期待度♪♪♪♪♪
「これで最後」に弱いことを認めざるを得ぬが、この劇団に関しては「やりたい事」が旺盛なので「やりたい」がある限りやるし特になければ「やらない」印象。それが「終わり」というのだから、今回は「店じまい公演」というのを「やりたい」んだろうと想像が巡る。
ネクストシアターも終わったし、そういう感じで何かやんね?とか。小沢道成や渡辺芳博らが今後この根城でやる事はないしやるべきでない、という節目なのだろう。鴻上氏は時期の見極めも鋭そうだ(コロナの雲も晴れ、お客も集まるだろう)。
鴻上氏の作品でなく井上ひさしの処女戯曲、というのも気合を感じる。こまつ座で観たこの演目は、明かに扱いが難しい。難敵にどう挑むか、純粋な演劇的関心で「観たい!」と思っておる。
んだが、やはり「終わり」に背中を押されてるな。