myaの観てきた!クチコミ一覧

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ソウル市民/ソウル市民1919

ソウル市民/ソウル市民1919

青年団

AI・HALL(兵庫県)

2007/10/12 (金) ~ 2007/10/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

ソウル3部作
6年ぶりの再演ということで、大変希少な機会でした。「望郷編」は今年3月に見たのですが、びわこの中ホールだったので、やはりアイホールくらいの大きさがいいなと思いました。青年団の芝居は最前列で見るのが醍醐味かと。
「ソウル」「1919」とも、個人的には響きました。秀逸な作品です。ただ韓国(朝鮮)の歴史を知らないと、少し入っていきにくいかも。

ネタバレBOX

3部作ともお話の構造は同じで、時代だけが少しずつ変わっている。だからこそ浮き上がって見えてくるものがあるなあ、とかんじました。
シンプルなお話ですが、深い。簡単に相互理解など口にしてはいけないなあと感じます。共生のウソと真実というか。。。
是非3つ見ることをお勧めします!
屋上庭園/動員挿話

屋上庭園/動員挿話

新国立劇場

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2008/03/15 (土) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

俳優、そして演出家
が、じっくりと作品に向き合う時間が与えられていることをひしひしと感じさせられました。
もちろん再演なので、クォリティは確保されているのですが、とにかく素敵な素敵な2時間でした。終演後は、ぼーっとしてしまいました…
深津さんも昨年、岸田作品を取り上げていましたが、それ以外でも最近いろいろなところで上演されることが多いようですね。とってもよいことだと思います。
今をもっても新鮮で、とっても気持ちのよい戯曲ですが、岸田戯曲を扱う方々には、雰囲気や表面のことばだけをなぞらず、くっきり、きっちりと3次元のかたちに作り上げてくれるような、そんな演出を望みます。

三月の5日間

三月の5日間

チェルフィッチュ

国立国際美術館(大阪府)

2007/12/08 (土) ~ 2007/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

新しいパフォーマンスとして
演劇という枠には収まりきらない、現代美術パフォーマンスとも言える作品。
超リアル演劇とも称される、「無駄な」言葉と動きが繰り返される独特の手法は、今までの演劇の概念なんてひょいっと飛び越えていく。
逆説的ですが、この手法だからこそ、人間が発する「言葉」の包容力と柔軟性、また人間の日常における「身体」の表現力と可能性がくっきりと見えてくると感じました。
とにかくこの逆説的な感じと緻密な仕組み、新しい物好きの私としてはたまらなく好きです。

俳優たちもすばらしく魅力的。
あと、特徴的だなと思ったのは、観客。友達2人が話しているのを興味半々で、横から聞いているというゆるい感じ。他の芝居では観られない表情だなあ、と思わず感心してしまいました。

ネタバレBOX

東京の若者の現在をテーマとするチェルフィッチュということで、作品に東京の地名や場所がたくさん出てくる。
「~ってのがあるじゃないですか」と同意を求められると、関西に住む私としては、ちょっと違和感を感じてしまう。そんなことはたいしたことではないのですが。
そういう意味では、時代性とか、地域性とか、世代感とかいうくくりの中で、本当には理解できてない部分があるのかなあという感覚=海外の芝居を観ているような感覚もありました。
Nine Lives

Nine Lives

コンドルズ

松下IMPホール(大阪府)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/12 (土)公演終了

満足度★★★★★

ダンスって楽しいよ
なんかわからないけど、大阪はアビシニアンスペシャル。
美しく、くだらなく、最高に笑える舞台。
良平さんの腕の長さとバネみたいにしなやかな筋肉にほれぼれです。

いつまでもこのままでいてほしいっ。
そんなカンパニーです。

今から、次が楽しみ。
音楽部門のザ・コンドルズも10月大阪で。必ずいきますっ。

ネタバレBOX

藤田さんファンの私としては、王子姿がツボでした。
表と裏と、その向こう

表と裏と、その向こう

イキウメ

HEP HALL(大阪府)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★

ずいぶん前ですが…
見てからだいぶんたってしまいましたが、一言とどめておきたく。
やっぱり、好きな世界ですね~川上弘美さんの小説みたいで。
見えてることが全てではないし、見えてないことに殊更に意味を求めるわけでもない、ただ世界がある、という感じ。
内田慈さん、大好きです。
もっと関西に来る芝居に出て下さい☆

2010年ダーウィン

2010年ダーウィン

コンドルズ

ART COMPLEX 1928(京都府)

2009/12/25 (金) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったよん
楽しい年の瀬のひとときでした。
始めから終わりまで、ニコニコしていられるのです。
コントもダンスも手を抜かない(もちろん)。
カッコ悪くてカッコ良い、その愛すべき姿にヤラれます。

良平さんのダンスでは、京都での10年という感慨がありつつも、そんなのもはねのけて突き進んでいく力強さを感じたりも。

理屈なんていらない、すてきな時間をありがとう!

