tottoryの観たい!クチコミ一覧

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無情

無情

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2022/11/30 (水) ~ 2022/12/07 (水)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

数年前に一度観た切り縁のなかった劇団、コンスタントに公演を打ち、今回は公演序盤で知ったので久々に観てみようとアクセスしたら全公演完売。人気の劇団のようで断念し、未練の書き込み。

妖話会

妖話会

遊戯空間

プロト・シアター(東京都)

2022/11/19 (土) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

久々の遊戯空間だわくわく。何が惹きつけるのか上手く言えないが、するめの味わいと言うとありきたりだがそれに近い。噛み甲斐のある硬さ?
先日の能楽堂公演は惜しくも逃したが今度は渋いプロトで何が観られるか・・。

みやこほたる

みやこほたる

劇団匂組

OFF OFFシアター(東京都)

2022/10/26 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

女性の眼差しで女性を描く女性劇作家、と言った表現もやがて呆れられる日が来るのかも知れないが、今の所女性のマイノリティ性は幸か不幸か健在であり男にとって女は永遠に他者である。少し前見たモスクワカヌ作品にも当て嵌まったが、大森匂子(わこ)は過去観た二作も一貫して冒頭の文句に該当である。
雑誌テアトロに戯曲掲載された本作だが演出にハツビロ・松本氏の名があるのが不気味に?光る。他団体での演出、また今戯曲の特徴(文字面を見るだけでも分かる)から興味は尽きず、実は本日観る予定であったのだが能わず、つんのめってここに書き込んでおる次第。感想はまた。(恐らく観られると思うので。)

血の婚礼

血の婚礼

ホリプロ

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/09/15 (木) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

NHKのシアターコレクションの最後あたりだったか、渋谷のNHKスタジオで観た松田正隆演出(名はクリプトグラフと言ったか)の台詞の聞き取れない前衛な舞台、あれが「血の婚礼」の初見だった事を思い出した。俳優は舞踏のように緩慢に動き、異言を発するように言葉を発するが、台詞の声量に合わせるように音が高鳴って聞き取れない。ガーとかゴーとか騒音に近い唸り。何だこれは、であるが目が離せなかった記憶がある。(なので氏の執筆なる透明感のある戯曲に触れて驚いたもので。)
新国立研修所の発表で披露された同作が優れていたので、KUNIOの手に掛かった変則形の本作を敢えて観る気になれないのだが(この作品を観るならラテンの熱い血が人を狂わすエキゾチズムに浸りたく、実験を観たい気にまだなれない)、見事な化学反応をもたらす可能性はゼロでなく。。(結局観たいんかい観たくないんかい。と問われりゃそりゃ見たいさァ。賭けに出るってのが最大の娯楽であるからして。

瞼の母

瞼の母

江戸糸あやつり人形 結城座

ザムザ阿佐谷(東京都)

2022/09/29 (木) ~ 2022/10/05 (水)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

原作、脚本、演出、音楽、美術と垂涎なスタッフ陣、観たい!んだが・・。

『地獄変』

『地獄変』

芸術家集団 式

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2022/10/15 (土) ~ 2022/10/17 (月)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

つい先程シアターXプロデュース・オペラ「地獄変」を見たばかりで芥川作品の世界を久々に(学生時代以来か)思い出し、惹かれるものが。「旗揚げ」との事で100%未知数であるが・・。

『やってきたゴドー』『ああ、それなのに、それなのに』『病気』

『やってきたゴドー』『ああ、それなのに、それなのに』『病気』

名取事務所

吉祥寺シアター(東京都)

2022/09/23 (金) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

久々にやってきた名取事務所の別役実編。が、最も観たかった「病気」は悉く行けない日時で落胆している。配信はやらなそう。諦めきれず、何か道はないかともう一度上演日時を確認し、再度落胆、の繰り返し。我ながら、往生際が悪すぎる。

マニラ瑞穂記

マニラ瑞穂記

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2022/09/06 (火) ~ 2022/09/20 (火)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

