東京裁判
パラドックス定数
pit北/区域(東京都)
2009/11/13 (金) ~ 2009/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
はからずも
普通席のつもりでチケット購入した。
が、当日他の用事があったために遅れ気味で滑り込んだら、傍聴席?
あの真上からの俯瞰。
想像以上に面白かった。
演者のカオが見えない、殆ど見えないのだけど分かる。
つむじだけでもその表情が分かるのだ。
小さな機微にも集中し、話が進むにつれて思わず身を乗り出す自分。
階下で「闘う」男達の感情の震えに共鳴する。
彼らの感情の波状は髪の先にも指先にも、筆致にさえも確かに見えて面白かった。
ネット配信などではなく、DVDにして欲しい。
映像で観る舞台は好きじゃない自分ですが、本気で願っている。
野木さん、再演は更に面白かったデス。
さらば八月のうた
劇団M.O.P.
紀伊國屋ホール(東京都)
2010/08/04 (水) ~ 2010/08/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
感謝
久々に当日券で観劇。
語彙の少ない自分には表す言葉が見つからない。
ただただ、良かった。
脚本も役者も全て。
M.O.Pが活動している時に間に合ったことに感謝します。
ショウジさんの息子
渡辺源四郎商店
アトリエ春風舎(東京都)
2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
あれから
キューブ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/12/13 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
感慨
80年代のテクノ的なものやニューウェーブ的なモノ
同時代を生きてきたケラさんが彼風味でありながら
こんなにおもしろ可笑しくも誠実な機微を見せてくれて嬉しかった。
『これから』も観たいですね、ケラ作品。
背伸び王(キング)
コマツ企画
小劇場 楽園(東京都)
2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了
泣き虫なまいき石川啄木
ハイリンド
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/03/27 (土) ~ 2010/03/31 (水)公演終了
苛々する大人の絵本
庭劇団ペニノ
はこぶね(劇団アトリエ)(東京都)
2008/04/11 (金) ~ 2008/04/26 (土)公演終了
満足度★★★★★
毎回の楽しみ
期待を裏切らない舞台装置とその世界観。
今回も存分に発揮されていて素晴らしかった。
それにしてもタイトル通りでした。
こどもには見せられない、確かに。
ストーリーは毎日違ったのでしょうか。
もう一度観たかったと思ったが完売で無理でした;
怪人21面相
パラドックス定数
SPACE EDGE(東京都)
2008/11/21 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
想像以上の興奮(笑)
『少しは想像しろよ。興奮する話だろう。』
チラシに刷り込まれた言葉、まさに、その通り。
実録からここまで遊べる想像力こそ野木作品の魅力だと思います。
自分にとってはドストライクっていうんですか、
大好きだ、この劇団。
舞台は夢 イリュージョン・コミック
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2008/12/03 (水) ~ 2008/12/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
400年経っても
面白かった。
タイトルとかチラシから受ける印象がイマイチ、
いや、イマ2だった為に期待を持てずにいたのだが
観て良かった。
板の上の役者と観客が
舞台の楽しさを共有したようなHAPPYな気分。
しとやかな獣
オリガト・プラスティコ
紀伊國屋ホール(東京都)
2009/01/29 (木) ~ 2009/02/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
清濁合わせ技
面白かった。
今コレを持ってくるセンスがスキです。
油断ならない人ばかりが出てくるので
狐と狸というと類型的過ぎかもしれませんが、その通り。
その大きさは違えど、女性陣が皆したたかで魅力的な悪女。
それでいてまたどこか憎めないのが素敵。
広岡さんの風に柳という感じの強さと軽妙さ、
すほうさんの無自覚の中の計算高さと若い故の軽さ。
そして緒川さんのペルシャ猫のような可愛いしたたかさ。
清濁合わせた人物のキャラがそれぞれきっちり描かれている
後味が痛快ともいえる脚本に忠実なトコロがまた面白かった。
うん、スキだコレ。
わが闇
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
闇の向こう
長時間の上演にも集中力が途切れることなく観劇。
かなりかなり好きな世界だった。
丹念な描写により人生の厚みが層を成し
主要キャラが見事に立ち上がってきて面白かった。
いやもう、渋谷で大枚叩いてバカに付き合った後だけに感慨もヒトシオ(笑)
もう一度観たかったが日程の都合がつかず断念。
野鴨
メジャーリーグ
THEATRE1010(東京都)
2007/11/01 (木) ~ 2007/11/30 (金)公演終了
満足度★★★★★
未だ混沌として
自分の中で巧く処理出来ない。
舞台上での表現とか観せてくれた世界
それを受取った自分の中に広がった波紋のような感情とか。
イプセンのまっとうな作家の力を
より濃厚なカタチにして差し出してくれた演出家の力に唸った。
