【すくすく】
タテヨコ企画
吉祥寺シアター(東京都)
2011/06/30 (木) ~ 2011/07/04 (月)公演終了
満足度★★★
全体として眺めれば
教師と保護者ら人間関係を描いた物語。特に幼稚園を舞台にしなくてもどんな設定でも見られる、云わば大衆的な物語だ。内容としては割りに平坦でこれといった見所もなかったように思う。
不都合な四日間≪終演致しました!沢山のご来場ありがとうございます!≫
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
テアトルBONBON(東京都)
2011/06/29 (水) ~ 2011/07/03 (日)公演終了
満足度★★★★
前編からの繋ぎに苦しむ
コメディとして見れば楽しい企画だ。やはり1編目を担当した作家が一番楽なんじゃないかと感じた。後半になって、やたらとぐちゃぐちゃになり、これを一つの物語として見ると作品としては劣る。しかし役者を観ていると楽しめるという番外編だ。
異説 疾風維新伝 ~龍馬と駆け抜けた四日間~
pure cross
萬劇場(東京都)
2011/06/17 (金) ~ 2011/06/19 (日)公演終了
ともしび
劇団芝居屋
ザ・ポケット(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
ベタで安定した作品
初めから終わりまで安心して見られた人情劇だ。ベタ、というと何となく古臭いイメージがあるが芝居の基本だと思う。後半は亡き父の心持を理解できた息子が己の心を氷解していくのだが、それまでに、お節介な人々が交錯する心情の表現が面白い。
鬼泪~KIRUI~
カプセル兵団
アイピット目白(東京都)
2011/05/19 (木) ~ 2011/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★
ハイテンション
エネルギーに満ち溢れた舞台。慣れれば面白い。役者のキャラ建てが凄まじい分、丁寧な描写に欠けるが、コメディとしての見ごたえはあった。
関ヶ原でダンス
劇団6番シード
吉祥寺シアター(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
関が原で始まり、終わる
物語の軸は足軽百姓たち。彼らが戦に出陣する前の心境の表現に徹した舞台だったと思う。戦いたくない気持ちから、雨が降れば戦は始まらないだろうと、関が原で雨乞いのダンスを始める足軽百姓たち。とどのつまり、何がどうなったということもなく失笑するようなコメディ。全体的に楽しめた。
ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2011/05/12 (木) ~ 2011/05/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
響いた
視覚・聴覚・言語に障がいを抱えた少女ヘレン・ケラーと若き家庭教師アニー・サリバンの「奇跡の人」はあまりにも有名だが、この舞台も後年までも語り継がれるに相応しい芝居だった。セットはシンプルながらもテーブルや椅子の小道具を場面に応じて運び込んだりする様子は小劇団ならではの微笑ましい展開だと思う。また主役の二人が濃厚に丁寧に演じられ、喜怒哀楽の人間くさい演技にただただ感動した舞台だった。本当に観てよかったと思う。
グラデーションの夜 《群青の夜》 《黒の夜》 《桃色の夜》
KAKUTA
アトリエヘリコプター(東京都)
2011/04/13 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ホラーテイスト黒
「朗読の夜」と謳っているがきちんとした舞台だ。ホラーにも色々あるが、KAKUTA風テイストはそれほどドギツイ描写はないものの、見た後にじんわりと心に残る作品だ。また演出にもちょっとしたお茶目な部分を表現し、井戸から覗く空洞な目はしっかりとこちらの目にも焼きついてしまったりする。
だからか・・、夜にトイレに行けないのは。
線のほとりに舞う花を
てがみ座
王子小劇場(東京都)
2011/04/12 (火) ~ 2011/04/18 (月)公演終了
満足度★★★★
叙情的な音楽劇
物語は境界線の向こうとこっちで離れ離れになった姉妹を軸に、手紙によって繋がれ育まれた心理を表現していたように思う。歌は勿論のこと、衣装や舞台セット、そして全ての情景が叙情的に感じてとても美しかった。
また物語の進行役を勤める牛が彼の記憶の中で語り継ぐような構成になっており、それも斬新だった。全体を通して好みの舞台だった。
『いいえ、ヴィンテージです』
山田ジャパン
駅前劇場(東京都)
2011/04/08 (金) ~ 2011/04/11 (月)公演終了
満足度★★★★
