MIREIUの観てきた!クチコミ一覧

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Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

脚本の面白さは変わらず。

いつもの力強い脚本力は相かわらずでした。
さすがの力量。

ですが、若干メンバー交代があったせいか
失ったモノへのノスタルジー。
失われる時へのノスタルジー。
が強く語られていた。

脚本家の年齢と照らし合わせてしまったのか
感傷的に見える部分が多かったように思える。
この半年で失ったモノが大きかったのだろうと推測される内容でした。

ネタバレBOX

年齢的には同意できるところが多かったが
若い人にはちょっと説教臭くみえるかもしれない。
読書劇 二十歳の原点

読書劇 二十歳の原点

オフィス再生

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

ただの読書劇ではない!
あまり期待せず伺ったのだが、予想以上に素晴らしかった。
他の劇団には観られない演出に驚いた。
最後まで一寸の曇りのないでき。

ネタバレBOX

中島みゆきの曲だけが時代違いだったが、
世情だったら仕方がないかな。

「標〜shirube〜」

「標〜shirube〜」

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2017/12/12 (火) ~ 2017/12/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

風待ち以来、過去最高に良かった!期待以上。
もう一回見たいがスケジュール上、ムリだろうなぁ。

ネタバレBOX

あたりのときほど遅れていくというジンクスがあるのだが、風待ちも遅れてはいった。
つまり最初の10~30分はなくてもストーリーが分かるということなのだが。
長丁場を持たせるには最初のカマシが必要なのだとも思える。

追想と積木

追想と積木

劇団水中ランナー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

大当たりだった!
こういうのが見たかった。
あとで追記します。

治天ノ君

治天ノ君

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

カンペキだった。
どこにも突っ込みようがない脚本、
見事な演技、すべて芝居はカンペキでした。
さすが、チョコレートケーキ。

雨なので今日はやめようかと思ったが
ミドルエイジさんの感想を見てしまったので
無理して足を運んだ。

内容とは関係ないが、席が自由席でなかったのを知らなかったので、
ちょっと残念だった。

チョコレートケーキは後ろで熱気に触れられないのは惜しい。

ネタバレBOX

いつもの熱気を押さえるように、
松本嬢の演技がきいていた。
それにしても、前にも小さい劇場で彼女の出ている芝居を
見た記憶がある。

オオバコでぞんざいに扱われる大衆演劇よりも、
熱気を感じられる小劇場に活動の場を移しているのかも。
と見る前には思った。しかし、これほど皇族を演じるのに
ふさわしい人はいないかもしれないと見ながら思った。
上品な演技と口調は、そのへんの女優では役不足だ。

天皇が3人も出て、君が代が歌われ、しかも天皇陛下万歳!という
台詞まであるのにどこも違和感がない。
いかに天皇がふだん描かれている世界は右に寄って
書かれているのか、と改めて思うと同時に、
チョコレートケーキの素晴らしさを再認識した。

平日の昼間とあって、演劇関係者とか有名な先生が多くいたようだ。
やはりチョコレートケーキは今、絶対見ておかなければならない劇団だ。

AQUA

AQUA

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

完璧すぎる一幕劇。
自分が衰えを感じるとき、人はちょっと無理をしたがるものだ。
今回、一気に4公演ときいて、思わずそう思った。

ネタバレBOX

最後に血を吐いて倒れるシーンは圧巻。
それなのに行った日には10人程度しかおらず。
完璧なのに、なぜ人が来ないのかを逆に考えた。

一幕劇としては完璧。だが今までのメガバで見るような
急展開が予想通りといえばそうかもしれない。

華やかさに欠けるといえば確かにそうだが
変わった演出、趣向をしないにも関わらず
飽きさせない脚本はすばらしい。

小手先の面白さを人は求めがちだが、
安定した面白さに軍配を上げたい。


紅小僧

紅小僧

劇団桟敷童子

ザ・スズナリ(東京都)

2013/11/14 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

今年一番きれいな秋
風撃ちと数えて2回目。
しかし、親を失った日に見るものではなかった。
親を失ったというか実質、絶縁になった日。

わかりあえない親とはもう一生わかりあえないのだと
ボケとの戦いの始まりを見た。

ネタバレBOX

愛するものとの別れのシーンでは
そんな日だったのですすり上げるほど劇泣したが、
全体で言えば風撃ちと似ているところが
多く、前回ほどの衝撃はなかった。

どうやらいつも「民話」「土着的因習」「風」が
モチーフになっているようですね。(前回との比較のみ)

声高かに「怪しい」「危ない」「不吉」という言葉を叫ぶことで
自分たちの主張が正しいとする一般市民群の動向は
まずもって今の世の中と同じであって、
日本人的な因習が今も変わらないことを示していた。

正直、あのシンボル像はいらない気がした。
別の劇団でも同じようなことをしていたのを見たので。
話と迫力で押せる桟敷童子が、そんな賑やかしみたいなことを
やらなくてもいいんじゃないでしょうか。

