ここまでがユートピア 公演情報 劇団あおきりみかん「ここまでがユートピア」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    あおきりワールド
    舞台上に大量の本物の砂を持ち込み
    小さな島をイメージしたシンプルなセット

    ネタバレBOX

    周りに置かれた大小様々な箱は
    時に、椅子とテーブルになったり
    また、海岸沿いの岩になったり


    自身の体を中心に
    半径1m強の小さな円をひとつの国とした
    小さな小さなユートピア

    それぞれの主は
    己の理想を求め自身で決めた10個のルールを
    厳格に守り続けなければいけない

    規律正しい生活を求めた者
    ロハスに目覚めた者
    好き勝手に時間を過ごしたい者…


    そしてもうひとつの決まりごとは
    手を伸ばせば届いてしまう距離感にある
    他の人(国)の陣地に入ってはいけないこと

    間違って入ってしまった場合は
    息継ぎなしに
    「トピア、トピア、トピア…」
    と叫び続けていればセーフ

    もし息継ぎをしてしまったり
    トピアを言いそびれてしまったら
    即、相手の国に吸収され
    以降はその国のルールに従う住民となってしまう

    が
    逆にそれぞれが頭に巻いている鉢巻を奪うことができれば
    自身が相手国を吸収することができる
    (一種の陣地取り…かな)


    実験的なユートピア間で起こる
    十人十色の喜劇(悲劇)的生活


    ひとりで生きていると思っていたり
    ひとりで生きたいと思ってみたり

    確かにひとりは楽だけど
    本当にひとりっきりで生きていけるんだろうか

    誰かに頼ったり頼られたり
    助けられたり助けたり…


    こうじゃなきゃいけないという理想や
    こうであれば楽なのにという理想

    もしかしたら
    どれもが妄想や勘違いなのかもしれません

    ましてや自身で守りきれない決めごとを
    他人に求めるのは無理なこと

    万人が何の不自由もなく快適に生きるなんて
    絵空事なんでしょうね


    前作「占いホテル」が比較的わかり易い作品だったのに比べ
    今回は、また難解な見せ方に…

    ボク好みではあるけれど
    観劇経験のない方にはおススメできません(; ̄▽ ̄A


    多分
    観る者それぞれが違う捉え方をする作品だと思います

    観終わってからの大きな宿題が散りばめられている…

    それが
    あおきり(鹿目)らしさなんでしょうか


    頭は低く目は高く
    口慎んで心広く
    孝を原点とし他を益する

    こんな言葉が頭に浮かびましたが
    これも理想ですよねヾ(;´▽`A``

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    2010/05/23 23:01

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