禁煙パイポの観てきた!クチコミ一覧

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ざくろのような

ざくろのような

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2015/10/08 (木) ~ 2015/10/13 (火)公演終了

満足度★★★★★

ざくろは。。。
企業買収、親会社の統合戦略、買収された企業社員の恐怖感、疑念、リストラ、出るか残るか、プロモーション。まるで、テレビドラマを見るかのようなストーリーの流れでした。しかし、威圧感は凄い。明日は我が身かも。という自己投影からか。確かに肩に力が入る1時間45分でした。
見かけは普通だけどその中身はグジュグジュしたザクロは。。。。

ネタバレBOX

日本の企業社会の不自由さに嫌気がさした野間が、何故、嫁さんに水を掛けられたのか?松川電器の部長に昇進した蔦が最後に野間を締めようとしたのか?それは、運命共同体のような日本の企業、企業人にとっては裏切りと映るのか?疑問が残るラストでした。
この素晴らしい世界は〜another perfect world〜

この素晴らしい世界は〜another perfect world〜

マニンゲンプロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2015/06/03 (水) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

この素晴らしい脚本(ストーリー)は。
前日の小劇場の前を通りかかった時、「満員御礼、19:20からキャンセル待ちの受付」の貼り出しがあり、これは早く行かねばと、当日は19:00前に到着するも長蛇の列。興行のご成功、おめでとうございます。
初めてマニンゲンプロジェクトさんの舞台を拝見させていただきました。
本公演は昔の初演の脚本を手直しされたとか。初演を見てはいませんが、大変素晴らしい舞台でした。脚本・演出、勿論俳優さんたちの演技、更にライティングもとても効果的だったと思います。
寝たきりの身体障害者の少年への偏見、家族の愛情、身体障害者の子どもを持つ母親の心情、身体障害者の面倒を見る者の負担、ひきこもり、経済。沢山の問題の問いかけに、観劇のあいだはずっと、舞台から視線を外せませんでした。
考えさせられ、感動させて頂きました。ありがとうございました。

ネタバレBOX

「ネタバレ」という訳ではないと思いますが、
マサオくんが、お父さんの独白・お母さんの謝罪の言葉に対して、「あーーー」と叫ぶシーン。身が割かれるようで、ほんとうに感動的でした。
また、「福祉は、身体障害者の面倒を見る者の未来の為にある。」という台詞。ほんとうに、そうであるべきだし、そうあって欲しい。でも現実は、福祉は全ての人を救えていない。更に状況は悪くなるだろう。。。悔しいです。
いろんな問題を投げかける脚本でしたので、脚本家の町田さんの話も聞いてみたかったです。
#劇前に配布されていた町田さんのご挨拶。読み甲斐があって、面白くて、是非、次回も読みたいです。
ただ、一つ疑問だったのは、おばあちゃん誘拐事件の為に現れた警官。どうしようもない家族のエゴ、欲望と対比するために、もっとキチッとした硬い警官にした方が、家族のダメさを表現できるのに。と思ったんですが、
最後に「おまえら、どうかと思うよ。」という台詞の為に、ちょっとだらしない警官像にしたのかと、考えさせられました。

とにかく、色々と考えさせられ、刺激の多い舞台でした。次回作も是非、見に行きたいと思いますので、宜しくお願い致します。
※とても丁寧なメールでのご案内。佐竹麻希さん、ありがとうございました。
人が流されていく川

人が流されていく川

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2015/08/11 (火) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

「安楽死施設」が実現するかもね。
近未来の設定である「安楽死施設」での物語。現在の道徳観では殆ど認められないであろう自殺志願者を安楽死させてくれる施設だが、
自殺に伴う苦痛、恐怖からの開放。
電車に飛び込んだり、ビルから飛び降りたりした時の周囲への迷惑。
それに、誰が考えても理解できる、その人の将来への絶望的な展望。
更に、死を選ぶことの個人の自由、尊厳。
などを考慮するとひょっとすると、将来、2050年とか2100年ぐらいでは存在するのかもしれないなぁと観覧しながら考えた。
この場面設定の凄さにまず引き込まれた。初見の劇団の公演だったが、鮒田氏の作品はこのようなテーマが多いのだろうか?
(あとはネタバレに記載)

