1
IN HER THIRTIES 2021
TOKYO PLAYERS COLLECTION
前作にあたる『IN HER TWENTIES』を観ていないことを激しく後悔してしまうくらい、素晴らしかった。同じ女性の30歳から39歳をそれぞれ演じる10人の役者さんもみな魅力的。
2
ドント・コールミー・バッドマン
24/7lavo
高評価なので、できるだけ前情報を入れないようにしていたが、いやあ、面白かった。役者さんも、24/7lavoの面々は勿論、客演陣もみな好演だし、見応えのある115分。
3
ホテルカリフォルニア
劇団扉座
扉座の40周年記念公演。劇中の高校生活は、自分とは数年のずれがあるのだが、この年齢になればもう誤差範囲。この青臭さが切なくて愛おしいし、楽曲のベタさ加減も、むしろリアルに感じる。
4
スペキュレイティブ・フィクション!
NICE STALKER
青春劇ともいえる、SF愛あふれる楽しい作品。主軸の2人以外のキャラクターもいいし、藤本紗也香推しとしても満足。
5
ぞうれっしゃがやってきた
公益財団法人武蔵野文化事業団 吉祥寺シアター
2年前の短編上演も興味があったけど、そのときは「親子のためのおしばい」として上演されていたので遠慮してしまった。今回の長編版は約90分。青☆組の吉田小夏さんらしい丁寧な作りで、不覚にも序盤から何度かうるうる。
6
セイムタイム,ネクストイヤー
演劇企画イロトリドリノハナ
チームP:森下知香・加藤大騎の回を拝見。今回、翻訳を改めたということもあるだろうが、過去に観た他劇団の本作とはドリスとジョージの造形が少し違っていて面白く、新鮮だった。
7
うわさにきく風2020-2021
やみ・あがりシアター
舞台上には駅の待合室。昨年春に上演予定だった「2020」、休憩10分を挟み、コロナ禍で展開される「2021」。河原邦恵さん、実によかった。やみ・あがりシアターの音楽の使い方は、そうマニアックな選曲というわけでもないのに、その使いどころやタイミング、音量等が絶妙で、毎度感心しているが、今回もそう。
8
物理学者たち
ワタナベエンターテインメント
デュレンマットはハヤカワのポケミスで出た小説をかなり前に読んでいて、ミステリーといってもトリック的なものではなく、登場人物の心理描写中心で何だか重たい作品だったが、今回観たこの舞台はほぼ「喜劇」。面白い。
9
ぶっかぶか
ここ風
前作のセットも良かったが、今回もペンションのセットが素晴らしい。序盤、話の噛み合わなさがギクシャクした展開のようにも思えたのが、だんだん話が見えてくるに従って、意表を突いた要素を入れながらも、気持ちよく収まってくる。
10
マツバラQ
グワィニャオン
20周年にして今回がグワィニャオン初観劇。細かなところまで作り込まれた、とても楽しい舞台で、前作を観ていないのが悔やまれた。