秋元松代作品。蜷川演出で話題になった「近松心中物語」を代表作に挙げる人もいるらしいけれど(1000回を超えるロングランではあるが)、作者を特徴づける作品という意味では「常陸坊海尊」、同程度の妖しさを持つ「かさぶた式部考」。「マニラ瑞穂記」は前者と同じ頃に書かれ、新国立で観た限りでは(女衒の人物は創作だろうが)歴史物。長尺で海外が舞台、ストーリーを追いづらく悔いの残る観劇だったが間近で観られる文学座アトリエ公演ではどう立ち上がるのか楽しみ。

天の敵

天の敵

イキウメ

本多劇場(東京都)

2022/09/16 (金) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

観に行くことに決めてあるが、今回は再演。初演を観ているのに殆どためらいもなくチケットを入手してしまった。なぜか・・「どうせ観たくなる」と予想したからだろう。この作品は「外の道」と内容は全く違うがどこかトーンが似ている、というか、「外の道」へ到達する前段の、時代の気分を投影したという意味での連続性を感じる。もう一度観ておきたく思った事と、配役が少し変わっているのでそれも楽しみ。(別に弁解することもないんだが・・わくわくしたいから観る。それでええぢゃないか。とな。)
それにしても伊勢佳世は着実に役者人生歩んでるなぁ。

日本人のへそ

日本人のへそ

虚構の劇団

座・高円寺1(東京都)

2022/10/21 (金) ~ 2022/10/30 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

「これで最後」に弱いことを認めざるを得ぬが、この劇団に関しては「やりたい事」が旺盛なので「やりたい」がある限りやるし特になければ「やらない」印象。それが「終わり」というのだから、今回は「店じまい公演」というのを「やりたい」んだろうと想像が巡る。
ネクストシアターも終わったし、そういう感じで何かやんね?とか。小沢道成や渡辺芳博らが今後この根城でやる事はないしやるべきでない、という節目なのだろう。鴻上氏は時期の見極めも鋭そうだ(コロナの雲も晴れ、お客も集まるだろう)。
鴻上氏の作品でなく井上ひさしの処女戯曲、というのも気合を感じる。こまつ座で観たこの演目は、明かに扱いが難しい。難敵にどう挑むか、純粋な演劇的関心で「観たい!」と思っておる。
んだが、やはり「終わり」に背中を押されてるな。

BREATH

BREATH

キャラメルボックス俳優教室

新宿スターフィールド(東京都)

2022/09/14 (水) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

キャラメルボックスの俳優さん客演の舞台は何度か観たがキャラメルボックス本体の公演、作品も観た事がなかった。(正確には昔NHKが劇場中継をやってた頃、TVでは観た。ので、作品世界は大まか予想されるが。)好奇心の虫は「この機会に・・」と食指が動き始めておる。

ガラスの動物園

ガラスの動物園

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2022/09/28 (水) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

本作を観ようという人は珍しいのかも。
かく言う自分も演劇ファンとしてこの舞台を見たいのか、と言うと微妙である。
イザベル・ユペールが「来る」となれば見ぬわけには・・となるのは映画好きとしてである。
無論、まだ観た事のない「ガラスの動物園」をこの機に、という魂胆はある。だが日本語では当然やらないだろうから、一度読んで観劇に臨むつもり。
言語はフランス語か。とすると同カンパニー的にも翻訳劇の上演という事になるか(それとも英語でやっちゃうのかな...仏国は欧州の中でもアメリカナイズ度の最も低い国と思ってるが、20年前に刻まれた心象である)。