ネタバレBOX

しかし、劇中での救いは、自ら命を断つことへの否定が織り込まれていたこと。
「死にたい」という言葉は「助けて」ということなんだという台詞や、藤岡豊さんが演じるサラリーマンが自殺したことに対する主人公、堤あおいに対する皆の非難、自殺したと思っていた神田さくらの妹が川に流されながら「助けて」と叫んでいたことを愛ちゃんが吐露する場面。
それらに「自殺病棟」に対する否定を感じられ、救いを感じた。

坂本祐祈さん演じる自殺志願の患者、早瀬のバックグランドが説明不足で分かりにくかった。舞台の最初と最後に登場して、この舞台の重要な役割を果たしているのだから、彼女が死のう考えた背景をあとワンシーン作ってでも説明されていると更に良かったのかも知れない。(美人ですしね)
橋本亜紀さん演じる愛ちゃん。演技力は素晴らしく観客の注目を一点に集めていたが、何故にあの派手で奇っ怪な衣装(白長靴は缶詰工場で理解できるが)と大きな叫び、派手なリアクションが必要なのか、理解に苦しんだ。最後の吐露を引き立たせる為には別のキャラクターの方が良かったのではと感じる。
主人公、堤あおいを演じた宍泥美さんの迫真の演技。この舞台を引っ張っていく主人公の悲しい強さを十分に表現されていて、とても良かった。
最後で宍泥美さんと坂本祐祈さんが取っ組み合ったまま、舞台がフェードアウトして芝居が終わるシーン。エンディングとしてとても良かった。「いらん子は川に流す」台詞が心に残った。

いろんな想いを考えさせてくらた鮒田氏の次回作への期待が膨らんだ今回の公演であった。
そして、飯島くんしかいなくなった

そして、飯島くんしかいなくなった

九十九ジャンクション

小劇場B1(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

衝撃的なラストに向かって
序盤の流れはさして取り上げるものはなく、街の小グループ活動に闖入者が現れて活動に参加することになる。その闖入者がグループの活動をすこし、邪魔するってぐらいの物語進行だったので、「観てきた」の前評判を読んでいた私は少し拍子抜けの感。しかし、後半、ラストに向かっては、次々と登場人物の正体が説明され、なんとも重い、そして大きな問題提起へと繋がっていった。まさに、サスペンスのクライマックスへ。という感じ。 ストーリーの作りが絶品で、思わず舞台に引き込まれた。それに、その舞台を作る役者の演技力も迫力があった。印象に残る舞台になった。

東京は26市

東京は26市

ThE 2VS2

OFF OFFシアター(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

文句なしに面白い
文句なしに面白い。動きがあるストーリー展開、そして楽しめる演技。自然な大阪弁が心地良かっったです。個人的には、「インナースペース」と「カレー」が良かったかな。観劇後のアンケートも他とはちょっと違っていて書きやすかったです。ただ、公演の挨拶が大判ポスターになっていて、入り口で渡されても、客席で広げるわけにも行かず、帰途の電車の中でも嵩張るので、ちょっと企画倒れかな?と思ったり。
しかし、とても面白い劇団なので、東京でも人気が出てくることを期待しています。

面影橋で逢いましょう【沢山のご来場、誠にありがとうございました!!】

面影橋で逢いましょう【沢山のご来場、誠にありがとうございました!!】

ラフメーカー

新宿眼科画廊(東京都)

