくれました



耳のないネコが机の中から出てきたと話すのび太を
バカにしいじめる同級生たち

助けに現れたネコは
確かに耳がなく腹の辺りに袋を持っている


助け出した後
のび太に白い粉を渡し
それを金と交換してこいと脅す
もしかして「ドラえもん」(!?)


観たことないからよくわかんないけど
「ちびまる子ちゃん」ネタ

ゴメンなさい

ホントに観たことないから
まる子ちゃん以外のキャラを知らないんです(*ノω<*)


「キテレツ大百科」
クラス会での話し合いの内容は
給食費を払っていないコロ助を同級生として認めるか否か

結論は
ペットとして飼えば問題ないと
以前からそこにいた“耳のないネコ”と一緒に…

コロ助の運命は Σ( ̄ロ ̄lll) 



ほぼ
何でもありの展開です

竹刀やビンタはマジで打ち込んでるし
パロディーはやっぱり度を越えてるし…

原作者に叱られてもし~らない( ̄m ̄*)



もちろん
試験管ベビーの公演じゃお約束の
お客様参加システムもありました

今回
マスゲームに参加させられ…
いえ
参加させていただきました(;´▽`A

はい
楽しかった…ですです



そんなこんな言いつつ
芯のテーマはいじめや生死

笑いの中にも
ドキッとしたりジーンときたり


上手いよね~



オマケのスペシャルコントは3本

お目当ての東京ポエマーズは
昨夜の公演に当たったらしく残念でした


面白かったからOKです

次回公演の
前振りらしきコントもあったし…



いいね~
試験管ベビー

これからも
楽しませてください(*・∀-)☆



今日は
過去の公演DVD(「サヨウナラ~」「ラボ」)
ついつい2本も買っちゃっいました

じっくり観たいと思います^ω^


それから
奈々さんと
ちょっとだけお話できました~

ルン♪
ピラカタ・ノート

ピラカタ・ノート

ニットキャップシアター

千種文化小劇場(愛知県)

2011/03/12 (土) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

も一回
もう一度観たい!

京都まで行っちゃおうかな…

はかない恋の話でも

はかない恋の話でも

試験管ベビー

長久手市文化の家 森のホール(愛知県)

2009/05/02 (土) ~ 2009/05/06 (水)公演終了

満足度★★★★

1時間じゃ足りない…

試験管の良さを魅せ切るには
1時間って時間は短か過ぎるよね

も~っと面白いはずだもん


いつものお客さま参加システムは
今回の場合、よくわからないものだった

今回、客の反応(二者択一)によって
その後のストーリーが変わるとのことだったけど
(アーメンだったのかオーメンだったのか?)
その答えを判断している基準が曖昧でしょ

初日、二日目、三日目で
それぞれ違う進行になっていたのかなぁ???

これは突っ込みどころですよね

いつかの機会に
きっちりと説明してもらわなきゃ(^m^ )


全体的には
いつもどおりバカバカしい笑い満載で
間違いなく面白かったです


時間枠の関係上
物足りなさを感じてしまった分
次の舞台にさらなる期待をしています

流される

流される

オイスターズ

千種文化小劇場(愛知県)

2010/06/24 (木) ~ 2010/06/26 (土)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
いやぁ
完成度高かったですよ

ちょっぴり“あおきり”っぽい(?)演出もあった気もしましたが
平塚さんならではの台詞・間はさすがとしか言いようがない

これまでも面白かったオイスターズですが
今回のが一番かも…

サルマタンX vs ドクターベン

サルマタンX vs ドクターベン

ニットキャップシアター

長久手市文化の家 風のホール(愛知県)

2009/05/02 (土) ~ 2009/05/04 (月)公演終了

満足度★★★★

いい!
子供の頃
いじめっ子“杉浦”に意地悪され
学校でウ●コをもらしてしまった“こーじ”

その屈辱から
以降、二度とウ●コをしないと心に誓う


それから30年

昼間は金塊サギ集団のリーダーという顔を持ちながら
家では明るくウ●コの話ができる家族の長となった“杉浦”

彼はさらにもう一つ
“サルマタンX”と呼ばれるヒーロー(?)という顔を持つが
果たしてどんな活躍をしているのかは不明


一方
あの日以来
血の滲むような努力(?)と研究を重ね
不気味な研究者“Drベン”となっていた“こーじ”

便移行装置を完成させ
30年振りにサルマタンX“杉浦”の前に現れる

すべては復讐のために…
 
 

ネタバレBOX

 
半分どころか
ほとんど下ネタです(^∇^*)*^∇^)


そもそも
ウ●コがテーマだもん

初体験が13歳だの
娘の担任教師は小学生好きなロ●だの
バ●ー犬だの
ク●ニがどうこうだの…

深夜番組でも放送できないようなネタばっかり

こんな芝居
子供にゃ観せられないよね、絶対(;´▽`A



『サルマタンX vs ドクターベン』って題名なのに
最後に解決するのは“Drベン”のオカン“ベン子”の一言
「ウ●コしたいんなら、トイレ行ってきなさい!」

30年振りにトイレで用を足すことのできた“Drベン”
で、めでたしめでたし…って( ̄m ̄*)


兎にも角にも
ばっかばかしい芝居(*≧m≦*)

芝居が上手いとかそうじゃないとか
そんなの横に置いといて
カラフルでこれをやっちゃう劇団の度胸に
思わず感心しちゃった

すげぇよ、ニットキャップd(・∀<)


あまりにもくだらない話が面白過ぎて
勢いで台本まで買っちゃいました

ついでに
見逃した前作『愛のテール』の台本も…


騙されてるのかな、オレ(; ̄ー ̄A
クレームにスマイル2009

クレームにスマイル2009

ニットキャップシアター

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2009/11/06 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった
自身の都合のみを優先し 
怒り、焦り、痛み、葛藤の責任を 
その場にいない誰か(何か)に転嫁しようとする者たち 
 
が 
本来、その責任は誰か(何か)にあるのではなく 
やっぱり自身の中にあるんじゃないだろうか 
 
最初は知らない誰かの死に向けられていた苛立ちが 
やがて切ない想いへと変化してゆく… 
 

ネタバレBOX

 
っていう内容だけど 
これを重たいばかりの話にしないのがいいね 
 
いやいや 
重たいどころか 
予想どおり(以上?)の下ネタが炸裂するし  
見事としか言いようがない天丼や 
ネタなのかアドリブなのかわからない小声でのボヤキ等々… 
 
腹の底から笑わった笑った((●≧艸≦) 
 
照明、小道具の使い方、間の取り方も 
ホント上手いよね~ 
 
役者が楽しんで演じてるのがわかるし 
客も大ウケしてるんだもん 
 
楽しかったっす(*・∀-)☆ 
 
 
昨年の第24回公演では10人で演じられた戯曲だが 
今回の再演では 
出演予定だった内一人が体調不良で降板… 
 
しかし 
代役を立てることなく9人での上演となったらしい 
 
公演後(本来の10人用の)台本を買ってきたので 
後日、ゆっくりとその違いを探ってみよう^ω^ 
 

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