『F』
青年団リンク 二騎の会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/01/29 (金) ~ 2010/02/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
もっともっと・・・
観た後、こんなに切なく自分の中に残っているお芝居は少ない。内容はとても切ない。でも思わず笑ってしまった瞬間に、「あ」と心臓をつかまれてしまう。
こまばアゴラ劇場という空間にぴったり、照明も音楽もその空間に私たちを存在させてくれる役者さんのようです。2人きりのお芝居ですが、みんなあの場所にいて、一緒に一人と一体との時間をすごしたな、と思います。そして劇場を後にして歩きだす時には、ぎゅっと口をかみしめるのですが、口角をあげて歩きだせるお芝居です。
関数ドミノ
イキウメ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/05/08 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
パワフル
いや~すっかりイキウメ症に感染してます。笑。
古川さん、すごいですね。初演はだれがあの役をやっていたのかしら。
気になるー。初演とは違うんですよね。いやいや進化し続けるイキウメのみなさま。これからもドキドキワクワクゾワゾワさせてください!
春琴(しゅんきん)
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/02/21 (木) ~ 2008/03/05 (水)公演終了
満足度★★★★★
立ち見でみてきました!
見逃せなかった!やっぱりみのがせなかった!そして、みてよかった!サイモンマクバーニーおそるべしっ。最後には作品がくっきりとしていて、役者の存在はそこにとけこんでいました。サイモンおそるべし。闇につつまれました。
みてみたいがどうしようかなーとおもっているかた、是非みるべし!
空白に落ちた男
楽天チケット/楽天エンタープライズ株式会社
ベニサン・ピット(東京都)
2008/01/14 (月) ~ 2008/02/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
これは本当に面白いです★
ベニサンピットという空間に出来た空間は、まるで空白のようです。よく観てみると不思議な舞台装置。この場所だけでもかなり不思議なのですが、そこに登場する5人の登場人物がこれまた不思議。とっても面白いんです。どんどんこの空間に吸い込まれていく感じがたまらないです。観てない方、必見!!!バレエや舞踊とかいうイメージは全くいらないですよー。coba産の音楽も最高です。もう一人の出演者のように音楽に人格があります!
海と日傘
あうるすぽっと
あうるすぽっと(東京都)
2007/10/30 (火) ~ 2007/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
ことばはなくても
松田正隆さんの作品に触れてみたいという思いから、この観劇を決めました。その後に、劇場が「観劇前の心のウォーミングアップ」として開催されたワークショップに参加してからの観劇でした。参加後にもやもやと抱いたものが、お芝居を見て、さらにその思いがはっきりした?というか、全く違う形となって現れたものに、素直になることができました。 とてもとてもよいお芝居だと思います。平田さんのとても生真面目で素朴なところ、そして、他の方たちのなにげなさが、客席にいる私達を自然体にさせてくれたとおもいます。
たとえば野に咲く花のように-アンドロマケ-
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2007/10/17 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★
うーむなるほど。
シリーズの前回の作品は、ギリシャ悲劇をある程度知ってないとわかりづらかったかもしれないのですが、今回のはまったく知らない人でも十分楽しめると思います。日本と韓国の戦後の問題に関しても考えさせられました。3作品みたいですね。
音楽劇 「三文オペラ」
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2007/10/09 (火) ~ 2007/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
ROLLYさんの歌詞いいかんじ!
終演後のトークも楽しんで帰ってきました。今回注目していたのはROLLYさん。どんな感じで、ジェニーになるのか楽しみでしたけど。今回、歌詞を担当されたROLLYさん、今日のトークではなかなか作詞作業に手がつかなかったけど、世田谷の地下に監禁されて?!白井さんとこだわりまくってつくられたそうです。あと、音符はみないで、メロディにのせられたとか。白井さんもこだわり派ですが、ローリーさんはもっともっとこだわり派なのだそうで。いやいや、すごくこだわりまくられた舞台だなーと思いました。吉田さんのメッキーぶりも、よかったですよ。ダブルピース!
散歩する侵略者(再演)
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2007/09/12 (水) ~ 2007/09/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
ビリビリきました!