かの女優の初見はアンジェイ・ワイダ監督「悪霊」であった。貧しい村で先進的な思想をもってある種の野望を体現しようとする若者たち。当時はそうした動きが(ヨーロッパの辺境と言える)ロシアでは各所で澎湃と起こったようであるが、「血に飢えた者」が進歩や革新に「かこつけて」ナニするという、(私は連合赤軍事件と重ね、マルキシズムが潜在的に持つ性質だと思っているが..ちなみにその淵源はフランス革命)ドストエフスキーの原作を一定忠実に起こしたらしい映画だった。
ここで「犠牲」になろうとする実直だが野心もある男の妻(イザベル演じる)が、モスクワから夫の元へ戻って来る。光量の少ないロシアの地、すすけた顔が、寒々とした部屋で厚い外套を脱ぎ、凍った帽子をとって髪をほぐして漸く「人心地」つくと、僅かばかりの紅が射す。無表情(寒い土地の人らしい)の中に僅かな感情の動きが微かに現われる、それが素晴らしく、そのふと過ぎった表情に魅了された。元が美しい人ではあるが、美人である事が表現されてはおらず、夫に対して一瞬だけ見せる親しみの表情で、二人の関係が見える、こんな人が自分の相手だったら、と(本筋とは関係なく)つい夢想した程。
この女優は他にも「ピアニスト」などで際どい役をやって印象深い。
まあそんな訳で密かに、じっくりと観劇の日を待っている。

DOWNTOWN STORY

DOWNTOWN STORY

羽原組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/09/13 (火) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

震災から数年は観劇の記憶に濃い雲が垂れこめている。舞台は照明に照らされ、縁日の露店のような暖色系の輝きだが、周囲が闇に繋がってる。
唯一観た昭和芸能舎はつか作品で、自分的には初めてか二度目くらいのつかワールド。記憶力の悪い自分は昔観た芝居の大部分が「自分の合格ラインより上だったか下だったか」という薄い記憶の欠片があるのみ(よくよく思い出せば(脳科学的には)蘇生するんだろうが)だが、自分のコメントを見ると舞台には深く感じ入った様子。
「解散」の文字にやや落胆したが形態を変えて舞台作りは続くというので、以前見たのと同じ赤坂REDでまた何か発見させてくれようかと期待がもたげる。

縁側で呼んでいる。

縁側で呼んでいる。

藤原たまえプロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2022/09/15 (木) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

同プロデュース舞台初観劇の前作が面白く、おかわりを所望(と言っても器の中味は全く違う料理のようだが)。問題は時間が取れるか・・。

みんな友だち

みんな友だち

こわっぱちゃん家

上野ストアハウス(東京都)

2022/09/29 (木) ~ 2022/10/02 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

おかっぱちゃんハウスで芝居を観た頃、この劇団名がインプットされてより未見のまま。こわっぱの自称が等身大なら中々世代が隔たっていそう・・だが、そろそろ、怖わ怖わと覗いてみようぞな。

と思ったが、上演日時が不明である。どうすべか。。

帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)

帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

全部は無理・・未見の「ガマ」だけは観たいと思っていたんだが・・見逃した。
沖縄返還50年、今企画の当初の眼目も「ガマ」だったのでは?と推察。

45~72年、引き算すると27年間も「敗戦国から奪った領土」として米国占領下におかれ、被虐の時代から念願の本土復帰、もっとも沖縄の独立国家路線を唱える人も一定数いたのは日本国が沖縄を冷遇した歴史を「思い出せ」という気持ちがあったのだろう。新たな支配者の記憶の方が新しく苦しければ、一つ前の時代に戻ろうとする心性に傾く。しかし「現実路線」が常に多数派となり、日米による「本土復帰」という図面に従うこととなる。・・しかし思いもしなかっただろう。まさか以後50年も米軍駐留、治外法権を抱え込む事になるとは・・・

