静岡芸術劇場<ヘンシン!>記念公演
静岡芸術劇場<ヘンシン!>記念公演
実演鑑賞
静岡芸術劇場(静岡県)
2014/12/06 (土) ~ 2014/12/21 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.spac.or.jp/henshin.html
期間 | 2014/12/06 (土) ~ 2014/12/21 (日) |
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劇場 | 静岡芸術劇場 |
出演 | 伊比井香織、大高浩一、大庭裕介、貴島豪、榊原有美、鈴木真理子、たきいみき、武石守正、舘野百代、仲谷智邦、吉見亮 |
脚本 | |
演出 | 小野寺修二 |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 4,100円 【発売日】 一般:4,100円 / SPACの会会員割引:3,400円 ペア割引:1名様3,600円 グループ割引:3名様以上で1名様3,200円 ※学割対象者は人数に含みません。 ※10名様以上の場合は電話・窓口のみでのお取り扱いになります。 ゆうゆう割引:3,400円 ※満60歳以上の方が対象になります。 ※公演当日、年齢のわかる身分証をご提示ください。 学割:2,000円 [大学生・専門学校生] 1,000円 [高校生以下] ※公演当日、学生証をご提示ください。 障がい者割引:2,800円 [障害者手帳をお持ちの方] ※付き添いの方(1名様)は無料となります。 ※電話・窓口のみでのお取り扱いになります。 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 12月 6日(土) 16:00開演 7日(日) 14:00開演 13日(土) 16:00開演 20日(土) 16:00開演 21日(日) 14:00開演 |
説明 | カフカの『変身』を読んだことがある人も、ない人も 新しい文学の楽しみ方がここにあります サリンジャー、ガルシア=マルケス、村上春樹に至るまで、現在でも多くの作家や表現者に影響を与え続けるカフカの小説。主人公は不条理で非現実的な出来事に翻弄されているけれども、それは日常生活の中で私たちが経験する、社会や周囲への不満や負の感情がエスカレートした時に陥る滑稽さに通じます。目まぐるしく動く俳優たちの身体と、心を揺るがす力強い台詞によって、見えていなかった世界の姿が目の前に広がってくるかもしれません。毒虫となったグレゴールの人生に、あなたは何を重ね合わせますか。 あらすじ ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめると、自らの身体が一匹の巨大な毒虫に変わってしまっているのに気がついた…。グレゴールは真面目なセールスマンだった。今まで遅刻のひとつもしたことはない。父親の商売が失敗した後、家計を支えるために身を粉にして働いてきた。しかし、虫になってしまったグレゴールを家族はもてあまし、次第に疎んじるようになる。 僕が小野寺修二氏と初めて顔をあわせたのは、氏がフランスで在外研修をしているときだった。そのときはお互いに名乗りあった程度だったが、ホテルに帰ってから氏の「旅日記」のようなブログを覗いてみてその文才に驚いた。あの「水と油」の、頑固な無言劇の背後には、これほどの“ことば”があったのか。 やがて僕は小野寺氏に30分ほどの小品の演出を依頼した。夏井孝裕氏の台本による『のり巻き』である。 『のり巻き』。これは珠玉の名品だった。『のり巻き』。自分というものの不確かさにぐいぐいと肉迫してゆく。『のり巻き』、『のり巻き』。大渦に呑まれるように、いやおうなく核心に近づいてゆく・・・。 この舞台が脳裏に焼き付いていた僕は、理の当然として、やがて氏に『オイディプス』の演出を依頼した。『オイディプス』の演出は、『のり巻き』のひとにやってもらうしかない。 そして小野寺氏の『オイディプス』では、僕が“生涯の課題”と思ってきた「ことばと身体の関係」が、小野寺氏特有のアプローチで(いわば「無言と有言の関係」として)追求されていたのである。 小野寺氏のこの旅路から、もう目が離せない。 氏の旅日記を読んだ瞬間、もうひとつ思ったことがある。「このひとはそうとうにカフカを読み込んでいるにちがいない。」 静岡芸術劇場のリニューアルオープンには、理の当然として、氏に『変身』をやってもらうしかない。 宮城 聰 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 原作:フランツ・カフカ 音楽:阿部海太郎 |
新しい文学の楽しみ方がここにあります
サリンジャー、ガルシア=マルケス、村上春樹に至るまで、現在でも多くの作家や表現者に影響を与え続けるカフカの小説。主人公は不条理で非現実的な出来事に翻弄されているけれども、それは日常生活の中で私たちが経験...
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