tamaki86の観てきた!クチコミ一覧

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シレンシオ

シレンシオ

ネビュラプロジェクト

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2013/07/02 (火) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

難しい・・・
デラシネラ以降の小野寺作品は出来るだけ観てきたつもりだけど、これまでで一番「つかみどころがない」作品だったかも。
タイトルにもあるように、今までに比べても、「動き」や「重なり」よりも「静寂」や「ほどける瞬間」により重みが置かれてたって感じ。
「難しいなあ、今回は」とか客席で思いながらも、そういう瞬間が闇から浮かび上がってきたときにはおもわず「もってかれる」「惹きこまれる」感覚があって、後をひく旨味なんとも。

小野寺さん、新しいゾーンに入った、のかな?

今回の観劇、芸劇プレイハウス客席の床がフラットなゾーンで観たのは失敗だったなあ・・・。
床での動きに「おいしい」動きがかなり多くて、もっとちゃんとそこら辺みられる席で観たかったかも。

前向き!タイモン

前向き!タイモン

ミクニヤナイハラプロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/08/22 (木) ~ 2013/09/02 (月)公演終了

満足度★★★★

よくわかんなかったけども
あまりのスピード、脳が話を追いかけるのに必死。
内容的になんとなくピンとこないまま終わっちゃった感があるものの、早いうちに「あ、この密度の全部のセリフ聞き取る必要はないのか」って気づけたからか、役者の全力話芸っぷりを中心に結構楽しめたなあって感じの80分。
(前回公演『静かな一日』は、ホント何を楽しめばいいのか状態だったのがキツかったのよね・・・)

岸田受賞作とのことだけど、前述したとおりの状況だったためあまりそこら辺は味わえず。
戯曲買って読んでみてもいいかも、かな。

にしても、ちょいギリに劇場着いたもんで何の気なしに最前列座っちゃったわけだけど、あそこまで汗だ唾だバンバン飛んでくる舞台だとは思わなかった・・・^^;

春よ行くな【15日(日)18:30に追加公演決定!!!】

春よ行くな【15日(日)18:30に追加公演決定!!!】

悪い芝居

駅前劇場(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★

言葉にするのは難しいいいいいい
けど、ヒリッヒリに腫れ上がったいい芝居だった。
観るたびに魅力的になってくなあ、この劇団は。

(観劇の後半が若干尿意との戦いになっちゃったのがとても残念・・・^^;)

五反田の朝焼け

五反田の朝焼け

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2013/09/23 (月) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

どう見てもgdgdなのに
それなのにあんなにちゃんと面白く成立しちゃってるあたり、さすがっていうか、ずるいっていうか、なんかもう恐ろしい。

カンパニー・フィリップ・ジャンティ「忘れな草」

カンパニー・フィリップ・ジャンティ「忘れな草」

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2014/10/16 (木) ~ 2014/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

男と女、あと猿な90分。
人形がひとに見えたり、ひとが人形に見えたり。
人形は人形だったりひとだったり誰かのおもかげだったりで、そのメタモルフォーゼがなんとも切なかったり可笑しかったり愛おしかったり。

カーテンコールで出てきた役者が9人しかいなかったことにビックリ。
もう2~3人はいるように見えたのに。

シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン カンパニー「聖なる怪物たち」

シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン カンパニー「聖なる怪物たち」

公益財団法人日本舞台芸術振興会

ゆうぽうとホール(東京都)

2013/11/28 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

空席が勿体ないなあ・・・
どう見るのが正しい(ってのもあれだけど)作品なのかよくわかんなかったけど、すっかり見入っちゃってぞわーーーーーって気持ちになった。

バレエのギエム、カタックのカーン、二人の演技体の微妙なズレのあわいに、なにやら面白いものが蠢いていたような気がしたり。
音楽と舞踊とのシンクロっぷりの見事さも圧巻でした。

しかしまあ客席がガラガラ気味だったのはちょっと寂しかったなあ。C席で観てたけど、B席との境界が判るくらいに空席の壁があったし。

新年工場見学会2014

新年工場見学会2014

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2014/01/02 (木) ~ 2014/01/04 (土)公演終了

満足度★★★★

今年の観劇初めに
いい具合に楽しめたかなあ、と。

ハイバイの『大衆演劇のニセモノ』が意外なほどに力作力作してて無駄に感動。
今までずっと観てこなかったけど、大衆演劇ってもの面白そうだなあ、って思った。(多分今日観たみたいなものじゃぜんぜんないんだろうけどw)

しかしまあ、こんな悪ふざけに観客がぎゅーぎゅーになるまで押し寄せるとか、日本の演劇界って大丈夫なのかな・・・?

