TRIBES トライブス
世田谷パブリックシアター
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2014/01/13 (月) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
繊細な翻訳劇
手話セリフ(日本語対応手話)のやり取りは健聴者にとって、時に読み取れないハンデが生じるが障害(障がい表記が主流だが自分はこの字がしっくりくる)というのはそういう事だと思う。
日本で障害が絡む話だと=福祉、という印象を持たれやすいと思うのだが、この舞台はきちんと個人の感情を貫いている。
聞こえない相手に音で振動を伝え、言葉を発しコミュニケーションを取る暮し。
障害の程度による差異。その中では彼はまだ上位の位置づけにある模様。
「普通」な家族だが、曖昧な会話はなくそれぞれが一生懸命に会話をする。通常の海外翻訳劇に出てくるような家族とはひと味違うけど、ラブシーンの描写から結末まで上質な翻訳劇だった。
舞台セットや衣装で白と黒を基調としたメリハリは映えてとてもよかったが、衣装の白地と地肌が合わさると手話セリフは場所によっては読み取りづらいのでは。
役者さん全員良かった。休憩込み約2時間30分。
1/21pm 追記
30才になった少年A
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/14 (火)公演終了
満足度★★★★★
観に来てよかった!
前回公演で気にはなっていたが、都合つかず今回初見。
小さい新聞販売店の作業場と事務所、2階には六畳一間?の和室。
ほとんど初めてみる役者さんばかりなので、出だし、どういった役割か探りながら見ていたが、男の日常を取り巻く環境と心情の揺れ動くさまに次第に重い気持ちになったり、他愛ない話で一瞬表情が崩れる時もあったけど、その後の展開にやるせなくなったり。
彼と周囲の人の関わり方、揺れ動く感情につい舞台の世界に入り込んでしまった。
彼等90年代のアイドルはやっぱりあの人たちだよな、選曲ですぐにその時代背景がわかってしまう。
出演者にそれぞれ出番があったけど、笑いの要素を入れようとしたバイト面接のやり取りは特に必要とは感じなかったかな。
定時制だったかな、あの学校の先生はどこまで彼の事を知っていたのだろう。
隣のバイト君の笑わせ方が、早口、がなる、リフレイン、で、いかにも関西のノリの笑わせ方だなーと思った。
役者陣、全員素晴らしかったけど、新聞屋店長と元担任教諭の千葉さんが特に良かった。
明るい話ではない。
彼は全部受け入れて、誰にでも謝って、それでも生きて行かなきゃ行けない。罪の十字架を背負ったまま、彼の赦しの時間は果てしなく長い。あんなに重苦しい歓喜の唄を聞いたのも初めてだ。
あり得ない話でもない所にまた気が重くなったが、熱のこもった素晴らしい舞台に惹き込まれた。約2時間。
DDDD第四回イベント「『授業』と二人芝居」
ペンギンプルペイルパイルズ
サラヴァ東京(東京都)
2013/12/29 (日) ~ 2013/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★
2部構成
マチネにあたる15時の回を観劇。
前半、近藤フク作、吉川近藤コンビによるショートショート作、少しゴドーを待ちながら風かつ微ホラーチックin福井、タイトル(言ったかもしれないが聞きそびれたので)不明。
後半は見る活字舞台のようなイヨネスコの「授業」
登場人物は初老の教授(高鹿)とそこにやってきた女生徒(ぼくもと)、教授の基にいるお手伝いさん(マチネは近藤、ソワレは吉川)
特に話を改変する事なく、そのままの内容で演じられていたが、高鹿氏の初老ぷりから狂乱後からの台詞量に圧倒されるわ、ぼくもとさんの溌溂とした登場から「算数」の理解度からの思考停止、そして噛み合ない会話、これまでぼくもとさんを見てて、性的な印象はあまりもってなかったが、今回の女生徒役は照明遣いも手伝ってか妙に色っぽかった。
お手伝いさんのウンザリっぷりときっちり仕事をこなす不気味さが良かった。
インテリ人の会話と歯痛には注意が必要な約80分でした。
ハックルベリーにさよならを
短い演劇推進委員会
劇場MOMO(東京都)
2013/12/24 (火) ~ 2013/12/28 (土)公演終了
満足度★★★
最終日14:30の回観劇
最終日は一日3公演。アイドルグループのような働きっぷりだが、舞台上の役者はかなり濃いメンツ、そして楽しんでいる様子がよくわかる。
キャラメルボックスの座付き作家、成井さんの初期作との事だが、自分自身は初見。疾走感満載の冒険小説を舞台化したような爽やかさの片鱗がいたるところに見えて、なんか納得。
子供時代の葛藤を時折ユーモアで包みつつ、歌と台詞がちゃんと届く60分勝負の熱い舞台でした。
朗読劇『犯罪|罪悪』
橋爪功
