DNA
劇団青年座
シアタートラム(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
DNA 次世代に引き継がれるもの
舞台上で表現されるのは、私のいる現在の現実と同じような社会
社員は会社の方針に従ってあたりまえ
上司は部下に理不尽に命令して
仕事するなら個人的な生活を犠牲にしてあたりまえ
結婚したら子どもを産んであたりまえ
子どもを欲しいなら他にやりたいことは諦めてあたりまえ
こんな言葉を次世代に引き継ぎたくないですね
子どものいない夫婦の女性の方の叫びは今の現実世界で無言の圧力を受けている人々の悲鳴にも聞こえた
やりたい事を一つしか選ばせないような多様性の無い不寛容な現在の社会
不正行為を長年続けて改善できない会社
次世代に引き継がせないためには、自分が変えられてしまう前に変わらなければ会社も社会も変えられない そんなことを思って観ていた舞台だった
バグ・ポリス
テアトル・エコー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2019/08/16 (金) ~ 2019/08/26 (月)公演終了
ジャスパー・ジョーンズ
名取事務所
小劇場B1(東京都)
2019/07/12 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★
おそらく小劇場向きではないのだろうけれども舞台美術も頑張ったのだろう場面転換もうまくて面白く観劇できたと思う。はたして現在の日本に重なる?かどうかはともかく、人種差別、階級差別、いじめ、虐待、暴力、排除等々、ずーっとあり続ける社会問題をこんな風に舞台で観るのも興味深いです。
ドライビング ミス デイジー
ホリプロ
紀伊國屋ホール(東京都)
2019/06/22 (土) ~ 2019/07/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
草笛光子の舞台を観に行きたいと思っていたのですが、この公演を見つけた時は小躍りしました。作品も素晴らしくホーク役も文句なし!!
実をいうと私は舞台で観たことのないのです。映画のみだったのですが、草笛さんのミス・デイジーを観られて大満足です。ホークとの不思議な関係が大切な友人関係へとなってゆくその年月を舞台で見せてくれました。
明日ー1945年8月8日・長崎
劇団青年座
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/07/10 (水) ~ 2019/07/17 (水)公演終了
満足度★★★★
原爆投下前日の日常を描くことにより翌日の悲劇を浮き彫りにしてゆく舞台でした。私は初めて観るのですが原作をしっかり読んでみたくなりました。こういう骨太?な演劇が観られるのは老舗劇団だからこそなのか?新劇の強さなのかしら。
『methods』&『過妄女』
劇団山の手事情社
ザ・スズナリ(東京都)
2019/06/21 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★
「methods」を観てきました。
劇団山の手事情社を観るのは初めて。
ん〜「フリーエチュード」の、こんなしぐさって?なんか観ていてつまらないし私の共感力が低すぎて劇場へ来たのを後悔した。やっぱり合わないってあるものね。
でもスタンダップコメディアン?が登場してからの後半エチュードはちょっと面白かったかな。しかし「寸劇づくり」はね〜観客からお題をってなってるけれどまあ出た「お題」も何アレ?てなもんですから仕方ないけれど関連はこじつけでなんでもあり。これなら予め作っておけますね。いや~老舗劇団みたいだから観客も高齢者が多いの?なんか私場違いだったのかな。
「過妄女」を観て来ました。
いや~チケット買っちゃたのだから観なくちゃねと懲りない私。
合わないってわかっちゃたのにね~。
原作はチェーホフの「かもめ」です。意外にも合わない私でも観られたね。
恋愛と退屈、閉塞感でいっぱいの「かもめ」を「剥製」と「生きた人間」の対峙として描かれているのは面白いかな。
演出家はどう意図したかはわからなかったけれど、ここにいるすべては「剥製」だと私は受けとめました。
つまり演じている役者も演出家含む、この劇団そのもののも観に来ている観客もすべて、生きていない「剥製」だということ。
それにしても満席でしたので大人気の劇団のようですね。さすが老舗!!