大風呂敷

大風呂敷

髭亀鶴

王子小劇場(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

微妙に物足りない。
どれも完全に出来上がっていた芝居だったが
尻切れトンボの気分。

ネタバレBOX

劇チョコと十六戦地の名前にひかれていきました。
どれも各劇団風味。
十六戦地はこのあいだの出し物と同じ内容。
おとなしくしている嫁が怖い話。どっかで、みたなーっていう気分。

劇チョコ系の出し物は、
いつもの戦争ものなのだが、一幕だけで物足りなかった。

演劇関係者が多く、注目の劇団なのだなと思うが
個人的にあまり好きでない役者さんが口上のゲストだった。
どの劇でも過剰なセリフ回しで浮く人。

4つの中では
大便意が単純に面白かったし完結していた。
ほかのものは、尻切れ的。

物の所有を学ぶ庭

物の所有を学ぶ庭

The end of company ジエン社

北千住BUoY(東京都)

2018/02/28 (水) ~ 2018/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/03/10 (土)

BUoYって読めない。このバブル感。前に毛皮族の公演を見た時はひどくてこんなところで演劇?見にくいし、なにこの無理矢理感というのが残っていた。
しかしジエン社はこの空間を十分に活かしきっていた。
すばらしい。気が向いたらネタバレものちほど書きます。

海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

物足りない。(後日書き足しあり)
圧巻の舞台装置、迫真の演技。
それはすでに桟敷童子の前提であり
ここの時点で星は5つである。

しかしこれが3本目となると
4つ程度の評価になってしまう。
正直いって物足りない。
何が物足りないのかといえば、
やはり前作と比較して
フォークロア色が薄かったせいなのではないか。


ネタバレBOX

いつもと同じように離島でのフォークロア的な要素を含んだ話だった。
いつもと同じ・・・というところに不安を隠せない。

フォークロアと書いてしまうとアレなのだが、
いつもは土着的な住民間の争いがいかにも
日本的だな・・・と思わせ、閉鎖された島の狭まった人間関係の
ドロドロした因習を感じるのだが、村民と海女との
共通の敵が出てきてしまったため
都会と田舎の比較になってしまい
その都会人が圧倒的な力をふるってしまっていて
ドロドロのところが薄く感じたせいではないか。

桟敷童子の芝居には、沖縄民謡のような
日本人の土着の心を震わせる部分があるのだが
その部分も薄かったように思う。

いつものようなパターンの舞台のどんでん返しもなく
迫力にかけた。しかし、同じようなパターンの繰り返しではない
という意味でのバリエーションであった。

結果として物足りなく感じてしまったのは
いくつか見ているからであって
他の劇団に比べれば、200%おもしろいのはいうまでもないのだが。
毎回前作を越えた面白さを要求するのは酷である。
贅沢を求めてはいけないだろう。

次回見に行くか?といえば見に行くだろう。
しかし新展開がない限り、近い将来には観劇候補から外す可能性が高い。
スーザンナ・マルガレータ・ブラント

スーザンナ・マルガレータ・ブラント

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2014/05/23 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

細部まで見逃したくない
前回のゴム芸がここまで
いきつくとは・・・。

細部まで行きとどいた芸術性が素晴らしい。

どの場面も一枚の絵を見ているようだった。

風撃ち

風撃ち

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2013/05/17 (金) ~ 2013/05/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

衝撃的
芝居がこんなにも質が高いのに驚いた。
3分ほど遅刻してしまった自分が憎い。

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

おぼんろ

d-倉庫(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

5000円の価値アリ。
悲しくも切ないファンタジーでした。
本日はチャリティだったので5000円にしました。
個人的な都合でもう一回見に行くのは難しそうなので2回分と思って。

前に見たものより若干世俗的(一般うけ)なところがあったのが
個人的には気になりましたが。
それはどこかというと曲です。ラップはいらないかな・・・というか
ラップでももうちょっとリズムがいかにもじゃないほうがよかったかも。。

変則短篇集 組曲『空想』

変則短篇集 組曲『空想』

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

よかった!
結構軽い?と最初のほう思っていたのだが、結果的に泣きと笑いの交互攻撃で、泣かされました。鉄拳の振り子を思い出しました。

緑茶すずしい太郎の冒険

緑茶すずしい太郎の冒険

(劇)ヤリナゲ

王子小劇場(東京都)

2016/03/24 (木) ~ 2016/03/28 (月)公演終了

満足度★★★★

女優勝ち
この女優さんでないと成立しない。
重苦しい話を軽やかにそしてブラックジョーク気味に。
いわば、安野モヨコのハッピーマニアの主人公的な演技だった。

ネタバレBOX

服を脱ぎ捨てて場面転換するところが
重苦しさを軽減していた。

爽やかでいて、テーマは深く
けれども現実は残酷なほど打算的である。

オチには疑問もあるが、オチの演出がよかったのでいいとしよう。
『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

素晴らしかった!
2時間のお芝居が15分に感じたほどだった。

見る場所によって迫力が違うので
場所に注意。

慌てて「記憶」も予約しました

おしまいと、その続き

おしまいと、その続き

ハチビットプラネット

シアター711(東京都)

