
がんぜない瞳の殺人者
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2012/04/24 (火) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
言うまでもない
死刑囚の名は挙げるまでもない。彼の死刑を執行するか否かで法曹界も大変に揺れた。彼は、獄入りした時、殆ど、文盲のような状態であったのだ。その彼が、作家となり、彼の著作の印税は、遺族に送り続けられていた。悔悛した彼を殺したことは、日本刑法史上最大の汚辱であろう。自分も彼の死刑執行に反対して署名した者の一人である。ぜひ見たい。

スーパー丸尾ブラザーズ
OFFBEAT360cc
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪
もうひとつ
もう一つのストーリーは、明かになった地元最強兄弟の過去とどう繋がるのか。ガラクタは、どのように変化して役立つものになってゆくのか。楽しみだ。

翔べ!原子力ロボむつ
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2012/05/03 (木) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
意味深長
実は、今、こういう問題意識がとても大切なはずだ。言うまでもなく、核被災に関しては、現場からの距離は最も大きな要素の一つである。被害の甚大さ、差別、棄民政策、情報隠蔽と情報操作による被害などなど、数え上げればきりがない。而も被災現場に於いても対立は、それまでの経緯から、或いは、地元での人間関係から必然的に起こってくる。これらの難問、アンビヴァレンツをどう捌いてゆくか。腕の見せ所。期待している。

Hi-School
幸野ソロ
ワーサルシアター(東京都)
2012/05/02 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
フライヤーのセンスが良い
フライヤーに描かれている器具や色使い。とても気に入った。理科系高校生、人文系高校生、それぞれの分かれ道で、一所懸命に生きている姿を彷彿させるようだ。久しぶりに高校生感覚に浸りたい。

思いは願いのうそとなり
演劇企画ハッピー圏外
TACCS1179(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
初の体験
様々な偶然が重なって、一体、どんな奇跡が起こり、身体能力・思考は老人のまま、姿だけ若返ってしまった人の初めて嘘をつく、つかねばならぬ状況とは、何なのか、好奇心がそそられる。

甘い記憶
エマニュエル
シアター711(東京都)
2012/04/25 (水) ~ 2012/04/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪
生々しい
嫉妬に執着して作劇するのではなく、ちょっとコミカルな展開にも持ってゆける状況設定にしているようだが、実際はどうだろうか。生生しくも描けるだろうし、どたばたにも持ってゆけるだろうが。

FIRELIGHT
たすいち
吉祥寺シアター(東京都)
2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
心の麻薬
ってことは、自分自身の判断力が試されるってことだと理解した。そこに孤独が出てくるのは、必然なのだが、こういう状況でこそ、ドラマツルギーが成立するだろう。どんな舞台になるか、期待大。

会心の証明
人体連盟
上野ストアハウス(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

殻の中の晩餐会
Uovo ウーボ
調布市せんがわ劇場(東京都)
2012/04/26 (木) ~ 2012/04/28 (土)公演終了
期待度♪♪♪
4人で書いた
各々が作品を書き、オムニバス形式で上演するという。コラボは上手く音と身体「表現のハーモニーを奏でることができるのか。人間関係が見えそうな舞台だ。

Fire Ball Men ~火の玉兄さんの逆襲~
劇団 EASTONES
ザ・ポケット(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
喧嘩祭り
喧嘩神輿が、まだ在った頃、傍から見ているだけでも、実際、子供にとっては、怖いものだった。よく死人が出たので、禁止されてしまったが、自分が成長して思春期を迎えた頃には、ああいう激しい祭りに参加できる方が面白かっただろう、とは思うようになった。fire ballはドラゴンボールに掛けてあるのだろう。ドラゴンボールがヒットした頃、ヨーロッパでもこのキャラクターを刺青している連中がたくさんいた。
ところで火の玉がfire ballなら和製英語では人魂なんて訳になりそうだ。無論、正式にはthe spirit of a dead person辺りになるのだろうが、これでは長すぎて語呂が合わない。

チャンス夫妻の確認
コーヒーカップオーケストラ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/05/17 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
当たり外れ
説明を読んでいると、話の内容はべたで、外し方に工夫が足りないようだが、その分、ソフィスティケイトされない泥臭さがあって、こういう感じを懐かしがったり、楽しんだりして、好きな人も多いのではないか。演技力や間で、大きく印象が変わると思う。当たり外れも多かろうが、ちょっと覘いてみたい。