前半と後半のバランスの見事さ
前半はコメディで突っ走り、後半は人間の黒の部分を表面化していた。心の中の闇の描写は多少とも誰にでもあるものだが、居残る女もやめた男も己に対しての自信のなさが膿のようにじわっと露出して、その描写も裏打ちされたものだった。もしかしたら、男も女もこうして一人で自分の人生を消化していくんだろうな・・。と思わせる舞台だった。悲しいような感覚もあった。素晴らしいと思う。
風の子ピュー
KUUM17
ART THEATER かもめ座(東京都)
2011/03/17 (木) ~ 2011/03/21 (月)公演終了
恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
王子小劇場(東京都)
2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
満足度★★★★
楽しかったっ
この劇団はとにかく勢いがある。しかも客席には関西弁が飛び交い、関東ではない雰囲気。それもまたいい。コメディだけではなく、ピアノの生演奏も素敵で、また本の筋も良く出来ていた。素晴らしいひと時だった。
ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】
バジリコFバジオ
OFF OFFシアター(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★
面白い!
不気味な人形がやたらリアル感があって楽しい。ジョンも似てるし。前説も楽しい。豆腐はいただけなかったが(食べ物は粗末にしてはいけない)、全体的にキャストも観劇者も戦っていたような空間だった。
ニーナ
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2011/02/01 (火) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
15年後
ニーナは描いていたイメージと随分違っていたが、3人の濃密な会話劇は飽きることなく観られ素晴らしい舞台だった。セットと舞台装置も良かった。
夏の夜の夢
劇団だるま座
アトリエだるま座(東京都)
2011/01/29 (土) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!
junkiesista×junkiebros.
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
bros.観劇
躍動感に溢れ、楽しい舞台だった。シリアスな場面で少し間延びしたが、それらを払拭するようなダンスの勢いだった。ダンスはもう少し多くても良かった気がする。
糞尿譚
劇団俳小
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/01/22 (土) ~ 2011/01/29 (土)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい!
舞台の上の風景は臭いが漂ってきそうな場面。主人公が住居としている長屋。糞尿桶、柄杓、舞台衣装・・・それらは、そのままリアルに見える。そしてそれをまことしやかに演じるキャストらの演技力に、ただただ、感服した。
特に気弱で卑屈で流されやすい主人公が、終盤には今までの鬱憤を吐き出すように糞を撒き散らし暴れるところは壮絶で、小気味良かった。
ただ、丁寧に描写するあまり、上演が長すぎて疲れたのも事実。
広島バッゲージ
アシメとロージー
タイニイアリス(東京都)
2011/01/21 (金) ~ 2011/01/23 (日)公演終了
満足度★★★
広島原爆と今
原爆の絡みでコメディとは危険すぎないか?とも考えたが、むしろ悲惨な原爆の語り部のような筋だった。言わんとしていることは充分に伝わったが、いかんせん長すぎた。90分程度にまとめてくれたら良かったと思う。
可愛い怪物
劇26.25団
駅前劇場(東京都)
2010/12/24 (金) ~ 2010/12/29 (水)公演終了
満足度★★★★
意外や意外!
もっとお堅い物語なのかと勝手に想像していたのだが、ハートフルコメディだった。親子の確執から引きこもりを経て大学生になった主人公が過去の過ちを訂正しに行く心情劇。楽しくて面白いちょっぴりジーンな物語。
ボーナストーク
ホチキス
王子小劇場(東京都)
2010/12/24 (金) ~ 2010/12/31 (金)公演終了
満足度★★★
日替わりゲストは要らなかった
アフタートークなら納得できるのだが劇中に乱入するゲストは逆効果のように思えた。小玉久仁子さんの迫真の演技はサイコーだった。舞台セットも素敵。もっと素敵なのが観客をノセル導入音楽。ついつい足でリズムを取った。