ある女の家

ある女の家

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇
時とともにうつろいゆく、そんな「さびしさ」を、感傷とは距離を置いて、ときにはちょっと宇宙を感じさせつつ、あっけらかんと表現してみせちゃう。そんな心憎い75分に感じた。

シアタートラムでの初演と比べて今回の再演、空間が広くなったことによって、どうしても「カンパニーデラシネらと言えば!」的な構成の緻密さを味わえる席は少なくなっちゃってる反面、広さによって生まれる役者と役者との「距離」がなんとも言えない「儚さ」みたいなモンをより強く感じさせていて、なんかもう素敵だった。
(このアンサンブルの密度、やっぱり中央ブロックで観たかったなあ・・・っていうのはちょっと置いとくとして)
(その身体の存在感や強靭さで、空間の広さの中にしっかりと豊かな空間を作り上げていた5人の役者陣は、もうホントお見事としか言いようがない)

あと今回の再演で何カ所か新しく加わったシーンのおかげで、初演ではつかみ損ねていたこの作品の核みたいな部分にちゃんと触れられた感が結構あったなあ。
「あー、“時間”ってのが結構大きな鍵なのかも」とか、「あー、最後のバスケットボールのシーンはこういうことなのかも」とか。
カンパニーデラシネラで小さい劇場での初演→中規模な劇場での再演っていうと『空白に落ちた男』『異邦人』と今回の『ある女の家』で3回目だったと思うけど、「作品の純粋なブラッシュアップ」的に感じられた今まで2作と違って、今回は「空間に合わせて作品が変容する」って面が強く感じられた再演だなあって印象。

ネタバレBOX

終盤、「火星」のニュースを読むシーンが、観終わってからじわじわと胸にしみこんでくるなあ。
三人吉三

三人吉三

松竹/Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2014/06/06 (金) ~ 2014/06/28 (土)公演終了

満足度★★★★

やっぱり最後のアレは平場席でモロに浴びたかったわねー
三人吉三、話自体は何回か観てて知ってるのに、一幕の三人の吉三が出逢うシーンや、和尚吉三が「あ、こいつ、あの二人やっちゃうんだ・・・」ってなるシーンにはやっぱりぞわっぞわしびれちゃう。
ってか、あれなのよね、前より自分の観る目が育ってきたからなのか、前回のコクーン歌舞伎で観たときと比べても、今回の勘九郎・松也・七之助、観ていて思わず「濡れるッ!」ってなった瞬間がいくつもあって観ていて疲れちゃうほど。(この言い方どうなんだ?^^;)

附け打ちやパーカッションの音が役者のセリフと絡んでじわっじわポリリズムポリリズムしたサウンドになってく、っつーなんともおもしろな音の使い方にもぞくぞく。

にしても今年はやけに床面の反射を使った照明が印象的な芝居を観てるなあ。新国立ヴォツェックとか、砂の上の企画みくまりとか、アマヤドリぬれぎぬとか、今回とか。

シフト

シフト

サンプル

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

「彼ら」の存在感
帰ってきて感想を書こうとしてタイトルを打って、「あー、そうかー、そうだったそうだった、今日観た芝居のタイトル、『シフト』だったよなあー、うんうん」ってなんか改めて思っちゃったっていう。
「ものがたり」がシフトしていく過程の領土戦争のはなしだったなあ、っていう。

この作品のキモはあれだよなあ、劇場を静かに見つめるように客席に配置されてた「彼ら」、ああいうものの存在。
「ものがたり対ものがたり」の領土戦争を何も言わず静かに見つめ続ける「彼ら」、って構図。
そこら辺、観終わってからじわじわ効いてきて面白かった。
あの「彼ら」の存在があるのとないのとじゃだいぶ芝居の印象変わってたんだろうなと思う。
舞台上で広がる各々のものがたりがあの存在によって相対化される、その宇宙規模のスケール感。
あんなに「気持ち悪い」物語なのに観終わって不思議と清々しかったのはそのためかも。

・・・にしてもあれなの?芸劇シアターイーストに自転車を吊るす、ってのはもうなにかトレンドだったりするの?
今月頭に見たニッポンの河川に引き続き、でそれだったからちょっと笑っちゃったw

ネタバレBOX

観た人にとっては書くまでもないですけど、「彼ら」=人形とかぬいぐるみとか、ですね。

そういえばわっしょいハウスの芝居でも大活躍ですね、彼ら。
マボロシ兄妹

マボロシ兄妹

悪い芝居

青山円形劇場(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

これは・・・(´・ω・`)
これ書いてる今、観終って2時間半は経ってるけど、いまだにキツネにつままれたような顔をしてる自分がいる・・・(´・ω・`)

や、面白かったんですよ、ですけども、っていう^^;
「俺と彬とあがさと酒と」での二人芝居バージョン以上に、脳が追い付かなかったなあって印象が。面白かったんですけど、ね。