こうして、歴史の中の人間の感じ方や目線というものを想像する。
想像力は映画から、文字から、そしてより強力に演劇からもらった。
もっと想像を広げてみる。江戸時代に確立された身分制、穢多非人(今はワープロの変換候補にも出て来ねえわ)は、百姓のアイデンティティにとって必須アイテムだったと思う。日本人は我慢強いなどとよく言うが「下がある」と思えばこそ、お偉い方を上に戴いても「おらっちはお上の側だでよ」と耐えられる。偉い人を上に背負ってる方が楽ってこともある。責任は負わなくて良いし、戦乱の時代は槍を持って戦って死ななくて良い。そこそこの禄と、地位を与えられてりゃ、それが平和である。出る杭になるなどとんでもない。だが・・自分が蔑んでいる相手から意見されるのは許されない。自意識が発動する。「沽券にかかわる。」沽券とは、お偉い方から与えられた根拠不明の身分証のようなものと言えるか。安倍晋三はある選挙演説で言った。(あべやめろ、の声の方向に向かって)「こんな人たちに私は負けるわけには行かない」。この正義のヒーロー的な(歯の浮く)台詞に、靡いた人が、現状を見れば多かったという事だが、これは意味論的には、安倍支持の側に立つことで「お偉い方」の陣営に入る事ができ、「正しい存在」としてお墨付きを与えられる、という事である。
政権が変りそうもない印象を演出し、変える意味はない(瑕疵はない)と喧伝し続けてきたのも、「良い政治」を行なう事で人民を守るための方便ではなく、ただ自分らが「政権をとり続ける」目的だけのためであったことは数々の疑惑で明白だ。

問題はそれを歓迎する「民」の側で・・・、21世紀の日本も400年前と殆ど変わってねえな。。と言っても仕方ない事を呟いてしまう。社会に(理不尽な)階層があるのが「常態」であり、むしろその方が有難いってのが日本人の殆どDNAに刻印された精神のありようなんだろう。。
DNAレベルの欠陥を正して行くのは大変だが、沖縄の権利を踏み躙る構造を容認し、痛痒を感じなくなっている自分、他のアジア諸国を下に見て収まっていられる自分に、「おや?」を見出す機会をつくる一端を、演劇が担うことは、演劇の「政治手段化」でも何でもなく、ただ明快に「人間回復手段化」だと思う。
入管で死亡させられたスリランカ人女性が、もし欧米国籍だったら抗議の声の上がり方は一桁違っただろう。

三行で終わらせるつもりが脇道に逸れに逸れた。三行目・・
『ガマ』再演を待望す。観たい!

Show me Shoot me

Show me Shoot me

やみ・あがりシアター

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2022/09/02 (金) ~ 2022/09/11 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

一つ前の舞台で初観劇、破綻の少ないドタバタ好感触であったし、三鷹のNEXTは一応要チェックと思ってるし、観に行こうかな/それともこっち系は若者にお任せでイっかな・・等と言いつつ駅から遠いこの劇場にはたまに行きたくなる(必ず歩く)のでどうやら行きそうである。

評決 The Verdict

評決 The Verdict

劇団昴

俳優座劇場(東京都)

2022/08/31 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

表題を見て「おっ」と思ったが静観。だがやはり観たくなった(予約済みだホクホク)。P・ニューマン出演の映画は何度も観た。若い頃は「完璧」と思えた映画だが、今見ると微妙な部分もあった。C・ランプリング演じる謎の女が、プライベートの領域から仕事の領域に・・という所で、主人公の男はある観念ゆえに苦悩する。これを舞台ではどう描くのか(あるいは出てこないのか・・)。

青ひげ公の城

青ひげ公の城

Project Nyx

ザ・スズナリ(東京都)

2022/09/08 (木) ~ 2022/09/19 (月)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

梁山泊の水嶋女史が立ち上げ何回目だかの舞台を目にしたのが震災直後。あの時期に芝居を観た独特な感覚は覚えている。そこから数えても11年(第1回公演は2007年とある)経ち、自分は数える程しか観ていないが足跡を眺めるに色んな時期を経て今はコンスタントに上質舞台を世に出す。女優だらけである事の制約と可能性、後者を吟味する余裕が持てるようになったのか、前作、その前々作と足を運んだ。今回は個人的に矢野陽子、唐ゼミ・禿恵に着目。寺山氏の「青ひげ」も初である。

空蝉

空蝉

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

期待度♪♪♪♪♪

花組芝居よりコンスタントな上演実績、「続けることが才能」ではないが本気度の印象が些か違って来た。(花組系の...と言っても実は観た事はなく所属団員のをしばしば目にしている...演技というかノリというか、が私には合わないのである。理由はまた。)

またこんにゃく座役者の客演は嬉しく前作に続く高岡女史出演共々楽しみ。

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