イキウメを観るのは初めてでしたが、、、、、はっきりいって、もっていかれましたー!かなり前のめりで観てしまいました。はっとしてみると、まわりの人も向かい側の人も前のめったり、のけぞったりしている。とっても面白い空間でした。左側の人が「新感線よりもオモシロイ」って隣でいっていて、そういう反応も面白くて。もう少し長くやってくれたら、、、知人にオススメしたら、まにあわない、って(涙)たくさんの人にみてもらいたいなーと思ったお芝居です。
桜の骸
GREEN55
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2007/09/01 (土) ~ 2007/09/03 (月)公演終了
千秋楽を拝見しました!
とても綺麗な舞台美術で、びっくりしました。対になっている衣裳もよかったなーと思いますし。照明も好きな感じでした。マキノノゾミさんのトークがあることを知らずに見たのですが、とても貴重なお話でした。学生演劇はあまりみたことがなかったのですが、これからいろいろみてみたいな、と思いました。
ゴド侍
あなざ事情団
アトリエ春風舎(東京都)
2007/08/17 (金) ~ 2007/08/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
泣いちゃいました。
笑いすぎて、泣いちゃいました。たくさんの人の笑いのツボがそれぞれで、狭い場所であっちこっちで起きる事が楽しくて。なんだかよくわからないけど、ベケットさんの話だったんだっけ?と。難しいこと抜きで楽しめました。最初は緊張してたのかもしれないけど、だんだんその雰囲気になれちゃいました。
ロマンス
こまつ座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2007/08/03 (金) ~ 2007/09/30 (日)公演終了
満足度★★★★
チェーホフの作品を見たくなっていた
チェーホフさんの作品にほとんどふれていない私でしたが、このお芝居を見て,チェーホフのほかの作品、また違った感じで楽しむことができるような気がします。井上さんの作品には適度な情報がたくさん入っていて、たのしいです。
別れの唄
青年団国際演劇交流プロジェクト
シアタートラム(東京都)
2007/04/05 (木) ~ 2007/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★
こんなにもふつう・・・でもあらためて、びっくり。
平田オリザさんにはまりつつある、私です。前回みたのはソウル市民3本一気に。いつもはじまりはさりげなく、、、途中からなんだかよくわからないことはおこるけど、いたっていつもわたしたちがわかりきっていることに改めてスポットが当てられて、失笑してしまう。そして、最後にはじーんときてしまう。空を見上げてしまう。そんなお芝居でした。是非再演してほしいですね。フランス語に違和感ありません。「サバサバ」なんてきいたことのある言葉だし。フランス語のやわらかさが、平田さんのお芝居に自然によりそっているような気がします。 字幕を出すタイミングは本当にむずかしそうですがよりスムーズになるとよいですね。
いやむしろわすれて草
五反田団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/03/15 (木) ~ 2007/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
すとん、と
五反田団のお芝居を見てみたい、と思っていたところに、このお芝居が上演されることを知り、やっと本日見ることができました。
「・・・」が日常の自分の会話の中に、少し少なくなっているなぁ、と思っていたところに「・・・」の間にたくさんの気持ちがあることを、今日、あらためて感じました。
目の前でおきたことは、すとん、と自分の中になじみました。
私は4人兄妹の2番目で長女です。自分の家族のことをおもいました。自分以外の兄妹の存在をとてもいとおしく、そして、今一番近い存在にある、妹(第三子で、次女)のことを今よりももっと近い存在に感じるようになってしまいました。
いろんな人にみてもらいたいですね。本当にいろいろな人に。どんなヒトにもじんわりなじんでしまうとおもいます。
ダンス・パタン・ランゲージ
ちくは
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/02/10 (土) ~ 2007/02/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
白いドームの中で
初めてだった、こんなの。
じゃぁ、どんなの、といわれると。いや、いろんなところで試みられているかもしれないけど、こんなにわくわくすることはない。
だって、たいがいのところにいくと、劇場なり、ホールなり基本的に暗い場所に入っていくわけですから。