上演前にキャストとか改めてチェックしないほうが楽しめそうかも、って気がしてノーガード観劇。出てくる役者出てくる役者、美味しいエキス垂れ流しの芝居で見ごたえがあり。
岡田あがささんは初演(?)に引き続き他の作品じゃあまり見られないような透明感が素敵だなあとか、ダルカラの塚越さんこんな役でやってるのも素敵だなあとか、いろいろ素敵ポイント多かったんだけど、「先生」役で面白い役者さんがいるなあ誰だろう?と思って終演後キャスト表みたらびっくり村上誠基さん。そんな変装してたわけでもないのに全然気づかなかった・・・^^;

前から二列目での観劇だったんだけど、乱舞ってるシーンとかで全体が俯瞰できるような、もうちょっと後ろの席で観たかったかな、ってのが心残り。

紙芝居の絵の町で

紙芝居の絵の町で

劇団唐組

雑司ヶ谷鬼子母神(東京都)

2014/10/25 (土) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★

はじめての唐組
役者の台詞回しに思考のスピードが余裕でぶっちぎられる感覚、すごい。
あと最初に座り方間違えた場合の足の痺れも、すごい。(´・ω・`)

ラストシーンの「アレ」、あると知ってはいても実際やられると圧倒されちゃうなあ。

しかしまあ、同じBGを連打されるとことかは、なんかちょっとギャグにしか見えなかったw 
あとやっぱり、「常連にしか判らない笑いどころ」みたいなのも結構あるんだなあ、と。

谺は決して吼えない

谺は決して吼えない

一色洋平×小沢道成

王子小劇場(東京都)

2014/09/04 (木) ~ 2014/09/08 (月)公演終了

満足度★★★★

気持ちのいい風が吹いてた
開演の数十分前になって観ることを決めて、勢いで王子小劇場にGO!
どんなもんだろうと思ってたら、予想以上に持ってかれる素敵な95分。観にいってよかった。観られてよかった。

一色さんも小沢さんも、「芝居を演じている」テイだ、ということをあんなに強調してる展開だのに、一個いっこの断片にしっかり惹きこんでくれる芝居パワーはさすがというかなんというか。
個人的に「第四回公演」での小沢さんの芝居がクセになりそうなおもしろ。

醜い男

醜い男

冨士山アネット

東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/16 (火)公演終了

満足度★★★★

夢に出て来そうなシーン多数。
普段はギャラリーとして使われてるハコでの公演、妙にドライでエロティックな照明のもと最初に役者が空間に入ってくる、その瞬間からなんかもう面白かった。
出来る役者が四匹。ねっとりと胃にもたれる、あるいはサクッと軽い、そんな緩急自在に展開する芝居も観ていて楽しかった。

「顔」は誰のモノなのか、「整形」を題材に展開されるお話。
自分はあまり出来のいい顔じゃないけど、その顔から逃げてみるとどうなるのか、とかちょっと考えちゃったり。
最近読んだ鷲田清一の『ちぐはぐな身体』とも重なる部分が多かったのは妙な偶然(まあ鷲田先生の場合あんなことだったらいつでも書いてるけど)。

きらめく星座

きらめく星座

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2014/09/08 (月) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

人生初の公演中止、からの振り替えチケット
公演中止と知らず劇場に行き、エントランスでビックリ。一週間後に振替してもらって観劇。

「やっぱり井上ひさし脚本は肌に合わないな~、出てくるキャラクターもやっぱりいけすかねえなあ~」とか思いつつ、出来る役者陣の面白芝居に酔わされ、中盤、山西惇演じる傷痍軍人の長台詞では思わず涙がほろほろと。
秋山菜津子さんの変幻自在な歌唱にも聞き惚れ聞き惚れ。

井上ひさしの戦前・戦時・戦後モノ、以前に何度か他の作品を観たときは、どの登場人物も現代の感覚/政治的目線で描かれすぎでキャラクターとしての面白味をあまり感じなかったのですが、今回の作品は(もちろん前述のようなキャラクターも多かったですが)山西さんと秋山さんの演じていたキャラクターが「喜んだり怒ったり、悲しんだり楽しんだり、そこでちゃんと確かに生きている人間」として(役者の熱演も含め)とてもヴィヴィッドに生き生きと響いてきてたような。
そういう人間臭さのあるキャラクターが流す涙、こぼす溜息だからこそ、思わず感情移入してしまう、この人たちに幸せになってほしいと思ってしまうんだなあ、と。

それにしても残念だったのが、(他の人も書いてますが)客層の悪さ。
高すぎるチケ代のせいでガラガラなところを各種優待チケットで埋めたからなのか(自分も優待チケットで観たクチですが^^;)色々観劇マナーがなってない人が多すぎて・・・。
こまつ座の客って、言っちゃなんだけどこんな程度低かったっけ・・・?暗転のたびにパカパカ携帯確認してるおっさん、肝心のシーンで着メロ鳴らすおばさん、アメの包みの音、音、音。
「いま、そこ」の芝居なんてどうでも良くて井上ひさしの「政治」が聞けりゃ満足なのか~?とかうがった見方しちゃったり。