働く妻の休日
演劇ユニットレッドカンパニー
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
身につまされる
説明を見ると、現代、普通に生きているカップルの姿を彷彿させる。実際、こんなに汲々の生活の中に、人は人らしく生きられるのか否か。ヨーロッパのようにフランクな人間関係も築けず、優劣だけで差別化し、「勝ち組」「負け組」と色分けして得意になったり、しょげてみたりのこの国の若いカップルへ、どんなエールが贈れるのか。興味のある所だ。

ワールズエンド・ガールズスタート
アリスインプロジェクト
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2012/05/02 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪
girls start
世界が終るような状況下では、生命体はユニセクシュアルな形態に進化を遂げているだろう。そのような予想の下に、女の子ばかりというところまで、突っ込んで欲しい。それでこそ、SFのとば口に立ったことになるだろうからである。限られた時間内で、生き残る条件を整えることができるか否かの設定だけでは、やはり、単調に過ぎる気がするのだ。

『複合過去、あるいは幻想のマリアンヌ』『エリゼ・ビスマルクの長い人生』
ギィ・フォワシィ・シアター
シアターX(東京都)
2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪
軽演劇
ギィの作品は、原文で追っかけていないのだが、多分、原文でこそ活きる作家だろう。それだけ、デリケートな心象風景を、言葉の脱臼や常識とのちくちくするような対比、登場人物の表出するアゴニーによって描く作家だと心得ている。だが、そろそろ、演出方法を変えてみる時期でもあろう。いつまでもフランス演劇の素人だけが、存在していると思い込むのは、過ちである。そろそろ、彼の持っている世界の本当の底に迫って演出してもらいたいのだ。そうでなければ、本当に理解力に富む観客は去ってしまうだろう。

闇言
JACROW
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/05/08 (火) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
まあ、居直りだわな
でも、ええんでないかい。こんな冒険心も、腐りきったこの国のこの時だからこそ面白い。座して待つのは死、俺は出掛けてゆくぞ。お前らが悪かったら殺すくらいのつもりで。お前らも覚悟してやれ! 期待しちょるで!!

メリー・ウィドウ
シアター・ゼロ
たましんRISURUホール(立川市市民会館)(東京都)
2012/05/04 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
粋
こういう在り様を、人は粋という。多くの日本人に、既に失われてしまった、概念であり、実践であるが、西洋にあるこのような観念を、今、日本人がどのように演じることができるか、見ものだ。そこにそこはかとなく品が漂うことを期待する。

五線紙の上のジェーン
劇団たいしゅう小説家
あうるすぽっと(東京都)
2012/06/03 (日) ~ 2012/06/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪
アウルスポット
アウルスポットでは、数々の作品を見、また、イベントなどにも行かせてもらった。思春期の頃、ジュークボックスにも世話になった。懐かしいという感傷は無い。然し、埃を被った世界に立ち返り、且つ、心に杭を打ち込まれるような切なさを覚えることができるとすれば、それは、押井 守の”人狼”の女性活動家と人狼との命がけの逃避行の中のワンシーンだ。そのような切羽詰まった、それでいて初々しく切ないシーンが一瞬でも見られるようなら、嬉しい。

PUNK HOLIDAY
匿名劇壇
ウイングフィールド(大阪府)
2012/05/26 (土) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
この劇団も東京でやって欲しい
発想が、良い。恰も、何かの規則みたいで、現在、大阪市市長になった橋下のやり方見たいではないか。PUNKしたら、再構築。という言い方は、痛烈なアイロニーやパロディになりうる。ドライで辛辣。面白そうだ。

星を撃ち落とす
劇団はんなりふるぼっこ
pit北/区域(東京都)
2012/05/04 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
期待度♪♪♪
凄いタイトルの割には
「星を撃ち落とす」って凄まじいタイトルの割に、めちゃくちゃナイーブな説明がついているけれど、これが、現在の日本の状況か、と首を傾げたくなる。もう少し気張っても良いのじゃないだろうか。実際、どんな舞台づくりをするのか、ちょっとアンテナを向けて見てもよい。

Beautiful Runner
ツラヌキ怪賊団
サンモールスタジオ(東京都)
2012/05/03 (木) ~ 2012/05/10 (木)公演終了
期待度♪♪♪
海賊は夢
なんだか設定が単純すぎるようにも思うが、怪賊団という名からして、海賊は夢のまた夢なのだろうか。説明に齟齬を感じるのは、順接であれば、「子供を無事に帰して欲しければ、最後まで走らせろ!」ではなく、最後まで走れ!という命令形になるだろう。そこのところの表現が、なぜこうなっているのか。これだけでは不明、したがって弱い。なぜ、こうなったかに興味あり。