2015/04/21 (火) ~ 2015/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

ほんわかストーリー
狭い舞台でしたが、それぞれの場面は目に見えるようでした。動きもよくて、90分の上演時間を感じさせないものでした。観終わったあと、こころほのぼのするストーリーで楽しめました。

unwelcome

unwelcome

劇団スクランブル

STスポット(神奈川県)

2016/07/21 (木) ~ 2016/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しめました。
純粋に楽しめました。よくあると言えばよくある、成功した一家のホームパーティーでの物語だけれど、肩の力が抜けて、楽しめました。やはり、中根さんのキャラというか、演技が目立ちましたね。そのほか、皆さんの配役もベストマッチでした。こういう「最高の暇つぶし」も必要ですよね。

間違いは正しい

間違いは正しい

lovepunk

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/10/20 (火) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

「間違い」が正しいのかも。
女の欲望や心の闇と呼ばれるものが一般的に「間違い」と呼ばれるものなら、スナック「天使の羽」の女たちは「間違い」をあっけらかんと肯定する輩達ですね。舞台では、そんな正直な女たちに感化され、自分の心の闇を認める主人公の真琴の姿が描かれていました。案外、彼女らのように「間違い」に対して正直に、肯定的に生きたほうが人生、充実感があるのかもしれないな。と思った公演でした。

売春捜査官

売春捜査官

稲村梓プロデュース

中野スタジオあくとれ(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

文句なしに良かった。
10分遅れての開演で、ちょっとムスっとしていたところに、序盤から中盤は、取り入れている笑いが、役者さんの一生懸命の演技は分かるんだけど、よくテレビである、ちょっと演技を離れての笑い取り(死ぬかと思ったぁ。とか)だったりとかで、これがアズタハルサさんの売春捜査官ですか?と思うところが多々あり。敢えて言えば、稲村さんのしんちゃんが良かった。ぐらいしか感想はないなぁと思っていた矢先、中盤からは一変して迫真の演技の連続。いやー、文句なしに良かったです。稲村さんの演技、台詞、それに眼力も凄かったですが、まわりの役者さんも素晴らしかった。演技終了後のカーテンコールを求める拍手も鳴り止まなかったです。是非、来年も再々演をお願いします。

ネタバレBOX

中盤の熱海海岸での場面、大山金太郎と山口アイコのシーンから舞台は急変。私見では李さん役の世志男さんの演技が真に迫っていて良かった。「チクショー、チクショー」と吐露する台詞。また金太郎がアイコを追いかけて首を締める演技にも圧倒された。圧巻なのは、熱海海岸での再現場面が終わってから、木村伝兵衛演ずる稲村さんの迫真の演技・独壇場。中でも観客席の女性の顎を手で上げて立たせ、上着を脱がせてキスをする。とてもセクシーで鬼気迫る。キスされた女性は劇団員なの?と思ったがどうやら本物の観客、アドリブだったみたい。それから続く定番の台詞も、花束で金太郎を打ちつけるシーンも鬼気迫る演技で終始圧倒されっぱなし。稲村さんの凄さを感じた舞台、大満足の舞台でした。付け加えて、私自身は警視総監殿が舞台に立つのは始めて見たけれど、半端な演技でなく、これも良かった。乳房を揉み、股間を舐め回す演技、「やらせろ」の台詞。素晴らしい演技でした。(役者は不明) とにかく大満足の2時間でした。
きみがみむねに

きみがみむねに

風雷紡

d-倉庫(東京都)

2015/08/13 (木) ~ 2015/08/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

完成度の高い舞台でした。
感動的&印象的なストーリー。引き込ませる演出。役者の演技力。効果的なサウンドと照明。場面を想像させる美術。完成度の高い舞台でした。
帰り道、「かなりや」と「蘇州夜曲」をつい口ずさんでいる自分に気が付き、その間も物語の意味を反芻して考えていました。余韻の残る舞台だったと思います。

「もう一回、抱きしめて。」「ふりだし」

「もう一回、抱きしめて。」「ふりだし」

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2015/04/22 (水) ~ 2015/04/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

