満足度★★★★★
「安楽死施設」が実現するかもね。
近未来の設定である「安楽死施設」での物語。現在の道徳観では殆ど認められないであろう自殺志願者を安楽死させてくれる施設だが、
自殺に伴う苦痛、恐怖からの開放。
電車に飛び込んだり、ビルから飛び降りたりした時の周囲への迷惑。
それに、誰が考えても理解できる、その人の将来への絶望的な展望。
更に、死を選ぶことの個人の自由、尊厳。
などを考慮するとひょっとすると、将来、2050年とか2100年ぐらいでは存在するのかもしれないなぁと観覧しながら考えた。
この場面設定の凄さにまず引き込まれた。初見の劇団の公演だったが、鮒田氏の作品はこのようなテーマが多いのだろうか?
(あとはネタバレに記載)