Blue amber~揺れる琥珀のように~
OSK日本歌劇団
ABCホール (大阪府)
2009/06/05 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了
満足度★★★
高世麻央の蒼き情熱
フィナーレでの高世麻央のスターオーラには舌を巻いた。
ストーリーは…チラシやチラ裏で期待させた割に、小さくまとめすぎたかな…。
東海道中膝栗毛
松竹
中日劇場(愛知県)
2009/05/11 (月) ~ 2009/05/28 (木)公演終了
都若丸劇団公演
都若丸劇団
新開地劇場(兵庫県)
2009/04/01 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★
爽やか~!!
新開地劇場は、KAVCの向かいにあります。
あまり大衆演劇らしくない(?)のかどうかはわかりませんが、普通の小劇場の若手劇団のような爽やかさと勢いを感じる劇団でした。
演目は、芝居・舞踊ショー共に、(普通の芝居を観ている者の感覚で)オーソドックスなように感じました。安心感はあるけれど、逆に言えば、食い足りない感じがするかもしれない。
全体的には良くも悪くも若い集団という感じだけれど、座長の都若丸(29歳)は、踊りも演技も図抜けていて、ベテランの風格さえ感じさせる。
しかし大衆演劇の舞踊の多くは手数(てかず)が少なく退屈に感じます。
舞踊の音楽は演歌を使うのですが、こんな演歌もあるのか、というような曲もあって面白いです。
この日のラストの総踊りは、中島みゆきの「本日、未熟者」でした。
弥生特別公演
劇団花吹雪
朝日劇場(大阪府)
2009/03/01 (日) ~ 2009/03/30 (月)公演終了
満足度★★
大衆演劇デビュー。
昨年早乙女太一の公演を新歌舞伎座で観てから、大衆演劇を大衆演劇の劇場で観てみたいと思っていました。
大衆演劇の演目は日替わりですが、この日の芝居は「番町皿屋敷」でした。
Livespire「嵐になるまで待って」
Livespire(ライブスパイア)
なんばパークスシネマ(大阪府)
2009/05/02 (土) ~ 2009/05/15 (金)公演終了
満足度★★★
見やすかったです。
キャラメルボックスの作品は初めて見ました。
見るべきところがアップになるので分かりやすいし、緊迫感のあるシーンは、多分、よりドラマチックになっていたのではないかと思います。(あ、でも、冷静に考えてみたら、やっぱり、生の“巻き込まれ感”には及ばないかも)
通し狂言 小笠原騒動
松竹
京都四條南座(京都府)
2009/05/03 (日) ~ 2009/05/26 (火)公演終了
BANANA FISH
_
新国立劇場 中劇場(東京都)
2009/04/18 (土) ~ 2009/04/19 (日)公演終了
第6回 レビュー 春のおどり
OSK日本歌劇団
大阪松竹座(大阪府)
2009/03/14 (土) ~ 2009/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★
はかなくも美しい雑草魂
6年前、抗えない運命を歌っていた彼らは、未だしっかりとそこに存在し、春に備え力を蓄えている。痛みに耐え、眼差しをしっかりと上げて。
美しく切なく、力強い第一部の芝居は、初心者にもわかりやすい娯楽作。
第二部のショーは、ラテンアレンジの白鳥の湖の、オデットとオディールのダンス対決が見もの。
極樂夫婦善哉07~08
極楽歌劇団
道頓堀極樂商店街(大阪府)
2007/11/16 (金) ~ 2009/03/31 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しかった〜。
もっと早く行けたら良かったな。極楽商店街は今月末で閉鎖してしまう。
食のテーマパーク、極楽商店街。大正・昭和の町並みそのものがステージ。作り込まれた雰囲気の中の、オープンスペースならではの舞台。
商店街の屋根の上、あっちとこっちで夫婦喧嘩。観客は路地から見上げてキョロキョロ。
畳み掛けるテンポと音楽、歌、ダンスが楽しい。ラストは宙乗り。
約30分、あっという間の舞台。
観客のノリの良さにもびっくり。これは大阪ならではかも。
キャストは日替わりだし、全方向が舞台で角度によって見えるものが違うから、何回も観て全貌を味わいたい。
床下のほら吹き男
MONO
ABCホール (大阪府)
2009/02/19 (木) ~ 2009/02/23 (月)公演終了
二月花形歌舞伎
松竹
大阪松竹座(大阪府)
2009/02/01 (日) ~ 2009/02/25 (水)公演終了
満足度★★★★
昼・夜共に観劇。
「毛抜」
ついこの間まで、(歌舞伎の)獅童さんは駄目、と思っていましたが、先月久しぶりに観てから、彼を観るのが面白くなってきました。
彼の粂寺弾正、悪くないと思う。もっと回を重ねていって欲しい。
薪車さんの八剣玄蕃、存在感があって良かった。
「女殺油地獄」は心理描写が上手い作品ですよね〜。竹三郎さんに泣かされまくり。
愛之助さんと亀治郎さんは見た目のバランスもいいし、きっちり綺麗という感じ。
(夜の部はネタばれで)
泉鏡花の夜叉ケ池
花組芝居
AI・HALL(兵庫県)
2009/01/30 (金) ~ 2009/01/31 (土)公演終了
満足度★★★★
両組観劇。
泉鏡花と感じさせないほど台詞がわかりやすい。
加納さんの白雪姫が美しくかわゆらしい。良い意味で、以前より楽に演じてるような…?
