満足度★★★★★
良い意味での的外れ社会運動家であり、殺人で投獄された見沢知廉の物語と聞いて、重苦しい芝居になるのかと思っていたのだが、スタイリッシュな演技、舞台の美術も洗練されていて見応え十分。芝居に引き込まれた。良い意味で事前の予想を裏切られた舞台だった。それにしても劇場に入っていきなり、舞台下手の壇上に役者がひとり蹲っている。舞台奥の三面鏡を模した姿見の前にも役者が蹲っている。芝居が始まるまでの30分間、じっとしている姿にはちょっとぎょっとした。
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2015/09/01 22:43
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