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/12/21 (土) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
「犯罪」の回を観劇
原作のシーラッハは初体験、森新太郎さん演出で橋爪功さんによるリーディング。
「フェーナー氏」「チェロ」「ハリネズミ」の三話朗読、タイトルどおり犯罪絡みの内容の大人の為のお話。
舞台の上には一人しかいないのに、聞いていると誰かと会話のキャッチボールをしているかのよう、また年齢や性別の演じ分けも魅力的な読み聞かせ芝居でした。
三作の中では「ハリネズミ」が可笑しさもあってか、好き。
治天ノ君
劇団チョコレートケーキ
駅前劇場(東京都)
2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
苦労人の大正天皇
大正時代の話と聞いて、自分の知識の中でぱっと思いついたイメージというのが、はいからさんが通る、竹久夢二、日本と西洋の混合文化、関東大震災、位の低レベルさ。今回の舞台の作品も、フィクションのはずなのにノンフィクションの舞台を見ているかのような錯覚。
大正天皇と節子(さだこ)皇后の品位を見失わない生き方、現人神、時流に変化する政事、それを受け入れる運命。若き日の極々普通のやりとりが後になれば儚く見える。
終盤の展開からあの荘厳な君が代を聞くと日本人と自覚する反面、自分はきちんと生きているのか、とも思う。大正天皇の誕生日を初めて知った。
デリケートな題材で、思想とか信条は置いといて、近代日本人の感情が伝わる華美さは控えめだがいい舞台だった。
アクアリウム
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
満足度★★★
原西忠祐さん出演回観劇
自分より下の世代の中心話だからか、笑わせる要素はあってもどこか乾いた笑わせ方と受け止めた。終始、無気力ではない脱力と閉塞感が覆っているかのような印象。比較しようがない彼らと世代間の日常の違いにどう言葉を発していいのか戸惑い、各々の場面での喋りが会話よりも、深層対話を聞いているかのようだった。
つか芝居風の刑事コンビ、熱すぎて面白かった。約2時間。
マクベス Macbeth
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2013/12/08 (日) ~ 2013/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★
長塚流ブレヒト舞台な印象
シェイクスピアや舞台に馴染みのない方が初めて接する舞台として楽しめると思います。ある意味羨ましい。
私事だがコクーンで円形、堤さん、というと数年前のルヴォーさん演出の舞台「人形の家」のエンディング、役者の表情が見えない、というフラストレーションを一瞬思い出してしまった。
今回もほぼ円形舞台(舞台廻らない/役者が動く)だが、通常客席にあたる舞台の正面側から観劇。正面と対面側に役者が普通に座っていたり、役者が座っている所に照明当てたりする演出もあったり(そうなるとそこより前に座っている客にはそこで何を見せていたのか気づかないまま)客席含め舞台全体を見たい場合、サイドシートとかの方がより見やすいかも。
観客参加する場面がある為、そこで話の進行が滞りちょっと現実に戻されるのは致し方なし。自分が参加しない側だったからそう思ったわけではありませんw。
照明使いや舞台美術、役者さんが印象に残った。
超有名戯曲なので漠然と話の展開に予想はつくが、華美なセットや衣装等をシンプルにさせた為、却ってスリリングでかつてのtpt舞台を豪華にしたかのような面白い見せ方だなーと思った。
ただ、演者が円形舞台と客席至る所から出てくる方法に観劇視点の導線が追い付かない箇所もあり、通路頻繁に使うので中座した観客と役者が鉢合わせて気まずい場面が見られたり。
衣装選択に先日のエドワード二世思い出した。
台詞運びが丁寧、主題のマクベス夫婦が主役にあたるものの、舞台に上がっている配役の立場によりその瞬間はそれぞれがメインになる、それゆえ全体的に舞台時間の長さも感じられたが演じる役者さんが上手いので気にはならず。かえってマクベス夫婦の方が霞んで思えたくらい。でも、これ必要?と感じた所もあったような気も。
バカロックオペラバカ「高校中パニック!小激突!!」
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2013/11/24 (日) ~ 2013/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
休憩込みで3時間近い舞台だったが
全く苦にならず、出演者全身全霊の馬鹿全開の悪ふざけを終始楽しむ事が出来た。
劇場を出た後、道玄坂を歩いている時に、はて肝心の話は?と振り返ろうにも笑いっぱなしであんまり内容はなかった、と思いだしつつ楽曲ともにノリの良い舞台。満足。