2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

よくまとまっていた
よくまとまっていた!という印象です。
心を打つとか、そういうのはないですね。

おしゃれ紳士×梅棒 presents オシャレ紳士と梅棒のサウンド・オブ・サイレンス

おしゃれ紳士×梅棒 presents オシャレ紳士と梅棒のサウンド・オブ・サイレンス

男衆ver.2.0 おしゃれ紳士

六行会ホール(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/04 (日)公演終了

満足度★★★★

筋肉を鍛えるの禁止
よくもここまで、ぱっとしない男どもを集めたものだ、
と感心してしまうくらいみんな小柄でフツメン。

しかも若いだけが取柄で鍛えた様子もなく
稽古でついた筋肉と微妙にたるんだお腹がたまらない。
(初見ではキモいが)

ぱっとしない顔で群舞という意味では
見始め当初、AKBっぽい・・・と思ってしまった。

しかし、だ。

ネタバレBOX

面白いのだ。とにかく動きが面白い。
動きが器械体操というかロボットダンス風のパントマイムだったりと
リズムと動きだけでかなり魅せる。

中盤になるとそのパフォーマンスの迫力だけでも
かなり目を奪われる。
鍛えて割れていたら面白くもなんともないが、
腹が割れていないのもいい。

しかし肝心のショートストーリーがどれもいただけない。
笑い袋女ばかりの観客もいただけない。
動のシーンと静のシーンがあっても
なんでも笑う、笑い袋相手では、緩急もつかない。
男ばかりの劇団だから、女が騒げばそれでいいというわけではないだろう。

それと男同士のキス落ちが多すぎた。
意外にも観客は男性が3-4割いるのだから、
別の落ちで終わって欲しい。

羽衣のミョージカル的な感じでいい感じになりそうな気配が惜しい。
次回はできれば、長いひとつの話を最初から最後まで
ダンスパフォーマンスを入れながら見てみたい。

次回もぜひ見てみたい劇団だ。
劇団員が年を取ってしまわないうちに。
読書劇 テロならできるぜ

読書劇 テロならできるぜ

オフィス再生

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇というよりはアートパフォーマンス
今回はちょっとやりすぎの感ありでしたが、よかったです。
素晴らしかった。
自分が中二病だったころを思い出した。
あのころはまだ学生運動の気運があって
(同年代の人はなかったというけど)
小学生のころからフォークファンだった私は
中学の頃にはすっかり、学生運動気分の子供だった。
当然、反体制で学校には反抗した。

別にヤンキーなわけでも髪を染めるわけでも、
カバンや靴をつぶすわけでもないが
規則は破るためにあるんです!とか言ったりしていた。

そのことを観ていて思い出した。というよりも、
あれが本当の自分だったと思い出した。

終わって向かいのベローチェにはいるとこわだかに笑う奥さんがたがいて
この人たちとは一生わかりあえないと思った。


ネタバレBOX

後半のリセット主義の部分はいらないのかも、いまどきすぎて全体のテイストに合わなかった。

それと、後半の後ろで書く赤い文字は、文章じゃないほうがよかった。
それがしつこく感じた。

さだまさしかー。って思いましたが、
防人の歌なら仕方ないか。

前回も、中島みゆきだけ
現代っぽかったですが、年代的には
選曲はとても理解できます。
しかしここはぐっとこらえて、さだまさしではなく
別のフォークにしてほしかった。

ちなみに高木さんが偶然にも友人の知り合いということが判明したが
会うことはないだろうと思う。
英霊だヨ!全員集合

英霊だヨ!全員集合

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2014/04/02 (水) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★

てんこ盛りで大人数なのによくできてる!
たいてい大人数でてくるやつは
バタバタでまとまりがなくなりがち。
なのにここまで、ちゃんとまとまっているのが不思議。

それにしても最近の演劇の傾向は
たいてい戦争への警告か、安倍政権への風刺ばかりのような気が
してならない。(私が見ているのが偏っているのかも)

ここまでうっぷんがたまっても、どこにも書かれない政府への不満。
地下芸人の愚痴と、片付けていたら
この先、間違いなく足元をすくわれますよ、安倍さんは。




ネタバレBOX

解散公演が初見。
売れなかった!と言っていたけれど
これほど面白いのに、なぜなんだろうと考えてみた。

いつもかどうかは知らないけれど
オカマ、白いブリーフは一般的には飛び道具。

そしてドリフでまとめるのは
とてもまとまりやすいと思うし、わかりやすいし、面白いけれど
オリジナルじゃないと言われがち。

オカマ、ブリーフといった笑いを好む人、
もしくは、すべり台など体をはった笑いを好む人は、
残念ながら、政治の風刺とかは好きじゃない。

つまり
よくまとまっているように見えながら
実は、ターゲットの違う笑いを混在させてしまっている。

オカマとぬるぬる滑り台と政治を一度に理解できる人は、
笑いの許容のアンテナを他方向にたくさんもった人だけ。
つまり一部の人間にしか受けないということ。

個人的には、メンバーが優男的に粒ぞろいすぎて
個性の際立った役者がいなかった印象が強い。
(濃い役者=オカマ役ではない)
10年の間に濃い役者が育たなかったのが残念である。

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