私は合わないので、もういいかなと思いました。
冒険するとこういうこともあるさっ。
六月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2019/06/01 (土) ~ 2019/06/25 (火)公演終了
満足度★★★★
吉右衛門の「石切」はやっぱり素晴らしいですね〜。観に出かけて良かったですよ。梢がね~可愛い娘って感じで夫のために身売りも…という健気な人妻には見えなかったのは残念でしたが、お若い役者のようですからそのうちなんとかね~と。
そして「封印切」です!!私は初めて観る仁左衛門の封印切〜楽しみにしていました。忠兵衛がちょっと三枚目みたいな可笑しさもあってまるで喜劇っぽいのです。前半は恋する二人に思わず見ているこちらも笑みがね。ふふっ
後半は二階に忠兵衛がいるところへ八右衛門がやってきてついに封印切へと…。「五十両」「二百両、びっくりするなまだあるわい」と…。ああ仁左衛門の忠兵衛が観られて良かったです。八右衛門がね〜ちょっとねワーワー台詞言っているだけみたいに私には思えてん〜って感じでした。おえんさん(秀太郎)梅川(孝太郎)はとっても良かったのでちょっと残念でした。
闇にさらわれて
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/06/23 (日) ~ 2019/07/03 (水)公演終了
満足度★★★
最近多い気のするナチ政権下の悲劇を描いた舞台です。ん〜ただ第一幕の獄中の場面が私はどうも...ひとりこぼれてしまったような状態に。なんだろうあの感覚は。全体的にはいい舞台だったと思うのですがね〜。
アミとナミ
劇団桃唄309
座・高円寺1(東京都)
2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★
桃唄308を久しぶりに観て来ました。ハンセン病を題材というのにも興味がありました。ん~面白いのですがつかみどころがわからないというか。でもまた機会があれば観に行こうと思います。
ご馳走
西瓜糖
ザ・スズナリ(東京都)
2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
ボッコちゃん ~ 星新一 ショートショートセレクション ~
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2019/05/30 (木) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
wakasagi -ワカサギ-
劇団大富豪
ザ・ポケット(東京都)
2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了
「ヒトハミナ、ヒトナミニ」の観劇時にフライアーを観てチケット予約したのだが私の求めていた舞台では無かった。「面白い」だろうが取り残されてしまった私でした。まあ人気の劇団のようなので私はイラナイ観客でした。
拝啓、衆議院議長様
Pカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/02/06 (水) ~ 2019/02/11 (月)公演終了
満足度★★
実は全く期待していなかったので、ヒドいものではなかったので思ったよりはマシでした。
この舞台でも犯人の主張ばかりが強調されてしまっていたのが残念でしたね。犯人により排除の対象にされた身体障害者の声も聞こえてこない舞台。まるで匿名で発表された犠牲者のように。これが取っ掛かりとするなら続編が必要だろう。あまりに足りなすぎる!!
話は犯人を弁護する男の目を通して描かれるのだが、作家が若く幼いのか広がりがない、作品を書くに当たって取材したのか疑問だ。また、この弁護士の台詞として死刑についてもふれるのだがココまた不十分と思う。私たちの国家は死刑制度推進派であり近年大量に処刑したのだから、おそらく作家自身もその事実は知っているのだが省略したのだろうが、あちこち足りないところが目立ってしまうモノだった。まあイイトコロはこのような事件を時を経ずして演劇の素材として取り上げた意欲だろうと思う。
獣の柱
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2019/05/14 (火) ~ 2019/06/09 (日)公演終了
満足度★★★★
不思議な現象が普通の生活の中で当たり前のように起こる。
ファンタジックな物語なのにリアリティーがあるように感じる。
初めてのイキウメでしたが面白かった。
Taking Sides~それぞれの旋律~
加藤健一事務所
本多劇場(東京都)
2019/05/15 (水) ~ 2019/05/29 (水)公演終了
満足度★★★★
「偉大なる指揮者フルトヴェングラーはナチスの協力者なのか?」という戦争裁判を題材とした舞台。どうすべきだったのか?とか正しいなにかをスッキリさせないところが私は良かったと思う。裁判前の審査での少佐と指揮者の対決。このすれ違うやりとり?指揮者が「なにかを言っているのかわからない」という場面な何度も。元保険調査員で音楽に興味のない少佐と巨匠フルトヴェングラーの対話はかみ合わない。
木の上の軍隊
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/05/11 (土) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
一人ミュージカル「壁の中の妖精」
Pカンパニー
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/05/09 (木) ~ 2019/05/12 (日)公演終了
改訂版「埒もなく汚れなく」
オフィスコットーネ
シアター711(東京都)
2019/05/09 (木) ~ 2019/05/19 (日)公演終了
四月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2019/04/02 (火) ~ 2019/04/26 (金)公演終了
満足度★★★★
「御存 鈴ヶ森」も気になりましたが「実盛物語」を観て来ました。これって文楽で観たときに好きになった演目で歌舞伎だとちょっと...という時もありましたが仁左衛門は観ないとね!!
坂の上の家
SAF+
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/04/05 (金) ~ 2019/04/07 (日)公演終了
満足度★★★★
昔ながらの人との関わり方への懐かしさのようなものも感じつつ観劇後に少し元気になれるような舞台でしたね。そして落としてきてしまったモノが大切なら戻って拾ってくるように背中を押してもらったと思う。