満足度★★★★
試験管ベビーらしい舞台でした
とある雑誌編集部
ドーナツを溺愛する編集長のわがままのため
散々振り回されるスタッフ達
一癖も二癖もある作家に
「ドーナツ」をテーマとした作品を依頼しに行くものの…
と
細かいストーリーを書き始めるときりがないので
思いっきり省略(;´▽`A
次号はドーナツをメインテーマとした特別企画
新人記者・田代を含めた編集者達は
無理を承知で作家の元へ
そこで出てきた作品は
アル中の漫画家・青塚不二夫
「あくまで秘密のアッコちゃん」
ノリがいいのか悪いのか歴史小説家・吉波尚太郎
「隠し剣鬼の爪のドーナツ」
パクリばかりの映画作家・吉崎駿
風の谷出身!?
赤い服を身にまとい
腰には針の剣…
「一人暮らしのウリエッタ」
とりあえずアーティスト・吉渕剛
インタビューの内容は
逮捕歴・広島暴力事件・ギター弾けない&口パク疑惑?
お調子者写真家・ヨラーキー
「は」の文字の右上にドーナツで『ぱ』
「ひ」にドーナツで『ぴ』
ハイキングに出掛け行方不明の漫画家・吉井儀人
無事に帰ってきたものの
編集長の
「夢オチはないでしょ!」
の一言で没
ひとつの作品を
きついパロディで綴る短編集
それぞれを(芝居中の)雑誌記事として
採用か不採用かを決めるのが我々観客
採点方法は
客席に張り巡らされた流しそうめん風のレール
入場時に一人ひとりに渡された5個のスーパーボールを
面白かった作品ひとつにつき1個流し
一か所に集められたボールの多さで
採用・没が決まるシステム
よくわかんないけれど
これも何かの番組のパロディ(パクリ?)らしい
そう
それが今までにない大掛かりなお客様参加システム
確かに大掛かりなセットだ…
なんとなく感じたんだけど
これをやりたかったがために
今回は小さな小屋を選んだんじゃないか( ̄ー ̄;)
ちくさ座のキャパで流しそうめんは大変だもんねぇ
短編一つ一つに
ドーナツの商品名をタイトルとして用いたセンス
ドーナツ(と編集長)に振り回される
編集部記者と作家達のドタバタパロディ
編集長と副編集長の恋話(?)
お客様参加システムを仕切るMCウリエッタ
ウリエッタと少年のおバカなかけ合い…
この芝居にテーマはない(でしょう、きっと…)
ドカッというよりも
ジワジワと利いてくるニヤリとした笑い
いやっ
楽しかったっす!!
後にはスッキリ何も残らない
いいんですよ
その時に楽しければ…
それが試験管ベビーです…よねっ (・∀<)
【余談:1】
今回
いつもは選ぶはずのない
最前列ほぼ中央に座っちゃいました
で
目の前に何度も登場するMCアリエッタ役の奈々さん
極力目を合わさないようにしていたけれど
見ないと話に集中できないし
でも間近で見つめると妙に照れくさくて…
終演後にお声掛けしたところ
ボクが最前列にいたのを認識していたらしく
(当たり前ですよね、最前列ですもん)
奈々さんも目のやり場に困っていたとのこと
そりゃ、やり難くかったでしょうね
知ってる顔が目の前にあったんだから…
次は迷惑かけない席を選びます (´-ω-`;)ゞ
【余談:2】
新人記者・田代役の佐川祐未
以前は
頭なでなでしてあげたくなるキャラだったのに
いつの間にやら素敵な女性に…
何があった???
【余談:3】
漫画家以外の作家陣を一人で演じた吉森さん
吉渕(長渕さんのパロディ)は
あまりに無理がありすぎでしょ
「オォ~ イェ~イ♪」って…
笑いすぎて腹が痛くなった (≧∇≦)
吉森さん
最高 (*・∀-)☆