その場所と、生演奏をプラスした音楽と、ダンスというとなんとなくちょっと居心地悪さを感じることがあるんですが(個人的に)それがなかったんですよね。ふわふわとしたものにつつまれた感じ。それがこの白い袋の中で行われたことでした。きっとこの白い中で行われることはいろんなことでいいような気がします。そして、この袋が白以外の色だったらな、と、観て1ヶ月以上たった今、ふと思ったりするのです。
公演が終った時にもらった記念のおやつが、とってもなつかしい山口のもの(ふじみつのかまぼこ)だったので、うれしかったです。山口県出身の私としては、こんなステキな団体が山口にいてくれていることがうれしいです。
コペンハーゲン
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/03/01 (木) ~ 2007/03/18 (日)公演終了
わからなくてもいい
今井さんが出演されるということ、初演が賞を受けたり、話題になっていた、ということで、是非観てみたいと思い、観るなら新国立劇場名物?のシアタートークもききたい、ということで、7日にいってきました。
実はかなり私には、まだ難しいお芝居なのかなぁ、と思ったりしました。正直いいますと、記憶がなくなっている部分もありました。3時間頑張ろうと思っていましたが、集中力がつづきませんでした。。。すみません。
ただ、ある台詞の言葉がいきなりドスンと落ちてきたり、ボーアとハイゼンベルクのやりとりがとても温かいものだったり、冷たいものだったり、その時の照明にもマッチしていたりして、みていてとても引き込まれる場面がありました。
舞台は初演と大きくは変わっていない、とのことでしたが、何か不思議でした。どこかで観たことあるなぁ、と思ったら、「敦~山月記@世田谷パブリックシアター」を思い出させました。シンプルでしたし、照明がとても印象的でした。
シアタートークでは、演出の鵜山さん、出演の村井さん、新井さん、今井さんの、本番後の緊張感の取れたトークで本当に楽しかったです。シアタートークに何度も参加していますが今回のお客様は熱い感じでした。質問なども鋭いものが多かったかな、と思います。そして、いろんな方がいろんなきっかけで観にいらっしゃってるのだなぁ、と思いました。コペンハーゲンの新しい楽しみ方を教えてもらったと思うので、時間があればもう一度観にいきたいです
その時は最大の集中力を発揮するために、体調も気持ちも整えていかなくちゃ!と思いました.舞台のみなさんと一緒に緊張すると、とてつもない舞台になり楽しみも倍増するような気がします。シアタートークでもいわれていたのですが、毎回、発せられる台詞のシチュエーションは、変化しているのだそうです。(毎回違う!)長い間に上演されるとどんどんいろんな反応がおこって新しいものがうまれるのでしょうね。
そういう現場をシアタートークで見せていただいたと思います。
魚灯『静物たちの遊泳』
NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2007/03/08 (木) ~ 2007/03/10 (土)公演終了
満足度★★★★
リーディングから本公演へ
リーディングドラマが気になる今日この頃。以前みたものは翻訳したもののリーディングだったので、なんとも自分にしっくりこなかったのですが、今回は日本語の戯曲なのでそのまま楽しめました。
じわじわといろいろな人間関係が見えてくるのが楽しいな、と思うのです。余計な舞台装置や、役者さんの動きがないから、その分じっくり楽しめるし、戯曲(台本)がそのまま楽しめていいなぁ、と思いました。
魚灯さんの公演は今日を含めて2回だったのですが、もう一回観てみたかったなーと思いました。1回目と2回目ではその感じも違うのかもしれないな、っと想像してしまいました。
今回このリーディングドラマにはアドバイザーとして岩松了さんが担当をされたとのこと、少し岩松さんぽいところも感じました。
会話のテンポ面白かったです。不自然すぎてないところが。時々、クスリと笑わせてもらうところも、よかったです。失笑系というんでしょうか。
これからもっともっとこういう感じのリーディングドラマをたくさんみてみたいな、と思いました。
また、リーディングは、どこまで演出をつけるのだろう、という単純な興味もあります。リーディング(本を読む)と、なると、椅子に座ってその内容を読むだけなのかな、と思われがちですが、ところがどっこい、実際小道具があったり、動きがあったり。手元に本があることすらも忘れさせてしまうような時もあるので、いいんですよね。
もちろん、500円で楽しめる、というのは本当にプチびんぼーにはうれしいわけです。はい。
3000円ださなくても、映画よりも安い料金で気軽に楽しめるものがあることを、みんなで発掘できたらいいな、と思います。
今は余裕がないから、お芝居なんてーとおもわないで、がんがん楽しむ方法だってあるよね!っておもってます。