レインマン(再演)
TBS
PARCO劇場(東京都)
2007/10/30 (火) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
あたたかい^-^
橋爪さんを舞台で観るのはコレで2回目。
そして椎名さんに至っては初めて。
初演と再演共に先に観た方から、
「2人の関係が初演より隔たって見えた」とか
「椎名さんがTV的な演技に感じた」等々、
辛口の話を聞いていたのだが自分は充分楽しめた。
初演に引き続き橋爪さん、お見事でした。
観ていくうちにこちらまでレイモンドが愛おしくなっていく。
あの怪物(笑)相手に椎名さんも他の共演者も素晴らしい。
ラストの暗転寸前まで心惹かれる場面が続き心から満足して手を叩く幸せ。
自分の観た回は客席の空気も良かったようで
カテコでの拍手は本当にあたたかく気持ちが込められていたと思う。
世界の涯て Lands End
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2007/11/21 (水) ~ 2007/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
目眩くとはこういコト◎
想像した通りといって良いのか、
チラシを手にして直感的に観劇を決めた自分としては
チラシから受ける印象のままスタイリッシュで面白かった。
次から次へとイメージが具象化されて夢か悪夢のように
舞台上に立ちあがっては消え、縺れては解れ
途切れることなく繋がって行く90分。
手仕事、職人技の域かと思われるアナログな演出を多用しつつ
表現として提示されるものは実にクールで先鋭的。
人間の肉体表現と人形とが舞台という異空間で優雅に添いながら
観る者の視線を絡め取っていく。
以前観た「アンデルセンプロジェクト」といい、
表現者、創造者としての心意気を堪能した。
キネマの天地
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2011/09/05 (月) ~ 2011/10/01 (土)公演終了
満足度★★★★★
軽妙なだけでなく
4人の看板女優の丁々発止のやりとりに笑いながら気が付くと舞台への想い、
その板の上に立つ役者の想いにコチラの気持ちまでもが引きずられた。
こうして愛おしい演劇の時間を過ごすことが出来た喜びに
井上さんの新作が観られないことの哀しさ、
そして叶わないと解っていても『木の上の・・・』が今さらながら観たいと思ってしまった。
その夜の侍
THE SHAMPOO HAT
ザ・スズナリ(東京都)
2007/09/29 (土) ~ 2007/10/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
怨讐と恩讐の果て
舞台上の場面転換が同時進行のように被せながら行われていくのが実に鮮やか。
赤堀さん演じる被害者の夫、見た目には分かり難いが日常から徐々に浮きズレていて行く感じがリアル。
もともと素養があったにせよ、ひとつのきっかけで拍車が掛かるように常軌を外れ狂っていく加害者の怪物化に嫌悪感を覚えつつ、しかし彼もまた自分と同じ人間なのだと思うたびに人の持つ闇の深さを感じた。
舞台の転換場面、その闇の中から行くあてをも失ったかのように歩いてくる被害者の夫の姿が哀しく痛い。
公演で配られたパンフ(?)の覚悟を体現した良い舞台だった。
今から次回作が楽しみです。
東京裁判
パラドックス定数
pit北/区域(東京都)
2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
見えないもの
今回も独自の切り口で
見事にコンパクトに
モンスターを捻じ伏せて観せてくれた。
見えないものも見えた(気がした)面白い体験。
彼らがいったい何と闘っていたのか
もしかしたら
実際の当事者だった人達が感じていたかもしれない
そんな空気まで感じられて感慨深かった。
いさかい
TPT
ベニサン・ピット(東京都)
2008/10/10 (金) ~ 2008/10/22 (水)公演終了
満足度★★★★★
古典ですか?
アフタートークのある回を観劇。
そのトーク中、改めて古典と言われてもピンと来ないくらい
カビ臭さの微塵も感じられない面白い舞台でした。
この世ならざるモノ(誉めてます)
毬谷さんを向こうに回し踏ん張る若手達。
ワークショップを重ねたことで
目に見えて成長したのではと想像します。
きっと千秋楽の頃には一層逞しくなっているはず。
こんな舞台はやはりベニサンならでは
そう思うと、更に残念でやりきれない想いで一杯になりました。
エンジェル・アイズ
劇団M.O.P.
紀伊國屋ホール(東京都)
2007/08/29 (水) ~ 2007/09/05 (水)公演終了
満足度★★★★★
荒馬サイコー^m^
大人が真面目にウエスタンってどんなだろうって思いつつ・・・観てみたら最高に面白かった~!自分の想像&期待以上に真剣にアホやってくれたので、こちら観る側もテレることなくしっかり受け止められたました。
ドリ=ジェーンの鉄火なセクシーさに負けないドク・ホリディの色気とか、バリーJr.の憎みきれないろくでなしっぷりとか、笑ってグッと来て◎
チケットがまだあるそうで、自分としてはコレはお勧め!★×5(^-^)v
「名無しのエリーゼ」 Niemand heißt Elise
TACT/FEST
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/08/10 (火) ~ 2010/08/12 (木)公演終了
満足度★★★★★
名前が無いということ
子どもに向けてこんな優しくヒューマンな舞台が作られていること、
大人だから解る部分も含め感動しました。
観劇後に本当に優しい気持ちになれる舞台。
ステキな時間に感謝した午後でした。