「もう一回、抱きしめて」観てきました。
涙が溢れ出る、周りもすすり涙の感動でした。虐待を受けた子、親から捨てられて子の叫びが心臓に突き刺さりました。また、彼らに対して何も出来ないという現実を知った時の辛さに舞台を凝視せざる得ない苦しさを味わいました。
とても良かったです。また観たい作品です。
物語で出ていた保育士の10年前を描いた「ふりだし」も気になる作品ですね。

母・オン・ザ・ムーン

母・オン・ザ・ムーン

らちゃかん

「劇」小劇場(東京都)

2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

タイトル通り、楽しい芝居でした。
サブタイトルの「お母さんは、月にかえります。」
なんのことかと思いましたが、月に帰るお母さんに纏わるエピソードで、楽しいお芝居でした。月の使者の立ち振舞が、笑わせてくれました。特に、高野ちん太郎さんの演技は、存在感たっぷりでした。

ストリッパー薫子

ストリッパー薫子

BuzzFestTheater

シアター711(東京都)

2015/11/11 (水) ~ 2015/11/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

笑いながら涙
笑わせてもらいました。でも物語全体は薫子の過去そして現在の重い場面もあったので、笑いながら涙が溢れることも。脚本の仕掛けなのか?それとも役者さんの演技力なのか?いずれにしても、笑いと胸が熱くなる1時間55分でした。
夏目薫子役の稲村さんをはじめ、ストリッパー役の女優さん達はそれぞれの個性を見事に演じられていて素晴らしかったのですが、それぞれのストリッパーの場面をつなぐ前すすむさん演じる米田なめ夫の役割、演技がとても良かったです。ストリップショーの司会役というちょっとチャラいキャラながら、周りの人を愛し愛される人柄を見事に演じられていました。主演とタメを張っていたと言っていいかと思います。
それから劇場案内のミツバチさんも可愛かったですし、入り口で客寄せをやっていた白いパントマイムのお兄さんも公演を盛り上げていて良かったです。

ネタバレBOX

とても引き込まれる物語だったのですが、最後は強引に薫子、翔子、岡本のラストを完結させたという印象が拭えなかったです。不明なまま、物語を完結させても良かったのかなと思いました。その方が現実の不条理をアピールできたのかも。と思ったりしています。
愛、あるいは哀、それは相。

愛、あるいは哀、それは相。

TOKYOハンバーグ

「劇」小劇場(東京都)

2016/03/30 (水) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

見逃せない舞台
ゲネプロを拝見しました。ともすれば忘れそうになる東日本大震災の悲劇を改めて思い起こさせる舞台。そして、原発事故をめぐる色々な悲劇、問題の中で福島を離れることの辛さ、迷いを描いた素晴らしい物語だと思います。劇中、主人公の海咲信子の娘夏帆が言った、「ジャーナリストは危険だから逃げろと言う、市町村は安全だから戻れという。どちらも無責任な発言。私達が大人になってもそんな無責任はなくならない」という旨の台詞が胸に突き刺さりました。危ないから福島から逃れた人の故郷に残した人びとへの思いは長女美帆の言動にも表されていました。「喫茶ホットライン」の人びとがそんな海咲親子のことを思う気持ちが胸を打ちました。素晴らしい舞台でした。

ティーチャーズ・ルーム【ご来場ありがとうございました!!】

ティーチャーズ・ルーム【ご来場ありがとうございました!!】

劇団マリーシア兄弟

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

マリーシア兄弟らしい芝居
ちょっとワルな高校の職員会議を舞台にした芝居。職員会議というから、あまり面白くない、堅い物語かと想像して行ってみたのだが、そこはマリーシア兄弟の舞台。全体を通しての笑いと、涙を誘う場面とで、時間がすぎるのを感じない110分でした。大浦さんの渋さ、狩野さんの悪口、吉田さんのなんとも言えないキャラ、そして紀平さんの存在感など役者さんみんなが個性的でした。観劇後にすっきり感を味わえて良かったです。