でも今後、渋谷以外の公演場所では、地理的な事とかあのロボとかノリが伝わるんだろうか、と心配になったりして。
近未来、渋谷にある高校が舞台、前作の「R2C2」と繋がっている箇所もあり。
パルコ劇場では珍しい中央通路大活躍。セクハラスレスレの男性観客いじりありw 演者のバンド演奏が更に上手くなって驚いた。
道玄坂クリステルさんはどう見ても、×ッチーだろw
今後、舞台に出る時の勝地さんは前髪クネオに改名してもいいんじゃないだろうか。
グッドバイ
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/28 (土)公演終了
満足度★★★★
フォークソングな舞台感
太宰治未完作なので結末まで解釈は多様、「ザ•昭和」な世界観に恋愛と人生の機微に浸れ、三軒茶屋という都心な立地のトラムで見たのに、どこか下北沢風な小劇場四畳半な舞台。古そうで新しい試みの舞台で面白かったです。
役者陣皆良し、漫画チックな書割セットが飛び出す絵本みたい。
約105分。
石のような水
フェスティバル/トーキョー実行委員会
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★
多面な筋を追いかけ描いた話、と思った
日本というより地球の何処か=ゾーン?で、展開している一人称の私と別人のような私達。話を聞いているうちにそれが生身の人間なのか、死人なのかわからなくなってくる。
乾いた土地に水一滴垂らし、枝葉の様に拡る景色を見ているような不条理とはまた違う非日常的な話だったが、ここに挙げられる「水」はどうしても昨今の原発の汚染水とかも想像してしまう。
役者さん良かった、石切場のような舞台と暗闇を際立たせる照明が綺麗。
約2時間。
いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より
パルコ・プロデュース
東急シアターオーブ(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了
満足度★★★
面白かった。けど・・・
私事だが、新感線観劇でこれ以上ない位良い座席位置で観劇。もうこんな見やすい席で観劇する事ないんだろうなーっていう位、Bestポジションでの観劇でしたw。
客演with新感線ていう印象が強くなったが今回は麻美、若村、秋山(敬称略)並びが見えただけでも貴重だった。宮地さんの役柄に誰かを彷彿するのは仕方ないか。個人的に千葉弁慶にもっと活躍してほしかった。場面転換時の鉈切り丸の決めポーズが、いかにも成り上がりチンピラポーズぽかったのには笑えた。
リチャード三世原案だったが、時代を源平の世にするとこうも毛色が変わるのかと興味は湧き、それなりに面白かったが、過去作の「朧〜」に通じた擬視感も彷彿し、全体的にキレはあったけどコクがない印象。
新・藪の中 -女でアルこと-
演劇実践集団デスペラーズ
吉祥寺シアター(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★
渋い重い
文学世界設定はそのままだけど現代用語も織り交ぜ結末もアレンジ。
6人の演者、各自目撃した事を物語ってくが微妙に食い違う話、真相の解釈の行き違いで、侍、多襄丸、女が1人語りする様は裁判被告の切羽詰まった感にも見えて薄気味悪さや不快さや怖さとか思わされたり。
副題「女〜」ついてるが最後の場面まで強烈さあるが、「女」の部分の性悪さを出すのには少し遅かったような気が。
大谷さんは読経のど自慢大会あったら鐘3つくらい鳴り響かせるような、めちゃくちゃいい声で読経してた。小宮さんの小狡い樵夫と商売道具、神尾さんと春田さんの対決姿勢。冨樫さんの清廉な女から豹変ぶり、からの、あのままいくと鬼婆になるのね、とわかる凄みとか。
技あり、華美装飾なく無駄のない舞台でした。約2時間。
空席多いのが勿体ない。
片鱗
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
最終日観劇
気になっている役者さんに見つめられたら、恋に落ちそうなもんだが、ここに出てくる人達と視線を合わせたら、第六感と薄気味悪さが研ぎ澄まされそうな感覚に陥りそうだ。
人間関係や日常の因習が構築して破壊して、生み出し増幅し、成長し続けたような展開というか。
劇場内の空調やスタッフの動きを見ても何かあるのでは、と訝しさが包みこんでそれすらも興味深く、ホラーで不条理世界な舞台だった。
90年代末期〜00年代隆盛だったJホラー映画を思い出した。
縦横無尽に這いずり動きまくりながらも存在を消した手塚とおるさんが見事。
円形であの動きなら他の劇場ではどんな演出になるんだろう。
殺戮十七音
パラドックス定数
荻窪小劇場(東京都)
2013/11/19 (火) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
現代版の自己陶酔ポエマーって感じかなー?