ネタバレBOX

アートコンプレックスならではの至近距離での鑑賞は貴重だけれど、
やっぱり、せまいのかなあ。
演者がサイズに合わせて体をコントロールしているのが少し気になったり。
フリータイム

フリータイム

チェルフィッチュ

SuperDeluxe(東京都)

2008/03/05 (水) ~ 2008/03/18 (火)公演終了

満足度★★★★

挑戦的な
「3月の5日間」より2回目の観劇。前作よりさらにストーリー性なく、
確かに、これ演劇か?と問われれば、疑問も。

でも、かなり好きです。
岡田さんから観客に挑戦状を突きつけられているような、
もしくはイマジネーション力を試されているような作品ですが、
そこに風景、というか情景が、確かに浮かび上がってくるし、
それを見せるための緻密で惜しみない努力が、そこにはあると思います。

その情景を見られただけでも、十分だと思うのです。
とにかく、観劇後は、なんだかちょっと幸せな気分になったのでした。

ネタバレBOX

茂山千之丞さんが「芝居とは誇張と省略」と何かの本に書いてましたが
誇張と省略を「しない」演劇手法って、素直にすごいなと思います。
オセロー◆フェスティバル/トーキョー09春

オセロー◆フェスティバル/トーキョー09春

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなか見ることのできない
日帰りで見に行った初日。
久しぶりのク・ナウカメンバーの出演に、それだけでもワクワクものでした。
数年前のク・ナウカ版「夢幻能オセロー」の原形をとどめつつも、今回は、韓国らしい「恨」(ハン)のイメージが色濃く出た舞台となりました。
ただ、皆さんのいうように、元のお話や日韓の歴史的背景がわからないとツライ部分もあったかと思います。

イ・ユンテク氏とク・ナウカは、韓国ブームのずっと以前から交流があり、今回の作品はそれ故にできたんだなあと、感慨深く見ていました。
いずれにせよ、関西では、この類でこのレベルの「日韓交流」作品はまず見ることができません。
たくさんの刺激を受けて、見に行ってよかったなあと思いました。

ネタバレBOX

個人的には、シャーマン役の台詞は全て韓国語でよかったのでは…と思いました。
日本語より韓国語の方がリズムがあって、打楽器などにもよく合うように思ったので。
追奏曲、砲撃

追奏曲、砲撃

桃園会

精華小劇場(大阪府)

2007/12/12 (水) ~ 2007/12/18 (火)公演終了

満足度★★★★

緊張して観る
観る側が、ひとときも気の抜けないお芝居。
疲れる、という意味ではなくて、深津さんの世界観をめいっぱい浴びせられた、そんな1時間半でした。
主人公が夢とうつつ、過去と未来を行き来する、その曖昧さや混沌が、反対にお話の芯をくっきりと浮かび上がらせる。不思議で貴重な観劇体験となりました。
今回、天野天街さんがお話の雰囲気にしっくりはまっていて良いなあと思いましたが、江口さんが出てなかったのは少し残念。

なるべく派手な服を着る

なるべく派手な服を着る

MONO

HEP HALL(大阪府)

2008/02/22 (金) ~ 2008/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

さすが
MONOらしい、ズレ感がおかしくてちょっと切ないお話でした。しっかりした作りのお話で、安心してみられました。末っ子弟役の本多力さん(ヨーロッパ企画)がいかにも弟!なのが面白かったです。

BUG 【美保純が降板⇒代役は西山水木】

BUG 【美保純が降板⇒代役は西山水木】

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2009/09/18 (金) ~ 2009/09/30 (水)公演終了

満足度★★★★

あめりか な感じ
弱った人間が狂気の世界に引きずり込まれていく というのはよくありそうなんだけど、一筋縄ではいかない展開が面白い。
絶望的な状況へとストーリーは進んでいくのにもかかわらず、だんだん観ているうちに笑えてくるというのが、自分にとって新鮮。

ネタバレBOX

アメリカ的な、バカ騒ぎの裏側の閉塞感とか、状況が変わらない絶望感とか、どうしようもない現実へ対処できない状態へのあがき といった感じがよく感じ取れる作品だとも思います。
スーパースター

スーパースター

劇団鹿殺し

AI・HALL(兵庫県)

2010/02/04 (木) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

とてもよかったのです
女優さんも男優さんもとても魅力的でよかったのです。
エンターテインメントもおさえつつ、「やりたいことをやる」ところがとてもステキだと思います。
更にクォリティを上げてぜひとも再演してほしい作品です。
これからの10年もどんどん進化していってほしい劇団!