最後に歩く道

最後に歩く道

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2015/11/01 (日) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

重苦しい
動物「愛護」センターでの殺処分をめぐる舞台。よく取り上げられる話題ではあるが、作・演出の大西氏の詳細な調査と取材により、殺処分の実態とそれを行う職員の仕事、心境がつぶさに表現されていた。音と光の舞台演出、役者の動きで、この問題の重苦しさを観客に効果的にアピールできていたと思う。1時間50分の時間の長さを感じない、引き込まれる作品である。見る価値は十分にあると思う。

「river」 「謝罪」

「river」 「謝罪」

演劇プロデュース『螺旋階段』

横浜にぎわい座・のげシャーレ(神奈川県)

2015/06/27 (土) ~ 2015/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いと涙と
「謝罪」は重い話でしたね。最後のどんでん返しに至るまでは、単調なお話でしたが、母の謎解きで、全てが繋がり、「納得!」の展開でした。音響の使われ方が効果的で、単純な舞台セットを十分補足てしていましたね。
「river」は再演を誓った作品だけに素晴らしい作品だと思います。最初から期待を裏切る笑いの展開。これは単なるギャグ作品かと笑って見てるだけでしたが、やはり、最後にどんでん返し。涙を誘うシーンもありました。笑い→感動の移し方が良かったです。
余談ですが、「白石」。いい味出してました。(^^)V

マリーシア兄弟

マリーシア兄弟

劇団マリーシア兄弟

Geki地下Liberty(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても楽しめました。
初めて観覧する劇団でした。
チラシの絵から、ドタバタ劇なのかとタカをくくっていましたが、とてもまともでヒューマニティなストーリーで、話の展開に引きこまれました。
時間を感じることなく、大変楽しめました。
5人の兄弟のそれぞれのキャラクターがよく表されていたと思います。
次回の作品も楽しみにしています。

天皇ごっこ~母と息子の囚人狂時代~

天皇ごっこ~母と息子の囚人狂時代~

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2015/08/28 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

良い意味での的外れ
社会運動家であり、殺人で投獄された見沢知廉の物語と聞いて、重苦しい芝居になるのかと思っていたのだが、スタイリッシュな演技、舞台の美術も洗練されていて見応え十分。芝居に引き込まれた。良い意味で事前の予想を裏切られた舞台だった。
それにしても劇場に入っていきなり、舞台下手の壇上に役者がひとり蹲っている。舞台奥の三面鏡を模した姿見の前にも役者が蹲っている。芝居が始まるまでの30分間、じっとしている姿にはちょっとぎょっとした。

『ひとよ』★【横浜公演】6月6日・7日KAAT大スタジオ!★

『ひとよ』★【横浜公演】6月6日・7日KAAT大スタジオ!★

KAKUTA

ザ・スズナリ(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

完成度が高い。。。
芝居には詳しくありませんが、それでも「完成度が高い。。。」という言葉を抑えられない舞台でした。ちょっと長いかなぁって芝居に始まる前にアナウンスがあった2時間も、全く時間の過ぎるのを感じさせないストーリー展開。事件を背景にしてそれぞれの人生への影響、想いを扱った重いテーマでありながら、あちこちに笑いが散りばめられていて、本当に濃厚な舞台でした。舞台セットの構成も芝居をより魅力的にしていて素晴らしかったです。
KAKUTAさんの舞台は初めてでしたが、これからも観劇したいと思いました。
ありがとうございました。

ネタバレBOX

全ての俳優さんが素晴らしかったですが、中でも岡まゆみさんの貫禄ある演技と、変な明るい真剣な外国人役を演技された成清正紀さんの演技が良かったです。勿論、高山奈央子さんの美しさも素敵でした。(^^)V

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