眠れる森の美女

眠れる森の美女

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2014/11/08 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

11日、15日、16日に鑑賞。
来シーズン以降、再演でのさらなる進化に期待を込めて敢えて☆-1。

詳細な感想は後日追記予定↓

こうもり

こうもり

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/04/21 (火) ~ 2015/04/26 (日)公演終了

満足度★★★★

初日、25日ソワレ、千秋楽と観劇
久々に見る新国立劇場バレエ団のプティ版こうもり。
前に二回ほど観ていたけど、「こんなに面白い作品だったんだ・・・」と新鮮な気持ちで。

主演からアンサンブル、立ち役まで、舞台のどこを見てても面白く、同じキャストのものをもう一回別視点で観たくなってしまう。
バレエ団団員ひとりひとりが「どう演れば面白くみせられるか」をちゃんとわきまえてる感じ、安心して楽しめた。

ただ初日の主演だったABTからのゲスト、エルマン・コルネホは派手なテクニックに「おっ!」とは思ったものの、残念ながら正直ハマってなかった感も否めず。
リハーサルの時間が少なかったのだろうか、新国立ダンサーたちの作り上げる作品の雰囲気に上手く溶け合わずに、終始キャラクターが硬今間に感じられてしまっていて・・・。

トーキョー・スラム・エンジェルス

トーキョー・スラム・エンジェルス

Théâtre des Annales

青山円形劇場(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

とりあえず自分はラーメンよりお赤飯が食べたくなった(´・ω・`)
なんつーか、この芝居、観終わって劇場を出て夜の渋谷の空気に放り出されてから、それからが「はじまり」の芝居なんじゃないかなあ・・・などと帰り道に。

(アマヤドリの『非常の階段』のときも思ったけど)「演劇」で語るには一見むつかしく感じられてしまう「経済」だけど、いざ真摯に芝居にしてみると、これほど「人間たち」を描くのに適したテーマもそんなにないんじゃないか、とか思ったり。

それほど派手にトリッキーなことをやってるわけではないのに、舞台上で語られるセリフ以上に、登場人物たちの積み重ねてきた「時間」が見えてきちゃうような瞬間がいくつもあり。かなりの見応え。
ひとりひとりの設定自体はややベタであるようには感じる物の、そこに彫りこまれたリアリティたるや。

谷賢一の芝居は役者の背中が素敵!ってのはくろねこちゃんあたりから思ってることなんですけど、今回のトーキョースラムエンジェルスは何つっても屋上のシーンの南果歩の「背中」力がなんともすばら。
あの背中が見られる円形劇場のあの席のチケット送ってきた制作さんにすぺしゃるさんくす。

変身

変身

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2014/12/06 (土) ~ 2014/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★

往復バスに乗って静岡まで日帰り観劇
当たり前のように魅力的な役者、当たり前のようにかっこいいステージ。

実際ステージ上で行われていたことはとても「凝った」もののはずだったのに、こう、いたって普通な、スタンダードな、「カフカとはこう演じられるものである」くらいのことを感じちゃうような、そんな『変身』だったとすら。

デラシネラの観客として変な「慣れ」みたいなのができちゃってるのか、面白くはあったのに「変身としては普通だったかなー」くらいのことどっかで思っちゃてる自分が(´・ω・`)
観れば観るほど発見があるような作品なんだろうけど、東京近辺じゃないとリピートかけられないのがちょっと・・・^^;

DANCE to the Future ~Third Steps~ NBJ Choreographic Group

DANCE to the Future ~Third Steps~ NBJ Choreographic Group

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2015/01/16 (金) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

満足度★★★★

どの作品もそれぞれ見ごたえあり
高橋一輝さん振付の「The Lost Two in Desert」が自分は結構ヒットしたかな。いろんなダンサーで観たいパドドゥだったかも。

宝満直也さん「はなわらう」も、ダンサー同士の「触れる/触れない」「手を取る/手を放す」の瞬間がひとつひとつ素敵。ほろほろ来るような瞬間も。

完成度では貝川鐵夫さんの「Chacona」かなと。一番長尺?の作品だったと思うけど、ずっと惹きつけられっぱなしだった。堀口さんの美しさも素敵。

マイレントレウバエフさん振付の湯川麻美子さんソロは、もうこれあと30分くらい観ていたくなるような感じ。一個一個の動きの説得力が、いい。

小口邦明さんの「Dancer Concerto」はステージが狭く感じちゃったかな。もっと広いステージで観てこその作品って感じがしました。

来年は中劇場の公演ってことで、楽しみにしてます。

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