俳句、美辞と暴言、同音異語、韻を操る2×4(ツーバイフォー)の役者達。くるくる変わるチカラ関係と怖さと凄みある迫力に追い詰められそうになる。
ところどころ現国の講義聞いてるみたいだったけど嫌いではない、でも、自分の脳みそが陳腐なので理解度も支離滅裂気味、ゲージツって難しいな!
約80分。
ライク ドロシー
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
まさに魅力的なヒロインでした
配役、ストーリー、衣装、音楽、舞台セットはコンパクト、紙芝居風カーテン幕、女子心キュンキュンさせそうな、どこから見ても楽しめる舞台でした。
個人的にはティムバートン映画に出てきそうな雰囲気の銀粉蝶さんと久々おとぼけの一生君が見られて楽しかったです。約2時間。
芸劇+トーク 異世代作家リーディング『自作自演』 <第7回> 松尾スズキ×岩井秀人
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/11/14 (木) ~ 2013/11/14 (木)公演終了
満足度★★★★★
貴重で次に繋がる組み合わせ
上演順:
岩井さん エッセイ「自意識がびゅっびゅー」より大検予備校時代の話を3〜4話?
松尾さん 「この日本人に学びたい」小説・哀川翔「コーナー、待てよ」より
「同姓同名小説」第7話「力の魂」ーー竹内力 より の2話
ラフな格好の岩井さんとスーツ姿の松尾ちゃん、どちらも魅力的な声と話す間の取り方や姿、素敵でした。
11/15 PM アフタートーク部分、思い出した箇所を加筆修正
シダの群れ 第三弾 港の女歌手編
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/30 (土)公演終了
満足度★★★
豪華キャスト
前2作を見てはいるが旧作に登場した人物を話の流れに入れると初見の客は展開についていけないのでは、と疑問。
拳銃ぶっ放すシーンは有るものの、殺陣等の激しい動きはあまりなく、静かに見せる男女の愛憎劇のような感じも。
一匹狼ジョーカーな存在になりつつある森本にも早く安住の地を与えてほしい。
今回コクーンシート下手側から観劇、その下手側に演奏ステージある為、舞台進行上見えない場面多い。休憩込みで約3時間。
『クリプトグラム』(cryptogram)
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
プレヴュー2日目観劇/山田瑛瑠くんバージョン
男:デル、女(母):ドニー、子ども:ジョン、会話に出てくるが姿は見せない父親ロバート。
解明出来ない暗号化された一文単語のような会話と、登場人物のトライアングルの繋がりに自分の頭がやや置いてけぼり。
音響や照明、計算された微妙な感情の不気味さにも似た雰囲気に惹き込まれ、突き放された終り方だった。
初見の山田君は、子役ではなく立派な役者さんだった。
座席L字型、約80分。
これから見る皆さんの感想で補完したいと思います!
ショーシャンクの空に
フジテレビジョン
サンシャイン劇場(東京都)
2013/11/02 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★
2日目観劇
観劇中、地震に遭遇するも客席がややざわつく程度、そんなのをモノともせず、舞台は粛々と進みました。
「希望はいいものだよ。多分最高のものだ。いいものは決して滅びない。」
映画も原作も未見。
S・キングらしい暴力や性描写はあるものの、その中から出てくる一縷の希望と信念と友情、映画のような青空風景の姿に、幻想>現実、なハッピーエンドと自己解釈。
アメリカンジョーク等は場数こなしてくるともっと面白く感じたかも。舞台上の刑務所の造りは面白い構造と仕掛けになっていたけど、あまり地獄観は感じなかったな。
役者さん、主役の2人はもちろん言うまでもなく良。憎たらしいけど憎めない所長と狂言回し的存在の警務主任、ブルックス、ピンナップガール由美子ねーさんが印象に残った。