谷山君の万年姥が素敵。
初春花形歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2009/01/03 (土) ~ 2009/01/27 (火)公演終了
満足度★★★★
夜の部を観ました。
「恋飛脚大和往来」封印切
笑三郎さんはこれまで落ち着いた大人の女の人の役が多かったので、梅川ははかなくてかわいくて新鮮。
猿弥さん(八右衛門)、上手い。演じているということを感じさせないほど。
獅童さん(忠兵衛)は、3年前の「女殺油地獄」の与兵衛が良くなかった印象があるので、ちょっと心配していたんですが。初めこそ上方弁のハンディを感じたものの、後になるほど良かったです。
何より、封印を切ってしまった後、二人きりになってからの場面で引き込まれたのが良かったです。
「弁天娘女男白浪」
海老蔵&獅童コンビは本当にワルという感じで怖いです(笑)。同じ演目でも、演じる人によって、芸風も解釈も違うから面白いですよね。
大好きな極楽寺での立ち回りもあったのが嬉しかったです。
双蝶々雪の子別れ
劇団前進座
前進座劇場(東京都)
2009/01/03 (土) ~ 2009/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
今年の初観劇でした。
初の舞台化なのに、隙のない上手くできた作品だったと思います。落語のほうを知らないので、どこまで落語で描かれている部分なのか分かりませんが。落語自体が傑作なのでしょうね。
物語の完成度の高さに加え、役者さんも上手くて、空間がいい感じに濃密な空気で満たされていました。
広也さんの長吉が、ちょっと淡泊だったのかなあ。もう少し、気持ちと現状との間の葛藤みたいなのを感じさせて欲しかったかも。
11人いる!
_
ABCホール (大阪府)
2008/12/26 (金) ~ 2008/12/30 (火)公演終了
満足度★★★★
もっと。
たまには立ち止まってもいいと思う。けど、これまでの作品と比べると、やっぱりどうしても、もっとできるはず、と思ってしまいます。
ちゃんと楽しかったんですけど。
それぞれのキャラクターの立たせ方は良いと思うので、ドラマ部分をもう少ししっかりと繋いでいってくれたらと思います。
でも、公演終幕まで絶対もっと良くなると思います。私が見逃してることもあるだろうし。あ~東京に行きたいなあ。無理だけど。
スターダストレビュー
OSK日本歌劇団
世界館(大阪府)
2008/12/05 (金) ~ 2008/12/06 (土)公演終了
満足度★★★★★
さすが!
全部で15景でしょうか。
かっこよく、セクシーに、キュートに、悩ましく、美しく、神聖に、たおやかに、コケティッシュに、クールに、可憐に。
黒(男役)一点の高世さんとのデュエットも交えながらの、女役10人によるOSK女役の魅力がギュギュッと詰まった公演でした。
先週の男役のみ9人の舞台があまりにかっこよく痺れたので、これはどうかと思っていましたが、さすが、やってくれましたね!
花形歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2008/11/01 (土) ~ 2008/11/25 (火)公演終了
満足度★★★★★
菊之助さんの政岡。
菊之助さんの政岡は、年齢を考えるととても良い出来だったのではないでしょうか。
誰も信用できない中、若君を一人で守っている心の張りがビシバシ伝わってきました。
一人になってからの場面は特に、母親の心情を表現するので、年齢を考えても難しいだろうと思っていたのに、しっかり泣かせてくれました。
普段ならあまり一堂には会さないような人達がたくさん出ていて、それだけでもとても楽しかったです。
江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2008/11/03 (月) ~ 2008/11/26 (水)公演終了
満足度★★★★
現代の歌舞伎。
これまでの目新しい歌舞伎の演目は復活狂言が多く、このような、現代の話を現代の感覚で演じるものはなかったと思う。
人間豹の述べる理屈がいまいち納得できなかったり、少し悪趣味に過ぎると感じたところもあったけど、上に書いた意味において、この作品は新しい地平を開いたと思う。
色々なことに挑戦し続ける染五郎さんはそれだけでかっこいいし、若い人にこういう人がいることは頼もしい。
なるほど確かに染五郎さんと並んで”乱歩系”な春猿さんとの組み合わせも、新鮮で良かった。
ショータイム
OSK日本歌劇団
世界館(大阪府)
2008/11/22 (土) ~ 2008/11/23 (日)公演終了
満足度★★★★
やっぱり平松さん。
三年間でそれぞれが大きく成長した中で、一番強く印象に残ったのは、やっぱり平松さん。
すらっとした立ち姿、ストイックでありながらセクシーなかっこよさ。ノースリーブのドレスで踊る姿に目がくぎづけになりました。
男役のソフト帽のダンスだけどドライで現代的な感じの「Tank!」、赤いドレスの女の子たちがコミカルに踊る「Hi-Speed Bus」、桜花さんの華やかなタップなど、さりげなく名場面を擁した作品でもあります。
ダンディ
OSK日本歌劇団
世界館(大阪府)
2008/11/29 (土) ~ 2008/11/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
熱い舞台
舞台から感じるすごい気合い。客席のすごい熱気。出演者と観客の、”男役”に対する熱い想いをひしひしと感じました。
今年春入団の新人君たちがどこまで頑張ってくれるかが最大の関心でしたが、期待以上にしっかりと先輩たちについていっていたので、本当に嬉しかったです。
来週(もう今週ですね)の女の子(女役)たちの巻き返しに期待しています。もちろん、男役二番手の高世さんも、その実力を見せ付けてくれるでしょう♪