空耳タワー

空耳タワー

クロムモリブデン

HEP HALL(大阪府)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/08 (月)公演終了

満足度★★★★

しっかりしてる
はっきりとやりたいことが演出に現れていて、なんか東京カンパニーと大阪カンパニーのよいところがブレンドされているなあと。
すごくおもしろかったです。旬を感じる勢い!
次も期待したい!

見えざるモノの生き残り

見えざるモノの生き残り

イキウメ

HEP HALL(大阪府)

2009/12/17 (木) ~ 2009/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

すきです
毎年1回くらいしか大阪にきてもらえないですが、本当に楽しみにしています。
今回も乾いてるのに、なぜか切なくてほっこりとするお話でした。
台詞の一つ一つが無理がなくて好きです。

題材は日本ぽいけど、結構、海外で上演してもうけるのでは…
と思います。

5月の公演も今から楽しみ。

散歩する侵略者(再演)

散歩する侵略者(再演)

イキウメ

HEP HALL(大阪府)

2007/09/29 (土) ~ 2007/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです☆
枯れて温度のない感じがとても好きでした。
諦めというのか、当事者がむやみに騒いだりしないのが、
結構リアルだなと。

お話は「リアル」ではないのですが、
リアルとファンタジーとSFの隙間を
うまくすり抜けていく感じがとても気持ち良かったです。

次回公演も期待!

『筋肉少女』

『筋肉少女』

石原正一ショー

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2009/09/14 (月) ~ 2009/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

女子でも
いや、もー、ほんとに、かわいかったです。女子が。
キン肉マンの世界観の中で、女子が戦うん(≒戦わされてるん)ですよー。
なんとも、胸キュンになります。
自分が女子でも、です。

ライブでこそ見応えあり!!のこれぞ舞台な見どころが満載のこの芝居。
難しいことは全く抜きにして、ぜひとも再演望みます。

ワールド・トレード・センター

ワールド・トレード・センター

燐光群

AI・HALL(兵庫県)

2007/11/09 (金) ~ 2007/11/12 (月)公演終了

満足度★★★★

再演してほしい作品
とても良かったと思います。
うまくは言えないのですが、これから何度も再演を重ねて行けば、すっと高いところへ昇華していくような、そんな作品だと感じました。

人の想像を超えた事象が起こったときの普通の人々の反応って、こうなんだ…と納得するような感心するような。
ちょっと阪神大震災のことも思い出しました。

たくさんの人が出てくるのに、決して混乱していない。むしろ理路整然としている、そんな作りも好きです。

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

柿喰う客

精華小劇場(大阪府)

2009/03/25 (水) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

若さあふれる…
単純に面白かったです。
50分の上演時間中、ずっと飛び回っていた出演者陣の若さにまず感心。
次に、ポータビリティがある、簡単にツアーに行ける作品として感心。
ある意味、暴力的な展開が東京っぽいなあという感想。
2010年代を代表するカンパニーになってくれるのでは…と期待しています☆

ネタバレBOX

ゲストの方が一番緊張していたのが伝わってきました。
せっかくなので、重要な小道具にもっと「愛」があれば…って思いました。
「リサイクルショップ『KOBITO』」

「リサイクルショップ『KOBITO』」

ハイバイ

精華小劇場(大阪府)

2009/06/25 (木) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

満足度★★★

生 な感じ
リアル というより 生 な感じでした。
男性がおばさん役 っていうトリッキーなお膳立ては、衝撃的というより、むしろ演出上で必要なキャスティング。
おかげで、いろんなことが生々しく見えてくる。
もう少し時間的にコンパクトでもよいかな と思ったり。

「翼をくださいっ!さらばYS-11」全国ツアー

「翼をくださいっ!さらばYS-11」全国ツアー

ギンギラ太陽's

新神戸オリエンタル劇場(兵庫県)

2009/10/12 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

心配りな
かぶり物が途中全く気にならなくなるのが自分でもびっくり。
その反面、かぶりもの、よくできてるなあ と感心したりも。
全体的に心配りのきいたよくできたお芝居 というのが率直な感想。
素直な心で見られるすてきな作品です。

アフタートークの大塚さんの心配りがまたニクイ感じでした。
地元での根強い人気も納得。

ネタバレBOX

祖父が「シデンカイ」という戦闘機の技術者だった と親からきいたことを、見ている途中で思い出し、妙に感慨深くみてしまいました。

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